ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新館レビュー]「僕は女じゃない…!」なんて突っ張っちゃってる色子が風変わりな客の相手をすることになり… 吉野ルカ『ささ夜の恋』より、『ただあざやかな恋のため』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-美人の優等生  受け-女王さま  受け-女装  特徴-歴史もの  ●ヤ行-吉野ルカ  
ささ夜の恋 (ダイヤモンドコミックス)ささ夜の恋 (ダイヤモンドコミックス)
(2009/03/21)
吉野 ルカ

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 えー、先日の記事で書きましたとおり、発売されていたことをすっかり見逃していた吉野ルカ先生の最新刊『ささ夜の恋』を今日はご紹介しようと思います~。

 いやー、今回も……よかった。
 しっとりと読ませていただきました。
 この作家さんが書くキャラクターは、攻めも受けも脇役もみーんな愛おしい。
 登場人物の誰もが、自分の分身のような気がしてきてしまいます。
 とくに受けキャラの可愛さといったら…!

 ブログ主が勝手に思いこんでるだけですが、吉野ルカ先生のマンガには絶対無敵の“決めシーン”があります。
 受けキャラが、笑いながら泣いてる場面がとっても多いんです。
 笑いながら泣くというのは尋常じゃないわけですが、吉野ルカ先生のマンガの受けキャラたちは、どんなに辛いことがあっても、涙をこぼしつつ、けなげに笑ってます。
 でも、それは我が身の不幸をしょうがなく、そして力なく笑っているわけではなくて、そんな自分を心配してくれる周りの人間を心配させないように、そしてそんな人がいてくれることが嬉しくて、自然と湧き出てしまう笑顔なんですね…。
 そんな受けキャラの心情が愛しくて、ブログ主なんかはもうズブズブにこの作家さんのマンガにハマりこんでしまうわけですよ。
 今回の最新刊も、そんな吉野ルカ節(?)が炸裂してました。
 どのマンガも胸をキリキリさせてくれます。
 とくに、ブログ主はBLでバッドエンドのマンガはもう反吐が出るくらいに嫌いなんですが(笑)、じつは今回のコミックスには、1本だけですがアンハッピーエンドな終わり方をするマンガが入ってるんですね。
 でも、何だか今回はするっと受け入れてしまいました…!
 自分的には、奇跡です(笑)。
 いや、いま読み返しても納得はいかないんですが、でもこのマンガの受けキャラと攻めキャラの“あり方”は、何だか受け入れてしまいます。
 何度読み返しても救いはないんですが…。
 やっぱりこれは、受けキャラがラストシーン直前に浮かべる泣き笑いの微笑のおかげの気がします。
 ストーリーの紹介もなしで、こんな感想だけ言われてもわかりにくいと思うんですが、このアンハッピーエンドのマンガで、受けキャラはある苦しみを背負って心で泣きつつ、“恋人”の攻めキャラをふんわりした笑顔で迎えてあげるんですね。
 その直後、悲劇が起こるのですが、あの笑顔を見ると、少なくとも攻めキャラの愛情がたしかに受けキャラの心に届いていたことだけは確信できるんですよ…。
 もうそれが唯一の救い(笑)。
 チクショー、本当ならこんなバッドエンドのマンガ、絶対読まないのに、いつもなら!(笑)

 ちなみに、いま感想だけ書いたマンガは、『しあわせの時』という作品でして、じつはこれも相当に“優等生受け”な一作になってます。
 初めて本当の愛を知り、惑乱してしまう男の子という、これは相当萌えるモチーフが作中で描かれてまして、じっくりご紹介したいんですが、先ほども書いたとおり、ハッピーエンドじゃないので今回は除外!(笑)
 代わって、そのすぐ後のページに掲載されている短編マンガ『ただあざやかな恋のため』という作品を今回はご紹介しようと思います…!

