ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]元優等生な社会人受け&思春期高校生いい子ちゃんの“優等生受け”2本立て! 鈴木ツタ『3軒隣の遠い人』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-地味・ダサい    特徴-年下攻め  特徴-社会人  ●サ行-鈴木ツタ  
3軒隣の遠い人 (キャラコミックス) (キャラコミックス)3軒隣の遠い人 (キャラコミックス) (キャラコミックス)
(2007/09/25)
鈴木 ツタ

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 6月発売のコミックス『あかないとびら』でも、超絶に胸をキュンキュンさせてくれる地味~な優等生クン受けマンガ『みにくいアヒルと王子様』(レビューはこちら)を描いてくれていた鈴木ツタ先生が、やってくれました!
 またもや“優等生受け”ですよ~!
最新刊『3軒隣の遠い人』は、表題作も優等生受け、フィルアップで収録されている読み切りマンガ『海の上で見る夢』も優等生受けと、至れり尽くせりの一冊になってます!

 まずは表題作『3軒隣の遠い人』から。
 こちらは、優等生受けであることは間違いありません。
 作中、受けキャラである30歳ちょい手前の童顔マンガ家・昇(のぼる)に向かって、3歳年下の主人公(攻)、今はサラリーマンの光也が「…昔はモロ優等生だったよね」なんて言ってるシーンがありますから。

 この2人が、まさにアパートの3軒隣の部屋に偶然引っ越してきてしまったことから、物語は始まります。
 幼なじみでもある昇と光也は、これが10年ぶりの再会でした。

 光也が中学3年生、昇が高校3年生だった10年前、家の前で一人泣いている昇を見た光也は、あることに気づいてしまいます。
 それは、昇が大学進学に際して、親友であり、光也の兄でもある利光(としみつ)と別れるのが悲しくて泣いているのだということでした。
 小学校、中学校と、昇&利光の後ろを追いかけてきた光也は、その瞬間、昇への自分の思慕がじつは恋心だったことに気づき、頭に血が上ってしまうのです。
 そりゃそうです。
 好きと気づいた瞬間、失恋したようなものですからね。
 すでに昇の心が自分の兄の上にあると知った光也は、昇に向かって残酷なセリフを言い放ちます。

「兄ちゃんのこと、好きなんだろ」

 図星を指され、カーッと頬を赤らめる昇。

「当たっちゃった」

 光也はそう言うと、昇を自室のベッドに押し倒し、強引にキスしてしまうのです。

「あれ? チンコ勃ってんじゃん」

「!」

(どん! と全力で光也を跳ねとばす昇)

「最ッ低だ、このクソガキ! 死んじゃえ、バカ!」


 そのまま昇は大学進学を口実に家を離れ、光也の前から姿を消してしまったのでした。
 その昇と、光也は10年ぶりに再会してしまったわけです。

 光也は、昇に無茶をして切り捨てられた(?)トラウマを抱えて、その後の高校、大学、社会人生活を送ってきました。
 本当は自信家で、要領よく他人を利用することも辞さないのに、外面だけはいい人を装って会社でもうまく立ち回っている光也ですが、トラウマの根本原因である昇が目の前に現れて、私生活も会社生活も微妙に乱れます。
 その中で、やっぱり昇が好きだという気持ちを自分で再確認した光也は、トラウマを吹っ切り、新しい自分に生まれ変わるべく、昇に「好きだと告白するから、もう一度フッてくれ」と頼むのです。

 昇は昇で、高校生の時のままの美人さん(?)のまま成長し、夢だったマンガ家になって人生をそれなりに楽しんでいたところですが、やはり自分を襲った過去を持つ光也と再会し、「困ったな~」状態になります。
 でも、光也ほどのトラウマではないので、再会した後の光也との接し方はかなりフレンドリー。
 冒頭の「…昔はモロ優等生だったよね」という光也のセリフは、再会後の2人が昇の部屋でビールを飲んでいるときに出たものです。

 でも、光也に「昔は」と言われてるとおり、じつは現在の昇は、そんなに優等生キャラじゃありません。
 マンガ家ということで、無精ヒゲが伸びてたりするし、言葉遣いも適度にぞんざい。
 高校時代、光也が好きでたまらなかった昇は、キレイで優しくて頭もよくて後輩思いでという典型的な優等生だっただけになおさらです。

 でも、三つ子の魂百まで。
 やっぱり自室に光也を招き入れてビールを飲みながら光也に悪態をついてるぐうたらマンガ家の昇も、どこか優等生な空気を身にまとっているんですよね~。
 なんというか、昔自分にあんなことをした光也を拒みきれないところだったり、眼鏡をかけて上目遣いしたりするととても30前には見えないところだったり、どこかぽややんとしてる感じもあってガツガツしていないところだったり、そこかしこに優等生の匂いがするんですよね(笑)。

 思い詰めて“10年目の告白”をしようとする光也と、なんだかそんな光也のことをわかってるのかわかってないのか無防備100%な昇。
 ストーリーは、ラストに向かってそのままのんびり進んでいきます(笑)。

 以下はかなりネタバレになりますが、かなりのすったもんだがあって、やっとくっついた2人の初エッチ。
 ここはかなり“優等生受け”な感じで描かれてます。

「光也とエッチするのすごく興味ある」なんて、ちょっと誘い受けっぽいこと言って、光也とベッドに入る昇。
 このあたりは年上の貫禄(?)もあるんですが、光也に挿入されると、途端に我を失い、“ひくっ ひくっ”なんていやらしい擬音とともに、若さ溢れる光也の腰遣いで頂点を極めさせられてしまいます。
 その瞬間、昇は自分も頂点を極めようとしている光也にぎゅーっと抱きついて、こう言うんです。

