ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]エロがないけど… 地味でネクラな優等生サラリーマンが女装した状態で“憧れの後輩”と関係を持ってしまい… なえ*淡路『キスミーチョコレイト』より、『愚か者の恋には棘がある』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-真面目・カタブツ  受け-ネクラ  特徴-年下攻め  特徴-社会人  ●ナ行-なえ*淡路  
キスミーチョコレイト (ビーボーイコミックス)キスミーチョコレイト (ビーボーイコミックス)
(2009/02/10)
なえ*淡路

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 こりゃまた不思議な形式のコミックスが出ました。
 まず、中身の半分以上が書き下ろし。
 だったら、その書き下ろし作品をコミックスのタイトルにすればよさそうなものですが、なぜかコミックスのタイトルになっているのは別の短編マンガです。
 じゃあ、表紙に描かれた2人は、その表題作『キスミーチョコレイト』の主人公たちかというとそうではなく、この2人はその書き下ろし長編の主人公たちなんですね!
 うーん、複雑(笑)。

 まあとにかく、このコミックスには長い書き下ろしのBLマンガが収録されていて、表紙の2人はその主人公カップルということだけ頭に入れておいてください~(笑)。
 その書き下ろし作品を今回はご紹介しようと思います。
 タイトルは『愚か者の恋には棘がある』。
 地味で自分に自信がなくて、でも夜は叔父がやってるオカマバーで女装して酔客の相手をしちゃってるネクラくんなサラリーマンが受けキャラのなかなか萌えさせてくれるマンガです。

 主人公(受)・横田光輔(よこた・こうすけ)は秘密を持ってるサラリーマン。
 昼間は地味なサラリーマンとして働いている横田ですが、夜は叔父がやっているオカマバーで女装して“ホステス”として働いています。
 会社での横田は、同僚からこんな風に評されてます。

「なんか大人しいしとっつきにくい」
「小動物みたいだし」
「弱そうだし」
「彼女とかいなさそう」

 もちろん本人も自分の地味なところをわかっていて、それを受け入れてます。
 でも、みんなが嫌がることでも率先してやるし、仕事は一生懸命で手を抜きません。
 そんな地味な頑張り屋さんが横田だと思ってください~。

 では、夜の横田は派手できらびやかといえば、まったくそんなことはありません。
 叔父の店が人手不足でしょうがなく女装して裏方中心で働いているだけなのです。
 でも、「弱そう」とか言われる男らしくない外見が幸いして、女装した横田はとてもはかなげな美人に変身します。
 そして、横田自身、この夜の仕事を嫌いではありませんでした。
 それは、自分が同性しか愛せない人間だという自覚があったからです。
 同性愛者だという自覚のある横田には、叔父の店はとても居心地がいい空間でもあったのです。

 ある晩、叔父に頼まれて女装したまま店で使う食材を買い物に出た横田は、急な雨に降られて雨宿りを余儀なくされます。
 軒先で雨をしのいでいた横田ですが、そこに一人の若い男が駆け込んで来たのでした。

(友井くん!)

 横田は、思わずその男の名前を心の中で叫んでしまいました。
 それは、横田が密かに恋い焦がれていた会社の後輩・友井その人だったです。

(こんな所で会うなんて…)
(ダメだ)
(今の僕、女装して化粧してネギ持ってる)


 女装してこんな夜の仕事をやっていることがバレてしまう…と焦った横田は、雨にもかかわらずその場所を逃げだそうとしますが…。
 
(ずべしゃ!)

