ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[レビュー]真面目な年上リーマンが年下ヤンキーにからかわれ、いじめられ、最後は快感に悶えさせられて涙ぽろぽろ! エンゾウ『かわいさ余って何かが百倍』


Category: レビュー コミックス   Tags: 特徴-年下攻め  受け-真面目・カタブツ  特徴-社会人  攻め-不良  受け-ネクラ  受け-コンプレックス持ち  ●ア行-エンゾウ  
かわいさ余って何かが百倍 (アクアコミックス)かわいさ余って何かが百倍 (アクアコミックス)
(2010/05/12)
エンゾウ

商品詳細を見る


 なんだか気づいたら最近BL小説のレビューばっかりでした…。
 というわけで、ということもないんですが、今日はBLマンガのレビューなどを。
 アクアコミックスの最新刊から、エンゾウ先生の初コミックス『かわいさ余って何かが百倍』です!

 いまこうやってまったくの新人さんのコミックスを精力的に出してくれるのは、アクアコミックスぐらいじゃないですかねぇ。
 このエンゾウ先生の初コミックスも、収録されているのは携帯BLマガジン『アクアBLキングダム』の掲載作ばかりなので、紙媒体の商業誌でエンゾウ先生のマンガが発表されるのは、このコミックスが初めてということになります。
 そーゆー思い切ったラインナップで勝負してくれるBLレーベルが本当に少なくなった昨今、アクアにはもっともっと頑張ってほしいと思うブログ主です。

 本作は収録されてるBLマンガがイケてるのはもちろん、後書きとして描かれた3ページのマンガが、マンガ表現として極めて滋味に溢れた仕上がりになってまして、ぶっちゃけこれだけでもエンゾウ先生の才能の豊かさを感じてしまうわけですが、すでにエンゾウ先生は同人界では活躍されていたところ、アクア編集部から「オリジナル描きませんか?」とお誘いを受けたというのがデビューのきっかけらしいです。

 エンゾウ先生の自画像は、

(^○^)

 または、

(^ω^)

 みたいな、アスキーアート風なんですが(笑)、こんな顔で(?)エンゾウ先生が電話でお友だちに、

「絶対サギだよ! 私、カモられるんだよ! 怖いよ! 助けてちょ!」

 というと、お友だちが冷静に、

「オリジBLでどうカモられんの?」

 と返すくだりが秀逸すぎ(笑)。
 そしてエンゾウ先生も返します。

「それは知らん!!」

 ところがどっこい、後書きでのこんなテイストとは一変して、メインのBLマンガのほうは結構シリアスなテイストだったのでした。
 もちろん端々にギャグの感覚が顔を出してるんですけど。

 本書には合わせて3つのシリーズが収められているんですが、全作に通じる、ブログ主的なオススメポイントを一言でいえば、こんな感じ。

「受け男子の泣き顔が好きな人にはたまらない一冊」

 真面目くんや、ちょっと素直じゃない頑張り屋さんや、幼馴染みに兄貴ヅラしてるよーなヤンチャ男子とか、そんなどう見ても泣きそうにない男子が、いろんなことを我慢して我慢して我慢して、ついに堤防が決壊してポロッと泣いちゃう。
 そして、ひとたび涙が出てしまい、攻めキャラに恥ずかしい顔を見られた後は、安心したようにわんわん泣いちゃう。
 そんな男らしいけどなんだか愛おしい男子が山盛りになってるのが本書なのです~。

 表題作『かわいさ余って何かが百倍』では、ゲイであることを隠して会社勤めをしているうえに、直属のオッサン上司に懸想して、いいように性欲処理の道具として扱われてる真面目っ子サラリーマン・三國連次(みくに・れんじ)が主人公(受)。
 会社で就業時間中に誰もいない資料室に呼び出されては、「ちょっと舐めてくれるかな」みたいに好きなようにされてる三國は、これが自分の人生だと半分諦めつつ、どう見てもタダのゲス野郎にしか見えないこんなオッサン上司にもマジで恋をしたりしてる乙女ちゃんです。

 三國はある日、仕事の関連で、街のフラワーショップ「たんぽぽ」の店長・一ノ宮しのぶ(←攻めキャラ)と出会います。
 花屋の店長という仕事に似合わず、しのぶはどう見てもヤンキー(笑)。
 ロン毛の金髪を結わって、

「あ? やんのか? コラ?」

 とでもガンを付けてきそうな風体で、しかも最初にある粗相をした三國にはケンカ腰です。

「…ふぅん、三國さんねぇ。これからヨロシクどーぞ」(不敵な笑み)

