ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]レイプ寸前、自分を助けてくれたのはいったい誰? 七三分けのガチガチ優等生が最後には可愛くなっちゃって…世紀の傑作! 島あさひ『君ノ手ヲ感ジテル』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-真面目・カタブツ  特徴-高校生  受け-眼鏡  受け-ガリ勉  受け-成績優秀  ●サ行-島あさひ  
君ノ手ヲ感ジテル (ミリオンコミックス 36 Hertz Series 58)君ノ手ヲ感ジテル (ミリオンコミックス 36 Hertz Series 58)
(2009/03/28)
島 あさひ

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 ブログ主はこのコミックスのレビューを書くに当たり、三日三晩不眠不休で断食し、斎戒沐浴して身を清めたうえでパソコンの前に座っています…。

 ――すいません、あからさまな嘘です。←当たり前だ

 でも、そのくらいの気持ちでこの本はご紹介せねばならないのです!
 ついに出た出たついに出た、本年度“優等生受け・オブ・ザ・イヤー”有力作品にして、すでにあのスピルバーグからも映画化の申し出が来ているという(嘘)、島あさひ先生の最新刊『君ノ手ヲ感ジテル』を厳粛な気持ちでご紹介しようと思います!!!


 じつはこのマンガ、『Hertz』に連載されていたとき、短いレビューをすでに書いたことがあるんです。
 いつもならば、「コミックスになったので内容を知りたい人は前に書いたレビューを読んでください~」みたいな手抜き工事をするのがブログ主の通例なわけですが、この作品については、あらためてレビューを書かざるを得ません…!
 たぶんこのマンガを買って読んでいただけば、その功徳でみなさんは来世も必ずや“優等生受け”大好きオタ野郎としてこの世に生まれ変われると思います。
 ありがたや~。
 さあ、その類まれなストーリーをご紹介していきましょう!

 何が凄いって、まずその冒頭シーンです。
 制服を脱がされ、目隠しをされたうえで手足を縛られた細身の高校生が、体育倉庫で不良たちに襲われている場面から、ストーリーが始まるのです。

「ん――――ッッ!」

「暴れんな! イイ子にしろよ、優等生!」

「う゛う゛んん!」

「おまえ、ムカつくんだよ、いつもすました顔しやがって」

「まあまあ、ちょいと遊んでやりゃあ、コイツも可愛げが出るだろーよ」

「んう!」

「キレイな肌してんじゃねえか。ココもピンクだぜ」

「ん゛ーーッ!」

「おい、もっと脚広げろよ」

「うッ…」

「狭いな、入るか?」

「んうッ うッ んんぅッ…」

「入れるさ」

 なんですか、この萌えるセリフの競演は(笑)。
 ここにはブログ主が好きな、お堅い優等生を辱めるありとあらゆる言葉が出てますよ!
 で、まさに不良たちに「いつもすました顔しやがって」なんて言われちゃってるとおり、主人公(受)の月居(つきおり)は、黒髪を七三でびっちり分け、詰め襟のホックはいつも外さず、眼鏡をかけていつも教科書とにらめっこしているようなガリ勉優等生なんです。
 月居は、離婚寸前の両親に愛想をつかし、少しでも早く高校生活を終えるため、目立たないように毎日を送っています。

(ひっそりと地味に生きていくこと)
(今ある平和な日常が少しでも長く続けばいい…)


 そんなことだけを考えながら、優等生として毎日を送る月居。
 だが、他人と接触を持たないように時には不遜とも思える態度を取る月居は、不良たちから目を付けられていたというわけなのでした。
 ある日、体育倉庫に無理やり連れ込まれた月居は、冒頭のように乱暴され、レイプされる寸前まで追い込まれます。

「おい、おまえたちッ!!」

 まさに犯される、というその瞬間。
 何者かの大声がすると、不良たちが痛めつけられ、逃げていったのがわかりました。
 でも、目隠しされている月居には、それが誰だかはまったくわかりません。
 自分が助けられたことだけはわかったのですが――。