「みっ…みつや… かわいい…!」

 ふふふ。
 なんというか、この場面で“近所のお兄ちゃん”スタンスに戻っちゃうのかよ! という可愛いらしい場面です。
 自分を野獣のように責め立てる年下の男に抱きついてこんなセリフを言うところが、優等生のお兄ちゃんが近所の年下の子を「いい子いい子」してるようで、めっちゃくちゃに萌えますよね(笑)。

 鈴木ツタ先生は、間違いなく門地かおり先生と同じ系列の天才だと思うんですが、みなさんはいかがですか?
 鈴木ツタ先生の描く世界は、読者が中に入ってその一員になりたいような感覚を起こさせるんですよね。
 本作でいうと、光也の会社の仕事に厳しい先輩が、光也に合コンに誘われて「いや、その日はオフ会があるから」(なんのだよ!)なんて怪しいことを言って断ったり、主人公たちを囲む世界がすごく魅力的に見えて、「俺も仲間に入れて~」って言いたくなっちゃうマンガなんですよね。

 将棋の故・芹沢博文九段が名作ミステリー『Yの悲劇』を読み終わったときに、「まだもう1ページあるのではないかと思って、思わずページをめくってしまった」という書評を書いたことがあるそうですが、鈴木ツタ先生のマンガも「無限にこのページが続けばいいのに!」という気にさせてくれます(笑)。

 うーん、またもや長いレビューになってしまった…。
 続けて、同じコミックスに収録されているもう一作『海の上で見る夢』もご紹介しましょう。

 こちらは、もっと明確に優等生受けになってますが、残念なことにエロいシーンはあまりありません(笑)。
 でも、“優等生受け”視点だと、それ以上に“いやらしい”シーンが…!

 主人公(攻)の南雲は、ミステリー作家。
 執筆に詰まって、海のきれいなところに立つ旅館に缶詰になりにきました。
 ところが、夜になると窓の外の海の上を、高校生くらいの少年が歩いて、南雲のいる部屋まであがってきてしまったのです。
 夢だと思っていた南雲でしたが、翌日、泊まっている旅館の息子を見て、顔がそっくりなのに驚きます。
 果たしてこの2人の少年の関係は、海の上を歩いてくる少年の正体は…というお話です。

 旅館の息子である篤が、本作の受けキャラの主人公です。
 同性愛者であることを告げて、旅館の跡取りになることを拒否して家を飛び出した途端、車にはねられてそれ以来意識が戻らない兄の代わりに旅館を継ぐように親から言われて反発する、いかにも思春期~といった感じの少年が篤です。
 親と喧嘩する篤を見て、南雲が声をかけたことで、2人は急速に親しくなっていきます。

 篤は、優秀だった兄のかわりになることなんか自分には無理だと思いこみ、苦しんでいる少年です。
 でも、思春期特有の不安定さというか、兄のことを本心では好きなのに、「男が好き」と言い出した兄を受け入れることができず、そんな苦しい胸のうちを南雲に話します。

 そこで南雲が、篤に同性愛の嫌悪をなくさせるためにとった“荒療治”が、いきなり抱きしめてキス、でした(笑)。

 で、このシーンがですね、もう最高に胸キュンなのですよ!

 いきなり南雲にキスされた篤は、「しっかりつかまって…」と南雲に言われ、そのとおりに腕を回して南雲にぎゅっと抱きつきます。
 学ラン姿の思春期少年が、年上のお兄さんに言われるとおりにそんなことをしちゃうのが、もう最高にエロいでっす!
 鈴木ツタ先生の絵が、この場面、また最高なんですよ~。

「男同士でもそう気持ち悪くもないでしょ?」

「…うん」

「はは 篤くんが素直ないい子でよかった。お兄さんの気持ち、少しわかったかな。お兄さんは間違ったんじゃなくて、人を好きになっただけだよ」


 さあ、そして、さらにこのシーン!
 南雲にこう説かれて兄への認識をあらためる篤ですが、キスが終わった態勢のまま、南雲は篤の頭を撫でながら上のセリフを言ってるんですよ。
 で、篤がこう洩らします。

「…頭 撫でられるのって、気持ちいい…」

 そして、絵柄は南雲に身体をあずけて安心しきったように見える篤の絵。
 南雲が答えます。

「うん ずっと撫でてあげるよ」

 直前まで「男同士なんて…!」と言っていた篤が、もう南雲に甘えきっているこのシーン。
 なんつーか、“優等生受け”の極みみたいなシーンになってます。
 絵もセリフも。
「頭撫でられるのって、気持ちいい…」って、思春期バリバリの不安定高校生ないい子ちゃんが言うセリフとしては、もう信じられない破壊力持ってますよ。
 先ほど、エロいシーンよりいやらしい…と言ったのは、ここの場面のことです。
 こうしてツンからデレに変わった篤のこれまた可愛いこと。

 しかしこうして2作品のレビューを描くと、一冊のコミックスの中にこんなに優等生受けが詰まっていて、なんとお得な本だろうと思います(笑)。
 ぜひ本ブログの読者さまには、ご購入をお勧めしますよ!
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