ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]“学園の王子様”が、地味な図書委員に告白されて思わず“本性”見せちゃって… 『GUSH』08年3月号より、佳門サエコ『王子様になれない』


Category: レビュー 雑誌   Tags: 受け-真面目・カタブツ  受け-眼鏡  受け-ガリ勉  受け-ネクラ  攻め-クラスの人気者  特徴-高校生  ●カ行-佳門サエコ  
GUSH (ガッシュ) 2009年 03月号 [雑誌]GUSH (ガッシュ) 2009年 03月号 [雑誌]
(2009/02/07)
不明

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 最近とみに“優等生受け”傾向を強めている佳門サエコ先生の最新作が、『GUSH』08年3月号に掲載されました~。
 佳門サエコ先生といえば、『チタチタ』で連載していた“優等生受け”BLの名作『ネコ★また』が、つい先月もコミックスで発売されたばかり。
 作家さん的には、これで当分“優等生受け”はお腹いっぱい状態かしらんと思いきや、単発読み切りでまたもや思いっきり“優等生受け”な作品を描いてきてくださいました。
 冬コミでも、『ネコ★また』のネクラ優等生な主人公のエロ番外編な同人誌を出していらっしゃいましたし、佳門サエコ先生の中で、いま完全に“優等生受け”が来ている状態なのかもしれません。
 以前、『花王冴子』という旧名義で活躍されていたころは、お坊ちゃん受けがメインの傾向はありましたが、どちらかというと可愛い受けキャラが主人公の普通なBLを多く描かれていた印象があるので、この1、2年の豹変ぶりにはちょっと驚かされてしまいます。
 正直なところ、昔は全然読んでなかった作家さんなんですが、今や超重点チェック対象になってしまいました(笑)。

 今回、『GUSH』初登場ということでパートカラー33Pというずっしり重みのあるページ数での登場でしたが、そこはベテランの人気作家、まったく中だるみしないストーリー展開はさすがです。
 佳門サエコ先生のマンガは、ブログ主の頭の中では昔ながらの少女マンガにすごく忠実な作りになっているという印象があります。
 いま流行りのBLマンガというと、『Hertz』とか『メロメロ』とか『BGM』とか『オペラ』とかの新興系BLアンソロジーに掲載されるような、スタイリッシュで心理描写が深くて個性的で…というマンガですよね。
 作家さんでいえば、古街キッカ先生とかさかもと麻乃先生とかルネッサンス吉田先生とか。
 そんな中で、佳門サエコ先生の描かれるマンガは、これら新進BLとは一線を画した昔ながらの少女マンガの味を残したものだとブログ主は思うわけです。
 それも、『りぼん』とか『ちゃお』といったあたりの。

女の子「○○くんが好きなんだけど、どうしたら振り向いてくれるの…」

男の子「うわっ」

女の子「ごめんなさい! 憧れの○○くんと廊下でぶつかっちゃった!」

男の子「いてーなー。おい、大丈夫か?」

女の子「きゃっ、恥ずかしい!」(と走り去る)

男の子「なんだよ、あいつ…。でもちょっと可愛かったな…」(そして恋が始まる…)

 例えていえば、こんな感じ(笑)。
 ここから、男の子と女の子がくっついたり離れたり、隣のクラスの女の子と喋ってるのを見て誤解したりされたり、でも最後には必ずハッピーエンドになるという、とっても古風な感じの少女マンガです。
 ここでは、新興系BLにあるような、現状をぐちぐち悩む主人公や、胸をぎゅーぎゅー締めつける泣きエピソードは出てこないかわりに、あくまで予定調和の中でお話が進んでいき、読者がそうなるだろうと思っている方向へ展開していくストーリーを、主人公といっしょに読者も喜びながら、ワクワクしてページをめくらせてくれるマンガの楽しさが存在しているとブログ主は思います。
 単純といえば単純ですが、これを読者を飽きさせずに読ませるのは、マンガ家として大変な力量が必要なんですね!
 現在、『GUSH』や『ビーボーイ』、『花音』などのメジャー系BL雑誌にも、ぐちぐちした心理描写を重視する新興系BLが進出している今、佳門サエコ先生は、昔ながらの楽しいBLをしっかり読ませてくれる貴重な作家さんになりつつあります。
 今回の新作読み切りも、そんな佳門サエコ先生の持ち味が存分に発揮されてるとブログ主は思いました。
 そんなあたりに注目しつつ、同先生の最新作『王子様になれない』をご紹介しようと思います!

