ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]いつも斜に構えた皮肉屋っぽい優等生クンが見せるとってもエロいお顔にうっとり(笑) 元ハルコ『あまいきみがすき』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-眼鏡  受け-真面目・カタブツ  特徴-高校生  ●マ行-元ハルコ  
あまいきみがすき (ビーボーイコミックス)あまいきみがすき (ビーボーイコミックス)
(2009/02/10)
元 ハルコ

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 この作家さんが捨て身のエロを描いてくれたどんなに興奮するか…! と思ってしまうBL作家さんっていますよね(笑)。
 本日ご紹介する元ハルコ先生の初コミックス『あまいきみがすき』を読んで、ブログ主はそう思わざるを得ませんでした。
 何が出色って、このマンガ家さんは、受けキャラの“じつは可愛い素顔”を描かせたら凶悪に上手いです。
 ブログ主は、本書を読んで何度悶絶したことか!

 でも。

 その先(エロ)が描かれてないんですよ~。
 それだけが残念。
 超残念。
 悔い。
 悔い。
 悔いが残る!

 というか、本書、とくに今回ご紹介する表題作『あまいきみがすき』というマンガは掴みどころのないストーリーが特徴でして、すごく淡いタッチで描かれた水彩画のようなBLなんです。
 ドラマティックな事件が起こって主人公が巻き込まれ…なんてことは間違ってもありません(笑)。
 例えば高校生同士の、はたまた気弱なサラリーマンとその同僚の、時には医者と患者の、とっても淡い日常のちょっとした事件を描いたようなストーリーばかりで、まずその点が異彩を放ってます。
 そんな日常のことばかりを描いているとなると、当然キャラクターたちの心理描写がねちねちと描き込まれることが多くなるわけで、その点はブログ主の好みに大層合いました。
 でも、ストーリーが淡すぎて、全然生々しいエロが出てこないんですよ(笑)。

 いや、違うな…。

 うーん、すごく言い表すのが難しいのですが、そう、確かにエロは出てこないのです。
 生々しいエロは。
 じゃあ、読む価値がないかというとそれは絶対に違うんですね。
 たしかにエロは出てこないんですが、綺麗な時間が流れて淡いストーリーが進んでいく中で、ふとした瞬間に、全然エロい場面じゃないのに、受けキャラが凄く生々しい表情を見せたりするんです。
 なんだろう、まるでお人形さんみたいに綺麗だけど血の気の通ってなかったキャラが、急にいやらしい生き物に見えちゃうというか。
 で、これがもう破壊力抜群なのです。
 ブログ主はやられまくり。
 すげー可愛いんです、そーゆー場面の受けキャラが(笑)。
 なんだかわかりにくいレビューで申し訳ありませんが、今回は本作のそんなあたりの味をうまくご紹介できれば…と思います~。

 表題作『あまいきみがすき』の主人公(受)は、眼鏡高校生の川神(かわかみ)です。
 細いフレームのちょっとキツそうに見える眼鏡を掛けた川神は、見たとおりの成績優秀な学生で、これまた見たままなんですが、いつも斜に構えた笑みを浮かべている、ちょっと皮肉屋っぽい雰囲気の優等生クンです。
 ところが、いかにも恋愛なんか我関せずといった風の川神には、同級生の恋人がいるのでした。
 ――それも同性の。
 それがもう一人の主人公(攻)・梶(かじ)です。

 梶は、川神とは正反対の生活、つまりはケンカに明け暮れるような日々を送る高校生。
 といっても、あからさまに不良とかグレてる(死語)といったタイプではなくて、何にもしないでもケンカが強いのでいろいろと絡まれることが多くなっちゃって、仕方なくそういうヤツらの相手をしてやってるといった雰囲気です。
 だから、いつも殴り合いをするときは、なんだかニコニコしながらケンカしてるような雰囲気がありますよ(笑)。
 飄々としてるというか。
 すげー謎の雰囲気を持った攻めキャラなんです。
 で、じつはこんな梶と川神は、校内では秘密の恋人同士なんですね。