 三國はすでに31歳。
 はるかに年下の、でもヤンキーにしか見えない店長・しのぶに気圧されつつ、なんとか年上サラリーマンの威厳を保とうとするのですが、ある日、三國の会社に観葉植物を運んできたしのぶに、上司に奉仕して口に発射された後、自分だけ残された現場を見られてしまいます。

「あーあーあーあー」

「!」

「カワイソだね、あんた。ほっとかれちゃって、まあ」

「い、いつから…」

「仕事で来たんだけどさぁ。ちょうどあんたを見かけてね。せっかくだし、ご挨拶でもさせていただこうと思ったら…」

 しのぶはヤンキー風体のコワモテ店長と書きましたが、じつはすごい美人でもあります。
 でも攻めキャラ(笑)。
 長髪で女みたいに綺麗な美人攻めがお好きな人にはポイント高い設定ですよ。
 でも口が悪いし、三國のことはあからさまに見下してます。
 上の場面のやりとりにもそれは現れてますが、ところがここでしのぶはとんでもないことを三國に言い出します。

「なあ、俺がやってやろうか?」(悪そうな顔で)

「…は?」

「三國さんて、ソッチの人なんだろ?」

「ちょっ…え え? ちょっと! 近…」

「俺が気持ちよくしてやろーか」

「い、一ノ宮…っ」


 突然、年下ヤンキーに迫られてパニックになる三國。
 でもここでページをめくると、一ノ宮の酷いセリフが大書されてます。

「――なんて。誰がホモの相手なんかするかっつの。あーあ。生臭ぇ。この部屋、換気した方がいいぜ。んじゃーな。三國さん」(超極悪顔で)


 そうです。
 一ノ宮は嫌いな年上男・三國のことをからかっただけなのでした。
 屈辱で涙ぐむ三國。
 おっと、これはまだ泣き顔のうちに入りませんぜ!

 さてさて、ヤンキー花屋店長・一ノ宮しのぶがどういう人間か、みなさんよくわからないんじゃないでしょうか。
 これじゃタダの悪役…。
 主人公(受)・三國に全然優しくないし、それどころか最低の蔑みを投げかけていったりしてるし…。

 その謎は、ストーリーが進行するにつれ明かされますからどうぞご安心を(笑)。

 さて、数日後。
 三國は、しのぶの花屋「たんぽぽ」を、意を決して訪れます。

「そんなにゲイが珍しいのか」

「フハッ! まぁね、俺の周り、女好きばっかでさ。フェラなんかはヤロー同士のがイイらしいけどさ、本番はどうなの?」

「いっ…」

「尻に突っこまれるとか考えらんねーけど」

「い、いい加減にしてくれ! 何なんだ、さっきから! 見下した言い方しやがって! ゲイの何が悪いんだ!」


 ぶち切れる三國を、それでもしのぶは面白そうな顔で見ています。
 感情が高ぶり、三國は年下のしのぶの前でぼろぼろと涙を流しながら言いつのります。

「男が好きだけど、男だけど、それでもこっちは真剣に恋してるんだ…遊びだとか軽い気持ちだとか、男と女だったら。そっちのほうが正しい恋愛なのか? こんなに苦しいし辛い…でも好きなんだ。おかしいのか? 俺はおかしいのか…?」

 そこに「たんぽぽ」の女性店員が戻ってきたことで、一気に正気に戻る三國。
 真っ昼間にこんなことを大声で言ってる自分の醜態に気づいたんですね。
 慌てて会社に戻ろうと走り去る三國の後ろ姿に、一ノ宮は“獲物を見つけた”とでも言いたげな、悪そうな顔で呟きます。

「やべぇ…何あいつ…超おもしれえ…っ。――かわいーじゃんよ、三國さん」

 おっ、ようやく見えてきたラブの兆し?
 間違ってはないですが、まだまだ先は長いんですけどね(笑)。
 ともあれ、こんな年下極悪ヤンキー×真面目っ子隠れゲイサラリーマンというカプが本作です。

 三國は、一ノ宮の前だと、いつもの冷静真面目なサラリーマン顔が保てず、醜態をさらしまくってしまう自分を恥じます。

(大のオトナが恥ずかしい…)

 でも、なぜかしのぶの前だと、三國はそんな風になってしまうんですね。
 そして、そんな年上リーマン・三國を、自分の好きなように可愛がる(いたぶる?)しのぶ。
 この関係性自体、なかなかに“優等生受け”テイストなんですが、最初に書いたとおり、本作の読みどころは、そんな堅物リーマン・三國が、しのぶからのからかいやいたぶり、そして“可愛がり”をいちいち真に受けつつ、でも「自分の方がオトナだからなんだから」なんて思いこんで必死で我慢を続けていくところにありますよ。
 それが最後、ダムが決壊するところまで溜め込まれたあげく大爆発、――三國はぽろぽろと涙を流すことになるわけです。
 思いもよらなかった年下ヤンキーの腕に抱かれて。

