ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

[ヨルダン旅行記・第6章]浮いた…浮いたよ! ちーけん少年、30年来の夢をかなえて「死海」にザブン! そしてヨルダンで大自然をトレイル!


Category: 旅行記   Tags: ---
 ヨルダン旅行4日目です!
 前回は、ペトラ遺跡で馬車引きの兄ちゃんとトラブルになるも、無事に死海ほとりの高級ホテルにたどりついたところまでをご報告しました。

 小学生のころに読んだ、学研の学習マンガで初めて知った“世界の神秘”死海。
 塩分濃度が世界一濃く、どんな人でも浮いてしまうという、不思議な湖。
 その存在を知ったちーけん小学生は、「本当にそんな湖が存在するのか!」と驚き、いつか自分で浮いてみたいと憧れてきました。
 あれから30ウン年――。
 ついにやってきました、憧れの“死海”です!

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 宿泊しているモーベンピック・デッドシーホテルは、世界有数の高級リゾートホテルチェーン。
 詳しくは前回の記事を参照いただきたいですが、ここ死海は世界有数のリゾート地になっており、欧米のセレブが集まる保養地です。
 広大なホテルの敷地を歩くこと10分、死海が見えてきました!
 モーベンピックホテルは、高級リゾートだけあって、死海にプライベートビーチを持っています。
 宿泊客用に、写真のようなビーチチェアやシャワー、ドリンクやバスタオルを頼めるフロントも完備しています。
 10キロほど隔てた対岸はイスラエルです。
 自分の眼で、死海を実際に目にしての感想は「見た目は普通だな……」でした(笑)。


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 さらにビーチに近づくと、岸辺に降りる階段が。
 いやがおうにも胸が高まります!!!
 憧れの! 死海に! ついに入れる!

 じつは、ここ死海に来る途中、ドライブインで休憩したのですが、そのときに日本人旅行者のご夫婦から、声をかけられました。
 そのご夫婦は、ちーけんとは逆に、死海からペトラに向かうところでした。
 死海のようすを聞くと、いくつか注意点を教えてくれました。

「ビーチに注意書きも出ていますが、15分以上入ってはいけないそうです。塩分濃度が高すぎて、肌から吸収されてしまい、長く浸かっていると身体に変調を来すと……」

「もし、身体に切り傷やすり傷があると、めちゃくちゃ沁みますから、注意してくださいね。激痛です」

「顔は水につけてはいけません。塩が濃すぎて目がやられます。激痛です」

 ちーけんは恐れおののいて死海に着いたのですが、たしかにビーチには英語で上記のとおりの注意書きが出ていました。
 しかし、ここまで来たらもちろん入るしかない……。
 ちーけんさん、意を決して浜辺に降りていきます。


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 浜辺に転がってる石は、ごらんのとおり塩に覆われて真っ白です。
 真ん中の石は、もともと白いように見えますが違います。
 死海の水が蒸発して残された塩分に覆われて、白くなっています。
 こりゃ、身体に傷があったら痛いはずだよなあ……。


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 この日は朝早々に観光の予定が入っていたため、このときまだ朝の8時くらい。
 ちーけんがこの日の死海一番乗りかと思ってきてみたんですが、すでにロシア人らしい兄ちゃんがプカプカ浮いてました。
 水が澄んでて意外に(?)綺麗なことや、兄ちゃんの身体がぐぐっと浮いていて、ラクに浮かんでるのがわかるかと……。


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 で、ついに死海に足を入れてみました――ちゃぷん!!!!!!!!!
 感動の第一歩!!!!!!!!
 ちーけん少年、お前はついに死海に来たのだーーーー!!!!!!!!!!
 前日までの砂漠、ペトラ観光で、靴擦れも出来ていたため、沁みたらどうしようと思いましたが、全然大丈夫でした。
 では……まいる……ざぶん!!!!


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 岸辺から20メートルくらいのところまでは、水深は1.5メートル程度しかなく、歩いて進めました。
 まだここではちーけんの足は底に着いてます。
 でも、たしかに身体に浮力が感じられて、日本の海やプールで同じ深さのところを歩いてるのとは全然歩き心地(?)が違います!


