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[ヨルダン旅行記・第3章]「アラビアのロレンス」の舞台となった砂漠をジープで観光…だが、ちーけんの不自由な身体にさらなる試練が次々襲いかかる!


Category: 旅行記   Tags: ---
 前回、憧れのワディ・ラム砂漠のキャンプホテルに泊まって、朝を迎えたちーけんさん。
 起きてみたら、坐骨神経痛も腰痛もやわらいでいて、気持ちも明るく……。
 さあ、いよいよ砂漠のジープツアーに出発だ!!!!!(ほがらか
 「アラビアのロレンス」の舞台にもなった、奇岩&奇観が連なるワディ・ラムをたっぷり観光します。


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 ヨルダン旅行2日目。
 今日はワディ・ラム砂漠をジープに乗って走り回ります!
 砂漠内は、ここまで旅をともにしてきた専用車&ジハードさん(ドライバー)とは一時お別れして、砂漠の民ベドウィンの運転するジープに乗ってのツアーになります。
 写真は、この日、ちーけんを乗せて砂漠内を駆け巡ってくれたベドウィンのムハンマドです。
 立派なひげ面ですが、なんとまだ23歳とのこと(びっくり)。


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 というわけで、ムハンマドの運転するジープに乗って出発です。
 これは出発前に撮った一枚。
 写ってるイケメンな影はもちろんちーけんさん(41歳)です(照れ


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 前夜泊まっていたカレズ・キャンプからジープに乗ること15分。
 まずは見晴らしのいい砂山の上に連れていかれました。
 ムハンマドが英語で「ここはいいビューポイントだ。写真撮っていいぞ」と教えてくれます。
 5分ほど周りの景色を眺めてました。


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 再びジープに乗り込んで次のポイントへ向かいます。
 ジープの運転席の窓からは、いろんな砂漠の表情を見ることができます。
 こんなところに放り出されたら、あっという間に自分がどこにいるのかわからなくなりそうですが、先祖代々砂漠で暮らすベドウィンたちには、ここは自分の庭のようなもの。
 すべての岩山や丘などを目印として覚えていて、どこまでいっても同じように見える砂漠の中を、スイスイ運転していきます。


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 そして着いたのが、「ウンム・フルース石橋」。
 ワディ・ラムの奇岩の中でも有名なもので、今にも落ちてしまいそうな石の橋がかかっています。


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 離れたところから、角度を変えて、もう一枚。
 ムハンマドから「この岩肌をよじ登って、橋の上に行けるぞ。登ってこいよ」と勧められましたが、岩肌がものすごい急傾斜なうえに、足首に坐骨神経痛も出ていたので、丁重にお断りしました(笑)。
 写真では石の橋の高さがわかりにくいですが、ビルでいうと5階くらいの高さはありました。
 で、ムハンマドが「登れよ」というのは、この写真の目の前の岩肌です。
 こんなところ、登れるかと(笑)。
 ちなみに、ムハンマドには「ちっ、いくじなしめ……」みたいな目つきで見られたような気がしました(笑)。
 世界中のたいていの観光地では、危険そうなところは大体が立ち入り禁止になっているものですが、ヨルダンはそのあたりが非常に大らかでした。
 この石橋の上も、万一転落したら間違いなく死ぬ高さですが、「えっ、ここまで来て登らないん????」ぐらいの勢いですよ、ヨルダンの人たちは(笑)。
 これは、行く先々の観光地で感じました。


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 ムハンマドに「ここで20分くらい休憩だ」と言われたので、石橋のてっぺんに登る勇気のないちーけんさんは、しょうがなく周りの岩山に登ってみたりして時間を潰しました。
 見て、この空の色!
 でも、砂漠はくっっっそ乾燥しているので、もちろん直射日光は暑いのですが、体感的にはそんなに辛くありません。


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 石橋の真下に入って、下から写真を撮ってみました。
 こわっ!
 これにてウンム・フルース石橋の見学は終了。


