ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]堅物眼鏡の税理士くん、ついに見せた“素顔”は普段の真面目さからは想像できない可愛さで!? 吉池マスコ『パパがあいしてる』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-真面目・カタブツ  受け-眼鏡  攻め-ヤクザ  ●ヤ行-吉池マスコ  
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(2009/01/27)
吉池 マスコ

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 今日は東京地方は超寒いです。
 風がびゅーびゅー吹いて、さっきメシを食いに外に出たときも、寒くて死にそうでした。
 今日はひっさしぶりのお休みでした。
 といっても、夕方まで疲れて寝てたので、特記するような出来事もなく…。
 ブログを更新したら、家中に掃除機かけて、溜まってる洗濯物を処理しないと。
 わびしい生活です(笑)。

 さてさて、全然BL本のレビューを書く時間がない間に、書かねばならない“優等生受け”BLばかりが溜まっていきます。
 洗濯物を処理する前に、こっちを処理しないとな! とゆー感じ(笑)。
 なので、本日は吉池マスコ先生の最新刊『パパがあいしてる』より、表題作に当たる『よなかのパパはちょっとちがう』『パパがあいしてる』の2作品をご紹介しようと思います。

 こんなバリバリに“優等生受け”なBLがコミックスの表題作になること自体、とっても珍しいと思います。
 なんだか最近、少しずつ“優等生受け”BLの波が世間に来ているようにブログ主は感じているのですが、気のせいでしょうか(笑)。
 眼鏡男子ブームの波が波及して、けっこうBL界に“優等生受け”の良さが浸透し始めている気がするんですが…。
 そんな中、『麗人』で活躍中の吉池マスコ先生が描いていてくださったのが本シリーズです。

 表紙に描かれた2人が主人公カップルです。
 髪をきっちり七三気味に分けて、眼鏡をかけた表情の乏しいほうが主人公(受)の濱口純一郎(はまぐち・じゅんいちろう)。
 職業は税理士。
 濱口の家は父親も税理士を開業しており、観月(かんづき)という若いヤクザが組長を務める組の顧問弁護士を長年務めてきました。
 今回、父親が引退することになり、息子の純一郎が観月組の顧問弁護士も引き継ぐことになったわけです。

 で、まず作品の好き嫌いの分かれ目になるキャラクターの基本要素をご紹介しておきますと…。
 攻めキャラである観月は、本当にヤクザです(笑)。
 といって、弱い人間を苦しめたりというタイプではなさそうですが、金を取り立てるところからは平気でいくらでも毟っていきますし、巨大組織・龍誠会の幹部を務める大物でもあります。
 必要ならば、法を犯すことぐらい何とも思ってないタイプですね~。
 和風の大邸宅に組員を住まわせ、そこを自宅にしています。

 受けキャラの純一郎は、吉池マスコ先生のマンガにとても特徴的なキャラクターだとブログ主は思うのですが、最初から最後まで何を考えているのかがよくわからないタイプです。
 あんまり自分の気持ちとかを口にしません。
 でも、好きな相手に抱かれると、思いっきり乱れて愛を表現してしまうタイプというか…。
 吉池マスコ先生の受けキャラの一典型だと思うのですが、いかがでしょう。

 ルックスからして分厚い眼鏡に隠されて今イチ表情が掴めないタイプの純一郎という受けキャラですが、普段の行動も、まさにそんな感じです。
 とても真面目で、礼儀正しく、必要なこと以外は口にしませんし、淡々と仕事――観月組の経理仕事――をこなしていきます。
 だから、父親の仕事の引き継ぎで観月の家を訪れた純一郎と初めて言葉を交わした観月は、「何を考えてるかわからないヤツ」という感想を持ちます。
 で、ちょっといけ好かないヤツという風にも思うんですね。
 純一郎の態度が、すごくビジネスライクで、仕事上必要なさそうな関係は、観月といっさい持とうとしていないのがありありだったので。

