ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]成績優秀、カタブツ、人嫌いな学級委員が突然オトコの匂いに感じるようになっちゃって!? エロ場面充実してました(笑) 六堂葉月『最上の男。(プレシャス・ダーリン)』


Category: レビュー 小説単行本   Tags: 受け-生徒会長・委員長  受け-真面目・カタブツ  受け-眼鏡  特徴-高校生  攻め-クラスの人気者  受け-成績優秀  ●ラ行-六堂葉月  
最上の男。 (B‐PRINCE文庫)最上の男。 (B‐PRINCE文庫)
(2009/08/07)
六堂 葉月

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 1週間ほど前の記事で、発売が超楽しみ! と書いた、六堂葉月先生の最新刊が発売になりました~(ぱちぱち)。
 B-PRINCE文庫から出た『最上の男(プレシャスダーリン)』です。
 なぜブログ主が「超楽しみ!」と書いたのかは、以下のあらすじをお読みいただければわかるかと…(当ブログは“優等生受け”大好きブログです・笑)。

  成績優秀でカタブツな学級委員の秀和は、ある夢を見た日を境になんと男の匂いに感じるようになってしまった!!
 中でも一番いい匂いと思ってしまうのは、学園一の色男で秀和が毛嫌いしている生徒会長の津元!
 津元の制服に顔をうずめてドキドキしてるだけに止まらず、触れられた肌は敏感に疼いちゃって…
 エロ生徒会長×純情メガネ高校生のヴァンパイア学園ラブ、濃密エッチをたっぷり詰め込んだ書き下ろし付きで登場!!


 このあらすじを読んだら期待しないわけにはいきませんが、実際に読んでみたらどうだったかといいますと…。

 ――BL小説としては十分面白く読めたのですが、“優等生受け”という点では、ちょっとだけ物足りないところがあったのでした…残念!

 といってもですね、すいません、ブログ主は“優等生受け”というものについては大変高いレベルをBLに求めていますので細かいところを突っついてしまうわけですが、たぶんフツーの腐女子腐男子が本作を読んだら、「うわ、こーゆー優等生が受けのBLってダメなんだよね!」と言いたくなるくらい、濃厚な“優等生受け”臭が漂っていると思います(笑)。
 あくまでも、贅沢をいえば! という視点でのブログ主の感想になりますので、どうぞお許しくださいませ…。

 あらすじを読めばわかるとおり、主人公(受)・佐倉秀和(さくら・ひでかず)のキャラ設定は、申し分がないほど優等生設定になってます。
 いくつか秀和に関する描写を本文より引用させていただきますと…。

 私立・明星学園高等学校。

 県内トップクラスの学力だけでなく、庶民には目玉が飛び出るほど学費が高いことでも知られる私立高校だ。

 (略)

 二年A組。
 出席番号九番。
 成績優秀で一目置かれている秀和は、新学期早々、学級委員に選ばれていた。

 はたまたこんな文章が。

 子供の頃から身体が弱く、常に怠(だる)さがつきまとい、ちょっとしたことで寝込んでしまう。

 愛用のメガネをかけた秀和は、縁に浮き彫りが施された大きな鏡で自分の顔を見つめる。
 理知的な細い縁のメガネがとても似合っている。
 相変わらず色白で神経質そうな顔つきだ。

 そして、秀和の性格の大きな特徴として、“人嫌い”というものがあります。
 友達づきあいがとても悪いという。
 とっても優等生っぽい感じの要素で、とっても萌え萌えするわけですが、じつは過去にこんな出来事があったからなのでした。

 家に招くような深い付き合いの友人は、ずっと作らないでいる。

 通っている高校では、すっかり孤高の人扱いだが、一人でいるのは慣れているし、むしろそれが心地よかった。

 それはまだ、秀和が小学校一年の頃のこと。
 仲良くなった友人を、数名この館に招いたことがある。
 初めてのお友だち、秀和なりに精一杯もてなすつもりでいたのだ。

 しかし、やって来た彼らにこの館を『お化け屋敷みたい』とひどくからかわれ、深く深く傷つけられた。
 両親も暖かい家庭もない秀和には、この立派な館だけが、友人に誇れる唯一のことだったのだ。

 こんな思いをするくらいなら、誰とも深く関わらない方がましだ――と、そう決心して以来、秀和は誰一人としてこの館に招いていない。

 今の文章の中で出てきましたが、秀和は現代日本では珍しいことに、大きな西洋風の洋館で一人暮らしをしているんですね。
 両親の姿は見あたりません。
 数人の使用人たちとともに暮らしているのです。
 これがなぜなのかは、ストーリーの序盤では読者に対して説明がありません。
 何か事情がありそう…という雰囲気だけが何度も示唆されます。

