ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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「18禁BL本が出る? 遅すぎたよね、どんどんやるべき」への反論、そしてBL初の18禁アンソロジーを出すリブレ出版は、もっと褒められろ!


Category: 表現規制問題   Tags: ---
 先日書いた、BL界初の18禁本となるアンソロジー「PINK GOLD」についての記事は、思いもよらずたくさんの方に読んでいただき、ありがとうございました。

 記事の反響を見ると、

「やっとか!」

 とか、

「BL本のゾーニングが進められることはよいことだ」

 という人が多いようです。

 「ゾーニング」というのは、性的表現などが含まれる本や雑誌を未成年者が閲覧したり買ったりできないように、売り場を分けてしまうことを意味します。
 リブレ出版が今度発行する「PINK GOLD」は、あらかじめ表紙に「成人向けコミックス」という表示を入れることで、「ゾーニング」を達成しようというものです。
 「18禁本」ですから、書店の「成人向けコーナー」にしか並べることができませんし、もちろん未成年者には閲覧させたり販売したりすることはできません。

 では、これほど待望されていたのに、なぜこれまでBL本では「ゾーニング」がおこなわれてこなかったのでしょう。
 コミックスや雑誌の表紙に「成人向けコミックス」というマークを入れればいいだけですから、簡単なことのように思えますが…。

 じつは、ここがリブレ出版が偉いところです。

 もし、リブレ以外のどこかのBL出版社が自社の雑誌やコミックスの表紙に「成人向け」の表示を入れ、「BL界初の18禁本を発行します!」と宣言したらどうなるか考えてみましょう。
 先ほども言ったとおり、具体的には本の表紙に「成人向けコミックス」というマークを入れればいいだけですから、難しいことは何もなさそうです。
 ところが、この「18禁BL本」が出版社から取次に出荷され、書店に搬入されたらどうなるでしょう。
 18禁本ですから、他の一般向け書籍が並ぶ棚とは完全に区切られた「成人向けコーナー」に並べられないといけないわけですが、現状でそこに並んでいるのは99%が男性向けのエロ本やエロマンガですよね。
 極めて女性客は買いづらい場所に置かれるわけです。
 これじゃあ、いくら「18禁BL本を販売した!」と言っても、実際にはほとんど売上が見込めません。

 つまり、BL本において「18禁本」「成人向け」を発行するということは、単に表紙にそう書けばいいという話ではなく、その後の本の流通までをトータルに準備しないといけないということなのです。
 女性客でも入りやすく買いやすい「成人向けコーナー」を書店に準備してもらい、販路をきっちり確保したうえで発行しないと意味がないわけです。

 これはなかなかの困難です。
 最初にたった一冊しか発行されない「18禁BL本」のために、これまでにない“女性でも入りやすく買いやすい成人向けコーナー”を作ってくださいと全国の書店にお願いするわけですから。

 ところが今回、リブレ出版はその難題をクリアしたようです。
 「PINK GOLD」の告知サイトを見ると、わざわざ全国の「PINK GOLDが買える書店」のリストが出ています。
 見ると、アニメイトやとらのあな、文教堂、書泉、芳林堂などの有力書店が名を連ねています。
 リブレは、これらの書店に「女性客でも買いやすい成人向けコーナー」を特別に設けてもらえるよう、事前に話をつけたのだろうなと推察できるわけです。
 これは大いなる偉業です。
 正直なところ、ブログ主はこうした書店の協力までが必要となる「18禁BL本」の発行は、事実上ほとんど無理だろうし、やれるとしても一社だけでは無理だろうと思っていました。
 そのため、これまでこのブログでもずっと、「BL出版社は早く業界団体を作って一致団結して事に当たるべきだ」と書いてきたのですが、なんとびっくり、リブレ出版は単独で成し遂げてしまったというわけです。

 いろいろ推察すると、リブレは現在アニメイトの子会社になっているそうですから、まずアニメイトの協力を得ることは簡単だったでしょうし、昨年、日本を代表する書店チェーンだった書泉もアニメイトの傘下に入り子会社となってますから、書泉グループの支援も当然得られたはずです。
 全国のアニメイトや書泉ブックマート、書泉ブックタワーといえば、オタク関係に強いだけでなく、BL本の有力販売店でもありますから、リブレが誇る有力作家陣を揃えた「BL界初の18禁本」がこれらの書店で販売されるとなれば、他の書店チェーンもそれを見過ごす手はないという気になっても不思議ではなく、今回、これだけの書店からのバックアップが整ったのかなと思います。