 えー、すでにこの時点で、“優等生スキー”であるブログ主には大変萌える設定ですが(笑)、ストーリーの冒頭は、川神のこんなセリフから始まりますよ。

(俺と梶の約束事)
(校内では話をしない)
(それから)
(同じ電車に乗らない)
(隣駅のホームに15時までに来なかったら)
(その日の待ち合わせはなし)


 校内では他人を装う2人は、こうして下校時に隣駅のホームで落ち合う約束をしてるんですね。
 で。
 ここからのストーリーの進行は、早くもブログ主の心を震わせてくれます。
 校内では知らんぷりをする2人は、こうして帰りに落ち合うと、とっても甘い雰囲気になるんですよ。
 ぐふ。
 ぐふふふふ…。
 しかもこれ、単純に甘い場面じゃないのが、またそそります。
 最初に書いたとおり、受けキャラの川神は、すごく皮肉屋っぽい雰囲気の優等生クンでして、恋人であるはずの梶に対しても、つねに斜に構えているような雰囲気があります。
 「殴り合いばっかりのバカなんか本当は嫌いだよ」とでも言いたいような。
 でも、ちゃんと帰りの午後3時には隣駅のホームで梶のことを待ち、一緒の時間を過ごすわけですね。
 か、可愛い…(笑)。

 この日も、駅を出て一緒にドーナツを買った2人は、近くの公園のベンチに座って食べ始めますが、川神は面白くもなさそうな顔をして、むしゃむしゃとドーナツに齧り付いてます。
 で、そんな川神に対して、攻めキャラ・梶のほうは、もう笑顔満開なんですよ。
 ツンツンしてる可愛い恋人と一緒にいられるのが嬉しいといった感じで。
 嗚呼! なんという甘い設定!(笑)。
 そんな梶が、つまらなさそうな顔でドーナツを食べる川神を見て、思わずこんなセリフを口にするんです。

「川神…。お前可愛いなあぁぁ」

 何度も繰り返しますが、川神のほうは、全然面白くなさそうな優等生顔でドーナツをパクついてるんです。
 それを見て、「可愛いなあぁぁ」とか満面の笑みで言ってるのが、ケンカの強いちょっと不良な高校生ですからね。
 ああ、萌え死ぬ(笑)。

 で、言われた川神が、すごく嫌そうな顔で返事するんです。

「うざい」

 一刀両断(笑)。
 川神は顔色ひとつ変えず、「もしゃもしゃ」とドーナツを囓り続けます。
 こうなると、この2人はまったく梶→川神の一方通行っぽい感じなわけですが、最初にも書きましたよね。
 元ハルコ先生は、受けキャラの“本当は可愛い素顔”を描かせたら凶悪なまでのパワーを持つと。
 全然エロい場面じゃないのに、そんなシーンでの受けキャラは、とてもエロティックでいやらしい素顔を見せてくれちゃったりすると。
 ここからも、まさにそんな場面が展開していくんです。

 ドーナツを囓る自分を見つめるばかりの梶に、川神がこんな問いかけをします。

「梶」

「何?」

「梶さあ」

「何だよ」

「俺なんかのどこがいいの?」


 どかーん!(笑)
 皮肉屋っぽい雰囲気の眼鏡優等生クンが、ここまでずーっとツンツンしてた優等生クンが「俺なんかのどこがいいの?」なんて聞いちゃってますよ!!!!
 か、可愛いぃぃいいいいい(笑)。

 さあ、この問いに何だか掴みどころのない攻めキャラ・梶はどう答えたのでしょう。

 ブログ主は、ここが本作の結構重要な読みどころだと思ってるんですが、じつはここで梶ははっきりと「ここがいい」という理由を川神に教えないんですね。
 相変わらずニコニコしながら、こんなセリフで返事するんです。

