ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[レビュー]美しい少女だと思っていたロックバンドのボーカルは、同じ高校のお堅い眼鏡優等生だった…? 立野真琴『ミューズの学園で逢おう』第8話


Category: レビュー コミックス   Tags: 特徴-高校生  受け-真面目・カタブツ  受け-眼鏡  特徴-年下攻め  受け-生徒会長・委員長  受け-美人の優等生  ●タ行-立野真琴  
ミューズの学園で逢おう 3 (ビーボーイコミックス)ミューズの学園で逢おう 3 (ビーボーイコミックス)
(2009/06/10)
立野 真琴

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 前回更新した『ミューズの学園で逢おう』のレビュー記事に、2日で7件も(8月5日現在)拍手をいただいてありがとうございました!
 もう誰もこんなブログ見てないと思ってたので、めちゃくちゃ嬉しかったです(笑)。
 なんだかもりもりとやる気が出てきました…!

 というわけで、予告させていただいたとおり、同じく『ミューズの学園で逢おう』に収録されているもう1カップルのお話をご紹介させていただこうと思います。

 本作のメインカップルは、前回ご紹介したとおり、日本一のアイドル・大槻悠×ガチガチ優等生・花井忠史という2人です。
 全4巻で計12話&エピローグが収録されていて、ほとんどが悠×花井カプのお話になっているのですが、ちょいちょい他のカプのお話が入ってくるんですね。
 その中でも、ブログ主が読んだ瞬間にピカピカッと雷が落ちたような衝撃を受けた稀代の“優等生受け”カプが今日ご紹介する2人です。
 収録されているのは第3巻。
 『ミューズの学園で逢おう』第8話がその回です。

 もちろん物語の舞台は悠×花井カプと同じく、美園学園高校。
 悠×花井カプが、同じ高校の芸能科と普通科の対立の中で描かれていた優等生受けカップルであることは前回ご紹介したとおりですが、今回ご紹介する2人も、同じ構図の中にあるカップルです。

 主人公(攻)は、芸能科に通う葉月未来(はづき・みらい)。
 兄がリーダーを務める人気ロックバンド「vicious」(ビシャス)でベーシストをやっている芸能人です。

 未来には、数年ずっと気になっていることがありました。
 まだ「vicious」に入る前、兄が演奏するというので見に行ったライブハウスで、一回だけ出会ったロックバンド「レアリテ」の美少女ボーカル・怜です。
 バンド自体は演奏も雑で、よくある域を出ていなかったのですが、ボーカル・怜の声と存在感に、未来は心を鷲掴みにされてしまったのでした。
 ゴスロリっぽいワンピースに身を包んだ怜のステージには、その後二度と出会うことはありませんでした。
 「レアリテ」は解散し、怜はそのまま姿を消してしまったからです。

(透明感のある細い肢体)
(暗くよどんだ音に混じって際だつエンジェルボイス)
(けぶるまつげ 光るネイル つやめく唇)
(そして白い咽…)

 あれから何年も経った今でも、未来は怜の歌う姿を夢に見ることがあります。
 まるで恋してしまっているかのように…。
 普段、学校でもバンドでも、「年下なのに生意気」「毒舌」「態度でかすぎ」というキャラで通っている未来ですが、怜のことだけは自分でも不思議になるくらい美しい思い出として心の中にあるのでした。

 ところが!!!!

