ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]本ブログでもご紹介していたキモ可愛い“オトメン受け”な一冊がルチル文庫から復刊! 砂原糖子『ミスター・ロマンチストの恋』


Category: レビュー 小説単行本   Tags: 受け-乙女男子  受け-ネクラ  受け-キモオタ  受け-生徒会長・委員長  特徴-年下攻め  特徴-高校生  ●サ行-砂原糖子  
ミスター・ロマンチストの恋 (幻冬舎ルチル文庫 す 1-8)ミスター・ロマンチストの恋 (幻冬舎ルチル文庫 す 1-8)
(2008/10/15)
砂原 糖子

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 おお、復刊!

 今年7月、高月まつり先生のぶっとびBL『ロマンティックは裏切らない』が発売されたときに、本ブログでも“キモオタ受け”の一種ということでストーリーを詳しくご紹介させていただきました。
 主人公(受)が身長180センチのコワモテ高校生なんですが、じつは可愛いもの大好きな乙女チック少年で…というお話しで、『花とゆめ』に掲載されて大人気の少女マンガ『乙男(オトメン)』のBL版ということで、記事を書かせていただいたわけです。

 その記事の中で、じつはもう一つのBL小説についても詳しくご紹介させていただきました。
 砂原糖子先生の初期作品『ミスター・ロマンチストの恋』です。
 なぜこの作品を、他作品のレビューの中で取り上げたかといえば、BL史において、本作が非常に重要な作品だったからです。
 ――“キモオタ受け”史上の先駆的作品という意味で(笑)。

 そうです。
 今年発売された高月まつり先生の『ロマンティックは裏切らない』より6年早く、06年から『花とゆめ』で連載が始まった『乙男(オトメン)』より4年早く、砂原糖子先生は、02年の時点ですでに、見かけは超カッコよくて攻めキャラにしか見えないようなイケメン高校生が、じつは占いや可愛いキャラクターグッズが大好きな乙女チック少年で…という“キモオタ受け”なBL小説を世に問うていらっしゃったのですね!

 これは早い!
 相当早い!
 歴史的偉業です。
 “外見に反して乙女チック大好きな主人公(受)”という分野を誰よりも早く開拓し、確立したという意味で。
 砂原糖子先生こそ、本分野の先駆者の名にふさわしいBL作家さんと言ってよいでしょう!

 で、ですよ。

 今回、ルチル文庫から、この『ミスター・ロマンチストの恋』が復刊されたのです!
 もとはアイスノベルズから出ていた本作ですが、現在は入手困難になっていました。
 ぱちぱちぱちぱち(拍手)。
 旧版とくらべると、かなり文章に手が入っているのがわかります。
 ストーリーはまったく変わっていませんが、文章がかなりブラッシュアップされた感じです。
 で、何より重要なのは、これまで同人誌に収録されていただけだった続編というか番外編が新版に収められたのと、さらに書き下ろしの短編もが入っていることです。
 ううーむ、これは買わざるを得ない…。
 なんか出版社の戦略に乗せられたようで悔しいのですが(笑)。

 こうなったら、本作『ミスター・ロマンチストの恋』の詳しいストーリー紹介に行きたいところですが、すいません、前回の高月まつり先生の『ロマンティックは裏切らない』のレビューを書いた際に、『ミスター・ロマンチストの恋』のストーリーもある程度ご紹介してしまったので、大変お手数ですが、どうかそちらをご参照くださいませ。(当時の記事はこちら