「そういうのは口にしないで悩め」

 これ、完全に答えをはぐらかしてますよね。
 受けキャラ・川神に「俺なんかのどこがいいの?」と聞かれて、全然真っ正面から答えてないわけですよ。
 だから、言われた川神も「…うん」みたいな、少し悲しげな返事をしてるんですが、ここまでは一方的に梶→川神なカップルに見えた2人が、じつは違う面を見せ始めるわけです。
 じつは、優等生で頭もいい川神が恋の主導権を握っているように見えたのは単なる見せかけで、本当は一枚も二枚も上手な男・梶が、学校の中では成績優秀だけど世間のことには疎い優等生・川神をコントロールしているのが、この2人の本当の姿なのではないかと。
 つまりそれは、どっちがどっちのことを本当に好きなのかという問題と直結しますから、読者の胸は超ヤキモキさせられるわけですよ。

 これがいい!

 自分が優位に立った恋愛をしてると思いこんでる優等生が、じつは一回りも二回りも上手な攻めキャラの手のひらの上で転がされているだけなのではないか――。
 そんなヤキモキ感を、読者のというか、一部の優等生スキーな読者の胸に植え付けてくれるんですね、本作は!
 さらにいえば、表面上は梶→川神だけど、じつはツンツンしてる優等生・川神のほうこそ、バカっぽいケンカ屋・梶のことを大好きなのではないか、それをツンツンした態度で隠しているだけなのではないか、読者はそんな思いで胸がキュンキュンさせられてしまいます。

 で、この直後、唐突に2人のキス場面が描かれるんです。
 公園の木陰で、さっきまでツンツンしてた優等生・川神が、木の幹に身体を押しつけられ、梶に唇を奪われるシーンが描かれます。

「ちょっと…待って…」

「なんで?」(と言いつつ、顔を近づける梶)

「は…恥ずかしい…」

「うん、恥ずかしいね」


 頬を染めて外でのキスを恥ずかしがる川神を、そのまま梶は強引に口づけてしまいますが、さっきまでツンツンしてた川神は超真っ赤。
 対して、梶のほうはなんだか余裕というか、さすがケンカで修羅場を乗り越えてる経験とでもいうのか、すげー大人っぽい感じ。
 完全に優等生・川神が翻弄されちゃってるんですね。

 で。

 このキス場面の川神が、最初に書いたとおり、そのものズバリのエロ場面じゃないのに、すげーエロっちく描かれてて、悶絶しちゃうくらい可愛いんですよ!
 この直前まで、皮肉屋っぽい優等生の顔しか見せてなかった川神が、梶に公園でのキスを迫られて、いきなり超可愛くなってるというか、生々しい恥じらいの表情を見せてるというか、「うわー、この優等生のエロ場面を見たい!!!!!」と読者に思わせる(…俺だけか?・笑)、超絶エロっちい顔を見せてくれてるんですよ。

 これがいい。←二度目(笑)

 梶に強引にキスされて、もううっとり目を閉じて没入しちゃってる川神の表情は、とてもさっきまでのツンツン優等生とは思えない可愛さ。
 てか、普通のBLならこのままエロ場面だろうという雰囲気です(笑)。
 すげーエロい。

 だがしかし!

 とにかくコミックスの全編を通じてそうなんですが、元ハルコ先生はこの先のエロを描いてくださらないのですな!

 うおー、欲求不満!
 こんな可愛い顔をする優等生のエロ顔を描いてくれないなんて!!!!
 もうニラニラしてブログ主は死にそうです(笑)。
 で、こーゆー“はしご外し”パターンが一度や二度じゃないんですよ。
 すぐ後のページでも、雨の学校で雨宿りする2人が、階段に座り込んだまま見つめ合い、キスに雪崩れ込むシーンが描かれてるんですが、ここでも直前まで凛とした優等生顔を見せつけていた川神が、その細い身体を梶に抱き込まれ、抱きしめられながら口づけられると、あっという間にそのツンツン顔が崩れ、全身で梶が好きということを表現するだけの可愛い生き物になってしまう様が描かれてるんです。
 うう、この場面の川神、もう本当に死ねるほど可愛い…。
 梶の舌をねだって、自分から真っ赤な舌を出して顔を近づけたりして、おいおいどこの優等生だというほどエロい顔をしちゃってる川神は、これだけでご飯3杯おかわりできるほどの超絶オカズ顔ですよ(笑)。
 ああ、なんでこの2人のエロを、元ハルコ先生は描いてくださらないの!?
 本当に本当に心の底からブログ主はそう思わざるを得ません!