「待たせてすまんかったの。オイ! 茶ぐらいださんか!」

「いえ、おかまいなく」

「作業するならあっちの机、すぐなおさすけん」

「…ハイ」

「何かわからんことあったら――」

「ありがとうございます。父から引き継ぎを受けてますので大丈夫です」

「……」

 この間、カタカタとパソコンを叩きつつ、観月のほうは一切見ようとしない純一郎。
 何を話しかけても反応が薄いので、観月も最後は黙ってしまいます。

「あいそのないヤローっすね~。あんなのにウチの金庫番まかせていいんすか」

「こっちとしてはやることさえやってくれれば文句ないきな。先代からの金庫番が後釜によこすヤツやけ、まぁ心配はしとらんき」

「はぁ…」

 ヤクザをも驚かせる無表情、無反応な真面目くん(笑)。
 ところが、こんな純一郎でも表情を崩すことがありました。

 じつは、観月には前の奥さんとの間に、さやかという幼稚園の娘がいるんです。
 さやかは観月に引き取られており、一緒に住んでいます。
 おしゃまさんというか、元気で明るくてちょっと生意気な女の子という感じのさやかが、純一郎にとてもなついてしまうのです。

「ただいまー!」

「おかえりなさい、さやかちゃん(にこっ)」

「ただいま! はまぐちさん、ただいま! はまぐちさん、帰っちゃうの? 帰っちゃうの?」

「うん。今日の仕事は終わったからね」

 さやかを相手にするときには、無表情人間の純一郎も、ふと素顔を見せてしまうんですね。
 そうすると、税理士という職業に徹して無駄口を叩かず、必要以上の関わりを持とうとしない純一郎という人間が、仮面の下に隠している優しい人柄が垣間見えてくるわけです。
 それはもちろん観月にとっても同じ。
 観月は、さやかを相手にする純一郎を見て、そして何より普段の真面目な仕事ぶりを見て、だんだんとこの真面目くん人間に興味を持っていきます。

 さあ、さやかがとっても重要なキャラクターだというのがだんだん明らかになってきましたね(笑)。
 そもそも、本作のタイトル『パパがあいしてる』だって、さやか視点のタイトルなわけですから。
 ストーリー上のキーマンになってるわけですよ、このとっても魅力的でおしゃまな幼稚園児の女の子が。

 で、さやかと触れあうときには、さしもの純一郎も素顔を見せてしまうと書きましたが、これじつは観月にとっても同じなんですね。
 ふだんは鬼親分として悪どいことも平気でやり、部下を殴ったりもする観月ですが、さやかにはどうしても頭があがりません。
 幼稚園に行くさやかの頭をうまく結ってあげられなくて、「パパちゃんのへたくそっ!」なんて怒ったさやかが走っていってしまうと、口ではワガママを言うなと怒りつつ、ちょっとおろおろしてます(笑)。
 あくまでヤクザが本業で、平気で悪事もやる観月という人間が、やはり仮面の下に隠している優しい部分が、さやかという女の子と触れあうことでこれも表面に浮き出てくるんですね。
 そしてさっきとは逆に、純一郎はそんな観月の姿を見て、何か思いに耽ったりしています。

 ストーリー上、なかなか2人の仲は進展しません。
 本ブログ的に美味しい場面は頻出してきますが、いくつかご紹介すると…。

 観月組での仕事を終え、帰ろうとする純一郎に、ちょうど外回りから帰ってきた観月が声をかける場面。

「帰るんか? このまま事務所に戻るなら、一緒にクルマに乗っていけ」

「いえ、結構です」

「……ヤクザと一緒のクルマには乗れんか?」

「いえ、顧問先の方にはご面倒をおかけしないように父から言われておりますので。失礼します」

 堅物~(笑)。
 スーツをビシッと着た純一郎がこういうセリフを言うと小憎らしいというか、腹が立つんですが、なんとも清冽な気もあり、たたずまいがすがすがしくもあるんですね。
 つまり、とっても優等生っぽさが漂ってます(笑)。

 で、ここでちょっとした“事件”が起きるんですね。
 観月の部屋で、パソコンを叩きつつ仕事をしていた純一郎に、観月が声をかけるんです。

「純一郎」

「…名前で呼ぶのはやめていただけますか」

「苗字だとしちめんどくせーでいかん。お前、ゴルフはせんのか? 今週末身内でコンペがあるに」

「いえ、あいにくゴルフはいたしません」

「ほう。じゃコレは?」(といって麻雀の仕草をする観月)