 先ほどの『しあわせの時』の主人公が、どちらかというといじめられっ子タイプだったのに対して、本作『あざやかな恋のため』の主人公(受)は、勝ち気なお姫さまを気取っている男の子です。
 で、じつは吉野ルカ先生には珍しく、本作は江戸時代が舞台の歴史ものになってるんですね。
 江戸時代は、有名な吉原が幕府公認の遊郭になっており、そこで大勢の遊女が春をひさいでいたわけですが、ご存じのとおり、この時代は男色も非常に盛んでして、綺麗な男の子が遊女のように身体を売ることはごくごく普通のことでありました。
 本作は、陰間(かげま)と呼ばれた、そんな少年遊女が主人公になってます。

 で、もともと陰間は、若い歌舞伎役者が“副業”で身体を売っていたのが始まりみたいなところがあるわけですが、本作の主人公(受)・しのぶは、まさにそんな役者の卵です。
 容姿はピカイチの美しさのしのぶなのですが、座頭からは「色気が足りない」といわれ、それもあって“色子修業”に出ています。
 いやもちろん第一には生活費を稼ぐために身体を売ってるんですけれど(笑)。
 座頭からは、いつも口を酸っぱくして、

「(お客と)恋をしなさい、恋を」

 と言われていますが、しのぶはまったくそんな気が起きません。
 まあ、そりゃそうですよね。
 自分をお金で買いに来る男たちと恋なんかできませんから。

 だから、お客に抱かれるときも、しのぶは口だけです。

「ああん、だんな早くしてぇ」

 なんて心にもないことを言いながら、覚めた顔で「いいから早くイッちまえ!」なんてことを考えて抱かれています。

 そんなある日。
 しのぶが陰間として勤める店を、奉行所の同心を務める若い武士・涼次(りょうじ)が客として訪れます。
 同心といえば、現代では警察官みたいなものですから、店としても機嫌をとっておきたいところ。
 主人は、もっとも売れっ子のしのぶに涼次の相手をするように命じたのですが…。
 涼次は一風変わった客でした。

「…振り袖を脱げ。花飾りを取れ。化粧も落とせ。俺は普段のカッコで来させろと言ったんだが。――ていうか、お前、本当に男なのか?」

 同心のご機嫌取りをしなきゃいけないだけで憂鬱だったのに、せめて最低限の務めは果たそうと着飾って、無理やり笑顔を作って座敷に上がったしのぶは、いきなりそんなことを言われてムカッとします。
 でもそこは客商売。
 またもや超無理やり笑顔を作ると、最高に可愛い笑顔で言い返します。

「いえ、このほうが皆様喜ばれますので…」(満面の笑み)

 ところが、それにも涼次はこう言い放ってきたのでした。

「媚びるな」

 どかーん!(笑)
 ついにしのぶは客相手ということも忘れてブチ切れます。

「こっ…媚びんのが商売でね! これだから嫌なのさ、お武家さんはよ! いばってばっかで不粋だったら…」

 ところが、そんな素をさらけ出したしのぶの姿を見て、やっと涼次は笑顔になったのでした。

「…いいね、怒るなら怒れ。俺はウソが嫌いなんだよ」(にっこり)

 思わず、(ヘンな奴…)と呆気にとられるしのぶ。
 こうして2人は客と遊女として出会ったのですが…。

 さあ、ここまででも、人気はあるけれどじつは周りの人間や客をバカにしきってるお姫さまタイプの優等生・しのぶと、そんなしのぶの世界にずかずか入り込んでくる男・涼次という組み合わせは、本ブログ的には相当萌えてくるわけですが、本作はここから神展開に入ります(笑)。
 やばい、ヨダレが止まらない~(じゅるるる)。

 まあ焦らず、ゆっくりご紹介していきましょう(笑)。
 床入りした後も、涼次はしのぶの意表を衝くことを言い続け、しのぶはそれに翻弄されっぱなしになるのですが…。
 しのぶは、いつも客を相手するときのように、感じてるフリをして涼次の前で媚態を見せます。