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 勇気を出して、さらに深いところへ……。
 で、写真に写ってる人たちと同じように、底を蹴って仰向けに浮いてみました――浮く! ラクに浮く!
 沈もうと思っても沈めない感じです。
 普通のプールで写真のような態勢を取ると、そのまま沈んでいくと思いますが、全然沈みません。
 ぷーかぷか浮いてられます。
 浮いてると、そのまま冲に流されそうになったので、慌てて岸のほうに水を掻いて戻りました。
 顔を浸けると目が塩分でやられてしまうため、仰向け態勢でしか水かきできず、岸辺のほうに戻るのもひと苦労でした。
 幸い、身体に傷はどこもなかったのか、塩水が沁みて痛いということもありませんでした(笑)。
 10分弱、ぷかぷか浮いたり、足の付くところを歩き回ったりして、死海を堪能しました。
 なかなか伝わらないと思いますが、30年来の宿願を叶えて、ちーけんは感動&大満足でした。
 神秘の湖“死海”は本当にあったんだよ――そう、ちーけん少年に教えてあげたい気分です(笑)。


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 ビーチに上がると、体中に死海の泥を塗った人たちがたくさんいました。
 前回も書きましたが、死海は世界一塩分濃度が高い湖。
 それだけでなく、豊富なミネラル分を多量に含んでいます。
 死海の底の泥には、このミネラル分がさらに凝縮されており、みんなこれで身体をパックするのです。
 というか、死海に10分ほど浸かってただけのちーけんさんも、肌がぬるぬるというかすべすべ状態に。
 シャワーで流しても、肌はすべすべしてました。


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 ビーチエリアには、死海の泥が入れられたこういう壺がいくつも置かれていて、みんなこの泥を身体に塗って、ビーチチェアに寝っ転がる感じです。
 この「死海の泥」は、瓶詰めで化粧品としても売られていて、ヨルダン旅行の代表的なお土産の一つになってます。
 欧米では、本当に人気なんですよ、この死海でのスキンケアやスパって。


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 そろそろ午前中の観光に行く時間が迫ってきたので、名残惜しいですが部屋に戻ります。
 みんな顔を水につけないように、同じようなポーズで浮いてますね(笑)。
 写真を見ると、日差しなどあまり強くなさそうに見えますが、これでも気温は30度近くあります。
 ここ死海は、海抜マイナス400メートルという低地(盆地)にあるため、かなり暑いのです。


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 ばいばい、死海……。
 今日の夜もこのホテルに泊まる予定ですが、昼間は観光に出て戻るのは夜になるので、死海に入るのは、これが最後――。


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 ホテルの敷地がめちゃくちゃ広いのは何度も書いてるとおりですが、ここはプールゾーン。
 死海のプライベートビーチだけではなく、プールもあります。


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 ここはテニスコート。
 建物の中には、非常に人気があるスパも入ってます。


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 レストランエリア。
 朝なので、がらんとしてますが、夜になると大いに賑わいます。
 今日の夜は、このあたりのレストランで夕食を取る予定です。


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 これは劇場エリア。
 ここも夜になると、ダンスショーやマジックショーなどが繰り広げられるそう。
 5分ほど歩いて、ビーチから自室に戻り、着替え&準備を整えて、観光に出掛けました。

 駐車場で、ドライバーのジハードさんと落ち合い、この日最初の観光スポットへ向かいます。


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 連れてこられたのは、「ワディ・ムジブ自然保護区」の受付です!
 ヨルダンというと、ワディラム砂漠やペトラ遺跡など、砂漠ばかりのイメージですが、ここ「ワディ・ムジブ」は違います。
 死海に流れ込む川(ワディ・ムジブ)が渓谷になっており、この川をさかのぼってシーク(渓谷)トレイルをすることができるのです。
 旅行前に旅程を組み立てているときには、旅行代理店から勧められたこのスポットを、

(え~~~~、わざわざヨルダンで川上りなんかしたくないなあ)

 と思っていたちーけんさんですが、いろいろ調べたら、「地球の歩き方」でもあまり紹介されておらず、まだ日本人には馴染みのない観光スポットだと聞いて、がぜん行く気になりました。
 人の行ってないところに行って自慢するのが好きなので(笑)。

 ところが!!!!!!!!

