ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[ヨルダン旅行記・第4章]世界の神秘「ペトラ遺跡」はすごかった…でも、死んだほうがマシという怖い目に遭って、自分の軽率さを後悔する!


Category: 旅行記   Tags: ---
 前回は、ヨルダン観光の目玉、「ワディ・ラム砂漠」での一夜をお伝えしました。
 いよいよ今回は、世界の神秘「ペトラ遺跡」を観光します!(半年ぶりのブログ更新であることはスルー!

 ペトラ遺跡のことは、ヨルダン観光に行くまで、まったく知りませんでした。
 ところが、ヨルダン観光といえばペトラ! というくらいに世界的に有名な遺跡なんですね。
 映画『インディ・ジョーンズ』撮影に使われたことでも知られているそう。
 よく見る「観光ガイドが選ぶ世界遺産ベスト10」などでも、カンボジアのアンコールワットと並ぶ常連です。

 しかし……ここでちーけんさんは、死んだ方がマシという目に遭うのでした……ロバ……ロバ怖い……(いったい何が!!!)。


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 入場チケットは50ディナール(7千円くらい)。
 ゲートをくぐると、馬がたくさん並んでいます。
 ペトラ遺跡はものすごく広大。
 ほとんどの見どころは、ゲートから徒歩で30分程のところにある、シークとよばれる渓谷の細い路をくぐり抜けた奥に点在しています。
 『地球の歩き方』に、馬に乗ると、シークの入口まで歩かずに済むと書いてありました。
 料金は入場チケットに含まれているというので、ありがたくまたがらせてもらうことにしました。

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 まだ朝の8時前なので、影が長いですね。
 徒歩で30分のところを、馬だと15分ほどで行けます。
 馬引きのおじさんが、しきりに「今日一日馬をチャーターしろ。ラクできるぜ!」みたいな誘いをかけてきましたが、うざいので「ノー!」を連発してずんずん進みました。
 道路脇にいろいろ遺跡っぽいのが並んでいて、馬上からゆったり眺めたかったのですが(写真にも写ってます)、しつこい勧誘を断っている間に、シーク入口に着いてしまいました。
 ガッデム!


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 シーク(渓谷)の名のとおりの細い道を、ここから30分ほど歩きます。
 ここもお金さえ出せば、馬車に乗って行けるんですが、4千円近く取られるので、もちろん歩きます。
 写真だけ見ていると、高い山の中を歩いているように見えますが、じつは正反対。
 このペトラ遺跡は、地表より低い谷の底にある遺跡です。
 そのため天然の要塞のようになって、極めて保存状態がいいまま、こうして今も存在し続けています。


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 できるだけいっぱいのスポットを見たいと思ったので、早朝から観光に出たちーけん。
 おかげで、シークを歩いていても、あまり人と行き会いません。
 ……と思ったら、向こうから民族衣装のクーフィーヤ(頭に巻くやつ)を被ったアラブ人が馬に乗って駆けてきました!
 高まる旅情!


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 シークの横の崖には、さまざまな彫刻などもありますが、イスラームは偶像崇拝を許しません。
 そのため、彫刻類はほとんどが顔を破壊されてました。
 いわゆる砂岩というんでしょうか、彫刻しやすそうな岩ですよね。


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 おっ。
 シークの終わりが見えてきました。
 何か見える……。


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 いきなり視界が開けたと思ったら、岩壁をくりぬいて築かれた大神殿が飛び込んできました!
 早くも登場、ペトラ遺跡でも1、2を争う見どころである「エル・ハズネ」(宝物殿)です。
 2千年前にこの地を治めていたナバタイ帝国の王、アレタス4世が建設した、驚異的な大建築です。
 いまは太陽が当たっていませんが、エル・ハズネは日光が射す角度によって、複雑な色合いを見せるそうです。


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 真っ正面から。
 日が当たってなくても、バラ色の美しい色合いを楽しむことができました。
 前にいるラクダは、歩くのに疲れた人がお金を払って乗るためのものです(すげえボラれる)。
 ちーけんは『インディ・ジョーンズ』を見たことがありませんが、たしかこのエル・ハズネも登場しているとかしないとか。


