ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]あの名作『サイレント』も収録…他にも優等生受け満載な一冊です! 門井はがち『赤い河』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-眼鏡  特徴-高校生  受け-真面目・カタブツ  受け-ネクラ  ●カ行-門井はがち  
赤い河 (MARBLE COMICS) (MARBLE COMICS)赤い河 (MARBLE COMICS) (MARBLE COMICS)
(2009/01/23)
門井 はがち

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 最近、あまのじゃく化が進んできて、「この本、どーせ他のところでもみんなオススメするだろうからレビュー書くのやめよ~」という方向にばかり頭が行くようになってきたブログ主。
 ほら、もともとズブズブのオタクなので、「オレしか知らない本を…」という方向につい行きたがるのですよ(笑)。

 そんな意味では、絶対に他のブログさんとかでオススメの嵐になるであろうこの一冊、門井はがち先生の『赤い河』を今日はご紹介させていただこうと思います。

 というのは、以前このブログで絶賛させていただいた“優等生受け”マンガが、このコミックスにやっと収録されたのです!
 昨年の9月に発売された東京漫画社のBLアンソロジー『BGM』vol.8に掲載されていた短編『サイレント』がそれです。
 この『サイレント』については、当時のレビュー(記事はこちら)で詳しくご紹介したので、内容を知りたい方はお手数ですがそちらを読んでみてください。
 今日は、このコミックスに収められていたもう一つの“優等生受け”マンガをご紹介して、つまるところこのコミックスはとっても“優等生受け”度が高いから、優等生スキーのみなさまにはお買い得ですよ! というメッセージを発していこうと思います(笑)。

 で、残念ながら、今日ご紹介するのは、表題作の『赤い河』ではありません。
 じつは、『赤い河』のほうも、“優等生受け”というか“いい子ちゃん受け”というか、本ブログを訪れてくださるような方ならば結構気に入っていただきやすい作品だと思いますが、ブログ主の目は、それよりも別のマンガのほうに惹きつけられてしまったのでした。

 『君にふれるべからず』というマンガです!

 本ブログではつねに主張していることでありますが、“優等生受け”というのは、単に成績優秀、真面目な主人公が受けキャラであれば成立するってものではありません。
 外見上はそんな風に自信満々だったり、はたまた努力家でしっかりもので、あまり周囲の目なんか気にしてなさそうだったりする優等生クンが、じつは心の中はそんな勉強しか取り柄のない自分にコンプレックスを持っていて、「こんな僕のことなんか、好きになってもらえるはずないんだ」というようなネクラな感情、つまりは自己嫌悪に陥っていてこそ、真の“優等生受け”BLだと思ってます(笑)。
 そんな不器用でネクラでウブで奥手な真面目くんが、ある日、カッコイイ攻めキャラと出会って“お姫さま”になってしまうのこそ、“優等生受け”BLの醍醐味であるわけです!

 今日ご紹介しようとする『君にふれるべからず』は、そこまで完璧な“優等生受け”BLではありませんが、受けキャラがまさに今書いたようなネクラでコンプレックスばかりを懐いた高校生という設定なんです。
 しかも、外見がすげー優等生な感じなんです(笑)。←重要
 きっちり真ん中で分けてある黒髪眼鏡で、制服のネクタイはきっちりと締めてます。

 ストーリーは、そんな真面目くん高校生な幼馴染み・ヒロから、主人公(攻)の啓太郎がこんなセリフを言われるところから始まります。

「啓太郎、ただの幼馴染みに戻ろう――」

 むむむむ!?
 そうなのです、本作は“優等生受け”としては結構珍しいことに、ストーリーの最初は、受けキャラの優等生クンにすでに恋人がいるところから始まるのです!
 BLの世界で優等生(受)といえば、奥手でウブと相場が決まってますから(笑)、なかなかこの設定は珍しい。
 しかも、そんな優等生クンが、幼馴染みで同級生でもある恋人・啓太郎に向かって、別れを告げるところから始まるわけですから、“優等生受け”BLとしてはなかなか見たことのないストーリーが読めるのではないかと期待してしまいますね。