 さて、いまご紹介しているのは、コミックスに収録されている全5回のうち第一話部分なんですが、本作ではこの第一話において、大きな“謎”が読者に提示されて、以後ラストシーンまで読者はその答えがわからずにドキドキさせられることになります。
 じつは、「助かった…」と思った月居は、このあと信じられない目に遭うのです。
 不良たちを追い払い、自分を助けてくれたはずの男が、目隠しされて手足を縛られて裸にされたままの月居を優しく抱きしめると、汚された局部を綺麗に拭ってくれただけでなく、興奮させられたままの月居の性器を握って、慈しむように絶頂まで追い上げて射精まで導いてくれたのです。

 この場面、目も口も塞がれて動けない月居は、誰のものかわからない手の感触だけを感じさせられて、必死で抵抗します。
 でも、優しいその手に抵抗しきれず、最後は誰ともわからぬ男の手で、恥ずかしい姿をさらしてしまうわけです。
 ここでは月居の“心の声”がずーっと描かれてまして、もうこれは圧巻です。

(誰っ? 誰なんだ?)
(…どうして何も言わない? …俺のみっともない格好を…見て…る?)
(なっ…、なにっ?)
(放せよ! 拭いたりしなくていいからっ 解いてくれ!)
(そっ…そこは…! ううッ んーーッ ん…っ んう…っ!)
(や…ッ な…にっ? ど…してっ? さっき弄られた時は気持ち悪いだけだったのにっ…)
(あっ…!? ダメ…だっ…! これ以上触られたらっ…)
(誰とも知らない奴にこんな惨めな姿をさらしてっ…)
(俺…っ…どうしてこんなっ…ああっ…?)
(こんなの…っ もう嫌だっ もう終わらせてくれっ…)


 自由が利かない状態の裸を一方的に見られ、しかも手で追い上げられて恥ずかしい姿をさらしてしまうというこの屈辱に必死に耐えつつ、だんだんと我慢ができない状態に高められてしまう優等生・月居の泣きたいような恥辱の叫びが、もう読者の胸をえぐってえぐってエロりまくる、あ、間違えた、えぐりまくってくれるわけですが(笑)、月居は男に抱きしめられたまま優しく絶頂を迎えさせられてしまうのです。
 先ほど言った“謎”というのは、この男の正体なんです。
 自分を助け、それだけでなく恥ずかしい姿まで見ていったこの男はいったい誰なのか。
 解放された月居が、慌てて目隠しを外したときには、その姿は消え失せていたのでした。
 以後、ストーリーはこの“謎”を物語の大きな推進力にして展開していきます。

 翌日。
 月居は、萎える心を必死で奮い立たせていつものように登校します。

(何でもないことだ)
(昔からよく暗いとか生意気とか言われたし)
(中学の時も、ムカつくからと言って、校舎の裏で殴る蹴るされたこともある)
(それと一緒だ。どうってこと…)
(…大丈夫)
(あんなことすぐに忘れてやる)


 うわー、このセリフからもわかるように、月居は学校でも孤立しているガリ勉優等生なわけですが、「何でもない」と自分に言い聞かせつつ、やはり男たちに襲われたことはショックで、必死になって学校に来てるわけですよ。
 ところが、とぼとぼと廊下を歩いて教室に向かう月居は、いきなり後ろから大きな手で頭を掴まれると、きっちり分けた七三の髪型をぐしゃぐしゃに崩されてしまいます。

「ちょっ…やめ…ろってばッ! いつもいつもっ!」

 じつは、友達もいずに孤立する月居には、毎日チョッカイをかけてくるクラスメイトが2人いました。
 高校生離れした体躯と存在感で学校中の注目を集めているコンビ、御天(みそら)と緒方でした。

(やたら俺なんかに話しかけてくるクラスメイト)
(特に御天はカッチリしたものが嫌いらしく)
(毎日俺の髪型をかき乱し)
(直してもすれ違うたびにぐしゃぐしゃにする――)


 この日も、いつものように御天が月居の髪をぐしゃぐしゃにしてきたというわけです。

「その七三はやめろッつってんだろッ! 無性にイラつくんだよッ」

 エラそうにそんなことを言いながら月居の頭をようやく解放した御天は、とても高校生には見えないほどカッコいいです(笑)。
 堂々としてて。
 でも、月居だって名うての優等生。
 他の同級生たちから一目置かれる御天にだって一歩も退かず言い返しますよ。

「こっ…こうしないと落ち着かないって言ってるだろ!(怒)」

 そう言って、もう一度髪型を七三に戻そうと必死で頭をいじります。

「テメー! 直すなっ」

 そして横からは御天といつもツルんでいる緒方が茶々を入れてきます。

「おはよー、月居ちゃん♪ 二人とも今日も仲良しだねぇ」

「な、仲良しなんかじゃ…!」


 ところが!!!

