ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[レビュー]J庭で出会った奇跡の一冊…複雑な心を持てあます男子2人の恋、友情、成長を描ききった驚愕のストーリー!!! 同人誌『効能マーブル』


Category: レビュー 同人誌   Tags: 特徴-高校生  受け-真面目・カタブツ  ●サ行-ずかたまときみとメルヘン  
 ずっとご紹介したかった同人誌のレビューが、やっと書けました…!
 今日は、3月14日に有明ビッグサイトで開催されたイベント『J.GARDEN』で偶然出会って買った同人誌『効能マーブル』をご紹介させていただこうと思います。

 もう…。
 なんていうか…。
 素晴らしかったんです。
 『J.GARDEN』に初めて一般参加してみたからこそ、この本に会えたわけで、心から天の神様に感謝したい…。
 ありがとー! かみさまー!!!!!

 この同人誌『効能マーブル』は、大手サークルさんの本でもないし、たぶん世間的にはほとんど知られてない一冊だと思うんですが(すいません)、ブログ主の中では、すでに“今年読んだ同人誌第1位”の座を占めてます。
 たぶん年末まで待っても変わらないと思います。
 それぐらい断トツ。
 高校、大学、社会人と時を重ねていくごく普通の男子2人の恋物語なんですが、同人誌には珍しくなんと一冊丸ごと書き下ろし。
 分厚い138ページが全編書き下ろしなんです。

 珍しいのは、それだけではありません。

 本作は2人の作家さんの合作なんです。
 BLで合作というと、たとえばストーリーと作画を分担してるとか、キャラごとに作画を担当するとか、これまでいろいろなパターンがありましたが、本作では、まったく絵柄も作風も違う2人の作家さんが、一つのマンガを数ページずつ交代で描いてるんです。
 すごく不思議な感じなんですよ。
 まったく違う絵の作者さん2人が、ひとつのストーリーとキャラクターを共有して、一冊の本の中で交代で話を描いていくんです。
 結果的に、一つのラブストーリー(もちろんBL)ができあがっているという。

 そして、こんな“途中交代”でひとつのマンガを描いていくのも珍しいですが、さらに驚くべきことが…。
 この本、ページをめくるごとに、いろんな“形式”のマンガが出てくるんです。
 ブログ主は最初にこのマンガを読んだとき、面食らってしまいましたですよ。
 最初の2ページは普通にストーリーマンガとしてお話が始まるんですが、いきなり3ページ目でそれが4コママンガになっちゃうんです(笑)。
 ストーリーマンガの流れをぶち切るように4コママンガが1ページだけ登場し、ページをめくるとまた普通にコマ割りされたストーリーマンガに戻ってるんです。
 そしてそのまま数ページ読み進めると…。
 先程書いたとおり、ここでいきなり作者さんが交代してですね、最初とまったく違う絵になってお話が続いていきます。

 ブログ主はオタ歴20年オーバーで少年マンガも少女マンガも結構な数読んできたと思いますが、こんな変な形式のストーリーマンガは生まれて初めて読みました!

 ころころ絵が変わって、いきなり4コマが出てきたり、すごくシリアスな話かと思えば、ギャグが入ったり、エロがどかんと描かれたり、途中のページでは、いきなり本を横にしないと読めないページもあったりして、すごくカオスです(笑)。
 なんだろう、このゴッタ煮感は…。
 マンガとしてこの世に存在するいろんなものを、とにかく一冊のこの同人誌に詰め込んで、ぐつぐつ煮込んだ感じです。
 ページの端々から、ものすごいパワーを感じるんですよ、作者さんお二人の。
 マンガとしての形式はメチャクチャだし、絵もバラバラだし――例えば、同じ作者さんの描くページでも途中で全然絵が違ったりしてる――、決してマンガとして「うまい」とか「テクがある」とかではないんですが、「俺たちはこのストーリーをとことんまで描きつくしたいんだ!」という作者さんお二人の、文字どおり火の噴き出るようなパワーを感じます!
 本の中にマグマが埋まっているんじゃないかというくらい熱いです。

