ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

[レビュー]陥落する女王さま(生意気系)! 「女の子に…されちゃう…」系BLの新境地! 陸奥「妖精よ、そこへなおれ。」収録「パンツが好きなら他をあたれ」


Category: レビュー コミックス   Tags: 特徴-高校生    受け-女装  受け-女王さま  ●マ行-陸奥  
妖精よ、そこへなおれ。 (ビーボーイコミックス)妖精よ、そこへなおれ。 (ビーボーイコミックス)
(2012/03/10)
陸奥

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 これは掘り出し物の一冊でした!
 陸奥先生のデビューコミックスです。

 「あとがき」を読むと、リブレの編集者から声をかけられるまで、完成したオリジナル漫画を最後まで描いたことがなかったそうです。
 それが影響しているのか、コミックスを読むと、特異な感覚をお持ちの作家さんのようにお見受けします(もちろん褒め言葉)。
 BLにかぎらず、マンガを読んでいると、「こんなシーンを描けるなんて、このマンガ家さんの頭ってちょっとどうにかしちゃってるんじゃ…」と思うことがしばしばあります(くどいですが褒め言葉)。
 今回、コミックスの中に収められている短編『パンツが好きなら他をあたれ』を読んだとき、ブログ主はまさにその感覚に襲われました。
 新しく、そして他の作家さんには描けない世界がそこにあったからです!

 今回は、ブログ主が感じたそんな驚きをお伝えしたいと思います。


 おっと、ここでお断りしておくと、本作は“優等生受け”ではありません。
 ただ、“優等生受け”BLと同じく、自尊心の強い男子がメロメロになっちゃうという“萌え構造”を作中に宿しているので、優等生スキーのみなさまでも間違いなく美味しくいただける一作だと思います。

 さて、主人公(攻)である妻先(つまさき)は、アホです(笑)。
 ある日の放課後、通っている高校の空き教室に迷い込んだ妻先は、同級生の男子が女子生徒に“ご奉仕フェラ”させている場面に出くわします。
 普通の男子高校生ならば、ここで“回れ右”をするなり、「ごめん!」と言って走り去るなりするところ。
 でも、妻先はどうしたかというと、プルプル震えながら、こんなことを口走るのでした。

「…可愛い子に…チンポがついてる…!」

 そうなんです、女子生徒にチンコを舐めさせていた男子は、とっても美人さんだったのでした。
 どうして女子生徒のほうに目がいかないんだよと思うわけですが、妻先はその美人な男子同級生を見て、上のような台詞を叫んでしまったわけです。
 うーむ、さすがアホ(笑)。

 この美人な同級生こそ、本作のヒロイン(?)である市松です。
 ルックスは、学園ものドラマとかあったら、間違いなく「意地悪」「いじめっ子」なんて役で登場しそうな、眉毛の吊り上がった険のあるタイプ。
 ノーブルな雰囲気すら漂わせてますよ。
 ちなみに、髪型がおかっぱなのがブログ主の好みずっぽりで、BLの受けキャラとして大変そそられます(はぁはぁ)。
 そして、この冒頭場面で市松が放つ台詞がこれです。

「なんだ、てめぇ、見てんじゃねーよ!」

 美人なのに気が強くて口が悪い。
 つねに“上から目線”でプライドが高いという市松の性格がよく現われてます。

 さて、こんな偶然の出会いから1年。
 高校を卒業した2人は、なぜか一緒の部屋に住んで同じ大学に通ってます。

(物好きで変人な妻先につきまとわれて一年…)
(成り行きで一緒に部屋をシェアする仲にまでなっていた…)

 市松はいかにも迷惑そうに、そして妻先に一方的に追いかけられたようなことを言っているわけですが、じつは毎日、市松は妻先の言うとおりに“あること”をしてあげてます(本当に嫌なら絶対拒否すればいいのに・笑)。
 それは、妻先がどこからか手に入れてくる“女物の下着”を身につけて、妻先に可愛がられることです。

「じゃあ今日はコレ穿いて!」

「お前またどっからそんなもん…恥ずかしくねえのか?」

「ハイハーイ、ワガママ言ってないでパンツ穿きましょーね~~~~♪」

「いい加減、女に穿いてもらえよ! …ってオイ! ぎゃあああああ!」(パンティ穿かされた)

「ハイ、装着♪ ハーイ、おそろいのブラもつけましょうね~~♪」

「何言って…コラ! ヤメロ! 触んな! ふあっ!」

 毎日毎日、抵抗しては結局パンティとブラを付けさせられる市松ですが、「じゃーん」という言葉とともに読者にも公開される市松の下着女装姿は、たしかに超絶可愛いです(笑)。
 おかっぱ頭と下着が似合いすぎ!(はぁはぁ)
 もちろん、着させている張本人である妻先は大興奮です。

「可愛い!!!」

「…お前、こんな事して楽しいか? 身体に合ってねえんだよ、バカヤロォ…」

「ほら見て、似合うよー!」(手鏡をさしだす)

