ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[レビュー]外見はティエリア似の素直じゃない生徒会長サマが、対立する応援団団長(年下)にぎゅーっと抱き締められちゃうよ あおいれびん『僕らの時間』


Category: レビュー コミックス   Tags: 特徴-高校生  受け-真面目・カタブツ  受け-眼鏡  受け-生徒会長・委員長  受け-成績優秀  特徴-年下攻め  ●ア行-あおいれびん  
僕らの時間 (ドラコミックス)僕らの時間 (ドラコミックス)
(2010/11/25)
あおいれびん

商品詳細を見る


 冬コミのカタログも発売になりましたが、もしかしたら今年は都条例改正が可決された重苦しい状況の中で冬コミを迎えないかもしれないと思うと、ちょっと鬱になりますね…。
 そうならないように、都議会審議最後の日まで、やれることをやるしかありません。

 くわえて、年末ということで、ちーけんの仕事も押し押しでかなり忙しくなってしまい、12月は地獄スケジュールになってます。
 年末年始の休暇まで、息する暇もないくらい(笑)。
 そんな最中でもというか、だからこそ息抜きに、家に帰ればBL本をよみまくっているんですが、今月は“当たり”が多すぎて嬉しい悲鳴です。
 今日ご紹介したいのは、その中でもとびっきり魂が震えた一冊。
 あおいれびん先生のdrapコミックス最新刊『僕らの時間』です!
 本作は、あおいれびん先生の前作『男の子だもの!』から続く“応援団シリーズ”の第2弾で、登場キャラも被ってますが、お話は独立してるので、『僕らの時間』だけ読んでもまったく問題ありません。

 正直にいうと、あおいれびん先生のマンガはこれまで苦手でした。
 ちょっと相性合わないなーなんて。

 シリーズ第一作の『男の子だもの!』も、流し読みしてました(反省)。
 でも、たまたま読んでみた一冊がきっかけで、目からウロコが落ちることってありますよね。
 ちーけんには、本作『僕らの時間』がそれでした。

 ああー、今まで自分はなんてもったいないことをしてきたんだ!
 実際、このコミックスも買おうかどうか、相当迷ったんです。
 俺にはあおいれびん先生のマンガは合わないのかな…と思いこみかけてたので。
 でも、drapのサイトであらすじをチェックしたら、「生徒会長」という単語が目に入ったんです。

 生徒会長!?

 うむ。
 これはとりあえず買ってみよう…。
 大当たりでしたぁぁぁああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
 はぁはぁ…。
 てか、本作は無人島に持っていきたいくらいの“優等生受け”の傑作!
 あー、これを買い逃してたらと思うと…。
 迷ったら買え、はBL読書の際の鉄則だと、あらためて思い知りました。

 さて、本作は一種のロミジュリものです。
 主人公(受)の宮田律(みやた・りつ)は舶蘭高校の生徒会長を務める3年生。
 舶蘭高校では、伝統的に「応援団」が特別待遇されてきたのですが、現在、応援団長を務めるのは、2年生の櫻田睦月(さくらだ・むつき)で、2人は犬猿の仲と言われています。
 個人的な関係だけでなく、生徒会全体としても、これまで特別扱いされてきた応援団を敵視する役員が多く、応援団の予算は削られっぱなし。
 ストーリーの最初でも、生徒会長である律が生徒会役員を引き連れて応援団の部室を訪れ、部費の削減を言い渡すシーンが出てきますが、文句を言われても、律はツンとした顔を崩さず、

「では写真を添えて書類で申請してください」

 なんていう、みごとな生徒会長っぷり。

 応援団員たちは、「生徒会のヤツらめ!」と怒りが収まりませんが、団長の睦月だけは、何か思うところがあるのか、悠然と構えています。
 敵対する2つの組織、生徒会と応援団のトップが主人公の2人というわけです。