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 近寄ってみました。
 残念ながら、建物の中には入れません。
 写真を拡大するとわかりますが、建物には細かい彫刻がいくつも彫り込まれています。


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 地下もありましたが、やはり入れませんでした。
 宝物が隠されていると信じたベドウィンたちによって、かつて何度もここは荒らされたそうです。
 最大の見どころだけあって、エル・ハズネの前には売店などもあり、ゆっくり休めるようになっています。
 ここで15分くらい、ぼんやりとエル・ハズネを眺めていました。
 ところが、その時です。
 ロバを引いた若いアラブ人の兄ちゃんが、またもや「ロバに乗らないか?」と誘ってきました。
 うざっ! と思いましたが、この兄ちゃんは、物腰が押しつけがましくありません。
 また、値段を聞いたら、他のふっかけてくる馬引きやロバ引きと違って、なかなかの適正価格ではありませんか。
 でもまあ、行きは自分の足で歩いて行こうと思っていたちーけん。

「悪いけど歩きで行くよ」
 
 と伝えると、

「わかった。でも遺跡の一番奥のエド・ディル(修道院)まで行くんだろ? あそこはものすごく山を登るから、ロバに乗ったほうがいいぞ」

 と言います。
 ちーけんも、そのことは『地球の歩き方』で知っており、じつは最後のその部分だけはロバに乗るつもりでした。
 すると、兄ちゃんは口をニカッと開いて、ちーけんに歯を見せてきました。

「俺は、“金歯のハサン”って言うんだ。エド・ディルへの入口に着いたら、そこにいるロバ引きに『“金歯のハサン”に紹介された』と言ってくれ。そうすれば、さっき言った値段で乗れるから」

 たしかに、ハサンの前歯には一本、きらきら光る金歯が(笑)。
 ちーけんは、ありがたく「わかった」と言って、礼を言ってその場は別れました。


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 ハサンと別れたちーけん。
 神秘の建築エル・ハズネを堪能できたので、さらにペトラ遺跡の奥に入っていきます。
 辛い山道ではロバに乗りたいとは思っていましたが、アラブ人との交渉は大変そう……と思っていたちーけん。
 なので、妥当な価格を保証してくれたハサンの申し出はありがたく、心が軽くなって歩いていきました。
 『地球の歩き方』を見ても、ロバの詳しい乗り方とか書いてなかったので、「うまく交渉できるかなあ~。乗れなかくて、山道を自分の足で登ることになったらイヤだなあ」とずっと心配しながら、ペトラ遺跡に来たのです。
 うきうきと歩く道沿いには、エル・ハズネのように岩壁をくりぬいて作られた墓や地下堂が並んでいました。


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 そして15分ほども歩いたでしょうか。
 土産物屋が並ぶ、休憩スポットに到着しました(写真)。


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 と、そのとき……。
 目の前を一頭のラバが……(悲劇の始まり)。
 そのラバのくつわを引いていた15歳くらいの少年が、ちーけんに「ラバに乗らないか」と声をかけてきました。
 でもさっき、“金歯のハサン”と後のロバ乗りを約束したばかりのちーけんですから、もちろん少年の誘いは断ろうとしました。

 だがしかし!

 ちーけんの後ろから、声をかけてくる男がいます。
 なんとそれは、さっきエル・ハズネで別れたばかりの“金歯のハサン”でした。
 ロバに乗って、遺跡の奥に向かう途中だったようで、ちーけんの姿を見かけて声をかけてきたのでした。

「この男の子から、ロバに乗らないかと誘われたんだけど、さっき君と約束したから断るところだよ」

「いや、その男の子は、じつは俺の息子なんだ」

「えっ、本当に?」

 そして、ハサンははるか上に見える崖の上を指さしました。

「ミスター、ここからロバに乗ると、あの崖の上の見晴らしのいいところをロバに乗って、そのまま終点のエド・ディルまで行けるよ」

 そう聞いて、ちーけんの心は思い切り揺らぎました。
 もともとは、エド・ディルまではメインの順路どおりに歩いていって、最後の山登りだけロバに乗るつもりだったちーけん。
 それが、ここからロバに乗って、しかも眺めのいい山道を通っていけるとは――。
 たしかに、行きも帰りも同じ道を通るよりは、行きはロバに乗って、その崖の上の道を通っていくのもいいかもしれない……いや、なんか面白そうだし、行ってみっか!!!!!!!(ころっ