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 再びジープに乗り込んで、ワディ・ラム砂漠を疾走します。
 しばらくすると、ムハンマドに「アラブ音楽は好きか?」と聞かれたので、とりあえず「嫌いじゃないよ」と答えました(前日まで、ジハードさんが車中で時々CDをかけてたから聴いたことはあった)。
 すると……。
 ムハンマドがカーステレオにスイッチを入れたかと思うと、車中のスピーカーから大音量でゴキゲン(?)なアラブミュージックが!!!
 これがまた不思議な音楽で、西洋的な基準でいうと、サイケデリックな感じもあるし、いわゆるミニマルミュージックというか、同じようなメロディやフレーズがえんえん繰り返されたりして、不思議な中毒性があります(実際、嫌いじゃない)。
 何もない砂漠の中を、ズンチャカズンチャカとアラブ音楽を爆音で鳴らしながら疾走するジープに乗って、ちーけんは何だか自分がどこで何をしてるのか、わからなくなりそうでした(笑)。


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 岩山に浮かぶ不思議な紋様や、太陽と影のコントラストを眺めながら、次のポイントへ――。


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 そして着いたのが、「ロレンスの家」。
 みなさん、「アラビアのロレンス」の名前は聞いたことがおありでしょうか。
 現在は、アラブ地域にはヨルダンを始め、サウジアラビアやカタール、アラブ首長国連邦など様々な国が独立を果たしていますが、かつてこの地域はオスマン・トルコ帝国(現在のトルコの前身)の支配下にあり、その圧政に苦しんでいました。
 しかし、第一次世界大戦の勃発とともに、オスマン・トルコ帝国も体制が揺らぎ始め、アラブ諸国には独立の機運が高まります。
 そのとき、ベドウィンの名門ハーシェム家の三男ファイサルと手を取り合って、“アラブの反乱”を支援したのが、イギリス人将校のT・E・ロレンス、通称アラビアのロレンスです。
 ファイサルとともにベドウィンの民族衣装に身を包み、ベドウィンたちを指揮してトルコ軍と戦いながら、ついにアラブの解放を成し遂げたロレンスの活躍は、その後、映画「アラビアのロレンス」にもなり、欧米人にはとても人気があります。
 そして、このワディ・ラム砂漠こそは、ロレンスが活躍した舞台でもあるのです。
 写真の「ロレンスの家」は、古代遺跡を利用してここにロレンスが拠点を置いていたとされる場所で、ワディ・ラムのジープツアーでは定番の観光スポットになっています。
 ちなみに、日本でも神坂智子先生が「T・E・ロレンス」という全7巻のマンガを描かれており(新書館刊)、野性的で尊大なアラブの男ファイサルと、インテリくずれのイギリス人将校ロレンスの関係をBL的に描いた超おすすめの傑作です。


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 「ロレンスの家」の後ろにそびえていた岩山に登ってみました。
 下に見えるテントは、「ロレンスの家」に設置されてる休憩用のテントです。
 だがここで事件が!!!!!
 岩山を登っている時に、ちーけんは頭の上に岩が出っ張っているのに気づかず勢いよく頭を上げてしまい、ものすごい勢いで頭を岩山にぶつけてしまったのです。
 いやもう、目から火花が出ましたよ……。
 てか、一瞬立ちくらみがして、岩山から転げ落ちそうになりましたが、なんとか踏みとどまりました。
 だがこれで、ちーけんさんのテンションはMAXダウン。
 今となっては笑い話ですが、(ううう……これもしかしてクモ膜下出血とかなってるんじゃ……絶対に頭の血管切れた……俺、このまま中東の砂漠で死ぬんだ……)と80%くらいマジに思ってまして(不安な旅先での典型的な神経衰弱的症状)、半分泣きそうになりながら岩山を降りて、下のテントまで戻りました。


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 えーとですね、この写真の中央に、なんかせり出して屋根みたいになってる岩があるのがわかるでしょうか。
 ここでちーけんさんは頭をぶつけました。
 てか、坐骨神経痛が痛かったんだから、こんなところ登らなければよかった……。