「いえ、あいにく」

「酒もやらん、ギャンブルもやらん。じゃあ女か」

「…いえ」

「男か」

「ハイ」

「…………」

「…冗談です」

 おお、真面目人間がギャグなんだかなんだかよくわからない冗談を口に!(笑)。
 先ほど、いったい何を考えてんのかよくわらかない受けキャラこそ、吉池マンガの一つの特徴と書きましたが、この場面なんかその最たるもので、ブログ主は今に至っても、なぜこの場面で純一郎がこういう冗談めかした自分の性癖の“告白”をしたのか、さっぱりわかりません。
 純一郎は、いま自分で告白したとおり、真面目くんな仕事人間でありつつ、じつは性的には女性に興味のないタイプなんです。
 もちろん仕事とまったく関係のない事柄ですから、ここまではそんなことを一言も言っていないんですが、この場面でいきなり観月に対して、“告白”しちゃってるわけですよ。
 うーん、謎(笑)。
 どういう心の動きなんでしょう。
 もちろん、言われた観月も面食らい、驚きますが、純一郎は何事もなかったかのようにカタカタとパソコンを叩き続けるんですね。

 でも、この日を境に、2人の関係が大きく動き出すわけです。
 純一郎の真面目な顔の下に隠された、優しくて純粋な素顔にだんだんと気がつくにつけ、観月は純一郎に惹かれるものを感じていくわけですが、この日のやりとりで純一郎が女性に興味がないと気づかされた観月は、これまで男になど興味なかったはずなのに、ぐぐっと純一郎の清冽さに惹きつけられていってしまうわけですよ。

 そして、ついに決定的な場面が訪れます。

 仕事を終えた純一郎に、どうせ断られるだろうと思い、観月が「うまい泡盛があるんやけど、少し付きあわんなぇ」と声をかけると、珍しく純一郎が「はい」と頷くんです。

 ところが…。
 一杯をぐいっと飲み干した純一郎は、その場に倒れ込んでしまうのです。
 慌てて介抱する観月。

「純一郎!」

「……」

「お前も飲めんのやったら、なしそう言わんのな!」

「いけそうだと思ったんですが…。すいません…」

「アホ!」

「今までもこういう事があって…。ご迷惑をかけるので、それで酒の誘いはお断りしてました…。今まで不快にさせていたなら…すみません」

「やけ、飲めんのやったら飲めんでいい!」

「すみません…」

「もう、ええって。とりあえずゆっくり休んでいったらいいけんな」

 と、ここで超萌える出来事が…(笑)。
 純一郎がむくりと起き上がると、観月の腕を掴み、こう聞いてくるのです。

「メガネ…僕の眼鏡知りませんか」

 ところが、眼鏡は純一郎の頭に乗せられていたのでした。
 いわゆる「メガネ、メガネ…」というあの状態ですよ(笑)。

「リアルでそげぇする奴、初めて見たわ」

 そう言いながら、純一郎の頭の上に乗っかっていた眼鏡を観月がそっと下ろしてやると、それに気づいた純一郎は、その堅物そうな顔をパッと赤らめます。

「! …ご迷惑おかけしました。…帰ります」(赤面)

 でも、そんな可愛い仕草を見せられて、我慢できなくなってしまったのが、観月だったのでした。

「そげぇ危なっかしい状態で帰せるか!」

「大丈夫です。帰ります」

「帰さん」

「帰ります」

「帰さん」

「帰ります」

 そう言い交わしながら、だんだんと近づいていく2人の顔。
 観月は、伏し目がちに「帰ります」と言いつのる純一郎のネクタイを引っつかむと、強引に口づけてしまいます。

「頑固な奴じゃの!」

「う…(キスされて無言)。だって、このままじゃあなたに抱かれてしまう…」

「…嫌か」

「……」

「何とか言わんか!」

 さあ、ここで神のセリフが登場します。
 観月のキス攻撃に追いつめられた純一郎は、ぎゅっと観月に抱きつくと、こんなセリフを口にするんです。

「あ、明日の仕事に差し障りのない程度にお願いします…」(超赤面)

 ゆゆゆ、優等生っぽい…!(笑)
 そして、そのまま観月に抱かれてしまった純一郎は、エッチの間、ずっと恥ずかしそうに目を伏せつつ、可愛い声で喘ぎまくるわけですよ!