 みなさんご存じのとおり、旅行出発1カ月前にぎっくり腰→椎間板ヘルニアを患い、腰痛と左足の坐骨神経痛に苦しめられるようになってしまったちーけんさん。
 長旅の疲れもあって、この日も痛みが結構ありました。

 じつは事前にこの「ワディ・ムジブ」のことを日本でいろいろ調べておいたのですが、やはりそれなりに難所もあり、簡単ではないようなことばかり書かれているのを見つけてしまってました。
 予約を入れてしまった後で、

(うわあ……なんか軽い気持ちでシーク・トレイルなんかやることにしちゃったけど、最後まで行けるのか…? というか、危ないんじゃないのこれ……)

 と、急速に恐怖心を覚えたちーけんさん。
 健康体でも自信なかったのに――。

 というわけで、この日、ちーけんさんは、専門のトレイルガイドを雇うことにしました。
 ちーけんがチャレンジするシーク・トレイルコースは、往復1時間半ほどの一番簡単なコースで、通常は男性客はガイドなど付けないらしいですが、そんなこと知ったこっちゃありません!!!!!
 てか、知らない国の川上りを一人でやるとか絶対いやだよ!!!!!
 というわけで、トレイルガイドのムハンマドを雇い(たしか千円くらい)、ライフジャケットを装着させられて、意気揚々とちーけんさんは川上りに出発したのでした――嘘。めちゃくちゃビビリながらスタートしました(笑)。
 途中で動けなくなったらどうしよう……とか、溺れたらどうしよう……とか、泣きそうになりながら……。


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 フロントから橋を渡って、いよいよ川に下ります。


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 この鉄のはしごをつたって水面へ――。
 ちなみにこの鉄のはしごが太陽で熱されて、地獄のように熱く、やけどするかと思いました(笑)。


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 スターーーートーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
 ワディ・ムジブに足を踏み入れました!
 外気温は30度近くありますが、水はほどよく冷えてまして、冷たすぎずヌルすぎず。
 この川の水が、死海に注ぎ込んでいます。
 その死海側から、山奥に向かって、川をさかのぼっていくわけです。
 スタート地点は、水深10センチほどで、ちゃぽちゃぽと歩いて行くだけです。


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 1分も歩くと、すぐに川幅が狭くなり、両岸の崖もこちらに迫ってきました。
 文字通りの「渓谷」感がビッシビシです!


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 これがガイドのムハンマドです。
 28歳のナイスガイだよ。
 さあ、渓谷の奥へとどんどん進んで行きます。


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 切り立った崖の間を進んで行きます。
 かなり幅が狭まってきました。
 水深は相変わらず浅くて、20センチほど。
 アウトドア用のサンダルを履いていましたが、サンダルの中に小石がどんどん入ってきて、歩くと痛い!!!
 でも、いちいち小石を取っているとキリがないので、我慢して進んでいきました。
 ガイドのムハンマドが歩いたところを、正確になぞって進んで行くようにしました。


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 さらに奥へ……。
 もう上を見ても太陽が見えないような、切り立った渓谷になってきました。
 ここで初めて他の観光客とすれ違いました。
 ドイツ人女性の一人客で、やはりガイドを付けてゴールまで行き、戻ってきたところだそう。
 つたない英語で、「ゴールまで行くのは大変ですか?」と聞いたら、「ノー! ベリーイージー!」と言われて安心したのですが……。


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 すぐに現れたのは、シークトレイル第一の難所、川幅が極度に狭まった激流です!
 水深も1メートルほどと深くなり、何よりも激流の勢いがすごくて、なかなか前に進めません。
 見にくいですが、岩には鎖が張られてまして、それを頼りに進んで行きます。
 ちーけんが行ったのは9月中旬。
 ヨルダンは一番雨が多い季節ですが、ムハンマドによれば、この日の水量は「普通」とのこと。
 それでも、なかなか激しい流れに、焦らず、安全第一で進んで行きました。