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 痛む頭をさすりながら、ほうほうの体でテントに入ると、ムハンマドがぐーぐー寝てました!!!(笑)
 暑いので、ムハンマドはちょっとでも休憩できる時間があると、ジープを降りて寝てました。
 空気が乾燥してるので、とにかく日陰にさえ入れば、全然過ごしやすいのです。


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 しょうがないので、ちーけんもごろりと横になりくつろぐことにしました(足がちーけん)。
 3時間のジープツアー、こんなヒマがあったら、さっさと先に行こうぜ! と思ってしまいますが、ここはアラブ。
 日本ではありません。
 ゆったりした時間が流れてます。
 写真に写ってるのは、ここのテントの主。
 すごくフレンドリーなベドウィンの兄ちゃんで、ムハンマドの年齢を教えてくれたのもこの兄ちゃん。
 兄ちゃんいわく、「ムハンマドは背が高いオンナが好きでさ、こいつ、パリにフランス人の彼女がいるんだよ、ぎゃははは! すげえ背が高くて美人で、年に一回、パリに会いに行くんだぜ!!!」。
 こんな暴露をされたムハンマドは、ちょっとニヤニヤしてましたが、別に怒ることなく笑ってました。
 世間話はお互いにカタコトの英語で交わしていましたが、ムハンマドから「『サンセット』のことは日本語で何と言うんだ」と聞かれました。
 たぶん次に日本人観光客が来たときに客を喜ばせるために覚えておくんだなと思いましたが、意外に(?)勉強熱心だなぁと感心しました。
 「『ゆうひ』と言うんだ」と教えてあげると、何度も「ユーヒ」「ユーヒ」と繰り返して覚えてくれたようでした。
 ちなみにこんな会話をしながらも、このときのちーけんさんは(俺は…もうすぐ…クモ膜下出血みたいなので…死ぬんや…)とマジにブルってました。


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 テントの主の兄ちゃんが、タバコを吸うちーけんのために出してくれた灰皿。
 かっこいい。
 しかし、この時もちーけんさんはタバコを吸いながら、「タバコ吸うと頭の血管が縮むんだよな……岩にぶつけて弱った血管に決定打になったら……」と鬱々としていました。


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 「ロレンスの家」のすぐ側には、「アンフォーシの壁画」という遺跡も残っています。
 古代のナバタイ人たちが書いたという、ラクダや人間の絵です(拡大してみてください)。
 これにて「ロレンスの家」の見学は終了。
 ちょっと仲良くなったテントの主の兄ちゃんとも別れを告げて、次なるポイントへ移動します。


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 (もうすぐ俺は死ぬ…ヨルダンじゃいい病院もなさそう…死ぬ…)とか鬱々としながらジープで次のポイントに向かったちーけんさんでしたが、次に連れてこられたのがここ。
 見たままじゃないか! と言われそうですが、「大きな砂山」という名前の場所です(笑)。
 砂漠はすべてが大きいので、この写真だけ見るとどうってことのない砂山に見えますが、これ実際にはビルの10階建てくらいの高さはありました。
 ワディ・ラムの中で、風向きの関係で砂がどんどん積もっている場所でして、ご覧のとおりのこんもりとした「大きな砂山」になっているのです。


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 ところが、車を降りてじっくり見て写真を撮ってここのポイントも終了かと思いきや、ムハンマドは「登ってこい」と言うではありませんか。
 何度も書きますが、写真で見るとたいしたことのない砂山に見えますが、これ滅茶苦茶高さあるんです!
 しかも純粋な(?)砂の山ですから、一歩ごとに足が砂に沈み込み、めっちゃくちゃ登りにくい!
 でも、はるばるアラブまで来て、砂漠の山のひとつも登らないのは悔しいので、ちーけんさんはチャレンジを決心しました。
 ムハンマドから、「真っ正面よりも左側からのほうが傾斜が緩やかで登りやすいよ」と言われたので、砂山の左側に回って頂上までの登坂ルートを撮ったのがこの写真です。
 百万回書きますが、この砂山の頂上は、ビルの10階くらいの高さあります!!!(写真では本当にわかりにくい)