 なんとも平和なこの場面なんですが、じつは月居はあることに気づいてしまうのです。
 自分の頭をぐしゃぐしゃにしてくる御天の手が、あの日に自分を優しく抱きしめ、しかも恥ずかしい目にも遭わせてくれた謎の男の手に感触が似ていることに…。
 でも、いつもぶっきらぼうで、いくら「やめてくれ」と言っても頭をぐしゃぐしゃにしてくる意地悪な御天が自分を助けてくれた男のはずがない――。
 月居は必死でそう思いこみますが、あの手が御天のものだったら…と考えると、月居の頬はなぜか赤くなってしまうのです。

(…あの手が御天に似てると思うなんて…どうかしてる)
(…あんなことするはずがない――)
(だけど…男に襲われて…しかもあんな醜態さらしたなんて知ったら)
(…御天はひく…だろうな…)
(失くして困る友達なんかいなかったのに…)
(御天には…知られたくないと思ってしまう――)


 自分でもわからない心の動きに動揺する月居。
 さあ、果たして“謎の男”は本当に御天なのか!
 そして再び動き出す不良たちから、月居は自分の身を守れるのか!?――というところで、もうですね、この後の波瀾万丈の展開は、コミックスを買ってじっくり読んでいただくといたしましょう。
 絶対損しませんから。
 てか、この本買って読まないような人とは、もうブログ主は絶交です(笑)。
 お話しにならない!
 北朝鮮はミサイルというか人工衛星なんか打ち上げないで、このコミックスを1万冊ぐらい買い上げてロケットに積み、宇宙から全世界に撒いてくれればよかったんです…!
 そうしたら、きっと日本も米国も中国もみんな「打ち上げおめでとう…!」って賞賛の嵐を送ったはずなのに…!!!!!

 さて、もちろん答えは申しませんが、さすがベテランBL作家であられる島あさひ先生だけあって、“謎の男”の正体については、マジに読者はハラハラさせられてしまいます。
 いやー、ブログ主も何度「ええっ! 違うの!?」と思わされたことか。
 まさかこいつが「謎の男」なの!? ってなもので、超ヤキモキさせられました。
 この謎解きの運び方が抜群にうまいので、コミックス一冊のページをめくるのすらもどかしく、本当にあっという間に読ませられてしまいます。

 そして特筆すべきは、優等生・月居の“優等生っぽさ”の描写のうまさ!
 月居は、どんなに御天や緒方から髪型をからかわれても、必ず次の日にはきっちりわけた七三に戻して登校してくるんです。
 絵をお見せできないのが残念ですが、これが笑っちゃうくらいびっちりした七三分けなわけですよ。
 今時そんな髪型じゃ恥ずかしくて外歩けないだろというくらいの(笑)。
 でも、月居は絶対にそれを崩しません。
 なぜかといえば、これは月居というガリ勉くんの“自己防衛”なんですね!
 友達なんかいらない、勉強だけやってればいい、このままの日常が続いてくれさえすれば何もいらない――そんな無気力というか、希望のない生活を送る月居には、他人を拒絶する手っ取り早い手段として、この七三分けと不遜な態度が必要なわけです。

 で、第2話ではこんなシーンがあります。
 またもや緒方と御天が月居を捕まえて、頭をぐしゃぐしゃにしたあげく、御天はいつもどおりむっすりしたままなんですが、明るい緒方が嫌がる月居を抱きしめてチョッカイをかけてきて、こんなことを言い出すんです。

「おや? 何コレ? 薄くなってるけど…キスマーク?」

「…ッ!」

「へえ…意外だなぁ。男いたんだ?」

「あ…――ちがっ」

「スベスベの肌にこんなに沢山跡付けちゃって…もしかして見かけによらずインラン系?」

「ち…違…うッ そんなんじゃないッ…! これはッ…」


 この場面で、月居はパニックを起こしたようになり、必死でその腕を抜け出すと叫ぶのです。

「もう嫌だッ 放せッ!」

「月居ちゃんっ…!? ゴメンゴメン、乱暴するつもりじゃ…」

「みんなそうだ…俺が嫌いなのか…小学校でも中学でもっ 暗いとかムカつくとか言ってイヤガラセされた!」

「月居ちゃん…」

「嫌いだから、嫌がることばかりするんだろッ! もう触るなッ!」


 そのまま走り去る月居――。
 人を拒絶したいのに、“壁”を乗り越えてこられたら対応しきれなくなっちゃって、こんなメチャクチャな態度を取ってしまったわけですね、このガリ勉優等生クンは。

 ところが!