 さて、“優等生受け”視点で本作を見ると、主人公(受)である生徒会長・律のビジュアルがもう素晴らしすぎます。
 眼鏡を掛けてるは当然(?)として、この眼鏡がですねねぇ、適度にダサくて優等生臭を振りまいてるんです。
 あおいれびん先生がそういう意図で描かれたのかはまったくわかりませんが(笑)、この眼鏡、大きさが結構あるんですよね。
 ティアドロップのサングラスってわかります?
 あの、ドラマ『太陽にほえろ』で、松田優作演じるジーパン刑事がかけてたような、バカでかいやつ(笑)。
 律の眼鏡は、イメージとしてはあれに近いデカさ!
 もちろんサングラスじゃなくて、普通の眼鏡ですけどね。
 そして、髪型も律は独特で、登場当初は肩にかかるくらいの長髪で、途中からは少し短くなって長めのおかっぱになってるんですが、そんな70年代ライクな髪型&デカ眼鏡のおかげで、絶妙なダサ優等生感があふれてるんですよ~(夢見心地)。
 表紙の律は、横顔でちょっと見にくいですが、言ってるところは理解いただけるかと!

 対して、攻めキャラの睦月は、律よりも1年後輩のくせに、もう堂々とした大人のような面構えです。
 動物でいうと、オオカミとかそんな感じ。
 でも、いつも悠然としていて冷静で人を惹きつける睦月が、律と2人でいるときだけは、妙に子供っぽい独占欲を見せたり、落ち着きを失って頭に血を上らせたり。
 ふだんが大人っぽいだけに、こーゆー年下攻めキャラは、すごくそそりますよね。

 さてこの2人、今ではロミオとジュリエットとして、口もきかない状態ですが、じつは中学生のころは男同士なのに付き合っちゃったりしてました(きゃっ)。
 えっ、そんな重大なネタバレしていいの? とお思いかもしれませんが、これはコミックスの冒頭で描かれてるので、問題なーし(笑)。
 中学生だった律が、塾の帰りに不良に絡まれたところを助けてくれたカッコイイ男の子、それが睦月でした。
 このへん、ちーけんとしては、「塾の帰り」にハァハァ、「不良に絡まれた」にハァハァと、あちこちに散りばめられた“優等生受け”の匂いにもうクラクラするわけですが、この時の不良のセリフももう最高。

「よー。舶蘭のお嬢さん、塾帰りですかー?(ニヤニヤ)」
「俺等と遊びに行こうよ(ニヤニヤ)」
「こんな時間まで大変でちゅねー(ニヤニヤ)」

 やばい、やばいお!!!
 「お嬢さん」だって!!!
 このセリフ、激しくそそる!!!(笑)
 そして、絡まれた律がまた可愛いんだ…はぁはぁ。
 塾のカバンを胸に抱き締めながら、

「やめてください!」

 だって…。
 やばいお、はぁはぁ!!!!

 さっき書き忘れたんですが、肩まであるかという長めの髪に大きめの眼鏡というと、優等生受けスキーのみなさんなら、あるキャラを思い出したりしないでしょうか。
 そーです!!!
 『ガンダム00』のティエリア!
 じつは、律はティエリアにかなり外見が似てるんですよね。
 この不良に絡まれる場面も、まるでティエリアが暴漢に絡まれてるような…はぁはぁ。

 はっ!
 すいません、ストーリーの本筋からはどうでもよすぎる細かい場面につい興奮を…。

 閑話休題。
 こうして急速に親しくなった中学生時代の2人は、お互いが何より大事な存在になっちゃって、それが恋だかなんだかわからないまま、身体を寄せあっちゃうわけですよ。
 若いからしょうがないとはいえ、うーむ、このへんの青臭さも萌えますな…。
 何事もきっちりしてる優等生が、たった一人の友達だけには、それも他校の後輩で自分をピンチから救ってくれた睦月だけには心を許しちゃってるなんて、どんだけ優等生スキーを悶えさせるんだという。

 ところが!