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 一番水流が激しく、岩を登らねばならぬところは、ムハンマドが逞しい腕で引っ張り上げてくれました…(ぽっ
 てか、まじにあの水流の中で登らねばならぬ岩場はなかなかの難易度で、時間をかければ一人でも登れたと思いますが、腰痛持ちの身体にはかなり大変。
 ムハンマドにはこの後も何度も引っ張り上げてもらうことになります。
 第一の難所を越えると、再び流れは穏やかになりました。
 川幅はますます狭まり、日光もまったく射してこない渓谷をさかのぼっていきます。


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 またまた水流が激しいところに出ました。
 張られているガイドロープを頼りに岩を登っていきます。
 岩は結構つるつるしていて、油断すると足を滑らせそうで怖かったです。

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 そしてまた難所!
 ここもムハンマドに引っ張り上げてもらいました…(ぽっ


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 水は綺麗に澄んでますよ。
 飲めるんじゃないかと思いましたが、海外では慎重派のちーけんさん、チキンなので飲みませんでした(笑)。


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 どんどん道(?)が険しくなります。
 こういうところに出るたびに、ムハンマドに引っ張り上げてもらいました(ぽぽぽっ
 てか、水で冷えたせいか、マジに坐骨神経痛も痛くてですね(弱音


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 この日、3組ほどの観光客と行き違いましたが、9月のヨルダンはハイシーズンではないので、かなり空いてました。
 3~5月のハイシーズンには、予約がいっぱいでトレイルしようと思ってもできないこともあるそうです。
 砂漠の国にぽつんと存在する、日も射さない深山幽谷を無心で歩いていると、自分がどこの国にいるのかよくわからなくなりました。
 空気はひんやり、サラサラそしてザバザバと、水の流れる音だけが響く異空間です。


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 そして…見えてきたのは…シーク・トレイル最奥部手前にある“中ボス”ゾーン!
 このトレイルコースの“ラスボス”は、最奥部にある大きな滝なんですが、その手間にあるのがこの“中ボス”の滝。
 近づいてみましょう……。


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 これ、わかりづらいんですが、高さ3メートル以上あります(笑)。
 で、つるつるにすべる岩場にロープが張られていて、これを登らねばなりません。

 結論から言いますと、ちーけんさん、ここでリタイアしました(悲しみ
 坐骨神経痛が痛くて、とても登り切れないと怖じ気づきまして……。
 ムハンマドに聞いたら、「大丈夫だから、登ろう。俺が押すから」みたいなこと言ってくれたんですが、結構マジに足の付け根が痛んでたので、涙を呑んで断念しました(ムハンマドに「アイハブエイク!」と足が痛いことを英語で伝えたのですが、なかなか伝わらず・笑)。
 ここから、最奥部のゴールまでは5分ほどだそうです。
 事前に調べたときも、この“中ボス”の滝で女性客などは結構リタイアすると書いてあったのですが、実際に自分で来てみて、「こりゃ無理だ」と思いました(笑)。
 これ、みんなが思ってるよりすごく急だからね……!?(強調


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 というわけで、ムハンマドが到達地点での記念写真を取ってくれました。
 拡大してごらんください。危ない場所だってわかるから!!!!!!!(しつこい
 てか、ブログを8年やってきて、自分の写真を載せたのはこれが初めてです(笑)。
 ピースサイン……昭和……くっ……


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 渓谷の底から、空を見上げてみました。
 狭いですね。


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 で、行きはあんなに岩登ったり大変だったシーク・トレイルも、復路はカンタン!
 水流に浮かんで流されるだけでいいんです(笑)。
 もちろん、何カ所かの難所は自力で下りないとですが、上りよりも全然ラク!
 写真は、仰向けにぷかぷか浮かんで下流に流されていくところを自撮り(?)した一枚。
 ライフジャケット着けてるので、簡単に浮くんですよ~。


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 流されるうちに、あっという間にスタート地点に戻ってきました。
 このへんでもしつこく浮いてます。
 いいかげん水深が浅くなって、背中が川底にくっつくようになったので、仕方なく立ち上がって、自分の足で歩き始めました。


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 帰りはこんな感じで浮いて戻れます。

 というわけで、1時間半たっぷりシーク・トレイルを楽しんで戻ってきました。
 ゴールまで行けなかったのは残念ですが、ヨルダンでこんな経験をできるとは思ってなかったので、最高に楽しかったです。
 ムハンマドにお礼を言ってさよならしました~。


