ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー](たぶん)02年当時、眼鏡男子受けが全然なかったころに彗星のごとく飛び出した、ブログ主にとって思い出の一作… ユキムラ『不思議飴玉[増量版]』より、『社の中』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-真面目・カタブツ  受け-眼鏡  特徴-大学生  ●ヤ行-ユキムラ  攻め-クラスの人気者  
不思議飴玉 増量版 (ビーズラビーコミックス)不思議飴玉 増量版 (ビーズラビーコミックス)
(2009/03/14)
ユキムラ

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 いやー、昨日は18時間も寝てしまいました。
 疲れてたんだな~。
 途中、9時間寝たところで一度起きて、喉渇いてたんでゴクゴク水を飲んだんですが、またそのまま眠たくなってバタンキュー(死語)。
 起きたら、今日の昼過ぎでした。


 そこから、原付にまたがって近くのショッピングセンターへ行き、お気に入りのカフェにて昼飯。
 戻ってきて、たまりにたまったゴミを整理して家中を大掃除。
 夕方、近くのジムに行って久しぶりに身体を動かし、先ほど帰宅したところです。
 ジムでは40分くらい走りましたが、適度に疲れました。
 なんかこう書くと、全然オタらしくない休日だなぁ(笑)。
 でも運動しないと楽しくBL本も読めませんからね!
 ジムで血圧計ったら、76・109でした。
 いいねー、いいねー(笑)。
 トルコから帰ってきたら体重がかなり増えてしまったので、この1週間で3キロは落としたいなと。
 甘い物食べたいけど我慢だなぁ(グスン)。

 そんな健康的な状態でBL本のレビューでも一発行ってみましょーか!(笑)

 ブログ主の個人的な“優等生受け”BL本読書史のなかで、重要な地位を占めてます一作が収録された、ユキムラ先生のコミックスが今回新装版として発売になりました。
 その『不思議飴玉[増量版]』に収められています短編マンガ『社の中』を、今回はご紹介させていただこうと思います~。

 この『社の中』というマンガは、コミックスの奥付には『BE×BOY GOLD』03年10月号掲載と書かれていますが、もともとはユキムラ先生がオリジナルBLの同人誌として出されていたものでした。
 先に同人誌で出て、それがビーボーイGOLDに掲載されたというわけです。
 当時はコミケとかイベントには一切行ってなかった恐がり腐男子だったブログ主は、どこでどうやって手に入れたのかまったく覚えてないのですが、この同人誌版『社の中』をどこからか雑誌掲載より前に入手して読んでいました。

 で!

 今では“眼鏡男子”ブームとか言って、BLでも眼鏡っ子が受けキャラなのは全然珍しくなりましたが、当時は本っ当~にそんなBLマンガは少なかった!
 すいません、(同人誌は)整理が悪いので、いま『社の中』を書庫から探してこれず、正確な発行日付が不明なのですが(たぶん02年)、あのころはそんな状況でした。
 こちらももともと数が少ない“優等生受け”BLがたま~にBL雑誌とかに載っても、受けキャラが眼鏡をかけていることは大変珍しかったのです…。
 そんな!
 ところに!

 この『社の中』というユキムラ先生の同人誌を読んだブログ主はメロメロになってしまったのでした~(笑)。
 主人公は大学で同じゼミに所属している同級生同士という設定のお話しだったんですが、受けキャラが融通の利かないタイプのプライド高めの学生クンで、思いっきり眼鏡を掛けていたんです…。
 正直なところですね、今読み返すと、性格設定としてはそんなに“優等生受け”じゃないんですよ、このマンガ。
 でも当時はものすごく印象に残ったというか、ブログ主の欲望にぴたりと収まってしまい、何度も何度も読み返したものでした。
 懐かし~。
 あれからもう6~7年も経つのかぁ…。
 ということは、まだあのころは20代だったのか…(暗)。