 塾帰りに落ちあっていつものように話し込み、盛り上がった2人は、ついに初エッチに雪崩れ込もうとするんですが…。
 この時、睦月は律を組み敷くと大変な失言をしてしまうのですよ。

「優しくする。痛くしないから」

「そんなこと言われても…僕、どうしたらいいのか…」

「大丈夫。ちゃんと予習してきたから」

 エッチの予習(笑)。
 僕とじゃなくて誰としたんだ!!!!
 ――というわけで、ばちこーん!!!!! と大きな音を立てて、自分の上に乗っかる睦月を殴り飛ばした律は、その場で睦月と絶縁し、それ以来一言も口をきかずに、今日まで来たのでした。
 おいおいおいおい、そんなことで頬を染めて怒るなんて、どんだけ清楚な優等生なんだよと、読者もつい鼻の下が伸びてしまうわけですが(俺だけかしら)、あれから数年、2人は生徒会長と応援団長として、学園内で対峙しているというわけです。

 本作は、こんな設定の2人が、“誤解”を解いて、再び元のサヤに収まるまでのお話です。

 さて、本作が“優等生受け”として優れているというのは、上のような律のキャラ設定や、それと絡む睦月という後輩の対照的な生意気さだけでも理解いただけたと思いますが、じつはそれだけではないのです。
 ちょっとわかりにくい話になりますが、なんというんでしょう、本作には3つのレイヤー(階層)が仕込まれているんですよ。

 例えば、2人が夏の野球場で会う場面があるんです。
 舶蘭高校野球部の試合に、律は生徒会長として観戦に訪れていて、睦月は応援団長として正装の白ランに身を包み球場に来ています。
 律は、職務として来たものの、もし睦月と会っても、絶対に昔みたいに話しかけたりしないぞと堅く心に決めています(←可愛い)。
 ところが、球場内をうろうろしていた律は順路に迷い、誰もいない廊下を前方から1人で歩いてくる睦月と出くわしてしまうのです。

(え、どうして…? どうしよう。試合中だから誰もいない。睦月と二人きり…!)

 睦月に話しかけられたらどうしよう、今からでも方向を変えて逃げちゃおうか。
 ところが、慌てる律を冷笑するかのように、睦月は律のほうなど一瞥すらくれずに、無言で横を通りすぎていくのでした――。

 この場面、見開き2ページをいっぱいに使った大ゴマで描かれた、とても印象的なシーンです。
 睦月となんか口をきいてやるもんか――そう思いつつ、じつは睦月から話しかけてくれるのではないかとドキドキしながらすれ違った律の期待は裏切られ、声をかけるどころか視線さえ向けてくれなかった睦月に、律の心は大きく傷つきます。

(分かっていたのに…)
(睦月が僕と同じ高校に入ってきたのはただの偶然で)
(アイツはもう僕のことなんて何とも思っていないって)
(意識してるのは、僕だけだって…)

 さて、ここで先程言いました“レイヤー”の話を少しさせていただきます。
 今の場面でいうと、マンガの中に、2つのレイヤーが仕込まれているんですよ。

 第1のレイヤーは、「絵」です。
 言い換えると、「絵」として描かれた、2人の「行動」です。
 誰もいない球場の廊下で出会った2人、何か声をかけてくれるんじゃとドキドキしながら待つ律を一瞥すらせずに睦月は通り過ぎていく――。
 この「絵」レイヤーで描かれているのは、律の甘い期待と、それを打ち壊すように突きつけられた厳しい現実です。

 ところが、この同じ場面で、同じコマの中に、もう一つのレイヤーが置かれていて、そこではまた別のことが描かれているんですよね。
 その第2のレイヤーとは、律の「心の声」です。

(分かっていたのに…)
(睦月が僕と同じ高校に入ってきたのはただの偶然で)
(アイツはもう僕のことなんて何とも思っていないって)
(意識してるのは、僕だけだって…)

