ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[レビュー]最難関大を首席で出たエリート議員秘書サマが、何も知らないカラダを開発されることになっちゃって… ななおあきら『ふしだらな密室』


Category: レビュー 小説単行本   Tags: 受け-眼鏡  受け-真面目・カタブツ  受け-ガリ勉  特徴-社会人  受け-成績優秀  ●ナ行-ななおあきら  
ふしだらな密室 (ビーボーイスラッシュノベルズ)ふしだらな密室 (ビーボーイスラッシュノベルズ)
(2009/08)
ななお あきら

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 いつも同じようなこと書いてますが、本当はこの週末、ブログの更新たくさんしようという気持ちだけはあったんです…。
 でも終わってみれば、ほとんどできず…。
 うううううう(涙)。
 溜まっていた私生活上の野暮用の処理に走り回ってたら、もう明日から仕事です。
 今週はまた仕事が立て込んでいて、たぶん週末も休みがなさそうなので、次回の更新はいつになるやら…。
 なんとかレビュー以外のことで会社から更新できるよう頑張ります。

 さて、この本も早くご紹介せねば…と焦っている間に早一月…。
 9月の韓国出張の際、ホテルで読もうと思って持っていった本なんです。
 本当は日本に帰ってきたらすぐにレビュー書くつもりだったのに…。

 なんかジメジメした文章ですいません(笑)。
 それでは、ななおあきら先生の最新刊『ふしだらな密室』をご紹介させていただこうと思います。

 これ、表紙がいかにも“優等生受け”! な感じなので、優等生スキーのみなさまにはもうすでに購入された方も多いかもしれませんね。
 ジャンルとしては、真面目でお堅い主人公がやむをえぬ事情から遊び人の男に身体を開発されちゃって…という感じのものですが、商業誌で初めてこのテーマを書かれたのが、ひちわゆか先生の『チョコレートのように』ではないかとブログ主は思ってます。
 『チョコレートのように』はBL史に残る傑作だとブログ主は思っていますが、仕事に失敗して自暴自棄になった真面目なサラリーマンが橋の上から身投げしようとしたところを謎の男に呼び止められ、「捨てるくらいなら、その命、俺によこせ」とばかりに身体を自由にされちゃって…というお話しでした。
 奥手だった主人公が、だんだんエロに目覚めちゃって、感じやすい身体になっていく過程を描いた本作は、01年発行という時代背景もあり、そこで主人公が教え込まれちゃうセックスは、キス→抱き合うこと→愛し合うこと→フェラという、まあノーマルなものがほとんどだったんですが、今ではすっかり奔放になったBLでのセックス描写を代表するかのように、09年に発売された『ふしだらな密室』のほうは、同じ“真面目っ子の身体開発もの”であっても、主人公が教え込まれちゃうセックスが格段にエロくなってます(笑)。
え~、それではですね、生まれて26年間エリート人生まっしぐら、最難関の国立大学を首席で卒業し、国会議員の秘書になった後は、代議士にひたすら尽くして働きあげてきた眼鏡の優等生・斉木和士(さいき・かずし)が、はたしてどんなエロいことを教え込まれちゃうのか、そのあたりに重点を置いてストーリーをご紹介させていただこうと思います!

 というわけで、普通に考えれば、そんな陽の当たる人生を歩んできた和士が、同性に身体を弄ばれ、男どころかもちろん女も知らない身体を開発されちゃうことなんて、ありえないはずなのですが…。
 じつは和士は、ボスである代議士・奈良原浩一の罪を被って“逃走”しているのでした。

 勉強一筋に学生時代を過ごし、同級生はみんなライバル、友達の一人も作らずに優秀な成績を上げて大学を卒業した和士は、エリートではあるものの孤独な人生を送ってきたんですね。
 そんな和士の能力を見出し、自分の秘書にならないかと声をかけてくれたのが、和士が仕えてきた若手代議士・奈良原だったのでした。
 初めて自分の価値を見出してくれた代議士・奈良原は、和士にとってはもう太陽のような存在なんですね。
 だから、奈良原が政治資金を作る際のミスから、検察に目を付けられてしまったとき、和士は自分から奈良原に申し出たのでした。