 強調して申し訳ないんですが、マンガ自体はすごく荒削りです。
 なんだろう、出版社に持ち込んだりしたら、編集者にものすごくいろいろ直されそうです(笑)。
 でも作者さんお二人の意志が1ミリのブレもなく「この話を描きたいんだ!」という一点に向かっていて、出来上がった作品は、読者の心を震わせる奇跡の一作になっているのでした。
 これをブログ主の大げさな褒め言葉と思われませんよーに!
 ある意味、作者さん2人がマンガ界の文法やルールをぶち壊して暴れてしまったのに、あまりにパワーがあふれすぎていたので、結果的に全てが破壊された後に思いもかけない新しく素晴らしいものが出来ちゃった、みたいな感じです(笑)。

 そんな事情の一端は、本作の「あとがき」や、作者さんたちのブログでも登場してます。
 作者さんのブログにいわく――。

「原稿中のドラマをちゃんと記録しとけばよかったなぁ。」

「ほんといい年した女2人が青春しながら(ガチです)、恥部をさらしながら(ケンカ?もしたお)描きあげた作品なので、」


 本作を書き上げるために、作者さんお二人で「合宿」までしたそうです。
 その作品作りへの熱情は、もうページのどこをめくっても読者のことを熱く照らしてくれるのでした。
 あ、まだ作者さんのお名前もご紹介してなかった!

『きみとメルヘン』じゃのめ様 

『ずかたま』ゆっしゃ様

 …のお二人が本作の作者様。
 それぞれ別のジャンルの二次創作で活躍されている作家さんだそうですが、今回こうして合作して、奇跡のように心を震わせてくれる一冊『効能マーブル』ができたというわけなのでした。

 では、そんなありあまる熱情で、じゃのめ先生とゆっしゃ先生のお二人が描こうとしたストーリーはどんなものだったのか。
 ささっとご紹介させていただこうと思います…!

 先程ちょこっと書いたとおり、本作はごく普通の男子2人の恋物語になっているのですね!(照れ)

 …なんでブログ主が照れてるかといえば、主人公(攻)である岩崎と、同じく主人公(受)である里見の2人を思い出すだけで、もうなんだか心がぽかぽかして恥ずかしくなっちゃうからです。
 はっ、これってもうブログ主が忘れかけていた青春のときめきってやつ!?
 それぐらい、本作の主人公2人は甘酸っぱいときめき満載の恋をしていますですよ!

 上でずっと本作の形式面とか、合作の経緯とかについて書いてきましたが、そんな周辺事情は措いておいても、本作はストーリー自体がとても愛おしいんです。
 ただの学生ものと思っちゃいけませんぜ!
 もちろん、“優等生受け”BL大好きなブログ主が「好き!」というぐらいですから、そういう要素も強いですし、その意味でもオススメではあるんですが、本作は男子の目から見て、「うおっ、この主人公男子って…俺のことか!?」と思ってしまうようなリアリティのある主人公たちが、毎日の生活の中でぶつかり合いながら愛を育んでいくのです。
 そんな「こいつらって世界のどこかに本当にいそう感」がまずもって愛おしい…!

 ストーリー冒頭時点では、2人は高校生。
 主人公(攻)である岩崎は、活発で行動力あふれる男子高校生です。
 ふだん、こんなことを学校の中で叫びまくっているんですよ。

「俺、生徒会長になる! このダメ高校を内側から変えてやるんだ!」
「文化祭実行委員会も牛耳ってデカいイベントをやってやる!!!」


 こう書くと、ただのバカのように見えますよね。
 でも、岩崎という男は、そんな単純な野郎ではありません。
 もちろん本気で「俺がこの学校を変えてやる!」と思っているんですが、熱血野郎の仮面の下には、じつはバリバリの“選民意識”――俺は他のヤツらとは違うという優越感があるんです。
 「他のヤツらなんてバカばっかりだ」みたいな。
 でも、ふだんはそんな“本心”を隠して学校生活を送っています。

 …嫌なヤツでしょ~(笑)。

 でも、こーゆー気持ちってじつは誰しもあったりしますよね。
 その意味で、この岩崎という主人公(攻)には、ブログ主はとても親近感というかリアリティを感じてしまいます。