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 昼食は、車で20分ほど行ったところにあったレストランで食べました。
 ドライバーのジハードにお任せしてたので、店名も知らぬままですが……。


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 何度も書きましたが、アラブ料理が口に合わなかったちーけんさんは、ヨルダン旅行中、食事にはなかなか苦労しました。
 このレストランは、アラブ料理+西洋料理も食べられるビュッフェだったため助かりました。
 ただ、こういうビュッフェはどこ行っても出てくるものが同じで……。
 トマトソースにマカロニとか、旅行中に10回くら食べた気がする(笑)。


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 昼食も済ませてお腹もくちたので、再びジハードさんの運転する車で次の目的地へ移動します。
 ヨルダンは、旧約聖書の舞台になった場所が多い土地(前回ご紹介したアイン・ムーサもそうですね)。
 次は、ネボ山という、旧約聖書の主人公(?)モーゼを記念して作られた古い教会跡がある山に行きます。
 モーゼは、このネボ山で亡くなったといわれており、いまも巡礼が絶えません。


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 死海からマダバへは、1時間弱のドライブです。
 窓の外には、こういう荒涼とした風景がずっと続きます。
 聖書の神は、日本人からすると、厳しく、恐ろしい神のような気がしますが、こういう土地だからこそ、聖書のような物語が生まれたのかな~などと思いながら、景色を楽しんでました。
 こんなところをさまよっていたら、たしかにピカッと空がいきなり光って天から啓示とかくだされそうじゃありませんか(笑)。


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 着きました。
 ネボ山です。
 文字通り、かなり車で山を登った頂上にあります。
 というか、死海の海抜がマイナス400メートルなので、普通の地上(?)に出るだけでも、かなり坂道を登らないといけないわけですが。


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 ここネボ山は、預言者モーゼの終焉の地だけあって、ローマ・カソリックからも、イスラームからも崇敬を受けているとのこと。
 カソリック教会が資金を出して、かなり整備されてました。
 立派な門もできてます。
 結論からいうと、4世紀に建てられた教会跡は現在修理中とのことで、見られませんでした!(がっかり
 ただ、他にも見るべきところはあったので、ささっと紹介していきますね。


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 これはローマ法王ヨハネ・パウロ2世が訪問したことを記念するモニュメント。
 モーゼは、ユダヤ教、キリスト教、イスラームのセム的一神教すべてで崇められる預言者(神の言葉を伝える人)なので、だからこそローマ教会がドンと資金を出して、自分の“縄張り”にしたのかしらとかゲスい想像をしながら見てました(笑)。


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 肝心の古い教会跡は修理中で、見られるのはこういう新しいモニュメントばかり。
 ただ、木も生い茂っていて、散歩を楽しむのにはいいところでした。


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 ここが「博物館」だそう。
 テント作りの簡単なものでしたが、いろいろ展示がありました。


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 唯一見られた貴重な古物がこちら。
 教会の内部にあったというタイル画です。
 タイル画はこのあたりの名物(?)らしく、このあともいろんなところで目にしました。


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 教会の敷地自体はなかなか広く、門から最奥部までは徒歩5分以上あります。
 で、敷地の一番奥に行くと、はるかにイスラエル(パレスチナ)の地を望むことが出来ます。
 この日はガスが出ていて見渡せませんでしたが、エルサレムやエリコを見ることができるそう。
 まさに、このあたり一帯が聖書の舞台なんですねえ。
 この日も、モーゼ終焉の地ということで、欧米人の団体など数多くの観光客が訪れていました。 

 旧約聖書によれば、エジプト王に迫害されたヘブライ人を率いてエジプトを出たモーゼは、この地に達します。
 しかし、ここでモーゼは神から寿命を告げられ、ネボ山に登ってパレスチナの地を見渡せと言われるのです。