「先生の罪は私が被ります」

 と。
 でも、その瞬間の奈良原代議士は、なんだか「しめた!」みたいな顔してますよ。
 むろんガリ勉優等生の和士は全然気づいてないんですけど(笑)。

 結局、奈良原は「すべて秘書が勝手にやったこと」とマスコミには発表し、その言葉通り、“責任”を取って秘書を辞めた和士は、検察やマスコミから身を隠すために孤独な逃亡生活に入ったというわけなんですね。

 さあ、ここまでの基本設定は、なんだか現実社会でも起きているような感じの政界ストーリーになってますが、上のエピソードから、だいたい主人公(受)である和士がどんな人間かはわかっていただけたのではないでしょうか。
 とにかく頭は優秀だけど、世間を生き抜く“本当の知恵”には疎いタイプの優等生。
 そんな中で人間関係とかが得意じゃない自分を抜擢してくれた奈良原には、もう盲従してるんです。
 この人のためなら死ねる! みたいな。
 こうして首席卒業のエリート人生を捨て、和士は住むところもない逃亡生活に入りますが、これまでお勉強だけの人生を過ごしてきたので、すぐに逃亡は行き詰まります。
 最後のわらにもすがる思いで和士が電話をしたのが、“逃がせ屋”として名高い裏社会の男・御堂(みどう)でした。
 ところが和士は、もう頼るのは御堂のところしかないのに、生来のエリート癖が抜けず、初対面から御堂を怒らせてしまいますよ(笑)。

「ここに二百万円ある。これで今すぐ私を逃がして欲しい」

 まずこう言い放った和士を、御堂は馬鹿にしたように見るばかりなんですね。
 そこで、和士は御堂に反論しますが…。

「さっきからあなたは、人のことをジロジロ見るばっかりで、どういうつもりなんだ。話を聞く気はあるのか?」

「ないね」

 きっぱりと言われて、ヒクッと頬が引きつる。
 こちらを挑発しているのか、男は不敵な笑みを見せた。

「まず、その横柄な態度が気に入らない。そんな人の目につく格好で逃げて、足がつかないと考える馬鹿さ加減にも呆れている。最低限の警戒心すら持たず、自分では何一つ考え努力しようとしない。全部人任せにしようってのが見え見えだ」

 第一印象最悪です(笑)。
 御堂は、こうも言います。

「交渉で足元を見られないよう、高圧的に出ているつもりかもしれないが、あんたはこっちにお願いする立場だ。それなのに謙虚さってものが全くない。金さえ払えば、やってもらって当然みたいなところなんか、一番鼻につくね」

 それに対する和士の反論がこれです。

「謙虚さが必要とは思わない。これは取引だ。あなたの仕事に正当な対価を払うのならば、我々の立場は平等であるべきだと思う」

 うわー、嫌なエリートですねー(笑)。
 鼻持ちならないヤツとはこういう人のことを言うんでしょうね。
 実際に文章でも出てくるんですが、和士は心の中で、御堂のことを「怪しい裏商売をしてる男」と見下してるんですね。
 自分は御堂に助けてもらうしかないのに。
 さあそして、言わずもがなのことですが、あれやこれやの和士の“優等生っぽいところ”の描写は、ストーリー後半へのすべて偉大な伏線になってますから念のため(笑)。

 さてこの後、結局かなりのすったもんだがありまして、和士は御堂に匿ってもらうことになります。
 御堂は“逃がせ屋”のかたわら、ある繁華街で風俗店を営んでいるんですね。
 和士に向かって、こう言うんです。

「プライドだけは一人前。見るからに順応力のなさそうなあんたみたいな人間は、逃げたところですぐに人の目について、あっという間に捕まっちまうんだ」

 和士には返す言葉もない。
 男はさらに続けた。

「だったら…ここで下働きでもしている方が、かえって安全だ。議員秘書をしていたようなエリートさんだったんだろ? それがこんなところで、風俗に身を落としているなんて、誰も想像しないからな」

 いやー、本作でのななおあきら先生は、言葉を惜しみません…“優等生受け”的な意味で(笑)。
 文章の端々で、「エリート」とか「優等生」とかいう和士を表す言葉が出てくるんです。
 繰り返しますが、これはすべて物語後半への伏線になってますよ(笑)。

 そして…。

 翌日から風俗店の下働きとして働き始めた和士は“異変”に気づくんです。
 客も従業員も男しかいないことに。
 慌てて御堂にそのことを質す和士に、御堂は意地悪そうな顔をして言うんですよ。

