ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]クールな図書委員がバカな同級生を好きになっちゃって…東京漫画社『青春カタログ』より、ヤマシタトモコ『その火をこえてこい』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-真面目・カタブツ  攻め-クラスの人気者  特徴-高校生  ●ヤ行-ヤマシタトモコ  
青春カタログ (MARBLE COMICS カタログシリーズ VOL. 10)青春カタログ (MARBLE COMICS カタログシリーズ VOL. 10)
(2007/10)
不明

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 この東京漫画社発行のBLアンソロジー『カタログ』シリーズは、ホントに毎回外しません。
 ここでしか読めない作家さんが多いというのが、まずいいところその1。
 でも気取って(?)いるわけではなくて、お約束エロなど商業性もちゃんと確保されたうえで、作家さんのオリジナリティあふれるストーリーが読めるというのが、いいところその2。
 そして何よりも本ブログ的には、必ず“優等生受け”マンガを入れてくれているというのが、いいところその3にして最大のおすすめポイントです(笑)。

 今回は青春をテーマにしたvol.10『青春カタログ』。
 表紙をめくると出てくる古街キッカ先生の超美しいイラスト(高校生男子2人がふざけてるような恋の駆け引きをしているようなシーン)だけでも、「ええもん見たわ~」となぜかエセ関西弁でほうとため息をついてしまいそうになりますが、さらにページをめくると巻頭に掲載されているのが、ヤマシタトモコ先生の優等生受けマンガ『その火をこえてこい』です。

 本好きの図書委員・六条は、他の同級生よりもほんの少し大人びた雰囲気を漂わす高校生。
 でも引っ込み思案などではなく、ちょっと斜に構えてあえて周囲から一歩引いているような少年です。
 夏休みのあいだも、クーラーもついていない暑い図書室に毎日詰めて、一人でもくもくと図書委員の仕事をこなしています。
 六条にまとわりついて、「俺とセックスしよう!」と毎日叫んでくるのが、クラスメイトでもあるおちゃらけ少年・鹿目です。
 本なんかまったく読まないバカだけど、運動が得意で明るくて友達も多い鹿目は、六条とは対照的な少年ですが、クラス替えのときに席が隣り合った六条に欲情したと言って、春以来どころかこの夏休みになっても、図書室に押しかけては六条に付きまとっています。

 2人の出会いはこんな感じでした。

「おれ鹿目、ヨロシクな!」(明るくバカっぽい鹿目)

「あ、ドモ…。おれ六条…。よろしく」(クールな六条)

「うん、ろくじょー、あのさー、おまえ童貞?」(いきなり無邪気に)

「なっ…」

「いちにち何回オナニーいける? おれ最高で7かな~! 皮むきすぎっと痛えけどちっときもちいーよな。とかゆってMか~?みてーな! いやでもアナルオナニーあんじゃん。あれ一回やってみ? 意外といけんぞ。直で前立腺はすっげーの! やったろか? 風呂入ってこいな! なんつって~ ハハハハハハハ」


 立て板に洪水の勢いで、出会ったばかりの鹿目にたたみ込まれた六条は、思わず「いや…童貞…だし…おれ…」とカーーッと顔を紅潮させてしまったのでした。
 鹿目は、「ってゆう赤面がエロかった…。やりたくなっちった(はあと)」と言って、それ以来、六条に「セックスしよう!」とずーっと頼み込んでるわけです。

 そんな鹿目に、六条は「これでも読め」と言って、三島由紀夫『潮騒』を渡します。

「ユーアーゲイなんだろ。三島先生もゲイだ。三島先生を読めゲイ。おまえの好きなエロスもあるぞ。本を読めゲイ」と嫌みっぽく「ゲイ」を連発しながら。
 むふふ。
 お高い優等生っぽい攻撃で、心にグッと来ますね(笑)。
 でも、馬鹿な鹿目は『潮騒』の題名すら読めません。

「それよりセックスしようぜ、六条」

 そんな鹿目に、六条は「帰れよ、バ鹿目。図書委員の仕事しよ」ときびすを返しますが、ある日、「うわ、汗で髪がうなじに張り付いてる。エロっ」と言って、首筋に触れてきた鹿目に、ついに六条はブチ切れてしまいます。