 そして。

 もう一人の主人公(受)である同級生・里見が、ブログ主的には最高に愛おしい…。
 里見は、高校生にしては大人びているというか、世の中を達観しているというか、事を荒立てずにいつもニコニコしながら学校生活を送っていくようなタイプの優等生
 例えば、みんなが面倒くさがる文化祭の準備作業でも、「早く帰りたい」とぶーぶー不平を言うクラスメイトたちに表面上は「だよね」とか言って調子を合わせながら、じつは心の中では「そんなこと言ってもしょうがないだろ」なんて醒めた呟きをしています。
 でも成績はいいし、頼まれれば誰にでもノートを見せてあげたりするし(外ヅラいいので)、女子にも優しいしで、クラスでは“面倒見のいい委員長”みたいな感じで頼られる存在。
 その意味ですごく優等生なキャラです。
 でも、心の中では幼稚なクラスメイトたちを少し醒めた目で見ているという。
 攻めキャラの岩崎同様、本心を押し隠し、仮面を被って学生生活を送っているタイプなんですね。
 ブログ主的には、こーゆーですね、“世の中なんてこんなもんだろ、ハン!”みたいな面を隠しつつ“いい子”として世の中を渡ってるキャラが“受け”だと、とても萌え萌えしてきます(笑)。

 こんな複雑な、でも現代っ子ぽい高校生活を送っている主人公2人は、読者の目には気の合う友人同士であるかのように、ストーリーの冒頭では登場してきます。
 同じクラスに所属する情熱あふれる男子高校生とみんなに頼られる優等生と。
 でもじつは違うということがストーリーが進むとわかってきます。
 これがストーリー前半の大きなキモ。

 じつはお互いが打算で友達付き合いをしてるんですよ。←ここ重要

 主人公(攻)の岩崎は岩崎で、みんなに頼られる優等生・里見のことを「こいつは頭よさそうだな。友達になっとくか」ぐらいの気持ちで近づいていくんです。
 自分が生徒会長になった暁には役に立ってくれそうだ、とか思いながら。

 対して、優等生・里見は、そうやって近づいてきた岩崎のことを、うわべは親友になったふりをしつつ、本当は「断ったら面倒くさそう…」ぐらいの気持ちで、しょうがなく友達付き合いしてます。
 本心では岩崎のことをこう思ってるんです。

「こいつ敵多そうで面倒くさいな…」

 つまり、本心を隠しあって仮面を被って友達付き合いする男子高校生2人が、うわべは“親友”みたいな顔をしながら、本心では別のことを考えて毎日一緒に過ごしたりしてるのが、ストーリーの最初の場面での2人の関係と思ってください。

 こーゆー設定って、すげーリアリティありませんか?(笑)
 少なくともブログ主は、自分の高校時代に思いが飛んでしまいます。
 あー、こういう友達関係あったよなーって(笑)。
 ぶっちゃけ、こんな2人が本当に心を許しあって恋に落ちて…なんてストーリーでも、それだけで十分萌えるものになると思うんですが、本作のじゃのめ先生とゆっしゃ先生が凄いのは、話をここで終わらせず、さらに一回転、二回転とストーリーを展開させていってくださるところですな!
 BLとはファンタジーであるとはよくいわれることですが、ファンタジーにはファンタジーなりの“リアリティ”がなければお話は成立しませんよね。
 この点、本作の主人公たちの性格と2人の関係は、“そんなのありえないけど共感できちゃう”というBL的リアリティを十分に満足させてくれるばかりか、この土台の上にさらに美しいファンタジーの花を咲かせてくれます。
 ひねくれたところから始まった2人の関係が、そんな都合よく転がるわけないだろ! ――BL作家の力量というのは、その一点をいかに読者に納得させるかに存在するわけで、本作では主人公2人が紡いでゆく物語のひとつひとつにその意味での手応えがあるのです。

 さて、2人はある“事件”をきっかけに、お互い本当の自分をさらけ出すことになります。
 本書の序盤でブログ主が一番萌えたところでもありますが、“うわべだけ親友”なはずのこの2人、毎日いっしょに時間を過ごすうちに、いつしか本人たちも気付かないぐらいのレベルで、相手のことを大好きになっていっちゃうんですな!(きゃっ)

 打算でつきあっているだけの相手のはずなのに、なぜか放課後はいっつも一緒にいるし、炎天下の公園のベンチで5時間もマジに人生を語っちゃったりしてますよ(笑)
 読者からすると、「もう親友でいいじゃん!」と思ってしまうんですが、でも2人はどうしても心の仮面を外せず、本当の自分を決してさらけ出せないまま、うわべだけの友達付き合いを続けていくんですね。

 このヤキモキ感!