 決め手となったのは、さっき親切にしてくれた“金歯のハサン”の息子のラバなら、信用もできるだろうし、値段も適正だろうという、彼への“信頼”でした。
 こうして、ちーけんはハサンの息子のロバにまたがって、崖の上の山道を通って、ペトラ遺跡最奥部のエド・ディル(修道院)を目指すことに――。

「ロバって乗ったことないけど、安全は大丈夫なんだろうね?」

「もちろんだよ、ミスター!」

 あああああああああーーーーーーーーー。


P9166463.jpg 
 この写真は、ロバにまたがった直後の一枚です。
 実際に乗ってみると、ロバは結構がっしりしていて乗り心地も悪くありませんでした。
 前日にワディ・ラム砂漠で乗ったラクダに比べたら、はるかにラク。

「よっしゃー! ロバにまたがって世界遺産をかっぽかっぽ! テンション上がってきたーーーー!!!!」

 ……この30秒後から、ちーけんは悲劇の主人公に……。


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 ちーけんは、ロバに乗るというのを、前に少年がついてくつわを引いてくれるものだとばかり思っていました。
 ところが、少年は少年で自分のロバにまたがってしまい、手綱をちーけんに握らせるではありませんか。

「は? ロバとか乗ったことないんだが?」

 そのままちーけんを乗せたロバは、急な崖に沿うようにつくられた小道に入ると、ものすごい急な坂や階段を上り始めたのです。


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「ぎゃああああああああああああああ! すとっぷ! すとっぷ! ノー! 無理!」

 このときの恐怖をうまく伝えられるか……。
 本当に危なくて、写真もほとんど撮ってないんですよ……。
 少し落ち着いて慣れたころに撮ったのが上の一枚。
 わかりますか、ものすごい崖のへりにある、めちゃくちゃ足場の悪い道を、不安定なロバにまたがって歩かされるんです。
 これ落ちたら即死ですよ……。
 この写真は、平らな道を歩いてるときに、なんとか撮ったものですが、最悪なのは急な階段、坂道を上り下りするときです。
 なんというか……日本の安アパートの急な階段ってあるじゃないですか、あのくらいの傾斜の階段、しかも横を見ると断崖絶壁になってるところを、ロバにまたがっていくんです。
 本心から言いますが、あんなに怖い思いをしたことは、生まれて初めてでした(笑)。


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 見えますか、前方の急な階段。
 足場もがったがた。
 あそこをロバに乗ったまま登って下りるんですよ。
 しかも、左はごらんのとおり、断崖絶壁になって谷底一直線。
 で、少年は自分のロバでさっさと先に行ってしまい、ちーけんは完全にぼっちの状態でロバにまたがってます。
 行き交う人もいないので、こんなところでロバを下りたら、もう出発地点にも戻れないし、上にも行けないしで、ロバにまたがり続けるしかないんです。
 とにかくロバが走ったりしないように、思い切り手綱を引きながら、マジに半分泣きながら、崖を登っていきました。


P9166489.jpg 
 20分ほどもロバと格闘したでしょうか。
 ようやく少年のロバに追いつきました。
 ちーけんの心の中は、燃えさかる憤怒でいっぱいでした。

(俺は客だ! 俺を置いて先に行くんじゃねえええええええ!!!!!!!)

 でもこの少年、いくらちーけんが「ストップ! ウェイトフォーミー! ゴー、スロウ!」と言っても、「OK、OK」というばかりで、また先に行っちゃうんです(怒)。


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 何度も言いますが、こんなところを生まれて初めて乗ったロバで下りていくんですよ。
 石ひとつ下りるのにも、20センチくらい段差あって、ロバがそこをジャンプするように下りていくんですよ。
 こんなところでロバから落ちたら、崖から転落しなかったとしても、頭打って死にますよ……。
 登りも怖いんですが、とにかく下りが怖い。
 あああああああああああ…ロバこわいぃいいいいいいいいいい!!!!!!(錯乱