(どん!と鹿目を突き放して)「もうそーゆーのイヤだ! おれ自分のコト好きでもないやつとセックスする気ない!」

 ふだんクールな優等生がいきなりキレると、ドキッとしますね(笑)。
 仮面の下の素顔をのぞけたようで。
 六条が何に怒ってるかといえば、もちろん自分が本当は鹿目のことを好きだから、「セックスしよう」と身体だけ欲しいみたいなことを言われ続けて限界を突破してしまったわけですよ。

 じつは数ページ前に、伏線が張ってあるんです。
 鹿目に「俺はお前に会いたいから来てるけど、おまえはなんで毎日図書室にきてんの?」と聞かれた六条は、ちょっとうろたえながら「…ほっ 本読みたいし…」と答えるんです。
 可愛いですね、優等生(笑)。
 ホントは鹿目に会いたいから図書委員の仕事を装って夏休みなのに毎日学校に来ているのに、もちろん素直には言いません。
 そんな可愛い六条ですが、「セックス」「セックス」言われ続けてブチ切れてしまったわけですね。

 突き飛ばされた鹿目は、バカだけあって(笑)、野性の勘はピカイチです。

「待てって! おまえ…もしかしておれのこと好き…なの?」

「知るか! おまえは違うんだろっ…」


 うーわー、かーわーいーいー。
 好きと言ってるのも同然なのに、スネちゃって「おまえは違うんだろっ」なんて怒る優等生・六条。
 もちろん野性の男・鹿目は、勝負所は逃しません。

「ばか! 好きだよ。めちゃめちゃ好き! だって…好きなんつったら、絶対ひくと思うじゃん…。でも毎日やりてーとか言ってたら、意識してサブリミナルされねーかなーとか…」

 さあ、そしてここで鹿目が切り札を出すんですよ!

「おれ、おまえが言うから『潮騒』読んだんだぜ」

「え マジで…?」

「火とびこえたろ? 今おれ」

「えっ?」

「だからさ、おれ今たき火とびこえただろ(ハート) おまえがとびこえてこいっつうから!」

 むははは(笑)。
 これは『潮騒』のクライマックスシーンなんですね(笑)。
 なんとアホの鹿目は、しっかり『潮騒』を読んでいて、告白したことを火を飛び越えるシーンになぞらえ、六条に『潮騒』の名場面どおりの迫り方をしてきたんです(笑)。

 あまりに意想外の展開に、「ええ!?」といって、真っ赤になり目をぐるぐるさせてしまう六条は、そのまま鹿目に押し倒されてしまいます。
 バカだと思ってた鹿目に、『潮騒』で逆襲されて、パニくっちゃうんですね!
 もう、このあたりの六条の恥ずかしがりっぷりは、可愛すぎますよ(笑)。
 思ってもみなかった展開で、優等生の六条には対処の方法がもうわかんなくなっちゃってる感じで、真っ赤になって鹿目に訴えるんです。

「やだ…やだ…やだ…絶対むりだ… こ こんなっ…」

「おまえ かるく勃起してるだろ」

「――っ み、見んな!」

「じゃ 見ない。けど触る」

「――――っ!」

「ほんとにさわるよ 六条」

「やだ…」(と言いつつ泣きそうになってる六条)

「…『やだ』ってなんでだよ」

「だっ…て! だって絶対おれすぐいっちゃう… ひとにさわられんの初めてだもん…! は 恥ずかしい…」


 ぎゃーーーっ!
 読んでるこっちのほうが恥ずかしい!
 もちろん鹿目が我慢できるわけなく、あわれ六条くんはおいしく頂かれてしまうのですが、こっからのエッチシーンは、恥ずかしがるけどやっぱり鹿目が好きなので「いやだ」「だめだ」と言いつつ可愛くなっちゃう六条と、意外におとなっぽくリードしてくれちゃう鹿目とのようすが、“詳しく”描かれます(笑)。
 これはもう必読ですよ~。
 六条が可愛すぎて、優等生スキーなら必ず死ねること請け合いです!

 じつはヤマシタトモコ先生のマンガは、これまであまりチェックしてこなかったんですが、今回で認識をあらためました。
 ぜひまた学園もの、できれば“優等生受け”を描いてくれないですかねぇ…。

 今回の『青春カタログ』、ほかにも読み応えのあるマンガがたくさん載ってますし、非常にオススメです!
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