 内心では「別にあいつとなんか友達でなくてもいいんだ」とか嘯(うそぶ)きながら、でもなぜかそいつと一緒にいたくてしょうがないというのが、本作の主人公2人の関係なんです。
 こーゆー関係も、元・男子としてはリアリティがあるなぁとうならざるをえません。
 読んでるとのめりこんでいっちゃうんですよ、このマンガは…。

 でもそんな無理な生活はいつか破綻しますよね!

 そのクライマックス場面、ついに2人が本当の自分をさらけ出し、本音をぶつけ合って“告白”するところが本作前半の一大山場になってます。

 まず、受けキャラ・里見の心の中に、今までにない感情が生まれてくるんです。
 宣言どおりに生徒会長に立候補して当選し、バリバリと自分の理想実現――校則改正やどデカい文化祭の実現――に向かって走り出した岩崎を見て、里見は置いていかれたような気分を味わってしまうんです。
 10代男子の不可解な青春ゴコロというか、自分でも制御しきれない感情のほとばしりというか、このあたりの里見の煩悶ぶりはとても萌えます!
 つーか、自分で自分の感情を制御してるつもりの優等生っ子が、そんな自分でもわからない感情を覚えてしまうというところがたまりません。

 そしてついに優等生・里見は、岩崎に対する自分の気持ちを認めます。
 …つっても、あくまで友達としての気持ちですよ。
 BLじゃないんだから、そんなすぐに「俺、お前のこと好きなんだ!」とか都合良くなりません! …って、はっ! これBLマンガだった! あまりにキャラに感情移入しすぎて忘れてた!(笑)

 生徒会長になった岩崎から「お前の力が必要なんだ!」と迫られた優等生・里見は、ついに心の中でこんな思いを呟くんです。

(君が心から頼ってくれたから)
(それがとても嬉しかったから)
(君の為に一生懸命になる)

 て、て、て、照れる…!(赤面)
 醒めた目で仮面の下から同級生たちを眺めていた優等生・里見がデレてる!!!
 でもこの段階まで来ても、2人は本当の意味では心を開きあい、ぶつかりあうまではいかないんです。
 自分の心の中で、「こいつとは本当の友達になりたい」って気付いたのに、それを相手に伝えられないんです。
 うわー、リアルー(笑)。
 ファンタジーである現代BLとして必要かつ十分なこのリアリティ。
 男子高校生特有というか、若さというか、そんなちょっとした意地が最後の壁になって、本当の自分をさらけ出せないという。

 そして、こんな矛盾をはらんだ2人の関係は、ついに最終的な決着の時を迎えます――そうか、これがヘーゲルがいうところの「止揚」ってやつか!
 この場面はもうド迫力。
 2人は、それまでの仮面をかなぐり捨てて、本心でぶつかり合います。
 ここで飛び出てくるセリフのひとつひとつが、いつの間にかこの2人に一体化してしまった読者の心にぐさぐさ突き刺さる言葉です。
 青春真っ只中の2人が、お互いに心で血を流しあいながら、でも相手のことを離したくなくてぶつかりあうんですよ。
 読んでるととっても苦しい。
 でもなんだろう、後に残るこの甘さは…。

 ここで初めて2人は、本当の理解をしあって“親友”になるんですね。
 ブログ主が好きなのは、優等生らしい潔癖さというか直截さで、里見が岩崎の人間としての“弱点”を言葉でえぐるシーン。
 「お前なんか×××××だ!」という酷い言葉を投げつけるんです。
 でもその瞬間、言った当人である優等生・里見は、岩崎の前から走り去り、自宅で頭を抱えちゃいます。
 “ああ…! 言わなくていいこと言っちゃったよ…!”みたいに(笑)。
 岩崎のことを好きだからこそ言っちゃった、でもなんで言っちゃったんだろうというこの二律背反っぷり!