 ある日、音楽活動の合間に顔を出した校内で、生徒会役員を務める普通科の先輩・沢住怜(さわずみ・れい)を未来は見かけ、驚きます。
 長身できっちりと髪を分け、細い銀縁眼鏡をかけて一分の隙もなく制服を着こなした沢住は、校内でも知られたお堅い優等生。
 でも、未来は気づいたのでした。
 見た目も性格も、そして性別すら記憶とは違う怜悧な優等生の姿をした先輩・沢住が、自分が追い続けていた女神、「レアリテ」のボーカル・怜だということに。
 バンド解散とともに姿を消した怜は、美園学園の普通科に通う高校生になっていたのでした。
 そして、怜は少女ではなく男、それもとてもバンドなんかやったことすらなさそうな優等生になっていたのです。

 ――さあ!!!
 ブログ主がこのお話にめろんめろんになってしまったのも、おわかりいただけるのではないでしょうか!
 む、昔、女の子の格好をしてバンドのボーカルをやっていた男子が、今なぜか眼鏡優等生(しかも生徒会役員)という…。
 いったい何があったの!
 そしてどっちが本当の姿なの! という(笑)。

 未来は、校内で出会った沢住に、単刀直入に訊ねます。

「『レアリテ』の怜?」

 だが、振り返った沢住は、冷たい態度でした。

「…何かの呪文?」

 そのままきびすを返す沢住に、取り付くしまはありません。
 だが、返答を躊躇した一瞬の間があったことで、未来は確信したのでした。
 やはり沢住先輩は、自分が探し続けていた女神、「レアリテ」の怜に間違いないと…。

 ね、ね、もうドキドキでしょう!(笑)
 思わず顔がにやけますがな!

 さて、未来は翌日から学校に行くたびに、校内を動いて回ります。
 沢住先輩が「レアリテ」の怜かどうか確かめるためです。
 今も音楽をやっているんじゃないかと、軽音部に行って「沢住先輩ってここに所属してないの?」と聞いたり、生徒会役員の友達に「沢住先輩ってどんなヤツ?」って訊ねたり…。
 そんな未来にシビレを切らして接触してきたのは、沢住先輩のほうだったのでした。

「来なさい。まったく。なにを人の事かぎ回ってるんだ」

「…あんたやっぱり」

「…しつこい子。そうだよ。元『レアリテ』の怜だよ」

 この場面、そう言うと沢住は細い銀縁眼鏡を外すと髪を下ろし、普段は隠している美しい素顔を未来の前にさらけ出します。
 ほんと、擬音でいうと「バサッ…!」という感じで突然、美貌の青年が目の前に現れますよ(笑)。
 でも、上のセリフでその片鱗が出ているとおり、あくまで態度は優等生として、そしてなぜか自分の過去をかぎ回る後輩をたしなめる生徒会役員としての態度を貫くんですね。
 このお堅い感じがブログ主にはすでにハァハァなんですが、この後にすぐまた超絶神場面が…。
 いや、本作はもう神場面の連続で、ブログ主はのたうち回り続けて読書したんですが(どんな姿勢だ)、まず第一神場面がここ!

「なに? お前、僕のファンなの?」

「ファン…そう言うことになるのかな」

「ハハッ すげ! 超売れの『vicious』のベースが俺のファンだなんて」

 悪ぶって、いつもの「僕」一人称を崩して未来に対峙する沢住は、そう言うと、すでに音楽の世界では過去の人間として忘れ去られている自分に、人気絶頂の人間が何を言うのかと嘲笑うかのような表情を浮かべて、未来の頬を平手打ちします。

「――馬鹿にすんな!」

 そう言うと、再び銀縁眼鏡をかけ、いつもの優等生の顔を取り戻して立ち去る沢住。

 さあ、ここが神場面(その1)!!!

 沢住の細い後ろ姿を身ながら、未来は頬を押さえてつぶやくんです。

「力、弱ぇー」

 と!