「似合ってねーよ! 頭おかしいんじゃねえの!?(怒)」

「おかしくても市松のこんな可愛い姿を独り占めしてるおれって幸せ者♪」

「…ホント、お前ってわかんねー…」

 ここでブログ主的に重要なのは、文句を言いつつも、妻先に「可愛い」「可愛い」と言われると、市松の顔がちょっぴり赤らんでくるという事実ですよ。
 女性用の下着を着せられて、その姿を褒められて嬉しがる男子!(はぁはぁ)

 この数年でBLを読み始めた方には、あまり珍しくないかもしれませんが、少なくともBL草創期の90年代半ばごろまで、こーゆー“女性的な部分”を「可愛い」と言われて頬を染めるキャラというのは、いることはいましたが、決して一般的ではありませんでした。
 本作のように女性用の下着を着せられたそのものズバリの場面が大きく描かれたBLマンガなんて、ほぼ見たことがなかったです。
 最近では、佳門サエコ先生の『先輩の水着』や恭屋鮎美先生の『スーツの下の×××』などの作品でも、同じように女性用の水着を着せられて頬を染める受けキャラが出てきていましたが、やはり現在においても、本作の受けキャラ・市松のような男子は、BLでは珍しい部類に属すると思います。

 さて、口では「いやだ」と言いながら、結局は妻先の言うとおりにしてあげちゃってるのが受けキャラ・市松なわけです。
 結局のところ、市松は妻先に「可愛い」「可愛い」と言われて、嬉しいんですね。
 なぜかといえば、「つきまとわれてる」とか言いつつ、じつのところ市松はとっくに妻先にほだされちゃってるわけで、それを強気な言葉で誤魔化そうとするのが、とても可愛いわけです。

(あいつにこんな風に女の下着をつけさせられても)
(実のところ抵抗がない)
(それどころか、日々ハマってゆく自分がいる…)
(別に女になりたいワケじゃない)
(ただオレは、こんな可愛い物を自然に身につけられる女を)
(羨ましくてしょうがない)

 2人の日常では、女性用下着を着せられておしまいではありません。
 ここから妻先はいつも、可愛くなった市原を、チンコを舐めてイカせてあげるのです。

「かわいい…市松…もっと気持ちよくしてあげるから」

「あっ バカ やめろぉ いや…っ あっ こんなの…すぐ…イク…っ」

「すご…大っきくなった…かわいい! 市松…」

「あ…つまさき…いや…イク…イク…っ!!!」

 ところが、ある日、2人に転機が訪れます。
 いつもどおり、可愛いパンティとブラを着けさせられた市松でしたが、妻先がどこで覚えたか、可愛いリボンを市松の頭にまるでウサギの耳のように結わえつけたのです。
 それを見た妻先は、興奮して鼻血を流しながら言うのでした。

「市松、ごめん! 今日は最後までしよう!」

「は!?」

「市松うさちゃん、想像以上でおれもう我慢できない!」

「ちょ…おい!?」

「いちまつ いちまつ いちまつぅっ!」(抱きついて放さない)

「…好きにしろよ…」

 キスされて「とろ~ん」としちゃったこの場面での市松のビジュアルは、気の強そうな美人ちゃんが顔を真っ赤にしちゃって超絶可愛いですが、ここからのセリフが…もう…。

「い…っ 挿れるんなら、ちゃんとほぐせよ…っ 女と…違うんだからな!」

「い、市松ぅぅ!!」

「~~っっ!」

「市松、足持ってて」

「ん」

 妻先は用意していたローションを「どぼぼぼぼ~」と出すと、市松の後ろに塗り込めます。
 後ろをぐちょぐちょにされた市松は、意識を半分飛ばしながら、心の中で呟くんです。

(うわ…すげえ音…オレの…マ●コみてえになんねぇかな…)

 重ねがさねですが、市松が隠し持つ、この“妻先の前では女の子になっちゃいたい感”の素晴らしさ!
 他のBLでなかなかこんなの出会えないよぉぉぉお!
 ところが、この市松の“女の子になっちゃいたい感”はこんなレベルで終わりません。
 これが凄い。

「はやく…挿れろよ…」

「いっ…市松ぅぅううううう!」(がばっ)「挿れるよ? 挿れるよ!?」

「んっ…」

 そしてゆっくりと挿ってくる妻先の動きに、市松はぶるぶると身体を震わせながら、心の中でついに屈伏しちゃうのです。

(オレ…)

 ずぷ…

(妻先の…)

 ずぷぷ…

(女に…)

 ずぷぷぷ…(全部入った)

 そしてその瞬間!
 心でも妻先の「女の子」になったことを受け入れてしまった市松は、すべての「仮面」を脱ぎ捨てて、妻先に「ぎゅううう」としがみつき、本当の女の子になったように豹変してしまうのでした…。

「いやぁあああああん(へなへなぁぁあ)」

「えっ いちまつ!?」

「あうっ あうぅっ」(全身でぎゅうぎゅうしがみつきながら喘ぐ市松)

(市松が子猫ちゃん化した…! ああもう…かわいすぎる…)

「あう あうっ」

「市松…っ かわいい かわいい!」(思いっきり腰を振る妻先)

「あんっ あんっ ああんっ あっ おっぱい おっぱい!」

「その声もかわいいよ、市松!」

「!? バカ…!(赤面)」

「パンパンの続きするよ?」

「あん…してぇ…っ あう! あっ あっ」(ゾクゾクッ)

「見てよ、市松のパンツ、びっしょりだよ」

「つ…つまさき…」

(?)

