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[BL研究]BL作家はツラい世界なのか? 2012年デビュー「新人BL作家」129人“その後”をグラフにしてみた


Category: BL研究   Tags: ---
 ブログ主が抱いたさまざまな“BLの謎”を調べてきた当ブログ。
 今回は、「毎年大量に生まれる“新人BL作家”は、どれだけ生き残ってきたのか」を調べてみようと思います。
 ちょっと刺激的(?)なテーマですね(マジにドキドキ

 いまブログ主の手元に、2012年に単行本デビューしたBLマンガ家さんとBL小説家さんの名前を書き出したリストがあります。
 5年前に、ブログ主が手作業で集計したものです。

 2012年に単行本デビューした“新人BL作家”さんは、総勢129人いました。
 内訳はBLマンガ家が108人、BL小説家が21人です。

 この、5年前の“新人BL作家”のみなさんは、いまも活躍されているのでしょうか。
 いや、いったい何人が今もBL作家を続けることができているのでしょうか。

 そこで今回は、この手元のリストをもとに、2012年にデビューした、マンガ&小説あわせて129人のBL作家さんたちが、その後どんな道のりを歩んだのかを、徹底的に調べてみたいと思います。
 端的に言えば、その後もBL作家を続けられているのかを知りたいということです。

 それを知るには、この129人の作家さんについて、その後もBLジャンルでコミックスや単行本を出されているかを確認するのが早道です。
 これならAmazonやその他の書籍通販サイトなどで、わりと簡単に確認できるからです。
 さすがにこの5年間に出たBL雑誌をすべてページをめくって、その作家さんが執筆されているかを確認するのは、至難の業ですからね……。

 ではまず、この年にデビューした108人のBLマンガ家さんのうち、いったい何人が「2冊目のコミックス」の出版にまでたどりつけたのか、ブログ主が手作業で数えた調査結果を発表します。

2冊目・マンガ 

 今回は、わかりやすさを意識してグラフなど作ってみました(笑)。
 注目の結果は――。
 数えてみたところ、108人の新人BLマンガ家さんの中で、その後の5年間(2016年末まで)に2冊目のコミックスを出すことができたのは、6割強の70人でした。
 う~ん、どうですか、この数字!?
 デビューしたBLマンガ家さんのうち、3人に1人はそのまま消えていくんですね。
 今回、自分で数えて初めて知ることができた数字ですが、正直、思ったよりも多くのBLマンガ家さんが、“2冊目”までたどりつけるんだなあというのが、ブログ主の正直な感想です。
 どんどん増えつつある、BL界の新人作家さんの数から考えたら、もっと“一発屋”で終わる新人さんが多いのではないかと思っていました。
 みなさんの感想はいかがでしょう。

 では次に、2012年にデビューした新人BL小説家21人の“その後”を見てみましょう。
 結果は……じゃじゃん!

2冊目・小説 

 なんとびっくり、BLマンガとほぼ同じ、66%強の新人作家さんが“2冊目”までたどりついているという結果が出ました。
 自分で計算したとはいえ、あまりにもBLマンガと似た数字が出たので、結果を見たときにはなんだか不思議で笑いそうになってしまいました。
 ここまで似た数字が出てくるとは! 
 BL小説でも、デビューした新人作家さんのうち、6割強が“一発屋”で終わらなかったということがわかります。

 そして今回は、“2冊目が出た作家さん”たちについて、こんな数字も調べてみました。
 デビュー本の発売から、2冊目の単行本が出るまで、何ヶ月かかった? というのを全員について計算してみたんです。
 結果は、こちら!

★新人BLマンガ家さんの“デビュー2冊目”が出るまでの平均月数 = 16.2カ月
★新人BL小説家さんの“デビュー2冊目”が出るまでの平均月数 = 6.2カ月


 おおー!
 こちらは、びっくりするくらい大きな差が出ました。
 BLマンガだと、デビュー後に“待望の2冊目”が出るまで、平均すると1年半近くかかるのに対して、BL小説だとほぼ半年で2冊目が出るんですね。
 ブログ主は自分で創作をやらないのでまったくわかりませんが、やっぱりマンガのほうが描くの大変なんですかね……?