 こちらの「心の声」レイヤーでは、「絵」として描かれたのとはまた別の角度から見たこの場面の意味合いが描かれているわけです。
 律の心の悲しみですね。

 なんだか小難しい話になって申し訳ないんですが、本作ではこのように、一つの場面について、「絵」で描かれるものと、「心の声」として描かれるものとが、同じコマの中に同時に存在していて、律の心情や、場面の意味が、すごく複層的に描かれています。
 本当は、睦月のことをまだ大好きなくせに素直に仲直りできない、律の優等生らしい頑なさやツンツンっぷりが「絵」レイヤー上で描かれつつ、同時に律の本当の切ない気持ちが、「心の声」レイヤーとして、そこに重ね合わせるように描かれているという。

 これがねぇ…。
 “優等生受け”として絶妙な効果を生み出してるんですよね…。
 本当は睦月に甘えてすがりつきたいのに、優等生のプライドが邪魔して素直になれない律の二律背反な性格を、このレイヤーの二重構造を利用して、あおいれびん先生は、一つの画面の中で同時に、そして複層的に描かれてるんですな。

 くわえて!

 最初に「3つのレイヤー」と言ったとおりに、後の場面になると、これにもう1枚別のレイヤーがくわわります。
 それが、律の「セリフ」レイヤーです。
 絵として描かれた律の行動、セリフ、そして心の中の声。
 この3つが自由自在にひとつのコマ、場面の中に書きこまれているんです、本作では!

 それってマンガとして普通のことじゃないの? と思うことなかれ。
 あおいれびん先生のマンガの中では、この3つがまさに同じコマの中で重なりあうように登場し、響きあうことで、一つの場面が形作られていきます。
 単に、セリフや心の声を並列で描く作家さんは他にもたくさんいますが、絵とセリフと心の声が同じ場面の中で有機的につながりあって登場し、読者の目がその3つの間を渡り歩きながらコマを読み進めていくうちに、いつの間にか登場人物たちの深い心情や場面の意味を理解させられてしまっているというこの感覚は、あおいれびん先生のマンガでしか味わえないものと、ちーけんは思います。
 それほどに絶妙なのです。

 この威力を実感したのが、2人がついに誤解を解きあい、長年のブランクを乗り越えて気持ちを確かめ合う場面です。
 球場ですげなくされたことにショックを受けた律は、家に帰ると、数年前に交換したまま、ずっと保存していた睦月のメールアドレスに、メールを送るんです。
 もうつながらないだろうけど…と呟きながら。
 うわ、切ない…(涙)。
 ところが、メールはちゃんと睦月に届いたのでした。
 睦月も、律と交換していた昔のアドレスを、頑固に変えていなかったのです。

 オオカミのような男・睦月が、こんなチャンスを逃すわけはありません。
 翌日、睦月は学校ででくわした律を捕まえて、メールの意味を問いただします。

「はな…っ」

「悪い。今日は逃がしてやれない」

「なっ…」

「いま逃がしたら、もう二度と捉まえられない気がする」

 いやー、この場面での睦月の男っぽさ、カッコよさは怖いくらいのものがありますが、逃げようとする律をそのまま強引に抱き締めます。
 そして、この場面こそが、先程挙げた“3つのレイヤー”が大活躍するシーンなんですね!