 主人公(攻)・本田誠一(ほんだ・せいいち)は、学園の王子様と呼ばれるイケメンです。

(きっかけは自分の顔だった)
(王子様のようだと言われてるうちに)
(いつのまにかそう演じるようになっていった)


 決して特定の彼女を作らない本田ですが、告白してくる女子生徒への対応ぶりはまさに“王子様”。
 その誠実な態度に、思いが受け入れられなくても、彼女たちは誠一への感謝の言葉を口にするほどです。
 放課後ともなれば、「誠一く~ん♪」と集まってくる女の子たちを優しくエスコート。
 誰もが、本田のことを誠実で優しい“王子様”だと疑っていなかったのですが…。

 じつは、本田は無理やり“王子様”の演技をしていたのでした。
 本当の本田は、がさつで無神経で面倒くさいことの大嫌いな、ごくごく普通の男子高校生。
 でも、外見から“王子様”と言われているうちに、いつしか女の子たちの期待に応えてあげようと、頑張ってしまっていたのでした。
 みんな俺の外見だけを見て恋するコばっかりだ――、“王子様”を演じる裏で、そんな虚無感を抱えながら、本田は今日も女の子たちのアイドルとして笑顔を振りまきます。

 そんな本田に、突然一人の男子生徒が告白してきたところから、お話は始まります。

「…本田、俺と付きあってくれませんか」

 それは地味な図書委員の優等生・里中でした。
 ぼさぼさ気味の黒髪に大きな眼鏡、進学コースの生徒の中でも成績優秀で知られる里中からいきなり告白された本田は、面食らったあまり、これまで隠し続けてきた“本性”をさらけ出してしまうのです。

「キモッ!」

 これが本田の第一声(笑)。
 あまりといえばあまりに酷い反応ですが、同性の男子生徒からの告白は、本田にも衝撃だったのでしょう。
 もちろん里中の告白を受け入れるはずもなく、2人の関係はその場で終わったはずだったのですが…。

 数日後。
 図書室に本を返しにいった本田は、カウンターで図書委員から淡々と返却の遅さを指摘されます。

「…3ヶ月も遅滞してますね。何か理由がありますか」

 女の子が当番だったら、うまくごまかせたのに…と笑顔もひきつる本田でしたが、カウンターの中に座る図書委員の顔を見て、「あっ!」と声を挙げてしまいます。
 それは数日前に自分が振った里中その人だったのでした。

「もう一冊未返却の本がありますね。遅滞されると皆さんの迷惑になるので、至急返却してください」

 数日前の告白など忘れたかのように、淡々と事務処理を進める里中。
 あまりに事務的なその態度に、本田は思わず里中の顔を凝視してしまいます。

「…何か?」

「あ、いや…」


 続けて、口を開いたのは里中のほうでした。

「心配しないでください。あなたの本性は誰にも言いませんから」

 当たり前ですが、告白して振られた数日前の出来事を、里中は忘れていなかったのです。
 「キモッ」なんて酷いことを言われて、“学園の王子様”の本性を見せられてショックを受けたからこそ、淡々と本田に接していたわけで、何とも優等生というか、泣きたいのを我慢して頑張っちゃうこの態度に、ブログ主はとってもクラクラしてしまいました(笑)。

