ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]周囲の人間の心の声が聞こえちゃう地味な眼鏡っ子が、イケメン同級生に狙われてパニクっちゃって!? 河村なつ『君の声が恋の罠』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-眼鏡  受け-地味・ダサい  攻め-クラスの人気者  特徴-高校生  ●カ行-河村なつ  
君の声が恋の罠 (アクアコミックス) (アクアコミックス)君の声が恋の罠 (アクアコミックス) (アクアコミックス)
(2008/12/12)
河村 なつ

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 さっき弁当を買いに外に出たら、満月が綺麗でびっくりしました。
 小学生の頃でしたか、国語の教科書の一文に、「満月が照って、まるで昼間のように明るい夜」という表現がありました。
 子供ながらに、「昼間のように明るい夜」なんてあるのかと思いましたが、母親に聞くと、たしかにそういう晩があるというのですね。
 回りに電気のない夜の野原の満月の夜は、そんな状態になることがあると。
 ちーけんは真っ暗闇の場所の存在など許してくれない東京生まれの東京育ちでして、残念ながらそういう場所に出会ったことがありません。
 いつか体験してみたいと思いつつ、あっというまに20年近くが過ぎてしまいました。
 どなたか、そんな月夜を体験できる場所をご存じの方がいたら、ぜひ教えてください(笑)。

 とまあ、月を見てロマンチック(?)な気持ちになったからというわけでもないのですが、今日は可愛いお話をご紹介することにいたしましょう~。
 アクアコミックスから昨年暮れに発売されていた河村なつ先生のデビューコミックス『君の声が恋の罠』です。
 ブログ主は、あまり『コミックアクア』も『小説アクア』も読まないので、この作家さんの存在を今まで知りませんでした。
 後書きを読むと、同人活動をしていて、アクアの編集者から「オリジナルやってみませんか?」と声を掛けられたというふうに書いてあります。
 ふだんはどんな活動をしている作家さんなんだろう…。


 というのも、このコミックス、意外にも(?)優等生受けテイストが満載の一冊になってまして、正直にいえば、お話作りとかキャラの設定とかまだまだ成長の余地のある作家さんだなぁと思うところもなきにしもあらずなのですが、ブログ主はとても心惹かれるものを感じるマンガ家さんでした。
 たぶん次のコミックスも買います(笑)。
 なので、本当の本当に“優等生受け”属性のある作家さんなのか、ふだんの同人活動をチェックして見極めたいなぁと思ってる次第です。
 …なんかストーカーチックだな、俺…(笑)。

 さてこの数日、ブログの記事を書くためにいろいろ考えごとをしているなかで、“優等生受け”BLの新たな萌えポイントにブログ主は気づくことができました!
 昨日の遠野春日先生の最新刊『キケンな誘惑』のレビューでも書いたんですが――。

 地味で真面目でネクラな優等生クンってのは、自分なんか一生誰とも恋愛できないんだ…としょんぼりしているところがまず可愛いわけですよ!
 自己否定というか、夢すら見ないというか、どうせ俺なんか…という暗い諦念というか。
 逆にいうと、そんな風に自分のことを否定的に思ってるからこそ、身なりに気を遣わなかったりして、「僕はモテたいなんて思ってないからいいんだ…」という自分への“逃げ道”を作ることになるわけですよ。

 それがですよ…。

 そんな地味でネクラな優等生クンが、急に同級生から告白されちゃったり、エロいことされちゃったりしたら、どうなるか!
 優等生クンがまず何より驚愕するのは、こんな自分を性的対象として見るというか、見てくれる人がいたんだ! という喜びです(笑)。
 「え、こんな僕でいいの?」という。
 でも、そうなると逆に慌てるんですよ。
 今まで身なりとか他人とのコミュニケーションとか気を遣ってこなかったから、「せっかく好きになってもらっても、こんな自分じゃ絶対嫌われる…」って(笑)。
 しかも、もう一つ別の心配ごとも出てくるわけです。
 今まで奥手でウブで何の経験もないのがネクラな優等生クンですから、そんな自分が他人から性的対象にされることに本能的な恐怖を感じるわけですよ…!