 これが話が進んでいくと、変わっていくんです。
 詳しく書くとネタバレするので押さえますが、“あの手”はやはり御天だったのか…と思うようになった月居は、だんだんと御天に心を開くようになり、それにつれて髪型も七三をやめて、御天の言うことを聞いて“普通の髪型”に変わっていくんです。
 「みんな僕が嫌いなんだろ!」なんて叫んでた月居が、だんだんと変化してくるんですよ、御天や緒方との触れあいを通じて。
 本作では、この“ガリ勉優等生が愛を得ることで可愛くなっていく”という過程がとても細やかに描かれてまして、そこが単に優等生が主人公になってるだけの凡百のマンガとはっきり違うところなんですね!
 やっぱり、せっかく優等生を、それもヒネくれてネクラで友達もいないようなガリ勉優等生を主人公にしたのなら、そんな彼が花開くように可愛くなっていくところを描いていただきたい…!
 本作ではそれが完璧に実現しています。
 だってね…。
 月居が“謎の男”の正体を知り、お互いの心を確かめ合ったあとのエッチ場面といったら…!!
 髪型だけは言われたとおりに変えたけど、あいからずお堅くて、制服もきっちり着こんじゃってる月居が、もうメタクソの愛されちゃうわけですよ、文字どおり身も心も(笑)。
 なんて言うんでしょうね~、よく「抱きつぶされる」なんて言葉がありますが、まさにそんな感じ。
 華奢な月居が、“謎の男”にぎゅーぎゅーに抱きしめられたうえ、これまで誰にも見せてこなかった心の奥まで全部さらけ出されちゃうようなエッチをやられちゃうんですね。

(彼の手は不思議だ――)
(身体と同じで強くて固いのに…)
(そっと触って…優しく撫でて…)
(さっきも…俺が泣きじゃくるまで)
(繊細に器用に意地悪に動いてた…)


 こんな月居の心の中の言葉が、月居が“謎の男”にまるで子供のように抱きしめられて逐情させられる場面の絵とともに描かれてるんです。
 な、なんつーエロさ…(笑)。
 優等生が泣きじゃくるまで触るって、どれだけ触ってるんですか!!!
 で、そんな風に泣きじゃくるまで感じさせられて、優等生・月居は心を解放するように快感でぐったりしてしまい、素直に“謎の男”に甘えちゃったりするんです。
 あれだけ人と触れあうのを嫌がってた優等生がですよ…!
 心を開いて、甘えちゃったりするわけです。
 この変化!
 極めつけには、こんなセリフまで吐いちゃってます。

(触られるだけで)
(心までこんなに暖かくなるのに…)


 あああああああ!!!!!
 だめだぁぁぁああああああ!!!!!!
 ちっともこのマンガの良さが伝わらない!!!!!!
 ちくしょう…。
 どうやったら、このマンガの素晴らしさを表現できるんだ…。
 ううう、悔しい…。

 じつは、この作品の連載第一回を読んだとき、ブログ主は、ふだん“優等生受け”をほとんど描かれたことがない島あさひ先生のマンガということから、主人公は優等生という設定だけど、このあとはどんどん優等生と関係ないほうに話が流れていってしまうんじゃないだろうかという危惧を持ってました。
 でも、それは完全に杞憂でした。
 本作は徹頭徹尾、優等生なガリ勉くんの恋と、恋することによって変わっていく様子を描いた“優等生受け”BLの傑作です。
 頼むから読んでみてください。
 絶対に、絶対に後悔させませんから…!

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Comments

 
初めまして。最近になってこのコミックスを読んで、転げ回るくらい萌えた者です。同じ気持ちの方がおられてすっっっっっごく嬉しかったです!
ああ…色々語りたいのに言葉が出てこない。とにかく本当に萌えツボにがつんと来た作品でした。大好きです。
 

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