「指で…いじってぇ…」

「市松…ぅ!」(腰振り全開)

「アッ! アッ! あ…もうダメ…イク…っ イッちゃうう!」

「市松…っ イッて…!」

「あっ イ…イク…イク…」

 何度でも書きますが、この市松の豹変ぶり…!
 もちろん市松は最後までしっかりと「男の子」なんですが、妻先にいい子いい子されて、

「オレ…妻先の…女に…」

 と、“抱かれること”を受け入れた後は、もう別人のように可愛くなって、“本当の自分”“女の子みたいになっちゃう自分”を全開にします。
 この描写!
 最初に書いた「こんなシーンが書けるなんて、この作家さん、どうかしちゃってるんじゃ…」という凄さが、ここには凝縮されていました。
 他の作家さんには描けない世界が、陸奥先生のマンガの中にはあるのです。

 じつはこの「男に抱かれて、『女の子』になることを受け入れちゃう男子」というのは、あの佳門サエコ先生も同人誌(「ミミック再録集1」所収)で描かれています。
 普段はお堅い優等生な受けキャラちゃんが、幼馴染みに競泳水着を着せられたまま抱かれ、やはり、

「して…篤志の女の子にして…!」
「…溶け、ちゃ…女の子、に…っ され…っ! ………!!! なか、に…っ い、っぱい…!」

 と言いながら滅茶苦茶にされちゃう(はぁはぁ)というストーリーです。
 佳門先生のこの場面を読んだときも、ちーけんはもんんんんの凄い衝撃を受けたものですが、陸奥先生がこの作品で描かれた場面は、“女の子になっちゃう受けキャラ”というモチーフがさらに強化され、新しいものになってます。
 絵でお見せできないのが本当に残念ですが、先ほどのあらすじ紹介で、妻先にちんこを挿れられた市松が、

「いやぁあああああん(へなへなぁぁあ)」

 という声を出して、それまでのツンツン仮面を脱ぎ捨てて、態度まで女の子みたいになっちゃう場面は、そりゃもうBLで見たことのない驚きに満ちているのでした。
 うん、ちーけんの脳裏から、この場面の衝撃は今も去っていないどころか、鮮明に覚え続けていますよ!

 そして、もう一つ。

 本作では、これもとってもビックリしたのですが、市松が後ろを向いてお尻を突き出してるイラストが、コミックス用の書き下ろしページに収録されているのですが、ここでの市松のお尻が絵的に凄いです。

 なんと…市松のアナルの「しわ」が結構鮮明に描かれてる!(///)

 これも従来のBLではあまり見たことのない表現ですよね。
 アナルに「しわ」を描き込む行為は、ある意味、肛門を正面から「性器」として捉えることでもありますが、これまでのBLマンガではここまで直接的な表現を見たことがありません。
 陸奥先生の手で、より「肉体性」を増した市松のアナルのビジュアルは、そこにちんこを入れられることで「女の子」になっちゃう市松を豹変させるだけの「実在性」を獲得していると、つまりはちゃんと「しわ」のあるアナルだからこそ、そこにちんこを入れられることで市松はあれだけの変化を遂げることができたのだと、ページをめくっていてちーけんは考えましたが、いやちょっとこじつけ過ぎかもしれませんね!(笑)

 じつはこのレビューは、今年の4月に途中まで書いて、どうも上手くまとまらず半年以上放置していました。
 久しぶりに書きかけのものを読んでみたら、「あれ? 思ったよりもよく書けてる(///)」と思い、本日完成に至ったわけですが、書き続ける前にあらためて本作を読み直してみたら、やっぱりものすごい作品だなと思いました。
 今年読んだBLで間違いなくベスト10に入りますね!
 表題作の「妖精よ、そこへなおれ。」も、ちょっと優等生受け的な要素があったりして、ちーけんはとっても好きな作品です。
 たぶん、みなさんもほとんど見たことがないはずの「しわ」を見るだけでも意味がありますし、作品には胸が震えさせられるしで、絶対に損はしないので、ぜひぜひ読んでみてください!
 陸奥先生は、その後もリブレ系で活躍されてますね。
 そろそろ2冊目のコミックスが出るんじゃないかと、とてもとても楽しみです!

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