 さて、以上のようにBLマンガもBL小説も、ほぼ6割強の作家さんが“2冊目”の単行本までたどり着くけれど、BLマンガだとデビュー後1年半以上かかることもザラで、BL小説だと半年ほどで出てしまうことも多いことがわかりました。

 では、そうやって“最初のハードル”である2冊目の単行本を出すことができた作家さんたちは、その後の5年間でいったい何冊まで単行本を出すことができたのか、これについても調べてみました。

 まず、BLマンガについての結果はこちら!

続刊冊数・マンガ     

 グラフを見ると、ごく一部の作家さん以外は、ほとんどがデビューコミックス+3冊ほどが限界になっているのがわかります。
 ちなみに、一番多い“デビュー本+10冊”ものコミックスを出したのは、赤星ジェイク先生と猫野まりこ先生です。
 お二人とも、2012年の単行本デビューだったんですね。
 その後の5年間で10冊ですから、年間に2冊以上コンスタントに出してきた計算になります。
 ほか、8冊が蜂田キリー先生と市川けい先生、緒川千世先生、鳥海よう子先生で、7冊が佐倉リコ先生、桜庭ちどり先生、佐崎いま先生です。

 ちなみに、上記の結果をもとに計算すると、あくまで平均値の話ですが、デビューさえすれば、新人BLマンガ家さんは平均で3.1冊のコミックスを発行できるはず……という計算結果が出てきます。
 これは物理的にはもっともっと描けるけど、人気がないと描かせてもらえないだけなんですかね……?
 それともマンガを描くのは肉体的にやっぱり大変で、ほとんどの作家さんには、5年でコミックス3冊程度が精一杯の数字なのか……。

 では、BL小説家のほうはどうでしょうか。
 結果はこちら。

続刊冊数・小説 

 これまた面白い結果になりましたねえ。
 見てください、この見事な二極化を。
 デビュー作だけ、もしくはそれに2、3冊出して打ち止めになるか、年間1冊を上回るペースで新刊を出せる人気作家になるか、新人BL小説家には、そのどちらかの道しかないようです。

 ちなみに、2012年にデビューしたBL小説家さんの中で、その後もっとも多くの新刊を出したのが、野原滋先生のデビュー本+17冊で、2位が葵居ゆゆ先生のデビュー本+16冊になってます。
 さらに朝霞月子先生がデビュー本+14冊、間之あまの先生がデビュー本+12冊という結果でしたが、どの先生もいつも書店に新刊が平積みされてる方ばかりですね。

 ちなみに、上記のデータにもとづく平均値計算によれば、BL小説家としてデビューすれば、平均して5.1冊の単行本を出すことができるようです。
 デビュー本だけで終わらなかった作家さんに限って計算すれば、平均してこの5年間で7.7冊の単行本を出した計算になります。
 BLマンガ家とくらべると2倍以上の単行本を出すことができる計算です。
 1年間で21人しかデビューできないBL小説家は間違いなく“狭き門”といえますが、ひとたびデビュー本を出すことさえできれば、その先にはBLマンガ家よりもはるかに“宝の山”が眠っているのかもしれません(たぶん言い過ぎ)。

 さて、こうしてさまざまな作家さんたちが生き残りをかけて戦っている(?)BL界なわけですが、今度は視点を変えて興味深い数字を調べてみたいと思います。
 2012年にデビューしたBLマンガ家・BL小説家のうち、最初の3年を戦い抜いて、4年目以後も業界で生き残り、単行本を出すことができた人は、はたして何人いるのか、この「BL作家の3年生存率」も、今回は数えてみました。
 デビューしたうち、いったいどのくらいの割合のBL作家さんが、4年後も生き残っているんですかね……。