 でも2人は、こうして本音をぶつけ合うことで本当の親友に昇華するとともに、これまで自分が被っていた仮面の愚かさにも気付くんですね。
 本当に大切な人間ができたことで、「他のヤツらはみんなバカだ」とか「子供みたいなこと言ってもしょうがないのに」とか心の中で思っていた自分たちの幼さにも気付かされ、2人は個人としても人間的に成長を遂げていくんです。
 そうして大人になった2人は、さらに魅力的に輝きます。
 岩崎はさらに雄々しく大きなヤツになるし、里見はふんわり優しい、でも潔癖な優等生に成長するし…。

 さあ、この2人がさらにここからどうなってしまうか、気になりませんか!
 ぜひ本書を入手して、ご自分の目で残り100ページをご堪能ください…と言いたいところですが、まだまだ2人は落ち着いてはくれません。
 てか、まだくっついてないですしね(BL的な意味で)、この時点では(笑)。

 うーん、20代の人には通じないと思いますが、ある意味、木原敏江先生の名作『摩利と新吾』の現代版という趣きもあったりするかも。
 『花とゆめ』の黄金時代だった90年代後半、くっつきそうでくっつかない男子の物語が少女マンガ界を席捲していたわけですが、本作ではそーゆー「BL未満」な部分もここまでご紹介してきたとおりに堪能できつつ、その後のラブラブにくっついちゃう2人、痴話ゲンカしちゃう2人、それを乗り越えていく2人も心ゆくまで楽しめるんですね。
 本当の親友になった2人が同じ大学に入って数ヶ月。
 ついに気持ちを確かめ合っちゃって、「恋人」になる瞬間の甘酸っぱくて可愛いことは、もうブログ主は本書を抱えながら布団の上を転げ回ってしまいました(笑)。
 2人で遊んだ帰り道の晩、岩崎のアパートの一室で綺麗な月を見ながら2人が語る場面です。

 岩崎「なあ…恋人の条件って何だと思う?」

 里見「え? うーん、まあ誠実さとか健康とか…あと付き合いの長さとか?」

 岩崎「…なんつーか、パンチねーな!」

 里見「(怒)悪かったな! …そういうお前はどうなんだよ」

 岩崎「あー、まーでも俺もフツーかな。楽しくて、頭よくて、あとはムラッとさえできりゃ――」

 里見(ムラッと??)

 岩崎「(自分のセリフを反芻して)ははっ 俺、お前(里見)で足りるわ(笑)」

 里見「?」

 岩崎「ちゅっ」(と里見にキスする)

 里見「…!?」(赤面)

 はあああああー!!!!!
 文章だけだと、全然この場面の魅力が伝わらん!!!!!!(号泣)
 なんか、ようやく気持ちを許し合った親友男子2人が、「恋人って何だ」と語り合ううちに、「あれ? 目の前にいるこいつが一番ぴったりじゃね?」と気づいちゃう、そんな心のときめきが、全然つたわらない!!!!(涙)
 そーゆー場面なんです、ここは…。
 しかもこの場面、優等生っ子・里見は、“なんか岩崎が変なこと言いだしたな…”みたいな雰囲気を察知して、岩崎がとんでもないことを言いださないように頑張るんですよ(ちなみにこの時の困ったような里見の顔が最高に可愛い)。

 でも、優等生っ子・里見が必死でそんなことしてるのに、岩崎はかまわず暴走して、「お前がいい」みたいなことを言いつのり、やにわに里見へキスしてきたわけです。
 想定外の事態に慌てる優等生・里見…!
 そう、優等生っ子・里見は、つねに理性的であろうとするんですけど、熱血野郎・岩崎はつねにそんな里見の予想の斜め上を突進して、里見を慌てさせるわけです――おもに恋愛的な意味で。
 この関係性がブログ主にはたまりません。
 毎回毎回、嵐のような行動家・岩崎に翻弄されてぐちゃぐちゃにされちゃう優等生・里見が可愛すぎて!

