ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[雑誌レビュー]優等生受けが豪華2本立て!? 『コミックリンクス』vol.16より、斑目ヒロ『かわいい悪魔-接触-』、九重シャム『ストロベリーサウンド』


Category: レビュー 雑誌   Tags: 受け-眼鏡  受け-真面目・カタブツ  受け-地味・ダサい  受け-キモオタ  攻め-クラスの人気者  ●マ行-斑目ヒロ  ●カ行-九重シャム  
Comic Magazine LYNX (コミックマガジン リンクス) 2007年 11月号 [雑誌]Comic Magazine LYNX (コミックマガジン リンクス) 2007年 11月号 [雑誌]
(2007/10/09)
幻冬舎

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 ブログもやってみるものですね。
 記事のネタ探しになればと、このブログのために1年ぶりくらいで買ったコミックリンクスが、今月はプチ優等生受け祭りでしたよ!
 もちろん、ちーけんが勝手に認定してるだけですが…。
 その中でも刮目すべき2作品をご紹介しておきます~。

 まずひとつめ。
 8月発売のコミックス『scarlet』の中で、素晴らしい優等生受けマンガを描いてくださった斑目ヒロ先生。(前作のレビューはこちら
 唯一、それが学園ものではなかった点だけが残念だったんですが(サラリーマンものと大学生ものでした)、ついに今回やってくれましたですよ。
 今月号のリンクスで描かれている短編『かわいい悪魔-接触-』は、もう堂々の学ラン着用マンガ、しかも超“優等生受け”でした!(感涙)

 なんといってもまずキャラのビジュアル!
『scarlet』所収の短編で描かれていた優等生受けマンガでも、片や眼鏡のネクラくん、片や社交性ゼロのオタクくんという受けキャラを登場させていた斑目先生ですが、今回はもう優等生も優等生、学ランは一番上のホックまできっちり、眼鏡着用、髪型は七三or八二ぐらいのきっちり分け、クラスメイトと話すときの一人称は「僕」という典型的な優等生が登場です。

 しかも今回のお話しは、すごく短いんですが、読者がびっくりする大どんでん返しが仕掛けられています。

 じつは、いま紹介した典型的優等生キャラに設定されている主人公(受)である秋吉(あきよし)は、見かけは典型的優等生ですが、決して小柄なタイプではありません。
 作中でも、けっこう背が高く、ちょっと頼りになるクラスの委員長っぽい感じで描かれてます。

 で、そんな秋吉が、学校一の美少年“ふうちゃん”こと成瀬楓太(なるせ・ふうた)から放課後の教室で告白されるところから話が始まります。
 なぜ決して小柄でも華奢でもなく、いわゆるBL受け美少年ではない秋吉が、よりにもよって学校一の美少年から告白されることになっちゃうのか。
 その秘密は置いておくとして、学校一の美少年ことふうちゃんの可愛さは、そんじょそこらのレベルではありません。
 主人公(受)・秋吉が心の中でふうちゃんのことをどんなふうに描写しているかを見ていただきましょう。

「まつげながっ 瞳ぇでかっ 顔ちっちゃっ 初めて間近で見たけど超かわいい」
「きゃしゃな体つき 透けるような白い肌 色素の薄い髪や瞳 さくらんぼ色の唇 その辺の女の子なんか かすむどころか 視界から消える勢いだ」


 ふうちゃんは、学校中のほとんどの男子が入っている“親衛隊”も組織されているほどの美少年なのです(共学なのに…)。
 学校内どころか、登下校にまで、ふうちゃんの周りには親衛隊が付きまとっており、学校の中で、それを冷ややかに見ていたのは、秋吉ぐらいのものでした。
 親衛隊に囲まれるふうちゃんを見て、秋吉は心の中でこんなことを思っていました。