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 坐骨神経痛の痛みが残る左足を引きずりながら、一歩一歩砂山を登り始めたちーけんさん。
 いま考えると、健康じゃない身体でよく登ったな、こんな山!(自分で自分を褒めたい
 3分の1くらい登ったところで、後ろを向いてパチリ。
 自分の足跡を見つめて、(なんで俺こんなことしてるんだろ…)とちょっと思いましたが、もう引き返せません。


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 立ってるだけで、すぐに靴が埋まっちゃうんですよ。
 砂がさらっさらで。
 足の裏で砂を踏みしめれば踏みしめるほど、力が吸い取られ、疲労ばかりが溜まります。


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 15分くらいかな、とにかく黙々と足を動かしていると、頂上が近づいてきていました。
 まだ朝の10時くらいとはいえ、すでに太陽はさんさんと降り注いでくっそ暑かったです。
 しかし、頂上が近くなると傾斜がきつくなって、砂山上りはさらにきつく…。


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 でもまあ、なんとかかんとか登頂成功!
 この写真は、頂上からふもと(?)を見下ろして撮った一枚ですが、ぜひクリックして拡大してみてください。
 向かい側の岩山の下に、ちーけんが乗ってきたジープがちっっっっっっさく写ってます。
 この砂山の山頂が、どれだけ高い場所か、理解していただけるかと…。


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 頂上には、世界共通(?)のこんなラクガキが…。
 自然を傷つけるとは許せん!!!!!!!(でもまあこの高さを登り切ったらやりたくなる気持ちはわかる


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 下りはほとんど砂山を滑り降りるような感じであっというまにふもとまで着きました。
 途中、ふと砂山の表面を見ると、なぞの足跡が…(拡大しないと見にくいです)。
 たぶん砂漠に住む野鳥の足跡ですね、これ。
 往復30分近くかけて、ふもとで待っているムハンマドのジープまで戻ると、やっぱりムハンマドはジープの側にシートを敷いてぐーぐー寝てました。


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 「大きな砂山」登山を終えて、再びジープでガタゴト揺られること10分。
 なんと連れていかれたのは、今度は「小さな砂山」というスポット(笑)。
 ついさっき登って下りたばかりの「大きな砂山」のちょっと小さめの砂山が目の前にありました。
 ムハンマドは「また登ってきなよ」とか言ってきたのですが、あほかぁぁああああああ!!!!(憤怒
 そんなに砂山ばっかり登ってられるかぁああああああ!!!!
 こめかみに血管がびきびきしそうになりましたが(笑)、ちーけんがきっぱり「NO!」と言うと、ムハンマドは「じゃあ、ラクダに乗ってくれ」と言いました。
 これは、日本にいるときに旅行代理店にとくに手配をお願いしていたもので、「ワディ・ラム砂漠のラクダツアー(30分)」というやつです。
 ここからはラクダに乗って、ワディ・ラム砂漠を横断していきます(たのしみ!
 ラクダ引きのベドウィンの少年は、現在15歳とのこと。
 しかしもう面構えはなかなかのものでしたよ。


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 人生で初めてラクダに乗ったちーけんさん。
 ラクダが立ち上がるときは後ろ足から立ち上がるから、前に転げ落ちないように注意しろよ……とよく言われますが、しっかり身構えていても、ラクダが立ち上がるときには、やっぱり前に身体がつんのめって落っこちそうになり、かなり焦りました。
 乗ってみるとラクダの鞍上はかなりの高さ。
 ラクダが歩くたびにかなり揺れるので、落っこちちゃうんじゃないかと、ちょっと恐いくらいです。
 しかも……。
 乗って1分でわかりましたが、ラクダに乗っていると、腰にすごく悪い!!!!
 揺れるし、不安定なのでどうしても足と腰に無駄な力が入り、腰に嫌な痛みがすぐに出てきました。
 マジに乗ったのを後悔しました(あんなに楽しみにしてたのに…
 でも、下りるわけにもいかないので、もう必死で腰に負担がかからないようにしながら、ラクダのこぶにしがみついてました。


