ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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ストーリーが変えられた? あるBLコミックス最新刊の「あとがき」から推測する“都条例”&“児ポ法改正”の悪影響


Category: 表現規制問題   Tags: ---
 月末といえば、BL本の新刊ラッシュです。
 ブログ主は月末だけで15冊くらいはBL新刊を買います。
 昨晩もその中から一冊を手に取り就寝前のBL読書に励んでいました。
 大好きな高校生ものBLです。

 このコミックスは眼鏡優等生委員長×元ヤンキーという、ブログ主の好きな“優等生受け”とは真逆のカプでした。
 残念ではありましたが、読んでみるとさすが人気作家さんの新刊だけあって面白く、好みとは逆カプなことも忘れて読みふけってしまいました。

 主人公(受)は、とても男らしくてさっぱりした気性の元ヤンキー。
 攻めキャラである眼鏡委員長は、元ヤンくんのそんなところに一目惚れしてしまい一直線に「好きだ!」と迫りますが、主人公(受)は「優等生は俺の一番嫌いな人種だ!」と言って聞く耳を持ちません。
 でも、さまざまな事件を経て、元ヤンくんはいつしか優等生な眼鏡委員長の真剣な気持ちに気付き、「お前のこと…信じてみっかな…」と言ってその腕に飛び込むのです(グッとくるいい場面!)。
 ここまでで「第2話」が終了。
 さあ、ここからさらに2人の気持ちが深まっていくはず…!!!
 ブログ主は勢い込んでページをめくって、続く「第3話」を読み始めたのですが…!!!

 なんと驚いたことに、「第3話」はいきなり8年後にストーリーの舞台が移っていました。
 「第2話」の終わりでようやく気持ちが通じあった2人だったのに、いきなり8歳も年を取っていたのです。
 しかも、高校を卒業した後の2人に何があったのでしょうか。
 2人はすでに別れてしまっていて、別々の人生を過ごしているという設定になっていました。

 えええええー!!!!!!!(目が点)
 なんでいきなりこんなに話が飛んだの!!??

 その答えは、作者さん自身が書かれたコミックスの「あとがき」にありました。

――――――――――――――――
 連載途中、世間で色々ゴタゴタがあり…
 突然キャラクターを大人にする事になったり
 …読んで下さる方にとても不親切な1冊に
 なってしまった気がしてとても不安ですが
 少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。

――――――――――――――――

 いったいこの「ゴタゴタ」とは何を指すのでしょう?
 率直に書くと、昨年の「改正都条例施行」と「児童ポルノ法改正の動き」だろうとブログ主は思いました。

 このマンガの「第2話」と「第3話」は、もともとは昨年(2011年)の7月と11月に発売された某BL隔月刊誌に掲載されていたものです。

 昨年7月といえば、2010年末に都議会で可決成立した改正都条例がついに施行された月であり、国会では自民党・公明党の議員が主体となった児童ポルノ法の改正案が提出された月でもあります。
 この児ポ法改正案(自公案)では、児童ポルノの単純所持を禁止するとともに、マンガやアニメで描かれる少年少女キャラの性的行為についても「児童ポルノ」と見なして所持を制限するべきだとの考え方が盛り込まれ、マンガ業界や出版関係者からは猛烈な反対の声が挙がっていました。
 もし、与党である民主党がこの自公案に賛成してしまうと、成人向けエロマンガやゲームなどを持つことが法律で禁止され、発覚すれば罰金や懲役刑の処せられることになるかもしれない瀬戸際の時期でした。

 つまり、その真っ最中に「第2話」はBL雑誌に掲載され、また「第3話」についても、11月の掲載を前に、ちょうどこの頃に作者さんと編集サイドでの打ち合わせやプロット作りが始まったころだったはずです。
 改正都条例の施行や児ポ法改正の動きといったマンガやアニメをめぐる騒然とした社会状況を受けて、急遽、高校生だった主人公たちに8歳も年をとらせ、「第3話」を社会人に成長したあとのストーリーとして作り直した――そう考えることは、無理なこじつけではないと思います。

 これまでも、改正都条例成立や児ポ法改正への動きを受けて、さまざまなことが「影響」として出てきたと言われてきました。
 例えば、amazonで一部ロリコンマンガ誌の販売が取りやめられたことや、大手出版社で発売されるはずっだったコミックスが白紙撤回されたこと、はたまた創刊されたばかりの萌えマンガ雑誌が1号で休刊に追い込まれてしまったこと…。