 まず、この場面では、「絵」レイヤーとして、律が睦月に必死で抵抗するシーンが描かれてます。
 必死で腕を突っ張って、身体全部を使って、反抗してるんです。

 ところが、「セリフ」としては、拒否一辺倒の「絵」レイヤーとは微妙に違う律の心情が、2人のやりとりとして描かれます。

「ど…どうしてこうなるんです!」

「えっ…自然と?」

「む…睦月は昔からそう! 僕の気持ちなんて完全に無視で一人で突っ走って!」

「だって律、俺のことまだちょっとは好きだろ?」

「な、何を根拠に…! 自意識過剰もいい加減にしてください!」

 態度ほどに強硬じゃない、微妙に軟化している律の気持ちが、「セリフ」として描かれているのがおわかりいただけますでしょーか!
 ポイントになるのは、律が睦月のことを苗字の「櫻田」ではなく、昔と同じく「睦月」と名前呼びしてることです。
 絶交してからずっと、律は睦月のことを苗字で呼んでいました。
 なのに、急に抱き締められてパニくっちゃったのか、憎いはずの後輩のことを「睦月」なんて名前呼びしちゃったりして、絵で描かれた“絶対に抵抗!”みたいなところとは微妙に違う律の気持ちが描かれます。

 ところが!!!

 さらにこの場面、今の絵とセリフに被せられるようにして、第3のレイヤーである律の“心の声”も同時に描かれてるんですな!
 腕を突っ張って睦月から離れようとして、口でも「自意識過剰もいい加減にしてください!」なんて突っ張ってた律が、この時、心の中では何を呟いていたかというと…。

(待って 待って)
(ダメだ)
(途切れていた時間が)
(繋がってしまう――)

 そしてこの心の中での“つぶやき”に被さるように、律は睦月についに唇を捉えられ、きつく抱き締められてしまうわけです。
 わかりますかー!
 この「待って 待って」に秘められた律の本心!!!
 自分を強く抱き締めてくる腕に抵抗できず溺れていく自分を、行動やセリフでは抵抗を見せつつ、じつは徐々に受け入れていってしまう律の気持ちの変化が如実に描かれています!!!!!
 この三重構造のいやらしさ…。
 表面上は、優等生らしく建前で突っ張っているのに、内心ぐずぐずにされちゃってる律の可愛いところが、行動、セリフ、心の中の声という3つのレイヤーによる細かな描写と、それぞれがオーバーラップしあった相乗効果で、読者の眼前に迫るかのようなリアリティで描き出されているのですな!

 じつは、この後もとてもエロい(笑)。

 続けて、2人のキスが、あおいれびん先生の素晴らしい絵で、とってもいやらしく描かれるんです。
 舌同士が絡まり合う様子がアップで「ちゅく ちゅく…」なんて擬音とともに描かれたり、それに感じてしまった律が、思わず「ぎゅ…っ」と睦月の背中に腕を回して抱きついちゃったり。
 そして、このエロい場面でも、「絵」と「セリフ」、「心の声」は同じコマの中で同時に描かれ、複雑な律の心境を活写してくれるんですな!

「はっ…こ、こんな所で…」

「構うもんか」

「んっ…」

 これがこの場面の「セリフ」。
 そして、ここに覆いかぶさるように、一言だけ、律の心の中の声が描かれるんです。
 それは、甘美な情動を拒否できず、ついに受け入れてしまう優等生の諦めにも似た心の叫びですよ(ヨダレ

(こんな…)

 この後ろには本当はどんな言葉が続くはずだったのか。
 「こんなこと…」なのか、「こんなキス…」なのか、読者の想像も大きく羽ばたく場面ですが、律はこの一言だけを心の中で呟くと力を抜いて、睦月に身体を預けていくんです。
 諦めたように、ぎゅっと抱きついて…。
 ――うわっ、えろっ(笑)。
 優等生がやっと自分の本当の気持ちを認めて、素直になった瞬間ですな!
 そしてここからは、絵でもセリフでも心の中の声でも、律の行動には齟齬がありません。
 とっても素直になって、いやらしいことを仕掛けてくる睦月の手に感じちゃう優等生の姿が、絵でもセリフでも描かれていくんですな(夢見心地)。

 まあ、あとの2人がどんだけベタベタになるかは、想像に難くありますまい…!

