ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]会社の不正摘発部署の敏腕美人が可愛すぎ… 高井戸あけみ『月のマダム』


Category: レビュー コミックス   Tags: 特徴-社会人  受け-眼鏡  受け-美人の優等生  ●タ行-高井戸あけみ  
月のマダム月のマダム
(2007/10)
高井戸 あけみ

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 その人の書いたものなら、無条件に買うことにしている作家さんって、みなさんいらっしゃいますよね?
 ちーけんの場合は、みなみ恵夢さんと高井戸あけみ先生が、その“特A級”の作家さんたちです~。
 もちろん、他にも五百香ノエルさんとか遠野春日さんとか昔から好きでほぼご本を揃えているような作家さんは何人もいるんですが、ホントのホントに無条件で買う! というのは、この2人だけかもしれません。

 で、まさに今月、ディアプラスから高井戸あけみ先生の新刊コミックスが出ました!
 『月のマダム』がそれです~。
 いやもう新刊予定表で見つけたときから、楽しみで楽しみで。
 発売日に本屋で表紙を見たら、見た瞬間どっきりさせられる美しいイラストで、しかも眼鏡の美人受け…。
 クラクラしてしまいましたよ…。

 ちーけん“特A級”指定のおふたり、みなみ恵夢さんと高井戸あけみ先生は、作風になんとなーく共通点があるような気がしますね。
 冷たくて気高い美人受けを書かせたら、このお二人は間違いなく今のBL界のトップですよね~。
 しかも、表面的には冷酷な美人なのに、じつは攻めキャラのことが大好きで、身体の中には燃えるような情熱的な愛情を隠しているというキャラが多いのも、似ています。
 違うのは、受けキャラがその秘めた愛情を、どのくらい素直に表に出してくれるかというあたりでしょーか(笑)。
 みなみ恵夢さんのマンガのほうが、美人の受けキャラのほうがじつは攻めキャラにメロメロで尽くしちゃうという展開になることが多いような気がします。
 高井戸あけみ先生の場合は、最後まで受けキャラは素直に相手のことを「好き」と言わない気が…(笑)。
 それで攻めがやきもきしちゃうというのが、高井戸あけみ先生のお話だと、一番の読みどころでしょう。
 超大手サークル・えみくりさんの人気キャラ・長谷川を彷彿とさせる感じです。

 で、『月のマダム』に話を戻しますが、表題作は表紙のイラストどおりの美人眼鏡優等生受け!――サラリーマンものですけれど。
 サラリーマンものなのに、なんで“優等生受け”と言い切るかといえば、眼鏡の美人受けキャラ・安条(あんじょう)が、大手製菓会社で社内の不正を監視・摘発する社長直属の部署(Kセクション)で辣腕を振るう“風紀委員長サマ”だからです(笑)。
 入社面接で安条と出会い一目惚れしたのが、主人公(攻)の牧田(まきた)です。

 さて、“風紀委員長サマ”・安条の厳しさは、もちろん社内で有名です。
 監視業務の妨げになるからと、牧田が「昼ご飯をいっしょに食べましょうよ」と誘っても、見向きもしません。
 そうして隠密行動に徹し、証拠をすべて固めてから、問題社員を呼び出して摘発するのが、安条のやり方なのでした。
 最初は、眼鏡優等生な安条の美貌に一目惚れした牧田でしたが、そうやってつきまとって安条の素顔を見るに付け、じつは思いやりある安条の心の中に触れ、さらに好きだという思いを深めていきます。

 ところがある日、ふらりと入ったバーで、牧田は壁に掛けられた一枚の絵に目をとめます。
 安条が月の光の下で本を読む姿が、そこには描かれていたのでした。

「店の客の画家が、自分の恋人を描いたんだ」

 バーのマスターからそう言われて、「あの人はゲイだったのか」という嬉しさと、でも「恋人がいたんだ…」という絶望感に苛まされる牧田。
 泥酔したあげく、道ばたに転がった牧田を偶然見つけ、自分の部屋に連れ帰ってくれたのが、なんとその当人の安条だったのでした。

「すいません、なんかご迷惑かけてしまったようで」

「おっしゃる通りです。私は友人と飲んだ帰りだったのですが…」

「友人?」

「……私に友人がいないとでも?」

「いえ、友人と飲むあなたがまったく想像できなくて」


 深夜、目を覚ました牧田は、こんな会話を安条と交わします。
 シャワーを浴びたばかりで、水滴を滴らせながらバスローブ姿でうろつく安条に、ちょっとムラムラしちゃう牧田(笑)。

「タバコ…吸うんですね…」

「いけませんか? 個人の自由です」


 どうですか、この氷の美人ぶり(笑)。
 牧田は普通に女性にはモテるイケメンくんですが、安条の前では形無しです。
 会話をつなげようといろいろ話しかける牧田の言葉を、次々と撃ち落としていくような安条は、ツンとお高く止まった女王様のようです。
 いったい安条は、牧田のことをどう思ってるのか――。
 ついに“画家の恋人”のことを聞いてしまう牧田に、安条が返した答えは意外なものでした。

「半年前に出て行った」

 それを聞いて、何も言わずに安条を後ろから抱きしめてしまう牧田。
 このあたりは、学園ものと違って、大人同士の静かな恋愛の駆け引きって感じで、ドキドキする場面になってますよ~。