 いやー、最初のあんな出会い、そして「――なんて。誰がホモの相手なんかするかっつの。」という酷い言葉を投げつけてきたしのぶと三國が、どうやってそんなことになっちゃうのか、みなさん予想もできないと思いますが、ちゃんとそうなりますよ(笑)。
 その過程については、ぜひみなさま、ご自分で本書をお買いになって確かめてみてください。
 真面目な三國は、ヤンキーしのぶに翻弄されまくり、そしてぐずぐずにされちゃいます。

 さて、本レビューでは、そうしてハッピーエンドになった後の2人を描いた続篇での、三國の泣きっぷり、涙の大爆発ぶりだけ最後にご紹介したく思います。
 何度も書きますが、これこそ本作のブログ主的な読みどころでしたので!

 しのぶとくっついちゃう過程で、思いっきり泣かされ、恥ずかしい顔を見られちゃった三國は、いつしかしのぶの前では隠さずにポロポロと泣いちゃう癖がついたんでしょうか。
 くっついた後は、もう真面目っ子・三國が泣かされまくってるんです。

「あっ あっ はあっ はっ あっ あっんっ…!」

「暑っちーな…」(と言いながら美人顔で腰振って三國を喘がし中・笑)

「あっあぁっ いい…っ! イッ…く いくっ…」

「…おいおい。もう少しガマンしろよ」(と言いながら、三國の大事なところをギュッと絞ってイカせないしのぶ)

「やっ…やだぁっ あっ はな…っ はなせ…っ いやだぁっ!」

「一緒に出そうぜ…な?」(と言いながら、今度は上からのしかかって耳舐める)

「んーーーーっ! あっ ああ…っ」(ゾクゾクっ)


 えー、この場面ですね、セリフをお読みいただければわかるかと思いますが、三國はイクのをせき止められたあげく、さらに濃密な愛撫をくわえられて、あまりの快感とイケない辛さに顔がぐしゃぐしゃになるまで泣いてます。
 昼間は年上ぶって真面目で堅物な三國が、我を忘れて涙を流し、シーツを握りしめてるという。

 エンゾウ先生はですね、この“泣いてる男子”の描写が格別にお上手なんですが、いまわかった!
 泣いて泣いて焦点が合わなくなっちゃった眼、イッちゃってる男子の眼差しを描かせたら、エンゾウ先生はやっぱり世界一だと思う!
 それぐらいですね、悪そうなしのぶに、ニヤニヤしながらイクのを許されず、好きなように喘がされて泣きまくり、シーツも顔も涙でびしょ濡れにしているこの場面の三國の顔は、正気を失ってますよ。
 この眼!
 どこを見ているのかわからない、何も見えてないのか、もしくは快感でまったく違うものを見せられているのか、そんな三國の眼!
 エンゾウ先生の描写が、いやはやたまりません。

 そして、この後ですね、せっかくくっついた2人なのに、しのぶは相変わらず極悪で意地悪だし、三國は意地っ張りだして、まあピンチを迎えちゃったりするわけですよ。
 そこで、浮気を疑われた三國が、しのぶに乱暴に抱かれる場面が出てくるんですが…。

「さっきまであのオヤジのくわえ込んでたんだろ?」

「ちがっ…してな、してないっ」

「ホテルから出てきてたな…大好きなオジさんに抱かれてすっきりしたろ?」

「一ノ宮…っ、しっ、してない! やってない! 何もしてないぃ!!」

「嘘を…」

「嘘じゃない! ほんとに、ほんとに何も…信じて…信じてくれよ、一ノ宮ぁ…ひっ…ひっく」


 またここでぐっしょぐしょの三國の泣き顔が!!!
 すんごい泣いてます!(笑)
 しかも、浮気を疑われ、一ノ宮に捨てられるんじゃないかと思いこんだ三國は、年上のプライドもかなぐり捨てて、身も心も屈して「信じて…」なんて言いながら涙ぼろぼろ。

 そしてこの後、三國から一ノ宮へ、愛を誓うものすごいセリフが出てくるんですが、それはどーぞ見てのお楽しみ(ドラマチック!)。
 当ブログ的に大事なのは、誤解が解け、三國が愛しくてたまらなくなったヤンキー・しのぶが、年上男・三國を抱き潰すかのように愛する場面です(エロいよ!)。