 ブログ主が本作を“歴史的に重要な一作”と申します意味がおわかりいただけましたでしょーか(笑)。
 この本を読み終わったとき、はっきりとではないですが、きっとブログ主の心の中に希望の灯がともったのです。
 ああ、こーゆーBLマンガを待っててもいいんだと。
 これはこれからこーゆーマンガが栄えていく夜明けのようなマンガなんだと…。
 そんな感謝の気持ちを込めて、今回は『社の中』をご紹介しようと思います~。

 先ほど、そんなに“優等生受け”なストーリーじゃないと書きましたが、それでもやはりそーゆー匂いはプンプンしています。
 主人公(受)の吉本は、リポートを仕上げるために、同じゼミに所属する同級生・松田とフィールドワークに地方へ来ています。
 古い神社を巡って、建物を写真に収めたり調査したりしているのです。
 吉本は、なーんかダサイ感じのパーカーに、小さなリュックを背負ってきてますが、何度も言いますが当時は本当に珍しかった「眼鏡」を掛けているおかげで、全体の雰囲気がなんとなーくオシャレじゃない感じを醸しだしてくれてます(笑)。
 そんなところが、当時のブログ主の心を鷲掴みにしてくれた要因のひとつでもあるんですが…。

 さて、じつは吉本は、この旅が不満でした。
 それは同行者の松田が気にくわないからです。
 なぜ松田のことを「気まずい男」と思っているかは後でご紹介するとして、現地で神社を回る2人はこんな感じです。

「ああ、やっと見えた。うわぁ、ボロいなあ。吉本、カメラ。ここで終わりだから撮っちゃおう」

「わかってるよ! 命令すんなよな!」

「何、ずっと怒ってんだ?」

「別に! ほっとけ!」


 この間、吉本はずーっと心の中で「なんでこいつと2人でこんなところまで…」と愚痴っています。
 でも、あからさまに嫌な態度を見せられてる松田は、そんなのはどこ吹く風、とっても明るく朗らかなんです(笑)。

「…あれ? シャッターがおりない」

「何? 見せてよ。充電してある?」

「したけど動かなねンだよ!」

「…アレだったりして」

「アレって?」

「たたりじゃー、とか(笑)」

「………(顔色変わる吉本)」

「アハハ、怖がってる!」

「松田!(怒)」


 吉本が一方的に怒っていて、松田はそんな吉本の態度に気づきつつ、全然相手にしてないんですね。
 このへんですね、心の広い松田クンvs.なんだかわからないけどプリプリ怒ってて心が狭っちく見える吉本クンという感じに読者には見えるんですが、さてなんで吉本は松田に怒っているのでしょうか?

 宿について、松田も気にしてはいないもののさすがに不思議に思ったのでしょう。
 吉本に態度のことを聞こうとします。

「吉本さあ、この間からなんで俺につっかかるんだよ。教えて?」

「…………。なんでもねぇよ」(むすっ)


 じつはこの時、吉本は心の中で“本当の理由”を反芻していたのでした。
 それが以下のセリフ。

(先日好きだった子に告白をした)
(彼女は松田を好きだと言った)
(ただそれだけの事だ)


 おわかりですね~。
 吉本が松田を嫌う原因が。
 何度も言いますが(笑)、眼鏡かけてダサイ雰囲気の堅物っぽい学生くんが、自分が振られた女の子が好きだという同級生相手にスネちゃって、心の中にコンプレックスを抱え込んだばかりか、態度にまでツンツン出ちゃってるというこのあたりの吉本の設定、ブログ主は大変心惹かれるものを感じたのでした。
 いいでしょー、このネクラなところが(笑)。
 ああ、今読み返しても、当時の感動が胸に蘇る…。
 で、先ほどからの心の広さからもわかるように、対する松田というキャラクターが、これまたルックスはいいし、気は利くし、優しいし、大人だしというわけで、ネクラで眼鏡な吉本と好対照になってるんです。
 すごくモテそうな(というか実際にモテる)攻めキャラ・松田と、勝手にプリプリしてる心の狭い吉本というカップリングが、すんごく“優等生受け”な感じを醸しだしてるわけですよ。