 というわけで、成績優秀でクラス委員だけど友達がひとりもいない人間嫌いで、何か家に事情がありそうという主人公(受)・秀和のキャラ設定はご理解いただけたと思います。
 そんな秀和の身に、ストーリー開始早々、ある事件が起きるところから、物語は本格的に始まっていくわけです。

 それはあらすじにもあるとおり、ある日突然、秀和は一人の同級生男子の“匂い”に強烈に感じるようになってしまったのです。
 彼の名は二年D組の津元啓吾(つもと・けいご)。
 秀和とは因縁のある相手なのでした。

 見上げるほど高い身長と、堂々とした態度。
 男らしさがありながら、どこか甘いルックスが女生徒たちに人気がある、明星学園屈指の色男だ。

 一年のときは同じクラスだった。

 明星学園は、二年から文系と理系にクラスが別れる。
 帰国子女だという津元は、文系クラスのトップ。
 理系クラスのトップの秀和とは、双璧のような存在だ。
 そして、津元は明星学園の現生徒会長でもある。

 一年の終わりの生徒会長選で、すでに立候補していた秀和に対し、普通なら避ける同じクラスから立候補してきた。
 嫌がらせとしか思えない。
 しかも秀和を破って当選したという、秀和にはかなり忌々しい相手だった。

 つまり、優等生である秀和のプライドを、粉々にしてきてくれた同級生なんですね(笑)。
 こうしてみると、“優等生受け”の基本形のひとつである、井の中の蛙的な自信満々の優等生が、自分が一番頭がいいと思ってたのに、もっと凄い男と出会ってしまいプライドを粉々にされるばかりか、相手の男に惹かれて惹かれてしょうがなくなる、というストーリーの典型が本作ということになりますね!
 うむぅ。
 ならば、最高の“優等生受け”じゃないのか? とみなさんから言われてしまいそうなんですが…。

 でも、ブログ主がちょっとだけ不満に思う点は、まさにこの点にあります。

 ほら、秀和はある日突然この津元の匂いに強烈なクラクラを覚えるようになってしまい、それがきっかけになって2人はだんだん接近していくわけですが、やっぱり真“優等生受け”であるならば、ここで何か秀和が屈辱を覚えさせられたりする事件があって、プライドをずたずたにされた秀和が、それでもなぜか津元に心惹かれる自分を抑えられず…という展開にしていただきたかったなーと(笑)。
 匂いに感じて惹かれるというだけじゃ、別に秀和が優等生じゃなくてもいいじゃんということになってしまうわけですよ!
 本作を読んでいただくとわかりますが、秀和は津元の匂いに感じるようになったことをきっかけに、本人もよくわからないまま強制的に津元に惹きつけられていっちゃう感じの展開になってまして、ブログ主はそこがとても残念でした。

 じつはですね、もう少し後ろまで読むとわかるんですが、この匂いというのは、秀和が“ヴァンパイヤ”(吸血鬼)の子孫であるために感じるようになってしまったものなんです。
 先ほど、秀和のキャラ紹介のところで「子供の頃から病弱で…」という文章がありましたが、それも秀和がヴァンパイヤであるがゆえに人間社会で知らず知らず身体が弱ってしまっていたためのものなんですよ。
 秀和がだんだん成人に近づいてきたために、高校2年生の今、突然オトコの匂いに敏感になってきてしまったというわけなのです。
 そして、“上等な男”であるほど、ヴァンパイヤは強く相手の匂いを感じてしまうという設定なんですね。
 だからこそ、学園のカリスマ的存在である津元の匂いを、秀和が強烈に感じるようになってしまったというわけなんですが、でもやっぱり、秀和が津元を意識するようになった原因は、彼に散々打ち負かされたとかいうことが発端ではなしに、フェロモンのような彼の匂いに惹かれてしまったがためなわけです。
 せっかく受けキャラがものすごく優等生設定なのに、恋のきっかけがこれというのはちょっとだけ残念だったわけですよ。
 すいません、ゼイタク言って(笑)。

 でも!