 というわけで、以後のですね、“恋人”に昇格してとっても仲良くなっちゃった2人のようすは、本当になんとかしてこの本を手に入れてみなさんが自分の眼でご覧になって下さいませ。
 もうですね、悶絶します(笑)。
 ときめきを与えられすぎて。
 最初は“打算”で付き合っていたはずの2人が、本当の相手の素晴らしさに気付き、絶対にこいつのことをなくしたくないと気付いてしまった後は、もう普通のカポー以上にべったべたになるんですね(笑)。

 そして先ほど、優等生っ子な里見はつねに理性的であろうとすると書きましたが、でも岩崎との恋愛関係においてだけは、里見は表面上は理性的であろうと振る舞いつつ、すぐにぐずぐずになっちゃうんですよ。
 この、「恋人だけには甘い優等生」というのが、ブログ主的にはもう愛しすぎます。

 例えば、岩崎のアパートの部屋の中で、初めての“エロチュー”を2人がする場面もそう。

「なあ、俺、お前のこと好きなんだけど、抱きしめていい?」

「――え?」


 そのまま、「…ごめん、嫌なら言って」と岩崎は強引に里見にのしかかり、唇を奪っちゃうわけですが、この間ですね、キスされる里見はふだんは優等生っぽくニコニコしてるくせに、こんな時ばかりは顔を真っ赤にして抵抗もできず岩崎のなすがまま。
 そして、岩崎の熱烈なキスに、里見も夢中になって応えちゃうんですけど、ここで岩崎にすべてを預けるかのようにしどけなく唇を弛ませて反応する里見のようすを見て、岩崎が心の中で呟くセリフが超エロイ。

(…うわ、口あいた…)

 で、そんなセリフの前で、里見は必死で目をつぶって岩崎のキスを受け止めているという…。
 ぎゃー!!!!!
 エロすぎ可愛すぎ萌えすぎ!!!!!!
 他にも、2人のというか、ブログ主的には主に里見が可愛い場面はいっぱいというか、ほぼ全ページそうなんですが(笑)、もちろんガッツリと力が入って描かれているエッチ場面(死語)も、筆舌に尽くしがたい萌えを読者に味わわせてくれますよ。
 ここでも、ふだんは真面目で理性的な優等生っ子・里見が、岩崎にだけはどんなエロいことも許しちゃってるのがたまりません。
 とくにブログ主が印象的だったのが、

「ゆさ、ゆさ」

 という擬音とともに描かれた、岩崎が里見に挿入したまま抱きしめて腰を「揺す」るシーン。
 さ、里見が快感を我慢してる顔が…(/ヽァ/ヽァ)。
 そして、コトを終えた岩崎が、

「抜くぞ」

 と言いながら腰を引くと、里見が

「んっ…」

 と色っぽいため息をつきながら我慢するんです。

 ああ、どのシーンも珠玉すぎる…。

 このご本、作者さまお二人のサイトに行っても、通販のお知らせとかがなく、というか、お二人とも就職とかで大変お忙しそうで、サイト自体、いまはあまり更新するお時間がないようです。
 あっ!
 でもいま、ゆっしゃ先生の「ずかたま」サイトで「掲示板」を開いてみたら、本作『効能マーブル』の中の絵が数ページアップされてました!
 ぜひこれを見てみてください~。
 とても魅力的なマンガだとすぐわかっていただけるはず…!
 ブログ主が本書と『J.GARDEN』で偶然出会ったことは最初に書いたとおりですが、その1週間後にあった春コミでも、作者さまのお一人、じゃのめ先生が別ジャンルでサークル参加されていて、本書『効能マーブル』もそのスペースで頒布されてました。
 なので、今後もたぶん夏コミなどのイベントでは入手できる機会があるんじゃないかなーとブログ主は勝手に思ってます。
 …じつはあまりに本書にハマってしまったブログ主は、その春コミで保存用に本書をもう一冊買ってしまったんですけどね!(照れ)
 それにしても『J.GARDEN』で最後の最後にもう一回場内を一周して気になるサークルさんがないか見てみようと思ったのが我ながら素晴らしい勝因でした。
 おかげで本書に出会えたよー!
 ぜひみなさんにもこの感動を分かち合っていただきたい…。
 ブログ主は本当にもうその一念で、このド長いレビューを終わらせていただこうと思います。

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