 さすがBL界を草創期から引っ張ってきた業界の盟主というところですね!
 繰り返しますが、流通にまで周到な準備が必要な「18禁BL本」の発行は、やはりリブレでなければできなかったようにブログ主は思います。

 さて、作家陣のラインナップを見ても、相当にリブレが力を入れてきたように思える今回の18禁BLアンソロジー「PINK GOLD」ですが、これが成功するかどうかは、BL業界の将来を大きく左右します。
 もしこれが商業的に失敗すれば、 「これだけ準備しても、やっぱり女性には『成人向け』は売れないんだ…」ということになり、今後BLで「18禁本」が発行されることは相当難しくなるでしょう。
 だが成功すれば、BL界はこれまでのフィールドにくわえて、新たな「成人向け」という領域を手に入れるわけで、ブログ主はこれを大変喜ばしいことと思います。

 この点、じつはもっとも気になっているのが、最初にも書いた「BL本のゾーニングが進むことはよいことだ」と言う声が、BL読者の中にもとても多いように思えることです。
 じつは、これらの人たちの言わんとするところは、「性的表現が含まれるBL本は、このまま一般向けで販売すると世間から叩かれそうだから、さっさと18禁にしちゃって、未成年者は一切手を触れられないようにどんどんしていこう」ということなんですね。
 つまり、性的表現有りのBLはすべて「成人向け」の檻の中に追い込んでしまえ、それ以外のエロくないBLだけを一般向けに販売しろというスタンスです。

 しかし、これは今回の「18禁BL本」の発行をどのように捉えるかという根本の部分と関わってきますが、ブログ主は違う意見を持っています。
 まず、性的表現が含まれるBLであっても、現在は未成年者でも買える一般向けとして売られいるわけですが、大きな問題が起きていない限りは、可能なかぎりこの現状を維持するべきです。
 わざわざ自分たちの手でそれを放棄することはありえません。

 そのうえで、強い性的表現を駆使してBLを描きたい作家さんたちのために、

「一般向けでBLを描く場合に課されることもあるさまざまな表現上の制約から解放されて、自由に性的表現を楽しめる新たなフィールド」

 として、「18禁BL本」というジャンルを活用していけばよいと考えます。
 既存のBLで性的表現があるものをすべて「18禁BL本」の枠内に追い込む必要はまったくないというのが、ブログ主の立場です。

 現状、さまざまな折り合いをつけて、多くのBL雑誌やBLコミックスは、その中に可能なかぎりの性的表現を含んだうえで一般向けとして発行されていますが、時に「有害指定」されることはありつつも、書店の店頭に並び、格段の問題を起こしてもいません。
 ならば、この状態を維持すべきです。
 ブログ主は、なにも現状のBL本についていっさい何も修正するなと言っているわけではなく、一部のBL雑誌やコミックス(たとえばジュネット系など)については、残念ながら「18禁BL本」の枠内に今後収めていく必要もあるとは思っていますが、一般向けに販売するBL雑誌からは性的表現をなくすべきだとか、性的表現があるBLはすべて「18禁BL本」として発行するべきだとは毛頭思いません。

 青臭い話ですが、日本国憲法が保障する「表現の自由」のもと、すべての出版物は自由に発行・販売されるのが「原則」です。
 全国各地で定められる「青少年健全育成条例」によって、あくまで「例外」として、未成年の健全な育成を害する出版物については「ゾーニング」が定められているだけですから、“実害”が発生していない以上は、BL本の多くが一般向けに販売されている現状を、BL業界の側が自ら縮小する必要はありません。

 BLという表現ジャンルは、男性同士の恋愛をメインテーマとして描くものですが、主人公2人の精神的なつながりと彼らの肉体的な性愛関係は、極めてシームレス(継ぎ目なし)に描かれることが多く、逆から言うと、男性観の性的行為「だけ」を描くものはほとんどありません(言い切りますが・笑)。
 BLにおいては、肉体的な性愛を描くことは精神的なつながりを描くことであり、精神的なつながりを強調するために肉体的な性愛が描かれることも自然なことです。
 それゆえ、性的表現の多寡だけを理由に、それらをすべて「18禁BL本」とすべきというのは、もちろんBL好きによる多少自分勝手な論理と思いつつも(笑)、受け入れがたいものがあるわけです。