 え? どこが神場面だかわからん?
 いやいやいやいや(笑)、普段は絶対に暴力なんか振るわない優等生がですよ、プライドを傷つけられて思わず後輩の顔を叩いてしまったわけですよ。
 優等生は、そんな自分の行為を「どうだ! 思い知ったか!」というぐらいの気構えで、そして居丈高な態度でやっているんですが、ふだんもっと荒い世界に生きている後輩には、まったく効いてないという!
 渾身の一撃を、「力、弱ぇー」の一言で片づけられ、力を誇示したことで、逆に後輩・未来から、より一層の“庇護の対象”と思われてしまった優等生って、すごくエロくないですか!?(笑)
 いやもうブログ主はたまりまへぐ…(鼻血で声が出ず)。
 だってこの場面、実際には描かれてませんが、未来は絶対こう思ってるんですよ。

(やっぱり、あの先輩、女なんじゃねーの)

 って!(妄想)
 ゴロゴロゴロゴロ、ゴロゴロゴロゴロ!!! ←ブログ主がのたうち回る音
 ゴスロリチックなワンピースに身を包んで美しい声で歌っていた「レアリテ」の怜の少女めいた姿。
 そこに、今でも非力なままの優等生・沢住がオーバーラップして未来の心中に浮かんでくるわけです。

 萌える!!!
 いや、燃える!!!!!!!!!
 ブログ主のハートはこの段階で完全バーニング!!!!!!!
 やばいよ、ハァハァしちゃうよ!

 さて、こうしてできた2人の接点。
 未来はしつこく沢住に付きまといますよ。

「もいっかい聞きたいんだ。あんたの歌を」

 怜悧な顔で沢住はそんな未来の願いを拒絶し続けます。
 このへんのやりとりも眼鏡越しの沢住の視線は、やんちゃな後輩を見下す優等生のもので、ブログ主的には大ハッスル(笑)。
 だが、未来も諦めかけたある日のこと。
 未来のしつこさに根負けしたのか、沢住は音楽室に誘い、「一曲だけだ…」と言いながら、未来の前に立ってくれたのでした。
 さあ、ついにかなった未来の願い。
 2人の間にここからいったい何が――。

 というところで、通常ならば「あとはご自分でコミックスを買ってお確かめください」となるところですが(笑)、今回は大変申し訳ありません、最後までストーリーをご紹介させていただきます。
 何しろ“優等生受け”の神場面の連続で、ここをご紹介せねば、本作の素晴らしさをお伝えしたことにならないのです…!
 なので、ネタバレがお嫌な方はここでお別れをお願いいたします…。

 さあ、クライマックスです。
 じつはここで、優等生の顔の下に隠してきた、沢住の“本当の気持ち”が明らかになるんです。
 この描かれ方がもう圧巻!
 立野真琴先生、天才!
 あまりに逐次的にストーリーをご紹介してもしょうがないので、適宜要約させていただきますが、未来の演奏で歌った沢住の声は、お世辞にもうまいものではありませんでした。

 そう。
 かつては少女めいた透明感のある声を売りにしていた沢住は、成長による声変わりもあって喉をやられてしまい、今では満足に歌うこともできなくなっていたのです。

「ゴホッ、ゴホッ!」

「怜さん! ごめん、大丈夫!?」

「満足か…?」

「え?」

「こんな声でも聴けて満足かって聴いてんだよ」

 ここもプチ神場面…(笑)。
 自分の「ファン」だなんて言って付きまとってくる後輩の前で無理して歌って咳き込んでしまい、未来に抱きかかえられるように倒れ込んじゃう虚弱っぷりがまず優等生度プラス1。
 そして、傷ついたプライドを守ろうとするかのように、自嘲的に「満足か」なんて聞いちゃうところで、さらにプラス1。
 ところが、「うん…ありがと。でもすごくよかった。俺…」と感謝する未来に、怜は怒りを露わにするのでした。
 馬鹿にするな! とでも言うかのように…。

「ムカつく! マジに満足そうな顔して…ムカつく!」

「わ、ちょっ…いって…」(怜に突き飛ばされる)

「まだなんにも失ってない憎らしいヤツ…。おまえみたいなガキ、汚してやる…!」

 そう、ボーカルとしての能力を失い、地に堕ちてしまった自分を哀れむかのように「満足した」なんて言う、今をときめく後輩・未来に、怜のプライドは我慢がならなかったのでした。
 優等生の怜悧な顔を脱ぎ捨て、悔しそうな顔をさらけ出し、怜は未来を突き飛ばします。
 そして、「汚してやる」という言葉どおり、未来に馬乗りになると、「情けない顔を見てやるよ…」とでもいうかのように、未来のズボンの前をくつろげるのでした。
 あ、一応書いておきますけど、最初にご紹介したとおり、もちろん未来×怜ですからご安心を(笑)。