 じつは、ストーリーとしてはここで2人がまとまっちゃうわけですが、まだこの場面でコミックス全体の4分の1ぐらいです。
 ここからは、気持ちを確かめ合ったけれど、これまでの経緯が経緯なので生徒会にも応援団にも隠れて“お付き合い”しないといけない2人の姿が描かれて、お話は続いていきます。

 いやー、ここからがまた甘いんだ!

 放課後の学校で、応援団の練習に励む睦月の姿を、体育の授業の後片付けで訪れた体育倉庫の窓からふと目にする律。
 ところが、睦月は自分を見つめる、年上の恋人の視線を逃さないんですね。
 授業を抜け出すや、律のところまで駆け上がると、キスに雪崩れ込んだり。

 はたまた、生徒会室に1人でいる律のもとを訪れる睦月。
 何か悩んでるふうの律を見て、睦月はガバッと抱き締め、安心させようとします。
 いやー、じつはこの場面、ちーけんは大好きなシーンのひとつなんですが、「ぎゅううう~~」と痛いくらいに抱き締められた律は、

「くるしい…」

 なんて言いながら、嬉しそうに「ほわっ」とするんですな!
 やばい、優等生が心を許したようすが可愛すぎるよ…。
 窓の外では、放課後の生徒たちの笑い声が聞こえるなか、そのまま濃厚なキスに雪崩れ込んじゃったりして、これまた素直に頬を染めて舌を絡ませる律が可愛すぎ。

 で、ここでもまた、“レイヤーの法則”が登場して、なかなか素直に本心を見せない律の可愛いところが描かれるんですよ。

 じつは、ここ、2人の初エッチ場面なんです。
 そう、放課後の生徒会室で、キスで盛り上がった2人はそのまま止まらず…。

 みなさんにはぜひコミックスを買って読んでいただきたいので、ここからは詳しくは説明しません。
 2、3の例だけご紹介するに留めます。

 まず冒頭場面。
 キスをしていた睦月の手が、自分のシャツをまくりあげ、ズボンの中に入ろうとしているのに気づいた律は、口からは、

「はっ…あ…ん…あっ」

 という喘ぎ声しか出てこないなか、心の中ではこんなことを呟きます。

(しちゃうのかな)
(このまま)
(こんなところで)

 うううむうむ、可愛くないですか?(笑)
 優等生が身体をまさぐられて、ぼーっとした頭で、されるがままに流されちゃうという。
 この場面、どんな表情の律が描かれているかは、秘密です。
 どーぞ、ご自分の目で確かめてください。
 エロいです(笑)、とびっきり。

 そして、制服の下だけ脱がされて睦月の手で性器をいじられると、律は惑乱したように喘ぎます。

「はああ はっ あっ」

「…意外にデカイな、律。…どう?」

「あっ きもちいい… 睦月っ」

「俺のも触って」(睦月は睦月で完全に欲情した顔で)

 この場面でですね、やはり同時に律の“心の声”が絵が描かれてるわけです。
 それがこちら。

(なんだこれ)
(なんだこれ)
(すごい)

 うがー!
 優等生が初めて体験した肉欲に溺れとるー!!!!!
 もちろんこの場面の絵としては、とってもぐっちょんぐっちょんな2人の触りあいと、真っ赤になった律のお顔が描かれてるわけですが、はい、こちらもコミックスを買ってどーぞご自分の目でお確かめを。
 そして、睦月に「俺のも触って」と言われた律は、素直に応じて睦月の性器にそっと手を添えるんですが、ここでまた被さってくるのが、律の“心の声”。

(いつも…)
(こんな風にしてるの? 睦月)
(僕 すごくきもちいいんだけど…)
(これ、きもちいい…?)