 さて、言われてビックリしたのが、主人公(攻)の啓太郎ですよ。
 じつはこの冒頭場面、部屋のベッドの上で2人が制服のまま抱き合い、お互いのことならすべて知っているとでもいうような親密な幼馴染み同士が、それでももっと相手のことを知りたいとお互いにきつく抱き合う、すごく色っぽい場面の後に出てくるんです。
 コトを終えたばかりの優等生(受)・ヒロが、「啓太郎、ただの幼馴染みに戻ろう――」というセリフを突然言い出すわけですが、いやらしいことをしたばかりのはずなのに、さすが真面目な優等生、ヒロのたたずまいには表現しがたい清冽さが漂ってますよ。
 制服のシャツの前は開き、顔は紅潮したままで、少し疲れたように肩を落として立つヒロの姿は、どう見ても“事後”そのものといった感じなのですが、不思議といやらしさがありません。
 でも、例えば野生の百合の花の中をのぞいてみたら、その中には意外に官能的なフォルムを持ったおしべやめしべが隠れていたような、そんな“色気”がヒロの全身からはプンプン漂っています。
 あうーん。
 うまく表現できないけど、こーゆー清潔な優等生クンが少し乱れた風情を描かせたら、門井はがち先生は古今東西歴史上10本の指に入ると思います!
 好きー!
 門井はがち先生、大好きですー!!!(笑)

 すいません、つい力を入れて受けキャラ優等生クンのヒロの描写をえんえんとしてしまいましたが、つまるところ、ヒロと啓太郎は幼馴染み同士にして恋人同士な高校生なわけですね。
 たった今、「恋人同士だった」になってしまったわけですが…。

 本作は、最後まで「なぜヒロは啓太郎に突然別れを告げたのか」がストーリー上の謎として展開し、読者をラストシーンまで引っ張っていってくれるんですね。

 さっきも書きましたが、冒頭場面でヒロと啓太郎の2人がベッドの上で固く抱き合ってるところなんか、どう見ても相思相愛、高校生の可愛い恋人同士がお互いを好きでたまらない…! という場面なわけですよ。
 なのに、なぜヒロは突然「別れ」を言い出したのか。
 むふー!
 本ブログ的にはとても美味そうな匂いがぷんぷん漂ってまいりますね(笑)。

(納得できるかよ)
(俺たちはずっと一緒だったんだ)
(理由があるなら教えてほしい)


 翌日、「ただの幼馴染み」に戻って初めて学校で顔を合わせた2人は、やはりぎこちない付き合いになってしまいます。
 これまではいつでも一緒だった2人が妙によそよそしいのを見て、クラスメイトから「何かあったのか?」と聞かれる啓太郎ですが、「じつは秘密の恋人だったけど別れを告げられた」なんて言えるわけもなく、笑ってごまかすよりありません。
 でも、心の中では啓太郎はヒロからの突然の別れに納得がいかず、次第に怒りを覚えていきます。

 さて、ここで物語はいったん回想シーンへ。
 幼馴染みだった2人が、どうやって恋人同士になったかが、啓太郎の記憶をたどる形で描かれますよ。
 いやー、またこの場面の美しいこと!
 前回、『サイレント』をご紹介したときのレビューでも書きましたが、門井はがち先生のマンガの特徴のひとつに、セリフの使用を極力抑えて、まるで無声映画のように絵だけで登場人物たちの心の動きを描き出すというのがありまして、ここもまたそんな場面になってるのです。

 自宅の部屋でいつものように2人きりで過ごしている2人。
 気の置けない幼馴染み同士ということもあって、啓太郎はマンガを読み、ヒロはベッドに横になってそのマンガを後ろから眺めています。
 ところが、いつしかヒロがそのまま眠ってしまったようなのです。
 このままじゃ眼鏡のフレームが曲がってしまう――そんなふうに思った啓太郎は、寝ているヒロを起こさないようにそっと眼鏡だけを外してやろうとします。
 その瞬間。
 目を覚ましたヒロが、声もなく啓太郎に顔を近づけると、無言でキスをしてきたのでした。
 ごく自然にそのキスを受け入れる啓太郎。
 2人がただの幼馴染みから恋人同士になった瞬間でした――。