 だから、もし「PINK GOLD」が商業的に成功した場合、ブログ主としては、書き手も読み手も自由に性的表現を楽しむことができる、新たなBLの表現領域が広がったと喜ぶのみです。
 “エロいBL”がすべて収容されるべき「強制収容所」ができたと考えるべきではないのです。

 さて、成功の暁には、リブレ出版に対しては、今回一社単独で実現した「女性向け18禁本販売の書店ルート」を他社に対しても解放するように望みます。
 それによってBL界全体が蒙る利益は、大変なものになるでしょう。
 女性客でも買える「成人向けコーナー」さえあれば、18禁BL本を出したいと思っている版元は多いはずですから。

 「PINK GOLD」が成功するか失敗するか、ブログ主は固唾を呑んで発売日を見守ろうと思います。
 重ね重ねですが、もし「PINK GOLD」がバカ売れして、「18禁BL本」というジャンルが確立したとしても、リブレには決して一般向けとして売られている現行のBL雑誌からエロを減らすとか、「18禁BL本」の中でのみエロいBLを展開するなどの“自分たちからどんどん世界を狭くしていく”ようなことだけはしてほしくありません。
 あくまで、これまでのBLにくわえて、新しい表現領域を開拓した! くらいの気概でいてほしいものです。

 リブレが初の18禁BL本を出すと聞いて、「いよいよBLも追い込まれたのか…」と思った方は少なくないと思います。
 しかし、決してそのようにしか考えられないわけではなく、ここからどうしていくのかがBL本の未来に決定的に重要なのだということを言いたくて、今回の記事を書いてみました(ちょっと前回の記事は悲観的に書きすぎたなという反省も含めて・笑)。
 まずは「PINK GOLD」が成功しないことには、お話が始まらないことはよくおわかりいただけたかと思うので、「我こそはBL好き!」という皆さまには、今すぐ書店やリブレ通販で予約を入れることをオススメして、記事を終わろうと思います。
 とにかく成功させにゃ!

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Comments

 
>“実害”が発生していない以上は、BL本の多くが一般向けに販売されている現状を、BL業界の側が自ら縮小する必要はありません。

通常のエロ本に"実害"があったみたいな言い分だな。
言ってもらおうか。その"実害"とやらを
 
しかも実害がないファンタジーロマンスだから年齢制限いらないじゃないとか脳味噌お花畑か。 
BLだからとか実害の有無とかじゃなくて、エロ目的じゃなくてもある程度の重要なはずせないシーンとして性表現を描く場合は18禁でいいと思います。

本音を言うとキモイから新刊平台に肌色率の高いBLが積まれてるの見るのも嫌です。年齢制限してぱっと目に入らないところに隔離されればいいと思います。
それは私の持っているBLキモイという偏見なだけで、実際読んでみると表紙の割にまともな内容だったり面白いのかもしれません。
でも、読んでみたいと思わないし、多分これからも殆ど読むことはないでしょう。
そんな外野には実際の細かい表現内容はわかりません。
なので「エロメインじゃないよ」「恋愛表現の一環だよ」と言われても知った事ではないです。
男性向けのエロ漫画も下手な少女漫画よりロマンチックたったり萌え漫画より健全な内容のものもあります。しかし、性的な内容の本は性的な内容の本です。

お店の人がいちいち本の内容を把握して「性表現はあるけどエロメインじゃないから子供さんにも売っても大丈夫」なんて判断してもらえばいいと思っているのでしょうか?
ゾーニングはそのジャンル好きな人から見てではなく内容を知らない人や(年齢・嗜好など)対象外の人がぱっと見た時に判別がつくよう設けるものではないでしょうか。

今まで18禁止がなかったとかBL業界って悠長だな。
 
 
問題の本質は
「コミケのえっちな袋で家に帰らないでください><」
と一緒でしょうね

特にBLは純粋な嫌悪からの風当たりも強いし、BL側から見ても自衛の手段を得たという意味で画期的なことだと思います
個人的には販路確保のその前に肌色率の高い表紙何とかするのが先だろうと言いたくなりますが

どのラインから18禁棚行きにするかはこれから模索しないと行けないと思いますが、一般漫画や小説でもかなり際どい(というかもろ性行為)シーンもありますし難しい作業になるでしょうね
 

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