「エッチなことをしてもらうのに、男も女も関係ないだろ」

 和士は飛び上がるようにして驚きます。

「こ、こんなことまで商売にするのか! 不埒にもほどがある」

 ふふふ…。
 いいですね、優等生らしい潔癖さが出ていて(笑)。
 いやー、こんなキャラが後であんなことになっちゃうと思うと、汲めども尽きぬヨダレの泉が湧いてきます…。
 そしてさらに…。
 和士は思いもよらぬことを御堂に言われて、驚倒するんですよ。

「ちなみに、あんたにもおいおいこの仕事をやってもらうから、そのつもりで」

「えっ!」

 和士は反射的にモニタを見た。
 客の腰の上にまたがり腰を密着させ、両手で背中を揉んでいるスタッフの姿。
 他人とゼロ距離で直接肌と肌を接触させる行為を想像すると、血の気が引いて卒倒しそうになる。

「でっ、できない。こういった経験は皆無だ」

「未経験者歓迎。懇切丁寧な指導がうちのモットー。心配するな」

「詐欺じゃないか! あなた、そんなこと一言も…」

 このあたり、ちょっと長めに引用しますが、和士の優等生っぷりというか、世間を知らない感じが出てて、ブログ主にはとっても萌えポイントだったんです。
 何とか「風俗業務」から逃げようとする和士は、必死で御堂に抵抗するんです。

「私は見てのとおり、面白みのない性格で愛想もない。嫌われるのは得意だが、他人を喜ばせるような真似は一切できない。こんな自分が客を取ったところで、かえって店の評判を下げ、収益を低下させるだけだ」

「なんだ。結構自分のことがわかっているじゃないか」

 ムッとしたが、ここは冷ややかに聞き流す。

「自分で言うのもおこがましいが、私は大学では経済を学び、それなりに成績もよかった。腕試しにと投資をしていたが、結果として自分の学費をまかなうくらいの利益は得られた。店の経営や投資の相談をしてくれれば、利ざや目当ての下手な銀行よりは、優良なアドバイスができるし、高い成果も上げられると思う」

 いやー、客相手に身体を売れという相手に、「自分は経営や投資で役に立つ人間だ」と売り込むところが、強烈な世間知らずというか優等生臭を醸しだしていて、ブログ主の口からは汲めどもつきぬ(以下略
 もちろん、言われた御堂は、せせら笑って和士の言葉を蹴飛ばすんですね。

「ならば、ここを出て行け」

 と。
 もちろん尊敬する代議士のために世間から身を隠し続けないとならない和士が、「はい、そうですか」と言えるわけもありません。
 和士は、店の監視モニターに移る、ボーイと客の濃厚な絡みを見て、真っ青になって立ちつくします。

 さて。

 いよいよ。

 お待たせいたしました…。

 堅物で融通がきかなくて勉強だけが取り柄で態度は尊大、文字どおりエリート一筋の人生を送ってきた和士が、生まれて初めて我を忘れて泣かされちゃう時間がやってまいりました。

 ぱんぱかぱーん(笑)。

 あ、言い忘れてましたが、御堂のほうはですね、ちょっと不精髭なんか生やしちゃった、いかにもアウトサイダーという感じのオッサン(?)です。
 といっても、和士の一個上なんで、まだ27なんですけど。
 もちろん大層カッコイイでありますよ(笑)。

 この日の夜。
 下働きの仕事を終えた和士が店の個室でシャワーを浴びていると、御堂が入ってきたのです。

「ひっ!」

 御堂だ。
 しかも腰にタオル一枚を巻いた状態で、逃げ場を塞ぐように部屋の入り口に立っている。

「な、何か用でも」

 慌てて手で隠しても所詮は無駄なこと。
 興味深げな視線が、無防備な体の上を這い回った。

「懇切丁寧に指導するって言っただろ?」

 この場面、御堂はすげー嬉しそうですよ。
 意地悪な笑みを浮かべて(笑)。
 生意気エリートな和士のことを驚かせてやれて大満足というか。
 追いつめられた和士は逃げだそうとしますが、もちろん御堂はそんなに甘くありません。
 そして…。
 ここからですね、優等生が“落ちる”瞬間を、ななおあきら先生は鮮烈に描いてくださってます。