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 急すぎるところは、少年でもロバから降りてくだります。
 ロバって結構背が高いので、この乗り降りだけでもかなり疲労するんですよ……。
 てか、こんなベテランのロバ引きでもロバから降りて通るようなところを、素人にロバ乗らせるなよと……。
 “金歯のハサン”からは、最奥のエド・ディルまでは2時間ほどかかると言われてました。
 この時点でまだ30分くらいしか経っていません。

(あと1時間半もこの山道をロバに乗らないといけないのか……)

 ほんと絶望しながら、屍のようになって、ちーけんは少年のあとをついていってました。


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 しつこくてすいませんが……。
 こんな階段を、山道をロバに乗っていくんですよ……。
 ただ、不思議なことにロバはどんな足場が悪いところでも、絶対に足を滑らせませんでした。
 確実な場所を選んで、歩いていくんです。
 これは本当にびっくりしました。
 ……といっても、乗ってる恐怖が減るわけではありませんが。


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 その後、賑やかなところに出たら、ちーけん以外にもロバに乗ってる人がたくさんいました。
 こうしてみるとなんか安全そうでしょ……。
 でもね、実際に乗ると全然違うんですよ……。


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 えんえんロバの恐怖ばかり語ってきましたが、ロバに乗って30分、ようやく崖の上に到着しました。
 空が青い!


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 たしかに崖の上からは、ハサンの言ったとおりの絶景が見られました。
 最初に書いた、ペトラ遺跡は谷底にある、と言った意味がよくおわかりいただけるかと思います。
 写真の谷底のほうに見えるのが、さっきまで下で見ていた、崖に掘られた神殿や墓、地下道です。
 でも、正直にいうと、ロバの恐怖を味わわないと見られないなら、別に見なくてもよかったです(笑


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 途中にあった「ライオンのモニュメント」。
 なんか摩耗してよくわからなくなってました。
 昔はこのライオンの顔のところから、水が湧き出ていたそうです。
 現場では、「ライオンでもなんでもいいから、早く先にいきたい……この苦行を終わらせたい……」としか思ってませんでした。
 写真に写ってる女性は、崖の上にある土産物屋に荷物を運ぶ途中だそうです。


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 アラブ人の女性すげーなと思ったのが、このおばあさん。
 このものすごい急な山道、崖道を歩いて上って、毎日、崖の上の土産物屋に出勤(?)してるそうです。
 ちーけんにも「絵はがき買え」と差し出してきました。
 もう60歳は超えてるように見えましたが、毎日これを上り下りしてるとは!


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 ちーけんがロバで通っている山道。
 じつは、『地球の歩き方』では、上級者用の「トレッキングルート」として紹介されているルートでした。
 危険もあるルートなので、装備を調えて、絶対にひとりでは行かないことと書かれていました。
 事前に知っていれば、もちろんロバになんか乗らなかったのですが……。
 実際にこのあたりまで来てみて初めて、

(あ……この道……『地球の歩き方』で危ないって書かれてるトレッキングルートだ……)

 と気付きました。
 もう後悔ばかり。
 「崖から落ちて10日間誰にも気づかれなかった観光客もいる」とか書かれているこの「トレッキングルート」。
 ロバ使いの少年はどんどん先に行ってしまって、完全にちーけんはぼっちでロバに乗って道を進んでいました。
 ところどころ、観光スポットになっているところに、少年は先回りしてロバを下りて休んで待ってくれていましたが……。
 写真は、「庭の墓」と呼ばれているローマ時代の遺跡です。


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 保存状態はよくて、エル・ハズネと違って、中に入ることもできました。
 今にしてみれば……。
 多くの日本人が参加するような普通のツアーでは、絶対にこんなルートは通らないので、貴重な経験をしたなあと思いますが……。


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 これは「ローマ兵士の墓」。
 紀元1世紀ごろの建築です。


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 中はこんな感じ。
 高くなってきた太陽の光が外から入って、岩肌がバラ色になっていて綺麗ですね。


P9166528.jpg 
 こちらは「ルネッサンスの墓」。
 14の墓穴があります。


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 上記の墓の遺跡は、ほとんど一カ所に固まっています。
 これを過ぎたあたりから、ようやく平坦な道に出ることができました。
 というか、最初にハサンからロバの話を聞いたときに、ちーけんが想像していたのは、こういう安全な道をかっぽかっぽ行くことだったのに……。