 えー、何度も言いますが、なぜこんなラブラブな、しかも一緒にいることがとても自然な2人が別れることになってしまったのか!
 ついに我慢できなくなった啓太郎は、校内でヒロを捕まえると、問い詰めます。

「ヒロ――。俺、お前に何か悪いことしたか?」

 でも、ヒロの態度は頑なで、目を合わせようとせず、こう答えて来るのみです。

「啓太郎は何も悪くない」

 そんなヒロにぶち切れて、啓太郎はヒロの肩を掴んで揺さぶり、さらに詰問しますが…。
 ヒロは、悲しそうな目でこう言うのでした。

「大丈夫だよ。今にきっと忘れるさ…」

 さあ、一体全体ヒロは何を考えているのでしょーか!
 啓太郎に別れを告げた真意は、そして2人はどうなってしまうのか――。

 というところで、後はご自分でコミックス買って結末を確かめてくださいませ~(笑)。

 最初に書きましたとおり、ヒロはとっても“優等生受け”なBLキャラなのですよ。
 外見的にはしっかり真面目な優等生クンですが、心の中には自己否定の嵐が吹きまくってます。
 啓太郎に告げた言葉の真意も、どうもその辺にあるようですよ、奥さん(笑)。
 そんなネクラな優等生・ヒロが、幼馴染みでやっぱりカッコイイ王子さま・啓太郎に白馬の上から攫われちゃう幸せなシーンを観たい方は、即刻本屋へ行くといいと思います!

 まー、本作に不満があるとすれば、エロシーンがほとんどないことですね~(笑)。
 先ほども書いたとおり、ヒロは黒髪眼鏡な優等生のくせに、門井はがち先生の魔法のペンの力によって、清冽だけどとっても色っぽいオーラを漂わせてるんですが、そんなヒロがいざ啓太郎に抱きしめられて全てを捧げちゃう場面がなーい!!
 思わせぶりな場面はたくさんあるんですが、そのものズバリ、ヒロが可愛く喘いじゃうシーンがないのです!!!
 残念!
 無念!
 遺憾の意!!!

 やっぱりこーゆーネクラな優等生が、最後幸せ一杯に抱きしめられちゃう(もちろん性的な意味で・笑)場面に至ってこそ、“優等生受け”としては完璧になると思うのですが、優等生スキーのみなさま、ご意見いかがでしょーか(笑)。
 だって、同時収録の他の作品では、ちゃんとエロ場面が描かれてるマンガがいくつもあって、そのどれもが猛烈にいやらしい仕上がりになってるんです。
 そ、その筆でヒロのエッチ場面も描いていただきたかった…ぐふっ…(吐血)。

 いま書きましたとおり、本コミックスには、おまけ書き下ろしマンガとして、表題作『赤い河』の後日談が描かれているのですが、ここで出てくるエッチ場面なんか、ちょっとSMチックで、受けキャラが高校の制服の黒い靴下履いたまま縛られて目隠しされて実の兄から体中舐められちゃったりしちゃって、ええ、そのいやらしいことと言ったら!(笑)
 なぜ、ヒロを同じ目に遭わせてくださらなかったのかと、ブログ主は猛烈な抗議行動を起こしたい!

 ええ、まさに60年安保の「ハガチー事件」のように……って、すいません、今日のこの記事のこのオチの意味、わかってくださる方はいるのでしょうか。
 どーも、すみません(笑)。
 いやー、初めて門井はがち先生のお名前を見たときから、「ハガチー事件」と関係あるのかなぁと思ってたんで…。
 てへ(笑)。
 もちろんブログ主は「ハガチー事件」が起きたときには生まれてもいませんでしたので、念のため。