 しかし、上記のようなブログ主の“想像”が当たっていればという条件付きですが、このように実際のマンガ表現が目に見える形で「ねじ曲げ」られてしまったところは、初めて目にしたような気がします。
 実際に目の当たりにしてみると、結構ショックです。
 作家さんがさすがの力量で話を自然につなげ、以後の“社会人編”のストーリー展開も非常に力がこもったものになってますが、それでもやはり何か大きな力でグイッと曲げられたようなマンガ表現をこの目で見るのは、なかなか辛いです。
 自分が好きなBLというマンガ分野の今後についても、大きな不安を持ちます。
 この作品はほぼエロなしのBLマンガなのですが、「それでもこうなってしまうのか…」という思いにも襲われます。

 繰り返しますが、以上のことは、作者さんの「あとがき」からブログ主が推測した結果に基づいて言っているにすぎません。
 もし、作者さんが言う「ゴタゴタ」がまったく違うものを指しているとしたら申し訳ありません。
 ブログ主としても、そうであってほしいです。
 表現がねじ曲げられたのでは…なんていうブログ主の推測が杞憂であってほしいと思ってます。

 ただ、もしブログ主の想像どおり、改正都条例の施行や、児ポ法改正の動きに関連して、「突然キャラクターを大人にする」ことが起きたのだとしたら、一つだけ、とくに編集サイドに向けて言いたいことがあります。

 このコミックスを読めばわかりますが、主人公である高校生2人が心を通わせるところが描かれる「第2話」までのストーリーは、いかなる法解釈によったとしても、「東京都青少年健全育成条例」で「不健全」とされる表現には該当していないということです。
 条文に定められているような、刑罰法規に触れる性交や近親相姦を「不当に賛美」するものではまったくなく、そもそも主人公2人の性的な場面はまったく描かれていません(最高でもキス程度)。
 なのに、「第3話」からいきなり主人公たちの年齢が8歳も引き上げられ、高校生たちが主人公であるストーリーに変更されたとしたら、それは「過剰反応」というものです。
 これは作家さんではなく編集サイドの責任です。
 このような過剰な表現萎縮は必要ないどころか、日本国憲法が保障する「表現の自由」にとっては害悪でしかありません。
 ブログ主は、この手の「よくわからんが、とりあえずヤバそうな場面を全部なくせばいいんだろ」という考えがマンガ製作の現場に蔓延しているのではないかと強く危惧します。

 作者さんの「あとがき」によれば、作者さんにとって、このコミックスは「はじめての丸々1冊同じキャラクターで」のコミックスだそうです。
 力も入っていたのか、とくに「第3話」以後の主人公たちが社会人に成長してからのストーリーは、前半からの伏線が次々と解決していき、ストーリーはぐんぐん緊張を高め、ページをめくる読者の指を逸らせます。
 とくに、成長したあるサブキャラの姿があまりに……いや、ネタバレになるのでこのへんにしておきますが(笑)、充実した好作とブログ主は思いました。
 それだけに、この作品を純粋に楽しみたい人の邪魔をしたくはないので、このブログ記事では作品名は伏せましたが、ブログ主の推測が当たっているとしたら、残念で残念でなりません。

 このような都条例改正や児ポ法改正の動きを受けての作品内容の変更は、他でも起こっているのでしょうか。
 今回は作者さんの「あとがき」があったために、このような推測をするとともに、裏側をのぞき見(?)できたわけですが、表に出ないままマンガ表現が変質している例が、じつは一般読者が知らないままに、広がっていたりするのでしょうか。

 私がいま読んでいるこのマンガは、もしかしたら作者さんが本当に描きたかったものじゃなくなってるかもしれない――?

 読者がこんな疑念に襲われたら、マンガという表現形式は成立しません。
 何もできず、やきもきするだけの読者という立場が歯がゆいばかりです。
 マンガ出版各社には、過剰な表現萎縮に陥らず、読者に疑いを抱かせるようなことがないよう、徹底した情報公開と、自らの出版活動が立脚する「表現の自由」を自分たちの手で守るのだという気概を持つように強く強く言いたい気持ちです。
 悪法におもねる者は同罪なのです。

 本当にブログ主の勘違いであってほしいことです。
 その際は、きれいさっぱいこの記事はなかったことにしますので、「やい! 勘違いで勝手なことを書きやがって!」という抗議が来ることを、ブログ主は熱望しています(微笑)。

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