 そんな時間はもったいない! という方のために、超簡単にご紹介すれば、主人公(受)の千野純直(ちの・すみただ)は、高校3年生。
 身長は180センチ近くある体育万能、成績優秀、見かけもクールで渋いと評判の生徒会長です。
 でも、そんな外見に反して、千野はとっても乙女チックな内気少年なのでした。
 去年の運動会のリレー競技で、4人をごぼう抜きにして優勝した後輩・有坂和志(ありさか・かずし)に一目惚れしてしまった(←すでにこのへんからして乙女チック)千野クンは、でもとっても内気なのでとても有坂に近づく勇気はなく、遠巻きに見つめるだけの毎日です。
 ところがある日、急な雨に傘がなく途方にくれていた有坂を見つけた千野クンは、勇気を出して声をかけて、相合い傘をして一緒に帰ることになります。
 それ以来、2人は急接近。
 雑誌の星占いで「恋愛運アップ!」と書いてあった可愛いキーホルダーを着けてみたりして、何とかこの幸運が続くようにと頑張る千野クンですが、「親が作って余った」なんて嘘をついて、早起きして自分で作った乙女チック弁当を有坂に食べさせたり、さらなる乙女チック街道をばく進します(笑)。
 そしてやってきた夏休み前のスポーツ大会。
 なんと千野の目の前で有坂が怪我をして倒れたのです。
 逞しい身体を生かし、猛然と有坂を背負うと保健室へ走り去る千野クン(笑)。
 ええ、何度も繰り返しますが、内面は乙女でも、外面は頼れる生徒会長サマですから。
 そして2人きりになった保健室で、意識を失ったように眠る有坂を見て、つい千野は暴走してしまうのでした。
 そう、眠れる有坂に、「す…き…」と言いながらキスをしてしまうのです。
 ところが…。
 気づいた有坂は、嫌悪に満ちた表情で、千野を睨んで来たのでした。

 ショック!

 乙女な心を大きく傷つかせちゃった千野クンと、いきなりキスされて驚いた後輩・有坂の気持ちはどこへ行っちゃうの…!!??

 ハァハァハァハァ…。
 簡単に紹介とか言って、思いっきり長くなっちまったい。
 とにかく、未だ「乙男(オトメン)」なんて言葉がなかった時代に、まさにそんな男の子を主人公にしてBLを展開させていたのが、本作『ミスター・ロマンチストの恋』というわけです。
 リンク先の以前の記事を見ていただければわかりますが、エッチ場面でも、見かけはカッコイイ千野クンは、まるで処女の乙女のようにぶるぶる震えながら有坂クンに抱かれちゃいます(笑)。
 で、本ブログ的に重要なことに、千野クンはそんな自分を、詳しくいえば、全然可愛くないのに、見るからに「男」な外見なのに、可愛いものが大好きで、カッコイイ後輩に憧れちゃう自分を、最初から最後まで恥じてるんですよ!
 エッチの時も、「胸なくてゴメン…。オレ、男だから…」とか言って、すんごく泣きそうになっちゃうんです。

 ……これがイイ。

 この屈折感が、砂原糖子先生の手で、完全に描ききってあるわけですよ。
 まだ乙女男子受けなBLが一作もなかったあのころ、こんな受けキャラを考えてBLにしただけでも凄いのですが、そこで凡百のBL作家ならば、たぶんギャグチックにまとめてしまっただろうところ、乙女受け主人公の屈折した心情、それでも攻めキャラに愛してほしいという涙ながらの願いに焦点を当て、それを描ききったところが、砂原糖子先生の素晴らしすぎるところです。
 本当に凄い!
 それが今回復刊して、さらに広い読者の目に触れるのは何とも素晴らしいことだとブログ主は感動してます。

 さて、今回の新版では、イラストのマンガ家さんも変わりました。
 旧版では明森ひびか先生が担当されていましたが、今回は桜城やや先生です。
 前回のイラストでの千野クンは、結構カッコイイ男に描かれてはいましたが、ブログ主的には、もっとごついというかカッコイイ感じ、攻めっぽい感じでもよかったなぁと思っておりました。
 で、今回、桜城やや先生の手でどうなったかというと…。

 うーん、ブログ主的には、あんまりにも千野クンが可愛くなりすぎちゃったかなぁという感じです。
 いやー、単体で見ると、今回の千野クンはすごく優しそうで、可愛くもあるんですが、「外見は頼れる生徒会長でどこをどう見ても男なのに」という部分が、旧版のイラストに比べて、少し足りなくなってしまったような気がするんです。
 見たまま、千野クンは乙女っぽいものを好きでもおかしくなさそうな可愛い外見になっちゃってるというか、この外見で乙女っぽいものを好きでも違和感がないというか。
 さて、みなさんはどちらのほうがいいと思われるんでしょうねぇ。
 感想をお聞きしたいなぁ。

 あ、ちなみにもとは02年の発刊とはいえ、今読んでもまったく古くありませんからね、本作は!
 ぜひ読んでみて、すごく面白いBLとして楽しむとともに、この内容を6年前に書いていた砂原糖子先生の偉大さに思いを馳せてみてください(笑)。
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