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 無茶苦茶揺れるので、デジカメで写真を撮るのもこわごわでしたが、ラクダの鞍上から見える景色はこんな感じ。
 ところが!
 写真ではラクダ引きの少年が手綱を引いてくれていますが、なんとしばらくすると、少年は「自分でやって~~~」とでも言うように手綱をちーけんに渡して、自分はラクダから離れて歩き始めました。
 もう滅茶苦茶焦りましたよ!!!!
 俺、ラクダなんて乗ったことないから操りかたわからないし!!!!(憤怒パート2
 てか、もしラクダが何か機嫌を損ねて暴走しはじめたりしたら止め方わかんねーよ!!!! と生きた心地がしませんでした。
 人はこのようなちーけんの慎重な態度を笑ってはいけない……。
 野生動物とか、いきなり自分で操れとか言われても、絶対無理だから!!! ビビって当然だから!!!
 ラクダ引きの少年に、「俺は金を払ってお前を雇ってるんだ!!!! 仕事しろや!!!!」と怒鳴りつけたいくらいの気持ちでしたが(嫌な大人)、残念ながらちーけんの英語力では無理だったのであきらめました(しょぼい)。
 ちなみに、手綱を左にひっぱるとラクダは左に曲がり、右に引っ張ると右に曲がります。
 でも、ラクダはすぐに立ち止まって地面に生えてる草を食べようとするし、そのたびに手綱をぎゅーぎゅー引っ張らないといけず、まったく気の抜けないラクダツアーになりました。
 マジに疲れました……。


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 必死でラクダがまっすぐに進むように手綱を操りながら、ラクダに揺られていると、どっかの国の観光客を乗せたジープツアーが横を疾走。
 こっちに手を振ってくれてました。


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 とまあ、だんだんとラクダの扱いにも慣れてきたちーけんさんですが、ラクダ引きの少年が全部やってくれると思っていたので、自分がこのラクダをどこの方角に導けばいいのかよくわかりません。
 少年に「ほうぇあ ますと あい ごー?」と聞くと、なんか英語で返してくるんですが、ちーけんの英語力ではまったく聞き取れず。
 でも何度も話すうちに、どうもあの岩山の下の木の生えてるところを目指せと言ってるような木がして、「ツリー? ツリー?」と言うと「Yes」と言うので、とりあえず上の写真の中央付近に小さく移ってる緑の木を目指してラクダを歩かせることにしました。


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 木が近づいてきました。
 よく見ると、ムハンマドのジープが先回りして待っていてくれているようです。


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 で、到着~~~~~~~~~。
 お世話になったラクダさんとお別れの写真を撮りました。
 しかし腰が……つらい……。
 ラクダ引きの少年ともここでお別れです。


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 再びムハンマドのジープに乗って、最後の観光ポイントである「知恵の七柱」を遠くから眺めました。
 先ほどご紹介したT・E・ロレンスが、自分の著書の題名をこの「知恵の七柱」としたこともあり、いまではとても人気のスポットになってます。
 7つの柱が並んでいるように見える奇岩です。
 ここでお世話になったムハンマドともお別れして、再びジハードさんの運転する専用車に乗り換えて、ワディ・ラム砂漠をあとにしました。
 ラクダにも乗って、砂山にも登り切って、頭は打ったけど岩山も登って、なかなか充実した砂漠観光でした。
 このとき、午後の1時くらいでした。
 ワディ・ラム砂漠をあとにしたちーけん一行は、いよいよヨルダン観光の目玉であるペトラ遺跡へと向かいます。
 ここから1時間半ほど車で走ると、ペトラ遺跡のある街・ペトラに到着します。
 もっと日程に余裕があれば、ワディ・ラム砂漠で悠久の時に浸るようなゆったり観光をするんですが…。
 かなりギュー詰めのスケジュールのため、ワディ・ラム砂漠の観光を終えてすぐにペトラへと移動するなかなかのハードスケジュールになっています。