「…ん……、ああ…ん…あっ」

「よせ。いらん嬌声をあげるなよ。男だろう」

「……」(悔しそうな顔をするしのぶ)


 この場面、しのぶは涼次にこんなことを言われてムッとするわけですが、心の中ではこんなことを考えているんです。

(…くやしい)
(女の役を演じてるからこそ)
(男に抱かれるのをガマンできるってのに)


 ううう!!!!!
 やばい、心臓が、心臓の発作がぁぁああああああ!!!!!
 あんまり賛同してくれる人はいないと思うんですが、ブログ主はまずこのセリフにやられてしまいましたよ…!

 なぜ、しのぶはこれまで客に覚めた態度を取り、座頭に「恋をしろ」と口を酸っぱくして言われても、従うことができなかったのか。
 しのぶはとっても“男の子”なんですね。
 生活費を稼ぐために、そして役者の修業のためという理由があるといっても、女として抱かれることがどうにも我慢できないんです。
 だから、客に抱かれるときは、いつも「女になる」のではなくて、あくまで自分の意思として「女を演じる」のだと自分を納得させていたわけですよ。

 ところが涼次は、そんなしのぶの「女を演じてやってるんだから、これでいーだろ」という気持ちを見透かしたかのように、しつこく言ってくるわけですよ。

「振り袖を脱げ」
「花飾りを取れ」
「化粧も落とせ」
「媚びるな」
「いらん嬌声をあげるな」


 そしてこれはしのぶにはとてつもなく重大な要求なんですね!
 素のままで、何も演じずに、ただ一人の男として俺に抱かれろ、ということを言われてるわけですから。
 女を演じてるからこそ抱かれるのも我慢できるんです、しのぶは。
 それを、素のままで抱かれろと。
 そして涼次は、その言葉を実行に移すかのように、「あんあん」とわざとらしい喘ぎ声をあげるしのぶを強引に抱きしめると、濃厚な愛撫を施して、素のしのぶをその身体の中から引き出そうとするんです。
 まるで陥落するように、その手の中に墜ちていくしのぶ――。

 うぎゃー!
 やばい、これはやばい!(笑)
 ブログ主はこーゆーシチュエーションに異常に萌えます…。
 変態ですいません(笑)。
 ここからのエッチ場面は、何回読み返してもイイ!
 本当の自分を引きずり出される恐怖に惑乱するしのぶと、そんなしのぶを優しく抱いてやる涼次。
 この関係性が最高にいやらしいんです~(笑)。
 現代風にいえば、「こ、こんなの本当の僕じゃない! こんな僕は知らない!」てなもんで、本作は大変正統的な“優等生受け”BLになってるわけですよ。
 珠玉のその場面、ちょっとだけご紹介しましょう…!

 涼次は、しのぶを膝に抱き上げて腕の中に収めると、着物の前を割って、しのぶの男の子のしるしに手を伸ばすんです。

「あ…マエは…!」

 そのまま優しくそこを嬲られて、顔を真っ赤にして息を詰めるしのぶ。
 覚めた顔で客に「あーん」とか言ってたときのしのぶとは別人にさせられちゃってます。
 上のセリフからもわかるように、ふだん、しのぶはお客に「マエ」をいじらせたりしないんですね。
 それは、先ほども書いたとおり、これはまさに「男の子」である自分の象徴ですからね(笑)。
 あくまで、客に抱かれる自分は「女を演じてるだけ」なわけですから、そこをいじってもらう必要なんかないわけです。
 だから、今までの客には絶対そこを触らせなかったんでしょう。
 ところが、涼次には有無をいわさずそこを愛撫され、それはまさにしのぶにとっては、「男の子である自分が」「男として」「男なのに」愛されちゃう、絶対に許せないことなんですね。

「ふ…っ!」

「ばかだね、感じてるのなら鳴いてもいいんだよ」

「あ あ あ…」


 だから、手だけでなく、口を使って愛撫されちゃったしのぶは、涙を流しながら声をあげます。
 そして、いよいよその身体の中に涼次を迎え入れると、こんなセリフを口にするんですよ…!