「僕もこいつと会うまでキレイだなんだと言われたりしたけど…レベルが違う」
「――だけど僕にとって『かわいい』『きれい』なんて言葉はコンプレックスでしかない」
「あれ(=ふうちゃん)に比べたら 僕の方が男として全然ましだと…そう思っていた」
「要は男として認められてないってことだろ?」


 このへんが斑目先生のお話作りの深いところですね~。
 主人公(受)・秋吉に、ふうちゃんの可愛さを語らせると同時に、外見はただの優等生くんな秋吉がじつは心の中に持っていたコンプレックス――「きれい」「かわいい」と言われた過去を浮き彫りにさせて、キャラ設定に深みを持たせてくれてます。
 この部分、ストーリー上重要なので覚えておいてくださいね。

 さて、そんなふうちゃんから、放課後の教室で告白を受けた秋吉は、内心バカにしていた気持ちそのままに、ふうちゃんからの告白を断ろうとするのです。

「ずっとずっと秋吉君とお友達になりたいなって…。いっぱいお話ししたり…」

(疲れそー)
by秋吉の心の声・以下同じ

「移動教室一緒に行ったり、お弁当一緒に食べたり」

(君は女の子ですか) 

「休日なんかは一緒に映画館に行ったり買い物行ったり」

(僕は一人で観たい派なんだよね)


 こんなふうに、ふうちゃんの告白をことごとく心の中で否定していく秋吉ですが、最後のひとことだけ聞き漏らしてしまうんです。
 ふうちゃんは、秋吉になんて言ったんでしょう?

「sexしたり…」

 ああ!
 ここでちゃんとこのふうちゃんのセリフに気づいていれば、秋吉も貞操を守れたんだろうに!
 って、マンガを読んでいない人にはなんだかわからないと思いますが(笑)、この後、ストーリーは驚愕の展開を見せるのです。

 とまれ、美少年が「sexしたり…」なんて言うとは思ってない秋吉は(笑)、自分が何か聞き間違えたと思い、ふつうに「ごめんなさい」と頭を下げて告白を断りますが、その瞬間!

 ふうちゃんが伸ばしてきた腕に、秋吉は肩をがっちりと押さえつけられ、悪魔のような迫力ある顔でふうちゃんにこう宣言されるのです。

「じゃあ……犯す」

 美少年が本性あらわしたー!(笑)
 内心、「男と認められてないってこと」なんて言って、ちやほやされる美少年・ふうちゃんをバカにしていた秋吉ですが、自分より頭ひとつ以上小さく、非力なはずのふうちゃんに抑えられ、何の抵抗もできません。
 そう、学校一の美少年・ふうちゃんとは世を忍ぶ仮の姿、本当は泣く子もだまる極悪高校生がその正体だったのでした(笑)。

 他人から男らしく見てもらえないことが密かなコンプレックスになっている優等生が、「こいつにだけは勝てる」と思っていた弱そうな美少年から下克上を食らって手籠めにされちゃうというこのストーリー、もちろん単なるマンガとしてみてもすごく重層的で面白いですが、“優等生受け”マンガとして考えてみると、たまらないものがありますよね!
 けなげに頑張る優等生が考えてもみなかった相手から“受け”にされちゃうという、この“天地がひっくり返る”衝撃こそが、“優等生受け”マンガにおいては最大のドラマを生み出してくれる原動力なのだということは、本ブログで何度も主張しておりますところ、本作はまさにドンピシャです! 
 さきほど、秋吉は美形な優等生だけどけっして細いとか華奢とかいうタイプじゃなく、上背もけっこうあると書きましたが、秋吉自身、自分が受けになるとは思ってもみなかったでしょうね。
 何より読者がいちばん驚きます。
 え、こいつ受けだったのか! と(笑)。

 言葉遣いも態度も顔つきも豹変してしまったふうちゃんと、蛇ににらまれたカエルのようになってしまったその後の秋吉は、ぜひコミックリンクスを読んで直接確かめていただきたいですが、本作はタイトルに「-接触-」とついているとおり、まずは2人の出会いを描いたプロローグにすぎません。
 それが証拠に、来月号のリンクス予告を見ると、しっかり、

斑目ヒロ『かわいい悪魔-逃避-』

 という続編の予告が入ってます。
 うおー!
 嬉しい~!
 来月号もリンクスを購入することがこれで決定的となりました。
 でも、この続きが読めるなら、全然OK。
 喜んで買いますよ!