「…っ」

「…なに? 感じてるのかよ。俺の歌聞いてこうなったの? ヘンタイだな、お前」

「……」

「やめてほしかったらお願いすれば? ほら、ボーヤ」

 このへん、暴走した優等生の言葉責めが大爆発ですよ(笑)。
 さっきと同じなんです。
 優等生・沢住は、これで後輩・未来に勝ったと思ってる。
 でも、じつは違うという。
 こんなエラそうなことを言われながら、一方的に怜に性器を口に含まれた未来は、もちろん長年憧れていた「レアリテ」の怜が自分に口で奉仕を…という驚きから顔を歪めてはいますが、我を失ってしまってるわけではありませんからね。
 だから、怜の余裕は、すぐに驚きに変わるのでした。

「…やめないでよ。超キモチいいよ」

 不敵に笑いながらこんなことを言われ、怜はそのまま口の中に未来の精液を出されてしまいます。
 さっきまで「ほら、ボーヤ」とか言ってたのが、あっという間に形勢逆転。
 自分が相手を支配していると思っていた優等生が、あっという間に最下層に…!
 うぐぐぐ、ブログ主的にはこれだけでご飯100杯です!!!

 口の中に射精され、涙ぐみながら、それでも「ざまあみろ」なんて悪態をつく怜ですが、本当の驚きはここからです。
 未来はついに反撃に出ます。
 怜を床に押し倒すと、同じことを怜に仕掛けたのです。

「なに…? ちょ…やめろ!」

「お返し」(チュウッ)

「や…ん、あーーッ!」

 さあ!
 人はこの場面を単なるエッチ場面と思うでしょう…。
 そりゃそうだ、今ご紹介したかぎりでは、そーゆー場面ですからね。
 でも、違うのです!
 ここからが、ブログ主が最近読んだなかでも圧倒的に萌え萌えさせられてしまった、“優等生受け”の超絶神場面!
 ここまででも、引退してから身にまとうようになった優等生の仮面をずいぶん自分ではぎとり、後輩・未来の前に素顔をさらけ出してきた怜ですが、じつはまだ“本当の気持ち”は見せていないんです。
 優等生が隠してきた素顔、それは人に絶対に見られたくないものなわけですが、それを知られる、教えてしまうということは、優等生にとっては相手に完全に屈伏することなんですね。
 自分を支える山よりも高いプライドを枉(ま)げ、自分より優れた人間がいるという冷徹な事実を、そして彼に支配されてしまいたいという自分の感情を、自分で認めることですからね。
 普段は絶対にふるわない暴力を振るって見せたり、あまつさえ「情けない顔を見てやる」なんて言って自分から未来の性器を口に含んだり、すでにこの場面の怜=沢住は、かなり本当の自分を見せてきてはいます。
 でも、まだ隠しているものがあったのでした。
 そして、それこそが沢住怜という優等生の究極な“本当の気持ち”なんですね!
 それは…。

 未来は、形勢逆転して怜を組み敷くと、お返しとばかりに怜の股間に顔を埋め、熱心な奉仕を繰り返します。

「…ホントだ、怜。男の子だな…。俺と同じものついてるし、これで感じてる」

 ところが、その言葉を聞いた怜は、ついに爆発してしまうのでした。
 これこそが怜がもっとも触れて欲しくなかったことだったのです。

「…だ、いやだ…、…になんか、男になんかなりたくなかった…!」

 そう…怜は、ずっと美しい声で大勢の観客を魅了しつづけられる「レアリテ」の怜――美少女のままでいたかったのです。
 なのに、時の流れは残酷です。
 怜が少女のままでいることを許してはくれなかったのでした。
 成長し、声変わりして、体格も大きくなってしまった怜は、バンドメンバーにもお払い箱にされ、「レアリテ」の怜でいることを自ら止めるしかなかったのでした。