 嬉しいけど、怖い…。

 このアンビバレンツな心境に引き裂かれそうになる奥手の優等生…!!!
 ヤバイ、あんまりに美味しそうでヨダレがじゅるじゅる止まらなくなってきました(笑)。

 もう一度書きますが、地味でネクラな優等生クンは、そんな自分が他人の性的対象になるなんて、思ったこともないし、怖いんです。
 この恐怖!
 これをしっかり書ききってくれるBLがあったら、たぶんブログ主は死ぬときにそれを棺の中に納めてもらって天国に旅立つと思いますが(笑)、なかなかそんな作品はないのが現状です。

 ところがですよ。

 今回の河村なつ先生のデビューコミックス『君の声が恋の罠』は、もっともっとこのテーマを掘り下げてみてほしかったという残念感が残るとはいえ、正面からこのテーマを描いてくれたなかなかの秀作なんです。
 それでは、どんなお話しか、ご紹介していくといたしましょう。

 コミックス表紙の眼鏡っ子が、本作の主人公(受)・高崎二葉(たかさき・ふたば)です。
 二葉は、クラスでもとても地味な印象の高校1年生。
 入学してから結構経ってるのに、この日もこんな出来事に見舞われてしまいます。
 教室内でクラスメイトが勢いあまってぶつかってきたのはいいのですが、その相手・神楽居望(かぐらい・のぞむ)から、しげしげと顔を見つめられたあげく、こんなことを言われたのです。

「…あれ誰?」

 神楽居に聞かれたクラスメイトたちもビックリ。
 だって、目立たないとはいえ、同じクラスの人間を「あれ誰?」ですからね(笑)。

「高崎だよ!」
「同じクラスじゃん!」
「そりゃ地味だけど顔くらいは覚えてやれって!」
「神楽居サイテ~!」


 もちろんこの会話は全部、二葉の耳にも届いてます(笑)。

(まあ困らないからべつにいいけど)

 自分が地味なことなんて百も承知の二葉は、クラスメイトたちのこんな会話を聞いても別に動じません。
 フフフ…。
 このへんにすでに“自己否定”な感じが見え隠れしてて、ブログ主的にはなかなかそそられる展開です(笑)。

 さて、二葉にはそれよりも気になることがあったのでした。

 じつは、二葉は回りの人間の“心の声”を聞き取ることができる不思議な能力があったのです。
 子供のころから自然に人の心が読めてしまった二葉は、今ではもう慣れっこで、そんな自分のことをとくにどうとも思ってません。
 かえって、近づいてくる人間の悪意なんかよくわかっちゃうので、便利だと思っているくらい。

 ところが…。

 さっき神楽居がぶつかってきた瞬間、小さく聞こえてきた“心の声”があり、それが誰の声なのかが今いち掴めず、声の主がずっと気になっていたのでした。
 “心の声”はこう言っていたのです。

(かわいい…)

 男の自分に「かわいい」なんてと、誰が思っている声なのか気になってしょうがない二葉。
 ところが昼休みが終わり、次の授業が始まると、その声はだんだんボリュームを大きくするように二葉の頭の中に届いてきました。

(かわいい…)
(さわりたい…)
(首筋舐めたい…)
(イタズラしたいな…)
(こっち向かないかな)
(振り向け!)


 なんだかだんだん過激になってくる“心の声”に我慢できなくなった二葉が、思わずバッと振り向くと…!
 そこには、先ほどぶつかってきた神楽居がニコニコしながら座っていたのでした。

 ご紹介が遅れましたが(笑)、この神楽居くんはクラスでも一番の人気者で、男子からも好かれるし、女子からもモテモテというイケメンくんです。
 表面的には、とてもそんな嫌らしいことばっかり思ってるキャラには見えないんですが…。
 でも、二葉が振り向いて神楽居と目があった瞬間、さらにこんな声が聞こえてきたのでした。

(振り向いた!)
(もうこれ運命じゃね? 結婚するっきゃない!)
(うん、やっぱすっごい可愛い、ちょー可愛い)
(なんで今まで気づかなかったんだろ?)
(あ~、マジでエロいことさせてくんないかな~)


 クラス一のモテモテイケメン同級生が、口では何にも言わず、ニコニコと爽やかな笑顔を浮かべながら、心の中でこんなことを思っていると初めて知った二葉は、恥ずかしくて恥ずかしくてパニックに陥りそうになります。
 だって、同性男子から「あ~、マジでエロいことさせてくんないかな~」ですからね(笑)。
 この場面、自分が神楽居からそんな目で見られていることに耐えられなくなった二葉は、顔を真っ赤にして机に突っ伏してしまってます。
 ええ、神楽居の目からだけじゃなくて、読者の目から見ても可愛いですよ(笑)。