 というわけで、本作では以後、そんな2人のラブい様子が淡いタッチで粛々と綴られていきます。
 …エロなしで(笑)。
 その過程では、なぜこんなにも水と油のように離れた性格の2人が秘密の恋人として付きあうことになったかの馴れ初めなども描かれ、いちいちそこで描かれる川神の可愛さ(=エロさ)に読者は悶絶することとなります。

 で、今回はこの2人に書き下ろしがついてまして、雑誌掲載時に読んだことあるからコミックスはいいかなぁと思っている方でも、買わざるをえない仕組みになってますよ。
 さすが商売上手のリブレ出版(笑)。
 でもね。
 この書き下ろしが…。
 もちろんエロは全然ないんですが、川神が超超超超超超超超超超超超超可愛いことになってます(笑)。
 いやマジに、この書き下ろしマンガの最後の一コマのセリフに、ブログ主は悶絶しました。
 顔に「理性」って描いてあるような堅物優等生の川神って、じつは“そんなこと”を考えちゃうほどに梶のことを好きなの!!?? って(笑)。
 このセリフは凄いです。
 ぜひ読んでみていただきたいなぁ。

 ブログ主は、元ハルコ先生のマンガというか、この『あまいきみがすき』を、『ビーボーイ』掲載時(08年10月)に読んで、ずっとコミックスになるのを楽しみに待ってました。
 雑誌掲載時から、誌面で「コミックスになるよ!」と書いてあったので、ブログでご紹介するのもコミックスになったときでいいかな…と思い、当時はご紹介しなかったのですが、こうやってシリーズの作品が全部まとまって、しかも書き下ろしまでついた状態で全編を読み通せる幸福。
 これは筆舌に尽くしがたいものがあります。

 でも…!

 やっぱりエロが好き!!!!
 ブログ主はエロが好きなんです!(笑)
 なぜこの2人のエロが描かれていないのかぁぁああ~~~。
 おおーん、おおおーん(涙)。
 本当にそれだけは悔いが残ります。
 これ、花音だったら、編集サイドが絶対にきっちり最後までエロを描かせてると思うんですが、このへんはリブレのいつもながら変に作品性を強調してるところなのか、「甘い!」と言わざるをえません。
 エロが入って、マンガとしてダメになるってなら別ですが、そんなことはありえないのになぁ。
 今の花音とビーボーイの絶対に埋められない“差”はこういうところにあるなぁとちょっと思ってしまいました。
 元ハルコ先生のマンガが、とてもパワーのあるもので、どこをめくっても心を震わせてくれるマンガとしての力に溢れているものであるからこそ、本当のこの点のみが残念です。
 本コミックスには、『あまいきみがすき』以外にも、何作かのマンガが収められていますが、そのどれもが淡いタッチのお話で、キャラクターの内面の心理描写が中心の独特の作風を示しています。
 でも、やっぱりエロはほとんどないので、その点は好みが別れるかもしれませんが(笑)、どれも読み応えは十分です。
 でもねー。
 やっぱりエロがないんで、なんか中途半端な感じもあるんだよなぁ…。
 ぜひ次作では捨て身のエロを思いっきり描いてみていただきたい! と思わざるをえないブログ主なのでありました。
 あ、ただ今回のレビューでご紹介したとおり、川神が見せてくれる“エロ顔”はこれだけでものすごい破壊力なので、このコミックスは買っても絶対に後悔しません。
 ぜひご自分の目で、川神の可愛さを確かめてみてほしいです!!!!

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