 “しのぶのことが好きだ”という気持ちを前面に、涙と同じくらい赤裸々に出して、三國はしのぶに抱かれるんですが、はい、本文72ページ!
 ここで、しのぶに騎乗位で中出しされ、息もつけぬ快感の絶頂に上りつめさせられた三國は、文字どおりぼろっぼろに涙を流しながら、感じ入ったように声を漏らすんです。

「あ、あっ うあ…っ あ…つ…い…」

 そんな三國の痴態に煽られるように、さらに激しさを増すしのぶの腰づかい。
 そしてこの場面の、我を忘れたように快感に溺れ涙を流す三國の顔!
 さっきも描きましたが、もう現世のことが見えているのかすらわからない三國の焦点を失った眼差しがいやらしすぎるのです!
 エンゾウ先生の絵、すごすぎ!
 てか、ここの場面をあらためて今見て、エンゾウ先生自身、こーゆー涙とかの体液描写にコダワリがおありなんじゃないかと思いました。
 暗闇でのエッチということで、暗闇っぽいトーンが貼られた暗い場面になってるんですが、その中で、しのぶ&三國の眼と、そこから流れ出る涙、汗、精液だけが白抜きされて目立つように描かれてます(わかりにくくてスイマセン!)。

 これまで、BL界で体液萌えの作家さんというと、ぢゅん子先生が筆頭でした。
 商業誌でも、ぼろぼろ涙を流す受けキャラを必ず描かれるぢゅん子先生ですが、同人誌では、テニプリの鳳×宍戸カプにおいて、宍戸の鼻水をすする鳳長太郎というシーンを描かれたこともあります(でも汚くない)。
 これについてはかつてレビューを書いたことがありますので、ご興味おありの方はこちらへ。
 エンゾウ先生は、ぢゅん子先生に次ぐ有力な体液萌えBL作家としての資格をお持ちだと思うんですが、いかがでしょー(笑)。

 ちなみに本書収録の3作目、『ごめんね、でも愛してる』シリーズでも、体液萌えは健在です。
 これは、美人なオカマ(可愛い系)になってしまった幼馴染み・唯(でも身長デカイ)に「好き」「好き」言われて、お兄ちゃん的立場だったはずなのにいつの間にか下に組み敷かれちゃってた目つき悪い系主人公(受)・恵のお話なんですが、身長はデカイけど女のような幼馴染み・唯に初めて抱かれるとき、恵は恥ずかしい姿を見られるのが嫌で、ぼろぼろと涙を流すんです。
 男らしい感じで。
 でも、

「いれるよ…」

 とか言われて、

「ん…ん…」

 とか言いながら、美人の唯にしがみついちゃうんですけど(笑)。
 この間、恵はずっと泣いてます。
 というか、ぼろぼろ涙を流してます。
 最後までお兄ちゃんぶってというか、俺様口調で抱かれる恵ですが、クライマックスでは子供みたいな口調になって可愛くなっちゃったり。
 それと涙のギャップがまたたまらなくて…。

 というわけで、すでにみなさまお気づきかとも思いますが、女みたいな美人が攻めキャラで、それに泣かされちゃう結構男らしい男子というのが、エンゾウ先生のお好みカプでもあるようですな!

 ブログ主は、もちろんこれが歴史に残る一作とか、そんな褒め言葉を言うつもりはありませんが、一冊まるごととっても楽しませていただきました。
 レビューでは話が長くなるので省いたんですが、例えばフラワーショップ「たんぽぽ」の女性店員の吉田さんとか、脇キャラたちもすごく魅力があって、ブログ主がマンガに絶対必要だと思う、「読者がこの世界に行きたいなと思ってしまう感」がとってもよく出ているんです。
 キャラの気持ちを描くという点では、まったく申し分なく、ただ欲をいえば、そーゆー場面での表面的なエピソードがさらに練り込まれてひねりのあるものになるといいなぁと思いましたが、それは屋上屋を重ねるというレベルでの話。
 もともとは銀魂で同人活動されてるようですが、今後はアクアだけでなく他の雑誌でもぜひ商業活動に励んでいただきたいなぁと思う作家さんだとブログ主は強く思います!

 次作も出るのかなぁ。
 出るといいなぁ。
 2冊目のコミックス、楽しみにお待ちしてます!!!!

関連記事


Comments

Leave a Comment



05 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

04

06


 
FC2カウンタ
 
プロフィール

ちーけん

Author:ちーけん
FC2ブログへようこそ!

 
最新つぶやき5件

Twitter < > Reload

 
最近のコメント
データ取得中...
 
 
 
 
Lc.ツリーカテゴリー
 
Lc.ツリータグリスト
 


Archive   RSS   Login

債務整理太陽光発電
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。