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 平坦な道を10分ほどもロバにまたがっていくと、ようやく人通りの多い道に出ました。
 どうやら、崖の上の道から大回りして、本来の観光用のスタンダードルートに再合流したようです。
 そこで、1人の少女がロバ使いの少年を待ち受けていました。


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 聞けば、この女の子はロバ使いの少年の妹(つまりハサンの娘)。
 お互いにカタコトの英語なのでよくわかりませんでしたが、最終目的地であるエド・ディル(修道院)に用事があるから、ここで妹も合流して一緒に山を登っていくと言っているようです。
 もちろん異存のあるはずもなく、ここからは3人で再び山を登っていくことになります。


P9166573.jpg 
 いったんは平坦な道に出たちーけん一行でしたが、エド・ディルは崖のてっぺんに建っているとのこと。
 再び山道へ……。
 当初の予定では、もともとこの地点からロバに乗ろうと思っていました。
 写真に写っている人間の小ささを見てください。
 この細い道をずっとたどって、エド・ディルまで登っていきます。
 ここもすごい崖道でした。
 またもや奈落の底に転落するんじゃないかと、怖い思いをしながらロバで登っていきました。


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 途中にはこんな場所もありました。
 人ひとりがやっと通れるくらいの岩のトンネルです。
 ところが、少年はロバの上から「そのまま通って!」とちーけんに言います。
 しかたないので、ロバの上で頭を下げて必死にかがみこみながら、なんとかロバに乗ったまま下を通り抜けました。


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 こういう坂道を登っていきました。
 道のわきには、こういう土産物屋も点々とあります。
 さらに登るにしたがって、坂道は急になり、道幅は狭くなりました。
 ただ、ロバに乗らずに自力でエド・ディルまで登るのも、それはそれで体力的に無理だったなあと。
 本格的な山登りに近い道のりなんです。
 日光いろは坂みたいな、ぐねぐねした山道をロバに乗って登っていきました。
 カーブを曲がるごとに、ちーけんは少年に「イズ ディス ゴール!!??」と叫びました。
 まだ着かないのか、まだ着かないのかとへとへとになりながら、ロバにまたがっていました。


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 そして、うっかりロバにまたがってから2時間強。
 ついにペトラ遺跡の最奥部、エド・ディル(神殿跡)に到着しました!
 崖のてっぺんにあるエド・ディル。
 おかげで空が広いですね!
 エル・ハズネは美しさを感じさせる建築でしたが、こちらはとても力強い印象でした。
 早めに来たこともあって、かなり空いてて、ゆっくり観光することができたのはラッキーでした。


P9166583.jpg 
 前にいる観光客と比べると、大きさがわかりますね。
 ロバに揺られて身体も心もダメージを受けていましたが、来てよかったと心から思いました。


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 エド・ディルはなんと中にも入れます。
 写真に写っている神殿の入口は、じつは高さ1メートル以上あって、登るのもひと苦労なんですけどね!
 ただ、前回までの旅行記を読んでいただいている方ならおわかりかと思いますが……。
 坐骨神経痛を抱えたままでヨルダン観光に来たちーけんは、ここでも大事をとって、神殿の中には入りませんでした。
 痛む腰と足で、入口の壁を登れる自信がなく……。


P9166645.jpg 
 ちーけん、お気に入りの一枚。


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 神殿の前は丘になっていて、こんな俯瞰の絵も撮れます(拡大してご覧ください)。


P9166647.jpg 
 こんな感じの広場があり、お茶の飲めるカフェなどもありました。


P9166606.jpg 
 ちょっと看板が小さくてわかりづらいですが……。
 エド・ディルの前に、矢印とともに「BEST VIEW」と書かれた看板を見つけました。
 この先に、いったい何があるのか……。
 めちゃくちゃへとへとでしたが、好奇心に駆られて、とぼとぼと灼熱の山道を再び歩き始めました。