 などと興奮していたら忘れそうになりましたが、今月号ではもう一本、素晴らしい優等生受けが載ってました。
 九重シャム先生の『ストロベリーサウンド』です!

 いや、優等生受けというよりは、根暗なオタク受けかな?
 そう言い切れる根拠は、キャラクターのビジュアル面です。
 すごいですよ、主人公(受)の磯部(いそべ)は美術部員で、無造作に伸ばした前髪が完全に顔の前半分を隠してるんです(笑)。
 長い前髪が鼻まで伸びて、完全に目は隠されちゃってます。
 で、口数も少なく、いつもひとりで絵を描いてるような少年が磯部です。

 1年前、磯部は校内で同級生が喧嘩をしているところをたまたま見かけます。
 その瞬間、目線が合ってしまったのが、喧嘩相手をボコボコに殴っていた同級生・桜木(さくらぎ)でした。
 破壊的で雄々しい桜木に、磯部は一目惚れしてしまったのです。

 そして1年後。
 電車の中で、磯部は桜木から「おはよう」と声をかけられます。
 ヘッドホンをして音楽に集中していた磯部は驚きますが、その一瞬、いきなり桜木は磯部に顔を近づけてキスしてきたのでした。

 その日を境に、磯部に「好きだ」と言って迫ってくる桜木を、磯部は追い払い続けます。 
 磯部の描いた絵を見て、その作者が気になっていた、それが高じて作者本人のことを好きになったと、桜木は言うのです。

「俺、男だし、桜木は彼女いるんだろ。やっぱり(好きだと言われても)冗談としかとれないよ」
「とにかくもう僕に構わないで。本当に困るから」

 さすがネクラな眼鏡くん!
 自分のことを「好きだ」と言ってくれてる相手をなかなか信じません(笑)。
 いいですね~、この自己否定の塊!
 ここが“優等生受け”の醍醐味でありましょう。
 こんなダサイ僕のことなんか…という(笑)。

 でも、ついにこの頑ななネクラ眼鏡くんの心が溶かされる日が来るんですなぁ。
 優等生の自己否定がふくらんでふくらんで極限まで大きくなったあげく、最後にバーン!と破裂したときの爽快感!
 本作でも、桜木に

「本当にからかってねぇし」
「女とはわかれたから。そんでも冗談だと思う…?」


 とまで言われた磯部は、それでも

「でも飽きたらすぐ捨てるんだろ。それともSEXしたらもういいとか…」

 などと言って、ぐじぐじと自己否定の中に居続けようとします。
 でも、さらに桜木に

「犯して気がすむんなら、とっくにやってるよ!」

 と言われ、無理矢理キスされた磯部は、事ここに至ってようやく1年前から桜木のことを好きだった自分の本心をさらけ出すのです。

「自分ばっか勝手言っといてずるいよ。僕だって…好きだから…嬉しかったよ。けど、桜木の女関係知れば知るほど…つらくって不安になって…」

 そういって泣きながらぎゅっと桜木にしがみつく磯部!
 はい、優等生お一人様ご陥落~!
 人との接触が苦手っぽい、前髪で目なんか全部隠しちゃってるようなネクラくんが、こんなになって甘えちゃうのを見ると、ああ“優等生受け”ってホントにいいなぁと思わざるをえません。

 本作も、ぜひ続編読みたいですねぇ。
 最近、リンクスを買ってなかったちーけんですが、おかげで作者の九重シャムさんについては、まったく何も知りません。
 まだ新人さんなのでしょうか。
 ご存じの方いたら、ぜひ教えてくださーい。
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