「な、観念しろって」

「嫌だ。こんな下世話な行為、できるはずがない」

「言ってくれるね。だけどできないんじゃなくて、あんたはやらなきゃならないんだよ」

 気がつけば、あっという間に部屋の奥の壁にまで追いつめられていた。
 だんっと鈍い音が響く。
 両側を二本の腕で囲まれてしまえば、この近さは和士にとってもはや緊急警戒レベル。
 ともすれば、どこもかしこも肌が触れてしまいそうで、恐ろしくて身動きができなくなる。
 それなのに御堂は、こともあろうに耳元に顔を寄せてきた。

「や…」

「あんたが義理立てしている誰かさんのために、どうしても身を隠さなきゃならないんだろ?」

 囁かれたとき、唇が微かに耳たぶに触れた。
 吐息が肌を嘗めていくような艶めかしい感触。
 更には顎に生えた薄い髭が、和士の首筋をいやらしくくすぐる。
 淫靡な刺激に神経が激しく掻き乱された。

「あ…」

 頭の中が真っ白に染まり、体から力が抜けていく。

「さて、レッスン開始だ」

 ううむ、行間からエロスの香りが立ち上がってますね(笑)。
 これまで性には奥手で、この手の経験がまったくない優等生が、初めて“肉欲”というものに触れ、自分でもそれを意識した瞬間、ぐずぐずになっていっちゃう様子がここではとてもよく描かれています。
 ひちわゆか先生の『チョコレートのように』では、レッスンの最初は丁寧なキスの授業からだったんですが、あれから9年、本作ではこのようにいきなり裸と裸の男同士のぶつかり合いから授業はスタートです(笑)。
 そして、御堂にのしかかられた和士は、

 腰に男の象徴ともいうべき肉の塊が押しつけられ(略)

 たとたん、

「ひっ」

 と声をあげて、

「嫌だ、絶対に嫌だ」

 と泣きそうになって懇願します。
 うーむ、さっきまであんなにエラそうだったのに…。
 和士、なんて可哀想なの…(嘘)。

 そして御堂は、そんな和士を相手にせず、一方的に“授業”を進めていくんですね。
 オイルの使い方や、いやらしいマッサージの方法etc...
 自分の身体でそれを実践されてしまう和士は、

「やめ…あ…あ…」

 とか、

「ひ……ん……」

 なんて声をあげて快感に震えるだけになってしまいます。
 そんな和士を見下ろしながら、御堂は言うんですね。

「その優秀な頭で、しっかり覚えておけよ」

 なんて(笑)。
 うひゃー、エリートさまが地位逆転していじめられてますですがなまんがな!
 な、なんて可哀想な…(しつこいですが嘘
 そしてですね、この最初のエッチ場面が素晴らしいのはですね、もちろん描写がねちっこいのもその理由ですが、上のような“優等生である和士をいじめるセリフ”が山盛りなんですよ。
 これが、僕たち私たち全世界230兆万人の優等生スキーの心を揺さぶってやまないんです(笑)。

「元々この店に来る客は、少々嗜好が特殊な連中だ。あんたみたいなちょっとすかしたエリートが、目の前でスーツを脱いで奉仕してくれるシチュエーションに、萌えるヤツも少なくないだろうな」

 言われた和士は、エリート心を打ち砕かれます。

「もう嫌…なんだ。頼むから…やめてくれ」

 震える声で御堂に懇願した。
 子供の頃から色々いじめにも遭ったけれど、十分耐えることができた。
 何を言われても、自分という人間が間違っていないという確固たる自信があったからだ。
 しかし今度ばかりは感情を制御できない。
 この男の前では、学歴も能力もプライドも通用しなくて、端から勝負にならなかった。

 はうー。
 来ましたね、温室育ちのガリ勉エリートさまが、ついに負けを認める瞬間が!
 ポッキリと心が折れちゃってますよ(笑)。
 自分より優れた人間がいるという、エリート様には受け入れがたい現実を受け入れさせられるこの瞬間。
 “優等生受け”の醍醐味ここにあり! な場面ですが、じつはここからの展開こそ、小説家の力量が問われるのですなー。
 目の前に現れた圧倒的な力を持った男に、プライドをぐちゃぐちゃにされちゃった優等生が、どうやってその相手の男に心を奪われていくのか、それは一種不可解な心の動きでもあるわけで、これをどのように描いていくかが、小説としての勝負になるわけです。
 本作では、ここまでですね、御堂は意地悪なことを言うばかりで、和士はもう反感でいっぱいです。
 そんな相手に、どうやってエリート様が恋心を認めるようになるのか。