P9166616.jpg 
 すぐに何か見えるのかと思ったら、すげえ遠い……。
 どこまでいけばいいの……。


P9166620.jpg 
 がんばって5分ほど歩くと、なんか山頂のようなものが見えてきました。
 ヨルダン国旗がひるがえっています。


P9166627.jpg 
 掘っ立て小屋のように見えたのは、カフェ(?)でした。
 そして、ここからはペトラ遺跡を囲む山々と、死海が見えるのです!
 ……のはずでしたが、この日はガスが多くて、死海は見えませんでした。
 みなさん、死海はご存じですよね?
 塩分濃度が地球上でもっとも高く、いやでもぷかぷか浮いてしまうという、あの死海!
 ワディ・ラム砂漠、ペトラ遺跡と並ぶヨルダン観光の目玉です!
 ちーけんも、ペトラ遺跡のあとは死海に移動することになっていたので、テンションが上がりました。
 看板に書いてあったとおりの「BEST VIEW」をとりあえず見れて、満足したちーけんでした。


P9166577.jpg 
 えっちらおっちらと、再びエド・ディルの前の広場まで戻ると、休憩していたロバ使いの兄妹が近寄ってきました。
 ロバに乗っている間は、客であるちーけんを置いて先に行っちゃったりして、ちーけんを激おこさせたロバ使いの少年。
 なんか人なつこく英語で話しかけてきます。
 妹ちゃんのほうも、カタコトの英語で、「どこから来たのか」とかキャッキャ言いながら話してきました。
 日陰でのんびり座りながら2人の相手をしました。
 2人はちーけんが持っている『地球の歩き方』を見せてくれと言うので、「ほらよ」と手渡しました。
 2人は興味深そうにペトラ遺跡の紹介ページを見ています。
 すると、そのうちの1ページを指さして、しきりにちーけんに見せてきました。
 聞けば、そこに写っているラクダ使いの兄ちゃんが、どうも自分の伯父さんだと言っているようです。
 2人はキャッキャと嬉しそうに、『地球の歩き方』を眺めてました。
 結局、15分ちかく2人としゃべってたかなあ。
 アラブ人の少年少女とか、もちろんゆっくり話したことがないので、こちらも興味津々でした。

 そろそろ行かねばとちーけんが立ち上がると、妹ちゃんがちーけんの腕を引っ張ります。
 妹ちゃん、どう見ても12、3歳なんですが……。
 話を聞くと、このエド・ディルの広場に、自分の店(露天商)があるとのこと。
 そこで、石とかお土産に買っていけと言うのです(この店のために妹ちゃんは一緒に山道を登ってきたんですね)。
 とりあえず、ついていってみました。
 先ほどの「BEST VIEW」への道の途中、まあ太陽がかんかん照りの道のわきに、小さな露天がありました。
 ちーけんだったら、こんなところに30分も座ってたら干からびてしまうと思いましたが、ここが彼女のお城だそう。
 てか、ロバ使いの兄ちゃんといい、妹ちゃんといい、こっちの子はしっかりしてますねえ……。
 しきりに「恋人にこれを買っていけ」とか言われましたが(いない)、荷物を増やしたくもなかったので、ちーけんは結局何も買わずじまい。

「サンキュー、サンキュー。アイ マスト ゴー ナウ。グッバイ!」

 ちーけんがそう言うと、腕を腰に当てて、

「なんで何も買わないの!」

 とでも言うような顔をします。
 そして、

「グッバイ!」

 と怒ったように言うと、アカンベーをするような顔をしながら手を振って、

「……グッドラック」

 とひと言。
 そのままさみしそうにプイッと後ろをむいてしまいました。

(おいおい、アラブの地でツンデレっ娘に出合うとは…)

 と感動しながら別れました(笑)。
 あの妹ちゃんは、本当に印象深かったな~。

 ――というところで、ヨルダン旅行記第4回は終了です。

 次回は、ペトラ観光の復路編となります。
 行きに、崖登りのトレッキングルートを通ってきたために、遺跡内主要な観光スポットをほとんど飛ばしてきたちーけん。
 まだまだ見どころいっぱいのペトラを、暑さでふらふらになりながら見て回ります。


P9166638.jpg 
 最後のおまけに、エド・ディルで出合った、ヨルダンのにゃんにゃん写真を。

 それでは、次回も読んでくださると嬉しいかぎりです!

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