「お前の子孫に与えると約束したカナンの地を見よ。しかしお前は見ることはできるが、その土地に入ることはできない」

 神に言われたとおりにネボ山に登ったモーゼは、ヘブライ人たちに有名なあのセリフを告げます。

「あれが約束の地だ」

 そして、ヘブライの民がパレスチナに向かうのを見守って、モーゼはそこで亡くなりました。

 この同じ光景を、預言者モーゼが見ていたのだと思うと、なかなかワクワクしてきますね。

 …というわけで、やや不完全燃焼ながら、ネボ山観光を終了です。

 そして、再び車に乗って、次なる目的地、マダバに向かったのですが……。
 その道中、ドライバーのジハードさんが、ちーけんをとんでもない(?)場所に連れていってくれました。
 たぶん、日本ではほとんど知られてない場所だと思います。
 不思議な不思議な場所で、いまだにちーけんは、そこで自分の眼で見たことについて合理的な説明をつけることができていません。
 ちーけんははるかヨルダンの地でいったい何を見たのか――。
 これは、長くなるので、別記事にて近日公開とさせていただきます(笑)。
 動画も撮ってあるので、お楽しみに…。


P9177042.jpg
 ネボ山から、再び死海のほうに下っていく途中に、旧約聖書の時代から栄えている街、マダバがあります。
 いまでは、ちょっと賑やかな地方都市、という趣の小さな街ですが、ここには紀元前から残る遺跡が数多くあります。
 ヨルダンは、イスラーム国家の中でも戒律が極めて緩い国ですが、写真のようなレストランの前には、若者が集まって大声を出して騒いでいました。
 ちーけんを見つけると、何かアラビア語で叫んで話しかけてきて(?)くれましたが、残念ながら意思の疎通はならず(笑)。
 手招きしてたので、コーラでも飲んでけよ! という感じだったのかな~~~?


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 街の中心部に立つ聖ジョージ教会です。
 建物自体はご覧のとおり新しいですが、この教会には紀元前560年ごろのビザンチン時代に作られた、有名な「マダバ地図」があります。
 ささ、中に入ってみましょう。


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 ギリシア正教の教会だそうで、カソリックとはやはり趣が違います。


P9177051.jpg
 内部の柱を埋め尽くすように、聖人画が掛けられてました。
 描かれている十字架も、正教会スタイルでカソリックとは違いますね(左右上下の棒の長さが同じ)。


P9177054.jpg 
 で、教会の床を埋め尽くすように展示されてるのが、この「マダバ地図」。
 巨大なモザイク画です。
 紀元前6世紀の死海やパレスチナ周辺をモザイクで現した地図で、めちゃくちゃデカいです。
「地球の歩き方」によれば、16メートル×5メートルとのこと。


P9177053.jpg 
 色落ちしてて見にくいですが、ズームアップ!
 死海に注ぎ込むヨルダン川が描かれてますが、魚が死海から慌ててUターンしてるの見えますか?
 川を下って死海に行ってみたら、淡水ではなかったことに驚いた魚が慌てて逃げ帰っているという地図(?)です(笑)。
 書かれてるのはギリシャ語だそう。


P9177056.jpg 
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P9177058.jpg
 ヨルダンに行ったのは2014年でしたが、翌15年には、エチオピアに行ったちーけん氏。
 どちらも、正教会系のキリスト教が残る国ですが、聖人の描き方、とくに“どんぐりまなこ”が特徴的な目の描き方などに、すごく共通点があるなと今にして思います。
 ヨルダンの西がエジプトで、その南がエチオピアですから、そんなに遠くないんですよね。


P9177066.jpg
 聖ジョージ教会を出て、ぶらぶら歩きました。
 観光地だけあって、お土産を売る店が軒を連ねていましたが、オフシーズンだけあってどこもガラガラです。
 ヨルダンの人たちは、呼び込みとか客引きが激しくないので、街歩きはゆっくり楽しめました。


P9177067.jpg 
 5分も歩くと、19世紀に民家の下から偶然発見されたという、聖マリア教会の跡に着きます。
 現在は、考古学公園として、オープンエアの博物館になってます。
 写真はチケットオフィス。
 地中から発見されただけあって、道路から階段を下りたところにあります。


P9177085.jpg 
 全景はこんな感じ。
 で、ここに何が展示されているのかというと……。


P9177072.jpg 
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 先ほどの聖ジョージ教会で、モザイク画による巨大な「マダバ地図」を見たわけですが、ここマダバは街中にモザイク画があふれる街。
 この博物館では、そんな貴重な古代からのモザイク画が修復されて展示されてます。