 むふふふ。
 さあ、ここまでの基本設定をお読みいただいただけでも、地味な優等生が初めて、自分が他の人間の目に性的な対象と映っていることを知り、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないという状況に陥ってしまうという、ブログ主が超萌え萌えしてしまうストーリー構成になっていることがおわかりいただけたと思います。

 うん、今までこういう“人の心が読めてしまう”みたいなエスパーもののBLはなかったわけではありませんが、優等生の主人公にその能力があって、そのために自分が相手にエロい妄想を抱かれてしまっていることを知ってあたふたしちゃうというお話しは、一度も出会ったことがありません。
 こうして描かれてみると、まさにコロンブスの卵でして、とても効果的なストーリー上の小道具になっているんですけれど。
 何度も言いますが、本作のポイントは、とにもかくにも初心な優等生クンが、表面上はとっても爽やかなイケメンを目の前にして、その心中のとってもエロい妄想を直接受信させられちゃうというところにあります(笑)。
 自分がクラスメイトに名前すら知られていなくても「いいんだべつに、困らないから」なんて言っていた地味眼鏡くんが、いきなりそんな自分がイケメン同級生からいやらしい妄想を抱かれていると知ったとき、その心中はいったいいかなるばかりか!!!
 いやー、想像するとほんとにヨダレが止まりませんね(笑)。
 そんな性的なことなんて考えたくもないという嫌悪感。
 でも、自分に好意を持ってくれる人間がでてきてくれるなんて…という嬉しさ、期待感。
 そのせめぎ合いで、きっと優等生クンは胸がドキドキして眠れない夜を過ごすんです。
 うわー、たまらんー!(笑)

 もちろん本作の主人公・二葉も悶々とした夜を過ごします。

 でも翌朝登校すると、校門で出会った神楽居から、またもやこんな“心の声”が…。

(高崎発見~♪)
(ああ、今日も顔射欲求をあおるプリティー眼鏡の君よ!)


 現実には、この場面での神楽居は、「おはよう!」とすげーにこやかな爽やか顔で二葉に挨拶してくるんです。
 でも、心の中では「顔射したい~」と思ってるという(笑)。
 自分の顔に発射したいとか思ってる人間を目の前にしてにこやかにしていられるほど精神が強くない二葉は、今度こそ耐えられなくて走ってついにその場を逃げ出してしまうのでした(笑)。

 その後も、顔を合わせる度に、神楽居が妄想してるエロイことが頭の中に流れ込んできて、ほとほと疲れ果てた二葉。

(もお~っ、なんでこの人、こんなに外と内で違うわけ!?)

 そしてついに二葉は気分が悪くなって倒れてしまうのでした――。

 ところが!

 そんな二葉を慌てて抱っこして、誰もいない保健室に連れて行ったのは、危険な妄想の持ち主である神楽居その人だったのです~(笑)。
 さあ、はたして二葉の貞操は、そして2人の恋(?)のゆくえは…!

 さあ、以下はどうぞご自分でコミックスを買ってお読みください――というところですが、まあこの神楽居くん、頭の中で考えてることはエロいことばっかりなんですが、男女問わず人気があるだけあって、すごくいいヤツでもあるんですよ。
 二葉が倒れたこの場面でも、血相変えて二葉を保健室に運んでくれたり。
 だからこそ、その内面とのギャップに、二葉はわけがわからなくて思い悩んじゃったりもしたんですね。
 そして、保健室に連れ込まれて、身の危険を感じて泣きそうになってる二葉にも、神楽居はにっこりと「早くよくなるといいね」みたいに笑いかけてくれるんですよ。
 その優しさに思わずきゅんときちゃう二葉。
 さあ、誰もいない保健室で…という風に、この後は展開していきます。