 まずはBLマンガ編から。

3年生存率・マンガ 

 デビュー4年目以後も単行本を出せているか、それを調べてみると上記の結果が出ました。
 2012年にデビューしたBLマンガ家さんのうち、ほぼ半分の51人が生き残り、デビュー4年目に入ってもコミックスを出し続けていたのです。
 これもどうでしょう、ブログ主の感覚としては、「えっ、そんなに生き残ってるんですか!?」という感じですが、みなさんはいかがでしょうか。
 また、現在のところはデビュー4年目以後に新しいコミックスが出ていない57人のBLマンガ家さんたちも、もしかしたらこの後にひさびさの新刊が出るかもしれませんからね。
 BLマンガ界では、ご自分の意志で商業誌から撤退し、同人の世界に戻る作家さんも数多くいます。
 そのあたりを考え合わせると、一度デビューすれば、BLマンガ界の中で生き残っていくことはじつは難しくないのかもしれません。

 では、BL小説ではどうでしょう。

 
3年生存率・小説 

 これまたBLマンガ編とほとんど同じ数字が出たので、ブログ主はまたまたびっくりしました。
 2012年デビューのBL小説家さんのうち、ほぼ半数の10人がデビュー4年目以後も元気に新刊を出し続けていたのでした。
 どーですか、わりとびっくりしませんか?(笑)

 さて、この長い記事も終わりが近づいてきました。
 何年かに1回ごとに、BL本全体の中での新人作家さんの割合を調べて来たブログ主ですが、

「山ほどBL界に参入してくる新人作家さんたちは、最後はどうなってしまうんだろう」

 と、いつも思っていました。

 今回、その一端を調べることができ、長年のもやもやがすっきりした気分です。
 年々拡大しているように見えるBL業界ですが、少年マンガや青年マンガ、少女マンガといった市場に比べると圧倒的に小さいので、こうやって個人でも業界全体を敷衍するような調べものをやることができるんですよね。

 自分で調べてみる前は、BL業界はもっと新陳代謝が激しい、血も涙もない業界なのではないかと、じつは思ってました。
 すぐに作家を切り捨てちゃう!!! みたいな(笑)。
 それが今回調べてみたら、意外にデビューした作家さんたちは消えずに残っていることがわかり、個人的にはとても驚いてます(違う感想の方も多いと思いますが)。

 よく、相撲の世界では「土俵には金が埋まっている」などと言います。
 強くなって出世すれば、それに見合って給料も増えて、金持ちになれるという意味です。
 ブログ主は、BL業界の中の人の知り合いもほとんどいないので、実際のところ――例えば新人作家のコミックスの部数や印税、原稿料どうなのか――はまったく知らないのですが、今回調べてみた限りだと、「BLマンガ家になりたい!」「BL小説家になりたい!」という人たちにとって、相撲のように「金が埋まっている」とまでは言いませんが、夢を追いかけてもいいくらいの明るい未来が、まだBL業界にも残っているのかなと、ちょっと思いました(非常に慎重・笑)。
 新人作家さんが入ってこなくなったら、BLってオシマイですからね!!!!!!
 毎年、大量に参入してくださる新人BL作家さんたちが、ちゃんと食べらていけるのか、生き残っていけるのかは、一読者としても切実に興味あるところなのです。

 また5年後くらいに、昨年2016年にデビューした新人BL作家さんたちの“その後”を調べてみたいと思ってます。
 そのくらいまではBL業界も消滅したりせずに残っていると思うので、ブログ主が生きてれば必ず。

 それでは、毎度長すぎる記事を最後までお読みいただいたみなさんには、本当にありがとうございました。
 読んでくださった方には、本当に感謝です(平伏

*************

 本文中にも書きましたが、今回の調査に当たっては、次のようなルールに従ってます。

・BL以外のジャンルですでにデビューしたり活躍してる作家さんでも、BLでの単行本が初めてであれば“新人作家”としてカウントする
・小説のイラストなどですでに実績があっても、本人のコミックスとして初めての単行本であれば、“新人作家”としてカウントする

 一応、お断りまで。



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