「ハハ…なんちう顔しよんな。昼間の様子からは想像もつかん」

 可愛い純一郎を夢中になって抱く観月の、こんな意地悪なセリフにも「う…すみません」と謝る純一郎。
 でも、たしかにあの真面目くんがこんな顔を…! というエロインパクトが読者の胸をも襲ってくれます(笑)。
 もう最後なんか、ぎゅーぎゅーに観月にしがみついてて超可愛いですし。
 先ほどの「メガネ、メガネ…」の場面を含めて、本作は堅物素顔に隠されていた純一郎の本当はとってもピュアで可愛い素顔を愛でる一作と言えましょう。

 翌朝、目を覚ました2人の前にあらわれたさやかがオチを付けてくれて第1話はめでたしめでたしと幕を閉じるんですが、エッチ場面には定評のある吉池マスコ先生だけに、2人の初めての場面は、ページ数的にも質的にもかなり読み応えがありますですよ(笑)。

 で、本作は、この第1話の後日談に当たる『パパがあいしてる』が同時収録されてシリーズ物になってるんですね!
 2作目も基本的なテイストは同じです。
 恋人同士になった2人のラブラブな様子と、そこに起きる事件、そしてまたもやさやかちゃんが大活躍(笑)という展開で、またもやお堅い純一郎が観月の前ではメロメロになっちゃう様子が、第1話以上の濃密さで描かれます。
 ぜひ、ご自分の目で確かめていただきたい一作です…。

 これまで、BL小説ではこういう堅物キャラの受けってよくいましたが、じつはBLマンガではそうそうは多くないんですね。
 その意味で、本作は超貴重です。
 キャラの感じとしては、高井戸あけみ先生描く真面目くんな受けキャラにちょっと通じるものを感じます。
 で、本シリーズが収められた吉池マスコ先生の今回のコミックスで面白いのは、本作のような思いっきり“優等生受け”なBLマンガがかなりの完成度で収められているいっぽう、その対極にあると思われる“不良受け”なBLマンガが同時収録されているんですね!
 巻末に収められている『青春狂騒曲』がそれですが、受けキャラは工業高校に通うちっちゃいけど乱暴者な高校生で、腕にはタトゥーなんか入れちゃって、かなり無茶やってます。
 そんな受けキャラが、ある出来事から知り合いになった同じ高校の同級生に思いっきりなついてしまい、恋が始まって…というお話ですが、ストーリーの中でケンカのシーンは出るわ、人がボコボコに殴られる場面はあるわで、全体的にそーゆー不良たちのお話になってるわけですよ。

 こう聞くと、うーん、“優等生受け”は好きだけど、そんな“不良受け”も入ってるなら、買うのやめようかなぁ…なんて思ってる方もいらっしゃるのでは? というところですが…。

 心配ご無用!

 ブログ主は、“優等生受け”と“不良受け”は紙一重、じつは裏表の関係にあるもので、“優等生受け”が好きな人なら、絶対に“不良受け”も楽しく読めるというのが持論です(笑)。
 かなり昔の記事ですが、『“優等生受け”と“不良受け”――その隠された意外な関係』という、えー、なんだか気負った感じのタイトルでお恥ずかしいですが(笑)、昔書いた記事の中でも同様の主張をしておりますです。
 詳しくはそちらの記事をご参照いただくとして、どちらも、じつは同じ萌え要素が詰まってるものなんですよ、“優等生受け”と“不良受け”は。
 なので、“優等生受け”がお好きという方でも、どうぞ安心して本コミックスをお買いになってみてください!
 絶対に胸キュンできると思います。
 この他にも、育ちのいいお坊ちゃん高校生が、親の再婚でできたヤクザな兄に惹かれて…というストーリーや、これまたやっぱりヤクザ同士のBLストーリーなど、かなり特色ある一冊に仕上がってますよ!

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