「……離してください」

「いやです」(ここで安条がタバコの火を牧田の手に押しつける)

「うあっっちぃっ!」

「……寸止めしておきました」

(懲りずにもう一度後ろから抱きしめる牧田)「なぜ俺をここに? あなたがゲイだったなら、俺の気持ちに気付いていたはずだ」

「………」

「社員との交流は避けてるんですよね? いいんですか? 自宅に俺を連れ帰ったりして」

「………」

「認めてください。俺の好意は嫌なものじゃないんでしょう」

「案外うぬぼれているんですね」

 ここで無言で見つめ合う2人。

「否定してませんね」

 牧田はそう告げると、安条の頭の後ろに手を回し、抱きかかえてキスするのです。
 学園ものにはない静かな駆け引きがすごいですね~。
 お互いに気持ちはわかってるんだけど、相手に認めさせる駆け引きというか。
 お堅い美人委員長な安条が、黙って牧田の腕に抱かれた態勢でこんなやりとりをしている時点で、なんていうか気持ちはバレバレだと思うんですが、お互いに決定的な「好き」を言わないんですね。
 うーん、大人の恋。

 で、大人の恋愛は、どこかで荒々しい強行突破がつきものですよね。
 焦れた牧田も、やっぱり安条を荒々しく抱きしめ、バスローブの中に手を入れてしまうのです。
 さあ、冷たい美人受けを描かせたら一、二を争う高井戸あけみ先生の見せ場!
 大きな手で抱きすくめられ、身体をまさぐられた安条は、その途端に超絶色っぽい表情を見せ、くたっと座り込み陥落してしまうのです!
 ここの絵ですよ、絵!
 さっきまで氷の女王様だった安条が、顔を赤らめ、唇をしどけなく開きながら、さっきまでバカにするように相手をしていた牧田の手に、自分の身体を預けてしまうのです!
 すごいよー、エロいよー。

(くちゅ…くちゅ…)「――もう…離して…」

「…つらそうですね」

「あっ」

「すいません、もう余裕なくて…。少し…乱暴にしていいですか。俺、その方がイイんです」

「…っ…、勝手なこと言っ…あっ」

(信じられない あなたのこんな姿 このままずっと抱いていたい――)


 ふあー。
 お堅い会社の風紀委員長さまがすごいことに…。
 じつは、このあとお話しはまだまだ続き、この2人の恋の成就には一波乱二波乱待ち受けています。
 急に冷たくなっちゃう氷の女王様と、途方にくれる牧田。
 そして安条がついに牧田に見せた“やさしい一面”とは――。
 最後の最後まで、やっぱり安条は冷たい女王様のままですが、ところどころで「ホントは牧田が好き」という気持ちをチラッと行動で見せてくれるんですよね。
 さっきのエッチシーンでの色っぽい表情のような。
 高井戸あけみ先生の術中にはまってるなぁと思いつつ、最後まで胸をキュンキュンさせながら、ちーけん読み通してしまいましたですよ。

 じつはこのコミックス『月のマダム』には、あと2本、短編マンガが収められています。
 この2本がまた良いマンガなんですよー。
 両方とも学園もので、ごく普通の男の子たちのごく普通の日常に起きるちょっとした“出来事”を描いた短編マンガなんですが、そういうありふれた風景の中で、男の子たちがちょっと“特別”になる瞬間というのを、高井戸あけみ先生がみずみずしく描ききってます!
 1本め(『おにいさんといっしょ』)は、友達の家に遊びに行った主人公の高校生(受)が、そこで紹介された“友達の兄”(攻)に心のざわめきを感じ、自分ではそれが何なのかわからないまま、いつしかそれを恋と自覚していく――というピュアなストーリー。
 主人公の少年が、ホントに普通の子なんですよー。
 そんな少年が、ふと友達のお兄さんのことが気になってしまい、しかも友達の兄は兄で微妙に自分のことだけ可愛がってくれている気がするしで、おずおずと距離をつめていこうとするんですが、突然、彼からキスをされてしまうのです。
 家に帰り、「あのキスはなんなんですか、お兄さん――」とベッドで一人物思いにふける少年が、これまた可愛いんですわ~。
 普通の子にいきなり起きた特別な事件。
 人生経験のない少年には、その意味するところすらわからず、途方に暮れて、でもドキドキして眠れない、みたいな。
 ぐあー。
 こう書いててもたまらんストーリーですよー。
 普通の子萌え~!

 もう1本(『グッドモーニング』)も高校生ものです。
 ラッシュアワーの朝の電車でよく会う他校のカッコイイ男子が、ある日、痴漢に間違われたところを助けてあげたことが縁で、いっしょの電車で登校するようになった主人公(受)。
 いつしか彼のことを好きな気持ちを自覚しますが、ギューギューのラッシュ電車の中で、彼の身体に抱きつくような形になり、自分の気持ちが「バレた!」と思った主人公(受)は、電車を降りて逃げてしまいますが…。
 これも普通の子が、自分の気持ちと身体を持て余して悩んじゃってという、すばらしい青春ストーリー!
 あうー。
 最高だよー。

 とにかく全部読んでほしいとか言いようがない一冊です…。
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