「あ…あっ…ちくしょ…う…ちくしょうっ! …あ、あ…」

 うおー!
 萌えるー(笑)。
 「女を演じて」いた仮面を剥ぎ取られ、素のままで抱かれちゃった男の子が悔し涙を流しながら、それでも快感には抗えずに男に抱きついちゃって、それで出てきたセリフが「ちくしょう!」ですって!
 むがー(笑)。
 なんたる屈伏!
 もう、しのぶがどんな気持ちでこの「ちくしょう!」を口にしたかを想像すると、ブログ主はブラックホールの中から重力に逆らって飛び出してこれそうなくらい力が湧いてきます(笑)。
 どう考えてもヤバイでしょう、これは!
 最初に読んだときは、ズキュンズキュン胸を撃ち抜かれて、いやー本当に身体に穴が空いたかと思いました(笑)。
 理解いただけるでしょうか、ブログ主の感じたこの萌えを…。
 そして、そんな風に素のままで一人の男として抱かれてしまったしのぶの姿を見て、最後に涼次が言うんです。

「…ふ、かわいらしい」

 言われたしのぶはもう悔しいわけですが、でも心が騒いでしまうのを止めることもできません。
 お姫さまは、もう全部裸にされてしまったんですね、心から身体から!

 そして、涼次はしのぶの馴染みの客となり、何度も逢瀬を重ねることになります。
 そのたびに涼次に抱かれ、自分が作りかえられていくようで心のざわめきを止められないしのぶ。
 さあ、この2人はどこへ行き着こうとしているのか――。

 というところで、げへげへ、後はコミックスを買ってご覧いただくといたしましょーか!(笑)
 「恋なんかわからない」「恋なんかしない」と言っていたお姫さま・しのぶが、涼次に抱かれ、ついに最後に吐露してしまうその本心。
 それを読むと、前半の意地を張っていたしのぶが、ますます可愛く見えてきます。
 ああ、あれは優等生ゆえの自己防衛がさせていたものだったのかと。
 しのぶが最後までこだわる「男らしい」「女らしい」なんてことは、抱かれるとか抱かれないとかの表面的なことで決まるわけじゃなくて、男でも女でも自分を本当にさらけ出して、そしてそんな自分を受け入れることができるかどうかで決まってくるわけですよね。
 それがわからないで表面上のことばかりこだわるしのぶの頑なさは、とっても未熟な優等生っぽくもあり、そして涼次との心のつながりを得て成長していくしのぶは、美人でお姫さまなのにとても格好良かったりします。
 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
 なんかそんな言葉が頭に浮かんできますが、しのぶは涼次に無理やり瀬に飛び込まされたことで、大きく生まれ変わることができたんじゃないかと。
 だから、本作はとっても読後感が爽やかです――途中は、しのぶが屈伏の涙を流しちゃったりしてるのにね(笑)。 

 それにしてもこのコミックス、中身の充実ぶりは異常です(笑)。
 どれ読んでもキュンキュンするよー。
 半分が江戸時代の遊郭モノで、残り半分が現代物(リーマンもの&学園もの&高校生攻めの美人社会人受け)なんですが、どの作品を読んでも、受けキャラがなんとなく優等生っぽくて、ブログ主はドキドキしっぱなし。
 南、お前サラリーマンのくせに可愛すぎだよぉぉおおおおおお!!!!!

 すいません、読んだ人にしかわからない心の叫びで(笑)。

 今夜はこんなに素晴らしいコミックスを出してくれた松文館に乾杯しつつ、楽しい夢を見ようと思います…。
 おやすみなさい…。

 最後にもう一度。
 絶対買いだぁぁああああ!!!!!!

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