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 ワディ・ラム砂漠からペトラの街へ向かう途中、砂漠の真ん中を貫いて線路が設置されていました。
 かつては、トルコのイスタンブールからサウジアラビアのメッカまで繋いでいたという「ヒジャース鉄道」です。
 そして、この砂漠の中には「ワディ・ラム駅」が作られていて、いまも営業しているそう(現在では貨物線のみの営業とジハードは言ってました)。
 そして、ワディ・ラム駅の構内には、写真のような蒸気機関車が1台、野ざらしで展示されています。
 専用車ドライバーのジハードさんが、「ちーけんにいいものを見せてやるよ!」と言って車を止めたのがこの機関車の前でして、正直、鉄道にはあまり興味のないちーけんは、「お、おう……」という低いテンションで車を降りて、まあせっかくだから……くらいの気持ちで、蒸気機関車の写真を撮ったりしていました。


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 ところが、ジハードがニコニコしながら、蒸気機関車の側面にあるプレートを指さしました。
 そして、ちーけんに「なんて書いてあるかわかる?」と聞いてきます。
 プレートを見てびっくりしました!
 そこには、「日本車輌 JAPAN 1959」の文字が!
 そうなのです、この蒸気機関車はなんと日本製。
 ジハードは、それを知っていたから、日本からの観光客であるちーけんにわざわざ見せようと思って、ここまで連れてきてくれたのでした。
 ジハードと一緒に、ちーけんのことをニコニコしながら案内してくれた地元のおじいさんが、詳しい経緯を教えてくれました。
 それによると、この蒸気機関車は1960年代にヨルダンの独立××周年を記念して、隣国のトルコから贈られたものだそう(ちーけんの英語力ははなはだ低いので、もしかしたら聞き間違いもあるかもしれませんが……)。
 トルコが日本に注文して、ヨルダン国民のために贈ったものだということでした。
 プレートに刻まれている1959年というと、昭和34年ですよね。
 政府が「もはや戦後ではない」と経済白書に記したのが昭和31年でしたから、すでに戦後の復興期は過ぎて経済成長期に入っていたとはいえ、当時、日本製品の欧米での評価は低く、日本はいまだ発展途上の国だったはず(東京五輪が1964年)。
 その1959年に、日本の企業がこんなに立派な蒸気機関車を作って、トルコ、ヨルダンに輸出していたとは、ちーけんにはちょっと信じられませんでした。


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 じつは、この貴重な蒸気機関車の写真を、ちーけんはあまり熱心には撮ってきませんでした。
 もちろん、上に書いたとおり、日本の歴史上もなかなか貴重なものだろうとは思ったのですが、日本といえば世界に冠たる(?)鉄道オタクが賑わう国。
 たぶん、日本の鉄道ファンのみなさんの間では、こんな昭和30年代にはるばるアラブに輸出されたような、珍しい蒸気機関車のことなど有名で、日本に帰って人に話をしても、「あ~~~、知ってるよそれ」と言われてオシマイくらいのものだと思ったのです。
 ところが!!! 
 帰国後に、ツイッターでフォローさせていただいている鉄道に詳しいみなさんにこの蒸気機関車の写真をお見せしたら、「知らない」「びっくりした」と大反響だったのでした。
 しまったぁぁああああああ、もっと写真を撮ってくるべきだったぁぁあああああああ!(心から後悔
 なんと、日本の鉄道ファンの間でも、昭和中期に海外へ輸出された機関車などについては、いまだ研究が進んでおらず(そもそもそんな資料がなかなか残ってないとのこと)、このワディ・ラム駅でひっそりと余生を過ごしている蒸気機関車についても、まったく知られていなかったのでした。
 いやだって、そんな貴重なものが、いままで日本で紹介されてないとは思わないじゃん…(ごにょごにょ
 鉄道ファンのみなさんを驚かせるようなものを見せてくれた、ドライバーのジハードさんには本当に感謝ですね。