 ところが、ここからストーリーは急展開します。
 単なる学生同士のBLマンガかと思いきや、意外なストーリーが突然正体を顕すんです(笑)。
 深夜、トイレから戻った吉本が、旅館の部屋の戸を開けたとき目にしたものは…。

 巨大なキツネに咥えられ、まさにどこかへ連れ去られようとしている松田の姿だったのでした。

 そうなのです~、ここからいきなり伝奇ストーリーに物語は突入していくのです(笑)。

 じつは、このキツネは異界の住人。
 向こうの世界で「神」として選ばれた松田を異界に連れ去るべく、こちらの世界に来ていたというわけなのでした。
 松田を咥えた大キツネが闇に姿を消そうとする瞬間、松田を助けるべく吉本は大キツネにしがみついたのですが――。

 異界につくと、そこはキツネたちの世界でした。
 そこでは、松田だけが「生き神様」として崇められ、オマケの吉本は動物のようにあつかわれ、首輪をつけられてキツネたちの家の庭に繋がれます。

 さあ、そしてここでまたもや萌える関係性が出てくるのです。

 さっきまでは、ツンツンする吉本に、松田が明るく接してくれて、それでも吉本はツンツンする態度を崩さないという大人げないところを見せていたわけですが(笑)、なんと異界についた2人は、立場が逆転してしまうわけですよ。
 松田はキツネたちの「生き神様」として下にも置かぬ扱いで崇められるのに、吉本は庭に繋がれ、ろくに食べ物ももらえません。

「なんでこんな目に俺だけが遭うんだ? まったくなんだってんだよ…ぐすん」

 一人で泣きそうになってる吉本ですが、ここで松田が窮地から吉本を救ってあげるんです。
 吉本を自分の“部屋飼いのペット”ということにしてもらって、首輪を外させ、暖かい布団と食事が出るようにキツネたちに命令するんですよ。

 そうなると、どういうことになるか…。

 そうです。
 プライドの高いツンツン学生くんは、大嫌いな男のお情けでようやく苦境を脱することができたわけで、助けてもらったくせに松田に向かって怒るんです(笑)。

「部屋飼いペット!? なんだとお!」

 いやもー、自分勝手というか、勉強のできる人間の悪いところを集めたような吉本クンなわけですが(笑)、そんなことを言われても松田はニコニコしてます。
 でも、こっちの世界での吉本の運命は、松田に握られてしまっているのは、厳然たる事実。
 それに我慢できない吉本は、松田に向かってこんなセリフを吐くんです。

「おまえって、本当にムカつくよな」

「なんでそう思う?」

「楽しんでんだろ?」


 助けてもらって、これかよ(笑)、みたいな。
 それに対しても、松田は嫌な顔ひとつしないでニッコリ対応します。
 ああ、こんな吉本相手に心の広いところを見せられるなんて、松田って本当にいいヤツなんだなぁ――読者がそんな風に思ったその瞬間!
 なんとビックリ、思いもよらぬセリフが松田から飛び出しますよ。

「楽しいね。吉本の運命を俺が握ってると思うとドキドキするよ」(微笑)

 うわー。
 女にモテそうで、大人みたいに心が広いけど、ちょっと軽そうでいつもニコニコしてる松田が、こんな毒を吐き出すとは!!

「…てめっ、それが本音かよ!」

 ところが、いきりたつ吉本をドン! と押し倒してその上に馬乗りになると、松田はさらにとんでもないことを言い出すのです。

「もう一度首輪をされたい? 嫌だろう?」

 ニコニコしてた松田の突然の豹変に声も出ない吉本。
 そんな吉本を押さえつけたまま、松田は静かに言うのでした。

「選んで。二つに一つ」

 何を選べというのか――。
 松田は、吉本がここで自分に身体を許してくれたら、キツネたちに命じて吉本を元の世界に一人で帰してくれるというのです。
 それが嫌なら、このまま自分の部屋飼いペットとして、この世界で生きていかねばならないと。
 そうです。
 じつは松田は吉本のことが好きだったのでした。
 だから何を言われてもニコニコしてたし、吉本のワガママも受け入れていたと。
 でも、思いもよらぬこんな状況になり、とんでもない二択を吉本に突きつけたのでした。