 うぎゃああああああああああああああ!!!!!
 ゆ、優等生が「僕の身体で気持ちよくなってくれてる…?」なんて恥ずかしいことをつぶやいとるぅぅううううう!!!!!!
 この場面、絵としてはもういっぱいいっぱいになってる律が描かれてるんですよ!
 なにせ初めての経験ですから。
 でも、心の中では、何とか睦月に喜んでほしいとけなげに頑張っているという…。

 じつは、ここからですね、このエッチ場面は、実ページ数で20ページほど続きます。
 いま紹介したところが、冒頭の4ページくらい。
 これ以上の甘甘があと20ページ続くわけですよ、奥さん!!! ←誰だよ
 そして、ここから初めて睦月を中に受け入れる律の可愛いことといったら…!
 パニックになって、とても成績優秀な優等生とも思えぬ可愛くもおバカなことを言っちゃったり、××××しちゃったり…。
 ああー、もっとネタバレしたいけど、もうダメ!!!!!
 でも××××のところは、「えっ 優等生がそんなことを…!」という文字が入るのでありまして、ちーけんの心は、興奮のあまり遠く小惑星イトカワまで飛び去ってしまったのでした。

 あとね…。
 巻末にある3ページの書き下ろしオマケ漫画がもう極悪で…。
 正直なところ、俺、この3ページ漫画、すでに100回は読み返したよ…。
 律、エロすぎ…。
 いや、場面としては大したことやってないんですよ。
 でも、読めばわかりますが、律がエロすぎ…。
 お前、生徒会長で優等生のくせに、その性癖かよっ! という…。
 それを理解して、律が素直になるようにうまく誘導してエッチしちゃう睦月に感謝しろよ…。

 ――って、何言ってるか、コミックス読んでないとわからないと思いますが、律が可愛すぎて魂脱けます(笑)。

 ちーけんは長年のポリシーとしてですね、コミックスとかでよく特典でついてくる、応募者全員サービスの描き下ろし小冊子プレゼントとかは、これまで一切応募したことないんです。
 コミックスはコミックスで完結させてくれよ! と硬派な(?)思想を持って生きてきたので(笑)。
 不公平だし。
 ほら、1年後に初めてこの作品を知った人は、もうプレゼント期間終わってるから応募できないじゃないですか。
 読者はすべて公平に! と思ってたので、どんなに好きな作家さんの作品でも、そーゆー応募型の小冊子プレゼントとかは、一切やったことなかったんです。

 でも…。

 じつは本作でも、応募者全員サービスで、番外編小冊子が送られるプレゼントがあるんです。
 いま、とても迷ってます。
 コミックスのあとがきを読んだら、あおいれびん先生がこう書かれてたんです…。

「律のむっつり変態スケベなところが、もっと描けたらいいなぁと野望を抱いております」

 優等生の変態スケベなところ…。
 そ、そんな見え見えのエサに、BL読んで20ウン年の俺様が引っかかるとでも………ぱくっ!!!

 ああー、マジにどうしよう。
 読みたいよ、そりゃ読みたいさ!!!!!!
 でも、本当の本当にこれまでそーゆーのは一切拒否してきたんです。
 うううううう…。
 だ、誰か、ここを読んでくれた人が、俺の代わりに勝手に応募して勝手に送りつけてくれても、べ、べつにいいんだからねっ!!! ←なぜツンデレ しかもできそこない
 おいおい、いまコミックスの巻末にあったプレゼント告知のページ見たら、編集部からこんな告知が出てたよ。

「この小冊子に掲載された作品は、コミックスに収録されません」

 なんという極悪…。
 悩みまくりつつ、本稿を終えさせていただこうと思います。

 ああ、応募するべきか、しないべきか、それが問題だ。

 はっ!
 これはハムレットじゃん!
 うまくロミジュリのセリフでオチたと思ったのに、幻でした(笑)。

関連記事


Comments

Leave a Comment



08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

07

09


 
FC2カウンタ
 
プロフィール

ちーけん

Author:ちーけん
FC2ブログへようこそ!

 
最新つぶやき5件

Twitter < > Reload

 
最近のコメント
データ取得中...
 
 
 
 
Lc.ツリーカテゴリー
 
Lc.ツリータグリスト
 


Archive   RSS   Login

債務整理太陽光発電
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。