P9177078.jpg 
  中でも、6世紀の住居跡に残された巨大なモザイク画(写真)は有名だそう。


P9177080.jpg 
 見にくいので拡大していただきたいですが…。
 ギリシャ神話の美の女神アフロディーテと美少年アドニス、3人の女神たちの見守る中、アフロディーテの子で愛の神であるエロスが戯れている場面です。
 たぶん、左からアドニス、アフロディーテ、右から女性3人が女神、翼を持って女神たちに絡んでる(?)のがエロスだと思います。


P9177077.jpg 
 これは幾何学模様のモザイク。
 精密さにビックリするので、ぜひクリックして拡大してみてください~~~。


P9177088.jpg 
 モザイク博物館は結構見応えがありまして、1時間以上ぶらぶらしてました。
 見終わって再びマダバの街を散策。
 坐骨神経痛による足の痛みもあって、あまり歩けなかったのが残念です。
 もっと日程に余裕のある旅なら、ここマダバで一泊してみたかったんですけどね。


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 にゃーん!!!!!!


P9177101.jpg 
 再び車に乗って1時間弱。
 死海のほとりのモーベンピックホテルに戻ったら、もう夕日が落ちかけてました。
 1時間ほど部屋で休んで、死海最後の夜ということで、ホテル敷地内のレストラン探索に出ました。
 さて、どこで食べようかな~~~~~~~~~~(ウキウキ


P9187110.jpg 
 日が沈むと、ホテルの敷地内はこんな感じにライトアップ。
 本当に雰囲気のいいホテルだったなあ。
 夜風に吹かれながら、そぞろ歩きします。


P9187112.jpg 
 レストランが集まる一角に行くと、なんとびっくり、ベリーダンスのショーをやっていました!
 戒律は緩いですが、ヨルダンもイスラームの国ですからね! びっくり!
 隣国トルコも緩いイスラム教国ですが、それでも人目につく屋外でのこういうショーはないと思います。


P9187117.jpg 
 客は結構いましたね、20人くらいは……。
 オフシーズンなので空いてましたが。
 踊りはかなり本格的で、ついつい10分くらい見てしまいました。


P9187121.jpg 
 ショーをやっているすぐ横に、イタリアンレストランがあって、店内からショーも見られるしということで、今夜の夕食はここに決定。
 パスタを頼みました。
 チーズはその場でボーイさんが掛けてくれる方式だったので、パスタにかけるチーズ大好き(チーズ単品は嫌い)なちーけんさんは、

「モア……モア……モア、プリーズ!!!」

 と叫んで大量のチーズを掛けてもらいました(満足


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 高級リゾートホテル価格でしたが、せっかくの旅先ですからね。
 ノンアルコールカクテルなども頼んでしまいましたよ。


P9187123.jpg 
 最近、世界中の観光地で見る「サンドボトル」。
 ここヨルダンは死海の地でもやってました。
 ガラス瓶の中に、色のついた砂を重ねていくことで絵を描きます。
 この後も、敷地内をぶらぶらして、自室に戻りました。
 早いもので、ヨルダン旅行4日目もこれで終わり。
 明日は早くもヨルダン最終日です。

 というところで、今回も長くなってしまいました。
 ヨルダン旅行も残すところ1日。
 次回でたぶんヨルダン編完結です。
 予定では、世界遺産の遺跡を回るだけのあまり“面白くない”旅程しか残っていないはずでしたが、ヨルダン最終日、ちーけんは20年間の海外旅行歴の中でも最大のトラブル、ピンチに見舞われます(マジに死んだかと思いました)。
 どうぞ…お楽しみに…。

 それでは、今回もお読みいただいてありがとうございました!(感謝

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Comments

ヨルダンいいですね〜 
素敵な旅行記ですね! 写真もどれも素晴らしいです。
ちーけんさんのお嫁さんになったらこんな素敵なところに沢山連れて行って頂けるのでしょうか(o^^o)

私早まったなー。
ちーけんさんところに嫁入りしたかったです(≧∇≦)
 

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