 さあ、大嫌いな男に運命を握られ、とんでもない二択を突きつけられた吉本は、いったいどんな選択をするのか――。
 というところで、あとはどーぞコミックスを自分で買って結末をご確認ください(笑)。
 ひとつだけヒントを出しておけば、吉本はどんなにワガママを言ってもそれを受け入れてくれる松田という男に、ある意味甘えていたような感じになっていたわけですが…。
 そーゆー状況だと、どんな人間でも気づきますよね、自分の小ささと、相手の度量の大きさに(笑)。
 それがこーゆー極限状態での“二択”にどういう影響を及ぼすか…。

 で!

 じつはこの『社の中』には続編がありまして、もちろん同じコミックスに収録されています。
 それが表題作になっている『不思議飴玉』です。
 こちらも“優等生受け”的には本当に味わい深い設定になっているのですが…。
 それは読んでいただくときのお楽しみにしていただきましょう。

 最初に本作は今思えばそんな“優等生受け”ではなかったと書きましたが、こうしてみると、相手にコンプレックスを抱えちゃってる受けキャラが、異界に2人して連れ去られてしまったことで立場が逆転してしまい、大嫌いな相手に自分の運命を完全に握られてしまうというこの設定は、やはり“優等生受け”の香りを猛烈に匂い立たせていたなぁと思わざるをえません。

 今までにこのブログで何度も書いてきましたが、“優等生受け”の一典型にこんなのがあります。

 学校の中でしか通用しないテストの順位とか成績順とか学歴とかいうものに固執して、それならば自分が一番だ、みんなより優れてる存在だと思いこんじゃってる優等生クンが、あるきっかけで外の世界ではそんなものが通用しないことに気づき、あまつさえ自分よりもっと“凄い”人間と出会ってしまって、今までの自分を支えてきたプライドや常識、価値観を粉々に打ち砕かれてしまうんですよ。
 でも、なぜかその相手に心を惹かれる自分を止めることができず、屈辱と恋心の間で悩み苦しむわけです。
 “優等生受け”においては、この“逆転の構図”が大変重要なんですよ…!
 自分こそが一番エライと思っていた優等生クンが、本当の自分が無力だったことに気づかされ、あまつさえ自分にそれを気づかせた相手に恋しちゃうという(笑)。

 その意味で、本作『社の中』は、強制的にではありますが主人公の2人がそんな“逆転”の構図の中に放り込まれ、受けキャラ・吉本が屈辱にプルプル震えちゃってくれるわけで(笑)、これが本作から匂い立つ“優等生受け”臭の正体ではないかとブログ主は思うわけですね。
 強制的な立場逆転とはいえ、それまでの過程で攻めキャラ・松田が心の広い度量のでかい人間だというのが再三描かれているわけで、やっぱりそーゆー面でも吉本は「松田にはかなわない」というのを心に植え付けられてしまっており、これもプラスポイント(笑)。
 当時のブログ主が心惹かれたのもやむをえないことだったというわけですな…!

 このコミックスは他にもいろいろな短編が収められていますが、『そのトキメキには訳がある』という一作も、とっても“優等生受け”な感じでオススメです。
 真面目な眼鏡の社会人が受けキャラになってまして、この黒髪眼鏡クンがとってもおぼこい感じなんですなー(笑)。
 性に疎いけど、ある理由で男と一緒の布団に寝ることになっちゃって、ドキドキ意識しちゃうみたいな。
 萌える設定でしょー(笑)。

 最近のユキムラ先生のマンガは何だか難しくて、正直ハマリきれないものを感じているブログ主ですが、こうしてみるとやはり才能豊かな先生だなぁと惚れ直さざるをえません。
 もう一度、『社の中』のような作品を描いてくださらないかな~と思いつつ、筆を置かせていただこうと思います…。

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