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 機関車の運転席にも上がることができました。
 石炭をくべる機関部です。


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 蒸気機関車の後ろには、こうした客車なども連結されていましたが、日本に帰ってから写真を見ていただいた鉄道ファンによると、こちらは日本製ではなさそうだとのこと。


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 蒸気機関車が展示されているワディ・ラム駅の駅舎です。


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 線路は続くよどこまでも~~~~~。
 こうして、昭和30年代に日本から輸出された機関車との意外な出会いを果たしたちーけんさんは、再びジハードさんの運転する車に乗り込んで、ペトラの街を目指しました。


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 ラクダ&ジープツアーで疲れていたのか、車に乗り込んだら速攻で寝落ちしたちーけんさん。
 目が覚めたら、もうペトラの街に入ってました(お約束
 朝食を食べたきり、何も食べずに砂漠を観光していたので、ここでお昼です。
 ジハードさんがアラブレストランに連れて行ってくれました(写真)。


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 もう午後3時ごろで、お客はちーけんさんだけでした。
 メインにチキンをお願いしたら、あとはいつも通りのアラブ料理の前菜がテーブルの上に並べられました。
 左から、サラダ、サラダ、ひよこ豆のペーストです。
 やっぱりどれも味が苦手で、食べられるキュウリだけかじって、メインのチキンとパンを胃に流し込みました。


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 レストランの中はこんな感じ。
 ここは観光客向けでちょっとお高いところなので(一食だいたい1300円くらい)、とても清潔でした。


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 で、食事を終えた午後4時過ぎ、この日泊まるペトラのホテル「ペトラ・ゲストハウス」にチェックイン。
 ペトラ観光の目玉であるペトラ遺跡の入口すぐ横にあるという、最高のロケーションが自慢の高級ホテルです。


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 ちーけんが泊まるのは、「マウンテンシャレー」と呼ばれる、メゾネット風に作られた棟のお部屋でした。


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 部屋に入ってびっくり!
 広い!
 明るい!
 設備がいい!
 ペトラ・ゲストハウスはホテルランクとしては4つ星の高級ホテルですが、これで一泊1万3千円ほどでした。


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 部屋の前からは、ペトラの街が一望できました。
 いい景色!


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 ちなみに、夜になるとこんな夜景まで……。
 この「マウンテンシャレー」のお部屋は、このように眺めもよく、設備もいいので大変人気だそうです。


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 これがブログ主のお部屋です。
 完全に個室っぽい感じで、いいでしょ???


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 この日の夜、この豪華なホテルで一泊した後、いよいよ明日はヨルダン観光の最大の目玉である「ペトラ遺跡」の観光に向かいます。
 ペトラ・ゲストハウスの横が遺跡の入口になっているのは、さっき書いたとおりですが、その近くにある入場チケット売り場で、明日の観光の入場券を買っておこうと、ブログ主はぶらぶら街歩きを兼ねて、ホテルを出ました。


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 この立派な「ビジター・センター」の中に、チケット売り場はありました。
 ガイドブックには、「外国人は入場チケット購入の際にパスポート必須」と書いてあったのですが、実際には必要なく買えました。
 これで、明日の準備も万端です!


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 夕食は、ペトラの街に出て適当なレストランに入ってみようかとも思ったんですが、アラブ料理が嫌で、ホテルの中のビュッフェレストランで食べることにしました。
 お高いですが、しょうがありません。


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 ブログ主でも食べられそうな野菜が並んでいてホッとしました。


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 ただ、並んでいる料理にはアラブ料理も多くて、それはやっぱり挑戦はしたものの食べられなくて、難儀しました。
 写真の左上にでっかい肉団子みたいなのが写っていますが、これは茄子の詰めもの。
 「あ、茄子だ! これなら食べられそう!」と思ってお皿に載せたんですが、食べてみたらやっぱりアラブ風の味付けが合わなくて、すいません、残してしまいました。
 いまガイドブックで確認すると、この茄子の詰めものは「マクドゥース」といって、茄子の中にクルミ、パプリカ、ニンニクが詰められてオリーブオイルにつけ込まれたものだそう。
 いやー、ちょっと無理なお味でした……。