 でも、こうなると気まずいのは本田のほうです。
 自分の隠してきた“本性”を知られてしまったうえに、「もう用はないからさっさと消えてください」とでもいうような態度を取られてしまったわけですから。
 本田は、無理やり里中に話しかけてコミュニケーションを取ってみることにします。

「あ、あのさっ、図書委員してるってことは本が好きなんだよな?(汗)」

「……」(しーん)

「俺はほとんど読まねぇけど、どういうの読むわけ?」

「……」(しーん)

「や、やっぱ帰るわ(汗)」


 心が折れそうになった本田が図書室から逃げ去ろうとした瞬間、里中が口を開きました。

「童話が好きです」

「え! 童話? シンデレラとかああいうのか?」


 今まで童話なんか読んだこともない本田ですが、その日、里中のお薦めの童話集を一冊借りることになってしまいます。
 そして、家に帰って読んでみると思わず引きこまれてしまったのでした。
 翌日、本田は再び図書室にいる里中を訪ね、本の感想を勢い込んで話しかけます。

「ありゃあ反則だろっ! ラストの2人が再会したとことかっ!」

 夢中で語る本田に、思わず「ぷっ」と吹きだした里中の笑顔に、本田は引きこまれてしまいます。

(変なやつだ)
(俺の本性を知ったのに)
(特にゲンメツしてる様子もない)


 だんだんと放課後の図書室で里中と過ごす時間が楽しみになってくる本田。
 なにせ、本当の自分を受け入れてくれるので、とてもラクチンなんですね。
 里中は、本田がいつ行っても、にこやかに温かく迎えてくれるんです。
 そして、本田の本性についても、こんな言葉を掛けてくれます。

「演じるのも努力があってのことですし、自分を押し殺してまで女性に夢を与えるのは、素晴らしいことだと思います」

 そんなことを言われたのは初めてだ――と、すうっと気持ちが楽になるのを感じた本田は、今や里中といる放課後の時間が何よりかけがえのないものになっている自分に気づくのでした。

 でも、そうなると本田は、里中と出会うきっかけになったあの“告白”のことが気になって仕方ありません。
 今では里中はあの出来事を忘れてしまったかのように、友達として本田に接してきてくれるからです。

 そんなある日。
 放課後の図書室で2人だけで過ごしていると、本田はふと里中の眼鏡に隠された顔が、意外に整っていることに気づきます。

「里中も負けてねぇと思うんだけど」

 そう言うと、いきなり里中の眼鏡に本田は手を伸ばし、奪ってしまいます。

「何を…っ」

「ほら、やっぱイケてんじゃん。ま、オレ様に比べりゃザコだけどな」(カッカッッカ!)


 ところが…。

 眼鏡を外され、その顔をまじまじと本田から見つめられた里中は、顔を真っ赤にして俯いてしまったのでした。

「眼鏡、か、返してください…」

 泣きそうなほど真っ赤になった顔を手で隠しながら、そう呟く里中の可憐な雰囲気に、本田は思わず見とれてしまいます。

(もしかしてまだ俺のことを――?)

 翌日、学校で授業を受けていても、昨日の里中の真っ赤な顔ばかりが浮かんでしまい手に着かない本田でしたが、放課後、里中がどうしているか気になって、思わず図書室に急ぎます。

 そこでは驚くべきことが待っていたのでした。

 なんと、眼鏡がトレードマークのような里中が、眼鏡を外し、コンタクトレンズをして学校に来ていたのです。

(俺が昨日言ったからか?)