「…ずっとあのままでいたかった。あの世界でずっと歌っていたかったのに…! 突然現実に戻されて、頭では納得したって…おかしいんだよ、わかってる! でも…!」

 さっきまでの強気な顔はどこへやら、「男になりたくなかった」「怜のままでいたかった」自分の“本当の気持ち”を今度こそさらけ出し、これ以上はないというところまで惨めな自分を見せてしまった怜は、未来に抱かれながら、ポロポロと涙を流し、虚空を見つめます。
 なんと哀しい告白でしょう…。
 あれだけ凛として自立していた優等生・沢住は、かつての自分を捨てきれず、居場所を見つけられないまま彷徨いつづけていたのでした。

 男になりたくない…でも身体は否応なく成長し、現実は目の前に迫ってくる――。
 ブログ主には、そんな自分を受け入れられない沢住が選んだ“擬態”こそが、“優等生”という仮面をかぶることだったと思われます。
 いや、仮面じゃないんですよね。
 少女のままでいたいと、男になることを拒否した美しい少年が生きる道は、ある意味、マッチョや暴力、肉体の誇示といった男性性からもっとも遠いところに存在する“優等生”という記号を身に纏うことによってしか現れなかったわけで、怜=沢住には必然の結果だったのです。
 だから、沢住は必死で優等生であろうとしたはずなんですね。
 男子の野放図さ、無軌道性から離れようと、それを律する校則やルールといったものにもっとも敏感だったのはそのためだったでしょうし、そうすることでしか沢住は「レアリテ」の怜でなくなってしまった自分を受け入れられなかったのですな!

 ところが!

 そこまでして築き上げ、ようやく本当の自分との“折り合い”が付けられるか…というまでになってきた高校生の沢住の前に現れたのが、音楽界で今をときめく「vicious」のベーシストである後輩・未来だったんですね。
 未来の手によって、怜は“本当の自分”をむき出しにされ、生まれたままの状態になってしまいます。
 そしてそれは、ここまでのストーリーをお読みいただければわかっていただけると思いますが、未来の行動によってだけではなくて、じつは怜が自ら選び取った道でもあるんですね!
 ここが“優等生受け”として萌えるポイントなわけですよ…。
 プライドの高い、そして優等生として生きるしか傷ついた自分を癒やすことができない先輩男子が、“自らの手で”後輩の前に本当の自分をさらけ出すことを選ぶわけですから。

(この男になら…)

 本来は絶対にそんな存在を受け入れるはずがない優等生という生き物(笑)が、文字どおり“堕ちる”その瞬間をどのように描くかが、“優等生受け”BLの醍醐味なのです。
 繰り返しますが、怜が被っていた“優等生”という仮面は、あくまで仮面ではありますが、でもそうすることしか怜が生きる道はなかったのです。
 優等生でいるしかなかった、そしてそうすることが一番居心地がよかった怜が、自ら他の男の前に膝を折る。
 これが真“優等生受け”でなくして、いったい何なのでありましょうか!

 そして、自ら他の男の軍門に下った優等生には、こりゃもう果てしなく可愛がられる生き物になるしか、道は残っていませんから、念のため(笑)。
 本作は、ここからの未来×怜の描写がまた秀逸なのです。
 いや、秀逸すぐる!!!

 いいですか!

 あの!

 エベレストよりも高いプライドの!

 怜悧な眼鏡の優等生・怜が!