 ぬかるみに足を取られて、友井の目の前で思いっきり転んでしまったのでした。
 ところがその瞬間。

「そんなに嫌がらなくてもいいじゃないですか」

 そう言いながら、後ろから横田を抱き起こしてくれたのは、友井の力強い腕でした。
 びっくりして声も出ない横田を立たせると、友井はさらに話しかけてきます。

「ダメですよ。気をつけなきゃ。こんなところで雨宿りしてたら」

 ここで横田は気づきました。
 友井は自分が会社の先輩の横田光輔だとわかってない――?
 思わずホッとする横田ですが、ここで予期しないことが起きたのです。

「!!!」

 友井が横田を抱きしめるとキスをしてきたのでした。

「こんなところで雨宿りしてたら――、俺みたいな男に捕まっちゃいますよ」

 びっくりして声も出ない横田を見つめて、友井はさらに話しかけてきます。

「名前は?」

 いつも恋い焦がれていたカッコイイ後輩・友井に女の子として見つめられて、思わずぽーっとしてしまった横田は、問われるままに女の子としての自分の名前を告げます。

「…ヒカル…」

「僕は友井っていうんだけど、ヒカルさんよかったら電話してよ」

 そう言うと、友井はヒカルの手のひらに携帯番号をペンでさらさらと書き記すのでした。

 こうしてこの夜、横田はもう一つの秘密を持つことになってしまったのです。
 大好きな後輩・友井とキスをしたこと、そして女の子としてその後も連絡を取り続けるという秘密を――。

 …というのが、本作の基本ストーリーです。
 昼間は地味でネクラな優等生サラリーマンが、夜は女装して働く。
 そして、女の子の格好で出会った“憧れの後輩”と、女の子として会い続けることに…。
 うひゃひゃひゃ!
 ブログ主はこれだけで相当萌える設定なのですが、みなさんいかがでしょうか(笑)。
 ネクラ優等生が女装!
 しかも女の子として攻めキャラとお付き合い!
 ええ、大好きなんです、こーゆーファンタジーな設定(笑)。
 しかも本作では、横田の女装した姿が、昼間の地味さそのままに全然派手じゃなくて、とってもはかなげで可愛い感じなんです。
 も、萌える…(笑)。
 そんな横田(夜バージョン)が、まさに通り雨のように突然出会った後輩・友井にキスをされ、女の子としてお付き合いみたいなことをすることになってしまう。
 ああ!
 横田の心の中を想像すると、ブログ主はヨダレが! ヨダレが止まりません(笑)。

 ストーリーの中でも、その翌日の会社での横田がこんな風に描写されてます。
 いつもどおり地味に仕事をしつつ、友井に書かれた手のひらの電話番号を何度も見てはため息をついてしまう横田の心の声です。

(夢じゃない…)
(ちゃんと番号書いてある)
(いつもあんな事してるのかな…)
(いやそんなまさか!)
(正体はバレなかったけど…)
(かみつくみたいなキスだった…)
(なんか唇熱い――)


 ぼさぼさ黒髪で見た目も暗そうな横田が、真っ赤な顔をして唇をそっと触りながらこんなことを呟いてます。
 か、可愛い~(笑)。
 なんか本ブログのために作ってくれたようなキャラです、この横田は(笑)。
 とても、手が届くなんて思えなかった後輩・友井と、嘘の姿でとはいえ、接点ができてしまったことにドキドキする横田が可愛くて、このへんは本当に死ねます。

 さて紹介が遅れましたが、後輩・友井は、横田が憧れちゃうぐらいの本当の“エリート王子様”な後輩です。
 品質管理部なんていう地味な部署にいる横田と違い、営業の第一線でバリバリ活躍し、先輩たちをしのぐ業績を挙げつづけている友井は、社内の女性社員たちの憧れの的です。
 いつも颯爽として、その姿は自信に満ちあふれています。

 さあ、そんな「キラッキラに格好いい」(by横田)後輩・友井と“お付き合い”しなければいけなくなった横田は、この危機(チャンス?)をどうやって乗り切るのか! というのが、以下の本作の読みどころ。
 この後、約80ページにわたり2人のてんやわんやなラブストーリーが綴られていきます。