 というわけで、ここからはご自分で本書をお買いになって、お楽しみくださいませ~。
 いまご紹介したあたりで、まだ4分の1ぐらいですから。
 ここからが本書の読みどころです。

 さて、ちょっとだけですね、この後の展開に触れておくと、本書の“優等生受け”として優れているところがここからどんどん登場してきます。
 今の場面、御堂に“実技”を体で実体験させられた和士ですが、もちろんこの後、今度は和士が実践させられるんですね。
 御堂の体に、言われたとおり、必死で奉仕するんですが、このレッスンが進んでいくと、和士は生来の真面目っ子気質というか、優等生気質というか、そんなものを発揮しちゃって、御堂に教わるいやらしい技の数々を、本気で学ぼうとするんです。
 御堂がせっかく教えてくれるものだから、自分もちゃんと学ばねばならない…みたいな決意で。
 どーですか、この優等生くんは(笑)。
 真面目すぎるでしょ!

 この分野の先駆作、ひちわゆか先生の『チョコレートのように』では、主人公はふつーのセックスを教わるだけでしたが、本作の和士は、この後ですね、風俗店で実用に耐えるような、ものすごくいやらしい技をたくさん教えられるんですね。
 なんか前立腺とか(笑)。
 そのたびに本気で感じてしまい涙を流す和士の可愛いことといったら!
 で、頑固で尊大なくせに、そんな風にけなげに頑張る和士を見て、御堂もだんだん態度が変わっていったり…。
 言うまでもないですが、門地かおり先生の挿絵がまたスーパーエロいのです(笑)。
 ツンと澄ました和士が乱れていくところが、驚愕の筆致で描かれてますよ。

 さて、この後はもともとの原因である奈良橋代議士の事件やら何やらも大きく進展し、和士と御堂を取り巻く環境も激変していきます。
 そんな中で、2人がどうなっていくのかという。
 どんなに自分にいじめられてもけなげに頑張る様子など、だんだんと和士というエリートくんの素を見て心惹かれてもいく御堂ですが、そうなると気になってくるのが、代議士・奈良原の存在ですよね。
 結局、和士は奈良原のためにこんなことまでして頑張ってるわけですから。
 奈良原一辺倒の和士に、次第にいらだっちゃったりもする御堂。
 そして…。

 最後、235ページでハッピーエンドとなったあとの和士がつぶやくあるセリフがあるんですが、ブログ主はこれが本書の中で一番好きです。
 おお、あの堅物がここまで…! と。
 あー、みなさんにもこの部分、読んでみていただきたいなー。

 ――というわけで、相変わらず長文レビューで申し訳ありません。
 でも、韓国まで持っていった甲斐がある良作でありました。
 もし余裕のある方は、同じ“真面目っ子が身体を開発されちゃうよ”エピソードを扱った先駆作、ひちわゆか先生の『チョコレートのように』と読み合わせていただいて、この9年間でBLがどれだけ変わってきたかを読み比べるのも一興かと。
 
 じつは韓国出張の帰りの際、成田空港の税関でブログ主は「ちょっと荷物の中身を見せていただけますか」と言われてしまいました。
 うぎゃー! BL本持ってるのがバレるー!!!!!
 と、焦ってその場から逃走しそうになったブログ主でしたが、スーツケースの中を開けてパパッと見られただけでおとがめなしでした。
 どうも数日の韓国出張の割に荷物がでかいので怪しまれたようです(笑)。
 そんな韓国出張には、もう一冊BL本を持っていっていたのですが、こちらも近日中にレビューさせていただくつもりです。
 税関でオタバレの危険をくぐり抜けた一冊、乞うご期待!(笑)

 追記
 あ、下の『チョコレートのように』はですね、07年に出た新装版です。
 もともとは倒産したビブロスから出ていたビーボーイノベルスに入っていたんですが、今では入手困難なようなので…。
 でも、主人公(受)が見たまんま優等生っぽくていいでしょ?(笑)

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(2007/11)
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