 成績優秀で人嫌いでカタブツな秀和が、津元というカッコイイ同級生相手に恋に落ち、メロメロになってしまう様子が描かれるという点では、言うまでもありませんが、本作はとっても“優等生受け”になってるわけですよ。
 その点は間違いありません。
 2人の出会いのシーンなんかも、その意味ではなかなか萌えさせるセリフが連なってます。

 津元は男前な笑顔を、ニコリと秀和に向けてくる。

「どうしたんだ、ボーッとして? 俺の顔に見とれたか?」

 謙遜という言葉を知らない、極めて自信家な性格。

 クラスが離れて縁も切れ、こちらはせいせいしているというのに、津元はこんなふうにいつも気軽に声をかけてくる。

 親しいわけでもないのに声をかけてくるなんて、秀和には迷惑としか思えなかった。
 とことん水と油の関係だ。

「だっ、誰がお前の顔なんか…っ」

(俺は匂いをたどってきただけだっ)

 プイッと顔を背けると、クスリと笑って茶化してくる。

「お前のその怒った顔、かわいいんだよな。いつも澄ましてるから、ギャップがあって」

 勝ち誇った顔で見下ろされ、秀和は思わず両目を見開き、肩を屈辱に戦慄かせた。

「僕をバカにするのもいいかげんにしろっ!」

(…なっ…なんで選りに選って、この男がこんないい匂いなんだっ!)

 己の余裕を見せつけたいのか、こちらが本気で怒れば怒るほど、からかってくる。

「前からお前はそうだ。いちいち僕の意見に口を挟んできて…っ」

「そーやって、ムキになってくるから、つい言い負かしたくなるんだよ」

 むふふふ(笑)。
 あんまり説明不要ですね、このあたりは。
 プライドを傷つけられて怒る優等生と、さりげなく「そんな顔が可愛い」なんてことを言ってる攻めキャラという。
 やっぱり恋はこういう何でもない会話を重ねて進んでいってほしいですねぇ(笑)。

 で、こんな風に2人が接近していくわけですが…。

 ある日、秀和は生徒会室に置かれていた、誰のものともわからないジャケットから、やっぱり強烈な“いい匂い”を感じて、思わず我を忘れてジャケットを抱きしめて匂いを堪能してしまうんです。
 わー、変態(笑)。
 そこに入ってきたのが、生徒会長の津元でした。
 そうです、ジャケットは津元が置いていたものだったんですね。

「…あれ、佐倉じゃんか?」

 そう、やって来たのは他でもない津元だった。

「なっ、なな…っ。なんでお前がここにっ?」

「生徒会室に会長が来たって不思議でも何でもないだろ?」

 驚きのまま固まった秀和が持つものを、津元が苦く笑って指し示す。

「お前こそ何してんだよ。それ、俺のジャケット…だよな?」

「うわぁーっ!」

 指摘され、秀和は赤くなった。

 そんな秀和を見て、津元は不敵に笑います。

「――俺のことが、好きなのか?」

「ち…違うっ、そんなんじゃないっ」

 力一杯否定するが、ますます顔が赤らんでしまう。

「でもさ、こんなトコおっ勃てて、否定しても、なんの説得力もないぞ?」

 笑いながら津元が長い足を動かし、秀和の股間に太腿を押しつけてくる。

 秀和のソコは指摘されたとおり、下衣の上から充分わかるほど固く盛り上がっていた。

 秀和はヴァンパイヤですから、もう津元の“いい匂い”に抵抗できないんですね(笑)。
 さあ、ここから長~いエッチ場面の始まりです。
 なんとえんえん20ページ!(素晴らしい)
 匂いに感じるように、ふだんの優等生顔を脱ぎ捨てて、必死で津元にすがりついちゃう秀和と、そんな秀和を優しくいじめてあげて、

「すげぇ色っぽい顔して達(い)くんだな。ゾクゾクしたよ」

 みたいなことばっかり言っちゃう津元との甘い場面がずーっと続くわけですよ(笑)。

 ただですね…。

 ここでもブログ主がちょっとだけ不満を言わせていただくとすると、優等生クンの秀和が、結構あっけらかんとエッチしちゃってる感じがありまして――匂いでヘンになってるという設定上しょうがないのでしょうが…――、こう、もっとですね、「だめ、だめっ!」みたいな優等生らしい恥じらいというか、形だけの抵抗というか(笑)、そんなのが見たかったなぁという気持ちが湧いてくるのを、ブログ主はどうしても押さえられないのでありました。
 ゼイタク言って本当にすいません~(平伏)。
 エッチ場面のテイストは、全編を通してそんな感じではあります。