 こんな風になってしまうのれすぅぅううう!!!(笑)

「怜さん、大丈夫。怜さんは今でもかわいい。すごく綺麗」

「うそだ…」

「うそじゃないよ。だから…俺が女の子にしてあげる」

 ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!
 やばすぎるぅぅぅぅううううううううううううううう!!!
 …なんて言いながら上の二行、きっちりと字数を合わせてあるところが、意外に冷静というか、こっからのエロ展開を一瞬も目を離さず全部見てやろうというブログ主の本心を表しておりますが(笑)、どどどどどどうですか、このセリフ!
 ずっと孤高を気取ってた優等生に、

「女の子にしてあげる」

 って!!!!!!!!!
 ああー。
 なんか目の前が薔薇色だよ、あはは、うふふ…。
 …って、これは俺が吐血した血の色!!!!!!
 目の前がかすむ…怜と未来のエロ場面が見えなくなってゆくぅぅうう…(パタリ

 というわけで、すいません、こっからはブログ主の生命途絶により、ご紹介できなくなってしまいました。
 超いいところですが、以下はどうぞご自分でコミックをお買いになっていただければ…。

 え?

 ふざけるな?

 わかりましたよ、じゃあもうちょっとだけ(笑)。
 「女の子にしてあげる」なんて言われて、優等生・沢住=怜がどんな反応を示すか、たしかにそこをご紹介せねば、“優等生受け”大好きブログの名が廃りますわな!!!!
 てやんでぇ!!!

 しかし変態でどうもすいません(笑)。
 いやもう本当にこの未来のセリフはツボでした。
 女の子のままでいたくて、でも男になってしまうという現実を前に、なんとか優等生という“擬態”を取ることで折り合いをつけてきた美人男子を手籠めにして、「女の子にしてあげる」って、あなた言うに事欠いて…!!!
 怜はこのセリフを言われた瞬間、目の前が真っ暗になったでしょうね。
 その先に、もしかしたら光が待ち受けているなんて思いもよらずに…。
 その瞬間の怜の心中を妄想すると、やばい、頭がニラニラしてきますよ(笑)。
 優等生というのは、男性性を嫌いつつ、じつは肉体的な意味ではなく別のところで自分の男性性を満足させようとする人種でもあるんですね。
 たとえばテストで一番取るとかさ!
 そんな優等生・沢住という男子を根底から否定するようなセリフでもあるわけですよ。
「女の子にしてあげる」ってのは。
 でも、それほどの屈辱を、優等生・沢住が“自分の意志として”選び取り、未来の腕に抱かれるのが萌えるわけです。
 ぐはー。
 うん、別に変態じゃないよね、こーゆーのが好きなの(開き直り)。
 みんな好きでしょ?(笑)

 おっと、また思い語りが長くなってしまった…。
 「女の子にしてあげる」なんて言われた怜はいったいどうなってしまったのか、それをご紹介せねばなりません(笑)。
 ここもブログ主は萌えましたねぇ!
 嫌がりつつ、結局は未来の腕に身体を委ね、その手を受け入れていく怜の描写が美しすぎるのです。
 もう一度言いますよ。
 立野真琴先生、天才!!!!

「や…や、やだ。やめろ」

「抱いてあげるよ」

「よせ、あ」

「だから…可愛く鳴いてよ、怜」

「や…あーーッ」

 てか、未来、お前、高校1年生のくせにエロ!!!
 この場面の立野真琴先生の美しい絵をお見せできないのは返す返すも残念です。
 嫌がりつつ、「可愛い」「綺麗だ」と言われるたびに、怜の反抗が弱まっていくんですよ。
 エロくないですか、それ(笑)。
 ブログ主はもう布団で読みながらのたうち回って、お陰で先日、地球の裏側あたりでどうも地震が起こったとか起こらなかったとかいうぐらいのものでしたよ(嘘)。
 他人のお追従なんか普段は気にもしない優等生が「可愛い」と言われてぐずぐずになっちゃうんだよ!
 そして、未来の決めぜりふがコレです。