 眼鏡がないほうがイケてると軽い気持ちで言った自分の言葉にすがるような気持ちで、里中は眼鏡をやめ学校に来たのか――?
 そのいじらしさにたまらなくなった本田は、思わず図書室の奥に里中を連れ込み、真意をただそうとするのですが…。

 というところで、後はご自分で今発売中の『GUSH』を買うか、コミックスになるまでお待ちくださいませ~(笑)。
 いまご紹介したとおり、お話としては、すごく単純なんですね。
 主人公(受)・里中が本田に告白して振られたけど、ひょんなことから友達として親しくなり、距離が縮まっていくという。
 そして、“眼鏡を外すと美少年”とか、好きな男子に「眼鏡がないほうが可愛い」と言われて翌日ホントに外してきちゃう女子(本作では男子ですが・笑)とか、そもそも本田が“学園の王子様”なんていう設定になってるとか、本作では極めて“古風な少女マンガ”っぽいギミックもところどころに仕掛けられてます。
 何より、本作はストーリー構造が単純で、よけいなものは一切ないんですね!
 だから、読者は里中に感情移入して、一緒にドキドキしたり泣いたり切なくなったりできるんです。
 それが最高潮に達しているのが、いまご紹介した最後の場面。
 けなげで可愛い里中の恋が、もしかしたら本田に受け入れてもらえるの…!? なんてヤキモキ感、そして期待感が読者の胸をぎゅんぎゅん締めつけてくれるわけですよ。
 もーすごく古風な少女マンガの味があります。

 しかもですよ…。

 いま図書室の奥に本田が里中を連れ込んだ場面をご紹介しましたが、ここから先は少女マンガじゃ読めない場面が読めるんです。
 …エロ場面が(笑)。

 里中の可愛さ、けなげさにたまらなくなった本田が、里中を図書室の本棚に押しつけると強引にキスをして、服を脱がせてしまうわけですが、いやー、ここからの里中の可愛さは神クラス。

「やめて下さい…っ や… あ… あ… やあ…っ」

 なんて、あくまで優等生らしく敬語で嫌がってるところも萌えるんですが、やっぱり本田のことが好きなので、結局は里中は本田の行為を受け入れてしまうわけですよ。
 で、本田は里中のことを優しく愛撫して、身体を繋げてしまうんですが、本田のことを受け入れた後でも、里中はすごく控えめに声をあげるだけというか、恥じらって恥じらって可愛く「あんあん」言ってるだけなんですね!
 そんな里中の様子を見て、本田が激しく腰を揺り動かしながら、こんなセリフを吐くんです。

「イくのか? なあ イくのか…っ!?」

「あ あ あっ ……っ! ……っ!」

「里中…里中…っっ!」

「あ…あ…! あ……! 本田…っ!」


 えー、相変わらずエロへの拘りが尋常でないブログ主で大変申し訳ないかぎりですが、いやー、今回はこの場面に完全にヤラれましたですよ。
 優等生っぽく声を我慢して恥じらいながら感じちゃう里中に、思わず「イくのか? なあ イくのか…っ!?」とかオッサンくさいことを聞いちゃう本田。
 で、そんなことを聞かれちゃった里中は、ますます感じてる自分を恥じらって、手のひらで自分の口を塞ぎながら本田の身体にしがみついちゃうという。

 えろ~!!!!!(笑)

 なんという優等生的エロ!
 この場面、目の焦点が合わなくなっちゃってる里中が佳門サエコ先生の絵で描かれてるんですが、あんなにしっかりものの優等生だったのにこんなになっちゃうの…? てなもので、すげーエロいんですな!
 …って、ああ! 「あとはご自分で雑誌買って読んでね」とか言いつつ、思いっきり紹介してしまった!!!
 でも、この素晴らしさは紹介せざるを得ません…!
 文字で説明されたら、ますます実際の絵をマンガで見たくなったでしょう?(笑)
 すんごい幸せなエンディング場面と合わせて、絶対にオススメしますですよ!

 なんだかとりとめのないレビューで申し訳ありませんが、最近小難しいストーリーばかりが目立つBL界のなかで、こういう昔ながらのスッとさせてくれる少女マンガ的BLがもっと増えてくれると嬉しいなぁと思うブログ主でありました。
 
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