 で、こう書くと明るいポップなラブストーリーを想像してしまいますが、実際には全体的なテイストはヘビーです。
 シリアスというか。
 ネタバレしてしまいますが、じつは友井自身もゲイなんです。
 しかも、それをなかなか受け入れられなくて悩んでいます。
 そんな自分を押し隠して、社内では“エリート王子様”として振る舞っているわけです。
 そこでたまたま出会ったのが、女装した横田だったというわけですが、友井は横田を可愛いと思いつつ、何とか女性を愛そうとして、他の女性社員とも付きあったりなんてことを繰り返し、横田はそのたびに傷つけられます。
 そんななかなか痛い恋模様が綴られていくわけです。

 で、ここが本作の“優等生受け”として優れているところなのですが…。
 そんな“危機”を、そして男同士であるという根本的な問題を、横田はとても真面目に、正面から向き合って、そして自分を犠牲にしてでもつねに友井のことを考えながら、乗り越えていこうとするんですね。
 すんげー優等生です、この横田という受けキャラは(笑)。
 で、そんな真面目なところが、友井には少し眩しすぎたりもして、それがまた2人の間の恋を素直に進めさせてくれなかったりするのですが、とにかく横田は最初から最後まで地味に誠実に友井と向き合い、悩める後輩を励まし、そして愛し合おうとするんですね。
 これがけなげでねぇ…(涙)。
 地味っ子がすんごく頑張ってるわけですよ。
 好きな男のために。
 ブログ主は、「うんうん、こういう優等生受けもありだよね」と思いながらストーリーを読んでいきましたですよ。

 でも!

 じつは本作には最大の問題があります。
 ブログ主がこういうと、みなさん想像がつくかと思いますが…(笑)。

 エロ場面がなぁ~~~~~~い!!!!!!
 ない!
 ない!
 どこにもない!!!!
 おいおいおいおい、幸せになった2人のラブラブな様子はどこへ行ったんだと。
 ブログ主は声を大にして言いたいです(笑)。
 このけなげな地味っ子が、大好きな後輩に抱きしめられてふにゃふにゃになっちゃうところを、なんで読者に見せてくれないのかと。
 ホントになんでなの!!!???
 いいじゃん、そんくらい見せてくれたってー。
 辛い恋愛を我慢して読んだんだから、そのあとに少しぐらいハッピーなページを入れてくれよ~。
 本当に本作はこの点だけが残念です。
 昨日書いた元ハルコ先生の初コミックス『あまいきみがすき』のレビューでも書きましたが、リブレは本当にこの点が甘い。
 なんでしょう、エロを入れないことがストーリー重視だとかBLの作品性が増すとかでも思ってるんでしょうか!
 それは違~う。
 絶対に違~う!
 ううう…。
 幸せな横田の姿を、できれば女装したままでエッチされちゃう横田の姿を見たかったよ…。
 いや別に女装してなくてもいいけど…。
 ぐすん…。

 というわけで、最後だけ何だかエロをはぐらかされたような気分になってしまう本作ですが、それ以外は大変オススメな一作になってます。
 コミックスで同時収録されてる他の2作の短編マンガも、なかなか優等生受けな設定で読み応えありますし。
 でもねー。
 やっぱりというか、この同時収録の短編BLのほうも、ほぼノーエロです。
 がっくし。
 うち1作は眼鏡の真面目っ子サラリーマンが受けキャラだったりして、本ブログ的には申し分のないキャラ設定だけに、やはりエロがないのは残念でなりません。
 なので、エロがお好きな方には、あまりオススメできない一冊になってますが、切なさが味わえればエロなんかなくてもいいというBL好きの方には、大変オススメな一冊になってます。

 それにしても、この横田という受けキャラが性格的にも、はたまた黒髪もっさりなルックス的にも、そても魅力的な優等生受けキャラになってるだけに、エロがないのは本当に残念。
 なえ*淡路先生の次回作には、痛切にその点の改善を期待いたしますです…。
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