「すごい、すごいっ!」

 という秀和のセリフが特徴的なんですが、ちょっとこう、洋ピンのポルノ女優さん的な「オウ、イエ~イ」みたいなテイストさえ感じてしまうくらいでして、もっとこう、恥ずかしい顔を見られちゃうことへの恥じらいとか、「成績優秀な僕がこんなことを…!」みたいな“優等生受け”ならではの場面を入れていただきたかった!←変態ですいません(笑)
 いや、普通のBL作品として見れば、盛り上がりといいエッチ場面の質としてはかなり上級のものがあるんですが、“優等生受け”視点で見ると、そこだけが残念でした。

 でもですね、我慢できなくなっちゃった秀和のようすを現すモチーフとして、こーゆー場面が描かれていたのは、BLとしては新鮮でしたよ!

「はぅ…うぅ…っ」

 秀和は為す術もないまま、ソファの上で白い肢体をのたうち回した。

 滑らかに蠢く指の数が、しだいに増やされる。
 指の腹で攻められ続けた内壁は、やがて柔らかく解れ、より強い刺激を求めるようになっていた。

 誰も届かない奥の奥まで触れて欲しいという淫らな思いに支配され、どうしようもない。

「もう…いい、からっ」

 形振りかまわずそうねだった秀和に、津元も頷く。

「そうだな、そろそろ大丈夫そうだ」

 クチュクチュと水音を立てるそこから指を引き抜き、コンドームをポケットから取り出そうとする。
 だが、それすら秀和は待っていられなかった。

「そんなの…しなくていいからっ」

 まるで餓えているかのように求める自分を抑えられない。

 秀和の強い訴えに津元が苦笑を浮かべ、大きな猛りがあてがわれると、そのまま秀和の中へと挿入されていく。

「…ああぁ…っ、くぅ…っ!」

 はい!
 BLとして新鮮と言いましたのは、秀和が“コンドームなんかいらないから”と叫んで、津元が生で挿入してしまう場面ですよ(笑)。
 30代半ばを過ぎて、ブログ主の記憶もだいぶ妖しくなってるんですが、「コンドームなんかいらないからっ!」なんて受けキャラが叫ぶ場面は、これまでBLで読んでことがないような気がするんですが、どーでしょうか。
 つーか、BLのエッチ場面では、コンドームというものが意識されることがほとんどなかったと思うんですよね~。
 ゴムをするとかしないとか、そーゆー会話を主人公たちがしている場面自体、とても珍しいです。
 ギャグ系のBLマンガなんかでは、そーゆー場面が時々出てくる気がしますが、基本的にシリアス色の強いストーリーでは、ゴムなんかしないの前提というか、そんなのはBLでは重要じゃないというような捉え方が多かったような…。
 近年のBL界で商業的な理由から、エロが大変重視されていることはみなさんご承知のとおりですが、やっぱりエロって長く描くのって大変なんですよね(笑)。
 基本的に腰動かしてるだけなわけですから。
 だから、いろいろな会話のバリエーションとかでページを持たせるしかないわけで、そんな必要から最近はエロ場面でさまざまな“BL史上初”なモチーフが登場してきてますが、こーゆーコンドームの話ってのも、これからはBLのエッチ場面でたくさん出てくるようになる気がしますです(笑)。
 でも、受けキャラが我慢できなくなっちゃってることを表現するモチーフとしては最高ですよね、これ。

 さてさて、そんな感じで身体先行、匂い先行で始まった2人の関係ですが、以後のストーリーの中では、じつは津元がどれだけ秀和のことを好きなのか、よく見ていたのかというのが明かされていき、だんだんと2人は気持ちもぴったりと寄り添うようになっていきます。
 ひとつだけセリフを紹介しておくと…。

「俺は、秀和のそーゆー不器用な感じが好きだよ」

 みたいなことを津元に言われて、秀和が真っ赤に固まっちゃったりとか(笑)。
 このへんはいい“優等生受け”ですねぇ。
 そして、ラスト近くのクライマックス場面では、秀和が人前では絶対に見せなかった“あること”を津元の前でやってしまい、そんな秀和を津元が優しく抱きしめちゃったりとか。
 ううう、これは萌えますぜ…(笑)。
 このへんは、ぜひ本書をご自分で買って読んでみていただきたい!!!

 というわけで、すいません、ゼイタクばかり言ってきたレビューですが、実力作家の六堂葉月先生の作品だけあって、買って損は絶対にしませんよ!
 エロ場面の量もとっても充実してますし(笑)。
 ぜひ御一読をオススメいたします~!

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