 さてさて、今回ブログ主は、初心でネクラな優等生が、自分が他人の性的な対象になっちゃってることを知り、恥ずかしいけど嬉しくて、でもやっぱり恥ずかしい…みたいなストーリーが、“優等生受け”BLとして最高の展開みたいなことを力強く述べてきたわけですが(笑)、本作もいくら設定がまさにそんな感じでドキドキさせてくれるからって、ここで可愛く終わっちゃったら、ハッキリ言って用はないわけですよ…!
 「神楽居くんって本当はいいヤツだったんだ…。大好き!」みたいな、そんな場面で終わっちゃうとか。
 ブログ主は声を大にして言いたい…。
 そんなぬるい少女マンガみたいなお話しは、「ちゃお」か「りぼん」ででもやってろと!(悪)。
 ここをどこだと思ってると。
 BL雑誌だぞと(笑)。
 で、じつはこのコミックスに掲載されている『君の声が恋の罠』を読むと、まさにそんな感じでお話しが終わってて、最初ブログ主は怒りのあまり本を投げ捨てそうになりました。
 バカにしてんのかぁぁああーーーっっ!!!! と(笑)。

 でも、落ち着いてページをめくったら続編が載ってました。
 ほっと一息(笑)。
 で、なかなかエライことに、さらにその続編も載ってまして、これが回を追うごとに、だんだんエロくなっていくんですな…。
 フフフ…。
 別の言い方をすれば、神楽居の妄想が実現していくというか…(笑)。
 第一話で、保健室であんなことやこんなことがあって無事恋人になった2人は、もちろん初心な二葉が超恥ずかしがったりしてゆっくりゆっくりではありますが、恋人らしい時間を育み始めるわけです。
 それが続編、続々編で描かれるお話し。
 人気のない校舎の階段で、

「――っ」

「大丈夫だって」

「でも」

「人が来れば、音でわかるよ…」(チュッ)


 みたいな、誰かに見られないか恥ずかしがる地味な眼鏡っ子のキスシーンが出てきたりして、読者を超萌えさせてくれます。
 で、やっぱり河村なつ先生は優等生スキーの一員なのかなとおもってしまうことに、この場面で、二葉がめちゃくちゃ恥ずかしがりつつも、神楽居からのキスを受け入れてしまう自分を、

(こんなことを受け入れてしまう自分の変化に)
(俺が一番驚いてる)

 なんて、心情を呟いちゃったりしてて、そんなことを頭で考えながら、だんだんと激しくなる神楽居のキスに「ゾクゾク」なんて快感を感じつつ、全然抵抗できなくて腰が抜けそうになって思わず神楽居にしがみついちゃったりする二葉が描かれてまして、いやー、これが初心な優等生クンがここまで来たかという感じで、超萌えます(笑)。

 もちろんこの場面でも、二葉の心には神楽居の心の声が流れ込んできてるんですよ。

(二葉 二葉 可愛い)
(大好き 可愛い)


 いやー、これはかなりロマンチックというか甘いキスシーンでしょう(笑)。
 されてる相手が、これまで性的経験のない優等生クンだからなおさら!

 そしてさらにですよ…。
 このあとの回では、白昼の○○○で二葉が神楽居に○○○されちゃうという夢のようなシーンまで登場します(笑)。
 声が出ないように必死で口を押さえてる二葉が可愛くて、ブログ主は死にそうです!
 いやー、こうしてみると、このコミックスはすごい“優等生受け”視点では収穫の一冊だなぁと思いました。
 正直、新人作家さんということで、話が間延びしてるところがあったり、いろいろまだまだと思うところもありますが、それを上回る勢いと熱意が読者をググッと惹きつけてくれるのですね!
 …絶対にこの作家さん、優等生受けがお好きな方だと思うんだけどなぁ!(笑)

 さて、神楽居×二葉のシリーズがコミックスの半分を占めている今回の新刊ですが、残りの後半部分には、二葉の兄弟の話などが収められています。
 これが…。
 これがまた“優等生受け”なんですなぁ~(笑)。
 二葉の弟・三葉(みつば)が主人公のお話では、ふだん素行優秀なこの三葉クンが、あることに苦しんだあげく、行きずりの男に「不良になるにはどうしたらいいの…?」なんてことを言って、身体を預けちゃうシーンがあります。
 どーですか、読んでみたくないですか(笑)。

 適当に表紙買いしてみただけで、“優等生受け”だとは思ってもみなかったコミックスから、とってもいい収穫を得てホクホク顔のブログ主。
 だからBL本漁りはやめられないっちゅーことですな!
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