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 とりあえず、なんとか食べられるものでお腹を満たしたあと、スイーツコーナーに行ってみると、なんかパンプディングみたいなのがありました。
 「ウムアリ」というアラブでは一般的なスイーツだそうで、ココナツミルクとレーズンを入れてオーブンで焼いたパンプディングだそう。
 これは美味かった!
 アラブの人たちは甘い物が大好きというのはよく聞きますが、このウムアリを食べて納得しました(笑)。


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 他にも、ケーキやフルーツも充実していて、とても嬉しかったです。
 アラブ料理が口に合わなさすぎて、ここまで食事的に満足したことがなかったので、たっぷり甘いものも補給できて、本当に助かりました。

 というところで、以下次号です~。
 毎度、長い記事ですいません(平伏
 次回ご紹介するペトラ遺跡は、「本当にすごい世界遺産」みたいなアンケートで必ず上位に挙げられるだけあって、本当にすごいところでした。
 ただ……。
 このペトラ遺跡観光で、ちーけんさんは再び恐怖に絶叫することになります……。
 これ、シャレでも冗談でもなくて、心の底から恐ろしい目に遭いました……。
 ロバ……ロバこわい……(遺言

 次回も読んでいただけると嬉しいです(笑)。
 ちーけんさんが遭遇した地獄のような体験を、ぜひお楽しみくださいまし!!!

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Comments

初めまして&お疲れさまです! 
ちーけんさん初めまして、BL小説サイトをやっている牛野若丸(♂)と申します。
腐男子ブログ、なかなか見つからないなあと思っていたのですが、こんなハイテンションな素敵ブログの存在を知って、とってもうれしくなりました!

まずはヨルダンの旅、お疲れさまです!
「大きな砂山」、写真を見た限りだと、公園のすべり台ぐらいの高さに見えるのですが(笑)、ビル10階分ですかっ!
陸地での密集した砂って、公園や校庭の砂場しか見たことないので(笑)、想像を絶する風景っぽいですね!
次号のペトラ遺跡も楽しみにしています♪

そしてそして!
僕も学園ものが超大好きなのですがっ、ちーけんさんは「優等生受け」がお好きということで、パッと見僕とは共通点少ないのかな、なんて予想していたのですがっ。
ブログ記事をたどっていくと、僕の大好きな作品がたくさん挙げられていてすっごくうれしくなりました!
知らず知らずのうちに優等生受けものを結構読んでいたようです(笑)。
ここに挙げられている中では、水島忍さんが僕の超超超超大好きな作家さんです!

あと、高将にぐんさんの『放課後カタオモイ』は、『キミログ』と共に何度も読み返す超絶お気に入りの一つですし(サッカーの試合後の同時失恋シーンが素晴らしいっ!)、砂原糖子さんの『ミスター・ロマンチストの恋』も、『セブンティーン・ドロップス』と共に大好きです。
姉のBL本を読む場面で、受けの色白茶髪っ子と自分を比べて落ち込むところが最高でw、何度も読み返しちゃいます(笑)。
他にも、楠田雅紀さんの『君に捧ぐ恋の証』はアレの事件の後、ステキな手紙で慰めてくれるところが好きです。
あ、でも優等生受け的には前半が重要ですね(笑)。
優等生なのに秘密を知られて流されていくのが萌えどころかな♪
あと、漫画で紹介なさっていたのだと、田中鈴木さんの『アイツの大本命』が最っ高にお気に入りです!
最新刊でついに○○があったけど(読まれました? 笑)、あの明るくキュンキュンするノリで永遠に続いてほしいです♪

すみませんw、あまりにもカブった部分が多くてうれしくなっちゃったので長文に(汗)。
リンクフリーだったのでリンクさせて頂きました~。
http://ushinowakamaru.blog.fc2.com/blog-entry-533.html
これからも更新楽しみにしています♪
ぜひぜひよろしくです!
 
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