 最後に、本コミックスに収録されている他のマンガについて、簡単にご紹介しておきましょう。

 表題作『赤い河』は、早くに両親をなくした兄弟が主人公。
 兄は、弟を育てるために高校を出たらすぐに就職し、頑張って親代わりを務めてきました。
 弟は、そんな環境もあってか、妙に大人びた高校生に成長しています。
 でも、そんな兄のことが大好きで、一生いっしょにいてほしいと思っていますが、最近、何やら兄が思い詰めたようすで、自分から離れていってしまうような気がして、焦っているという設定です。
 で、兄×弟ですよ。
 雰囲気はすんごくシリアスです。
 お互いにお互いのことが好きというか、そんなレベルを超えて、もうかけがえのない存在になっている2人――しかも実の兄弟――が、ぶつかり合い、時には逃げ出しながら、お互いの大切さを確認していくという、BLというよりややJUNEっぽい味もある短編です。

 『恋伝導』は、年下攻め。
 高校生×高校教師です。
 かつて、自分の担任に憧れ告白したことのある高校教師が主人公(受)。
 そのとき、担任から「いつかもっと似合う人と出会えるよ」なんていう都合のいい言葉で振られた主人公(受)は、それ以来、人を信じられず、気軽な恋人ばかりと付き合ってきました。
 そんな彼に、今度は自分の受け持ちの生徒・西岡が、「先生、好きです」と告白してきたのです。
 かつてとは逆のシチュエーション…。
 真剣な西岡の思いに揺れる主人公(受)ですが…というお話です。
 これ、すんごく年下攻めの味が強いので、そーゆーのがお好きな方は必見です。
 主人公(受)の高校教師が、ちょっと悪いお姉さん的に西岡をリードしつつ、じつは泣かされちゃうという(笑)。

 あと3作品ほど載ってますが、どれも受けキャラは真面目くんだったり、平凡くんだったりと、本ブログを訪れてくださるような優等生スキーのみなさまには、かなり歯ごたえのある作品集になってます。
 まあ、何度も言いますが、『サイレント』と『君にふれるべからず』の2作を読めるだけでも、ブログ主はかなり安いと思うんですが!

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Comments

 
おひさしぶりです。まぐです。
先日は拍手コメントのレス有り難うございました。覚えててくださって嬉しいです♪

私も門井はがちさんが大好きで大好きで!!
ちーけんさんにブログに紹介いただいてとっても嬉しいのですが、ちょっと寂しい気持ちも・・・。
多くの人に読んでもらいたいけど、自分だけのものにもしておきたいという、勝手にジレンマに陥っている非常に意味不明な私です。

“優等生受けスキー”かどうか自分ではわかんなかったんですが、
この1冊を読んだら改めて「優等生受けってイイ!」と開眼しました。
なので、今後もレビュー楽しみにしてますね♪
 
Re: タイトルなし 
 まぐさん、こんにちわ~!
 門井はがち先生が大好きとのこと、それはもしや同人誌からのファンとかでいらっしゃるのでしょうか。
 もしそうでいらっしゃったら、ぜひどんな同人誌があるのか、こっそり教えてください~(笑)。
 でも、自分の好きな作家さんは、たしかに自分だけのものにしておきたい気持ちになりますよね。
 僕は最近ではそれが一歩進んで、「早く大富豪になって、金の力にものをいわせて好きな作家さんに自分だけのためのマンガを描かせてみたい」という妄想の域にまで達しつつあります(笑)。
 独り占めして誰にも見せないという。
 アホですね(笑)。

> おひさしぶりです。まぐです。
> 先日は拍手コメントのレス有り難うございました。覚えててくださって嬉しいです♪
>
> 私も門井はがちさんが大好きで大好きで!!
> ちーけんさんにブログに紹介いただいてとっても嬉しいのですが、ちょっと寂しい気持ちも・・・。
> 多くの人に読んでもらいたいけど、自分だけのものにもしておきたいという、勝手にジレンマに陥っている非常に意味不明な私です。
>
> “優等生受けスキー”かどうか自分ではわかんなかったんですが、
> この1冊を読んだら改めて「優等生受けってイイ!」と開眼しました。
> なので、今後もレビュー楽しみにしてますね♪
 

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