「…かわいい。昔からずっとあなたは綺麗。今も。…どんなでも綺麗だ」

 救いの手ですね、怜への。
 どんな姿でもいいという、怜の頑迷さを取り除くような未来の言葉。
 浅いっちゃ浅いですよ。
 でも今はこれでいいんです。
 ここから、どんな関係を気づいていくか、まあそれが恋愛の本当に大変なところですが、今はこれでいいとしましょう。
 怜は、未来の腕に堕ちることで今までの自分をすべて一度リセットし、再生することを誓ったのですから…。

 ――なんて言いつつ、じつはこの後、2人はまだ波乱が待ち受けています。
 そこは、今度こそ本当に読んでのお楽しみということにいたしましょう。
 ちなみに、完結の第4巻の最後に出てくる書き下ろしのエピローグでも、2人のその後がちょっとだけ描かれたりしてます。

 今だから言いますが、じつは私、立野真琴先生のマンガって、これまでは嫌いでした(笑)。
 ブログ主は腐男子に進化(?)する前は、超がつくほどの少女マンガオタクでして(嫌な人生だな!)、もちろん花ゆめ系は大好きでしたから、BLを描き始める前、「花とゆめ」で活躍されていた頃の立野真琴先生のマンガも読んではいたわけです。
 …って、そうなんですよ、立野真琴先生はもともと「花とゆめ」の看板作家でいらっしゃった人気少女マンガ家なんですが、20代の腐女子腐男子だと知らない人もいそうなので念のため。
 「花とゆめ」で立野真琴先生が描かれてたのは、だいたいがモデル業界や芸能界の華やかな男子たちのボーイズライフといった感じのもので、ブログ主はそーゆー業界のマンガってまったく興味がなく、というか立野真琴先生が描かれると本当に華やかな男子たちが山のように出てくるので、当時はほとんど読まない作家さんでした。
 ブログ主は今も昔も平凡なキャラが主人公の日常恋愛マンガが好きなのです(笑)。

 だから、立野真琴先生がBLを描かれ始めた当初から、じつは最近までほとんど作品を読んでいませんでした。
 ところが本作『ミューズの学園で逢おう』は、立野真琴先生らしい芸能界の華やかな少年たちがバシバシ登場しつつ、思いっきり学園ものでもあったんですね。
 しかも、華やかな芸能科の生徒たちと、地味な普通科の生徒たちが仲悪いなんていう設定で、思いっきり対比させられたりして。
 なので、長年の“嫌い”を振り切って読んでみたら、いやもうさすが「花とゆめ」でメインを張られてた大作家さんだけあって、段違いに面白かったのでした。
 今では、BLのコミックスは全作品揃え中です(笑)。←手の平返しすぎ!
 少し前まで「ディアプラス」で連載されていた『ロミオ×ロミオ』も、敵対する2つの高校の生徒会長同士の恋を描いた傑作で、これもコミックスで完結するのを待ってます。

 やっぱり食わず嫌いはよくないよね!

 ただ、今回ご紹介した未来×怜のカプについて、一つだけ不満がありますよ(笑)。
 第3巻に収録されていることは最初にご紹介したとおりですが、なんと表紙に出てないんです。
 それも怜だけ!

 一番上にありますamazonでの表紙画像を見てくださいよ。
 5人の顔が描かれてますが、左上のイケメンくんが未来でして、その未来が手を取ってる、でも顔が切れちゃって描かれてないキャラがいるでしょう?
 これが怜なんですよ!!!!!(怒)
 なんで怜だけ顔描いてないんですかー(泣き笑い
 つーか、手だけってヒドイよね(笑)

 本作『ミューズの学園で逢おう』は全4巻の複数カプの恋愛ストーリーとしてもオススメですが、ブログ主はまず何よりも今回ご紹介した“優等生受け”カプである未来×怜を一番にオススメします。
 もちろん全4巻読まれるのがいいと思いますが、最悪、この2人のお話だけでも読めますので、どうしても貧乏という方は、3巻だけまず買ってみてください。
 本当にオススメですよー!

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