ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[新刊レビュー]堅物で真面目なエリート大学教授が出来心で呼んでしまった“出張ホスト”の正体は… 伊郷ルウ『白衣の隷属』


Category: レビュー 小説単行本   Tags: 受け-教師  受け-真面目・カタブツ  受け-眼鏡  受け-ガリ勉  特徴-年下攻め  ●ア行-伊郷ルウ  
白衣の隷属 (二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫 い 3-1)白衣の隷属 (二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫 い 3-1)
(2008/09/22)
伊郷 ルウ

商品詳細を見る


 ええ、もうあたしゃ決めましたよ。
 これからはもう長いレビューは書かないって!
 時間の無駄無駄無駄ァァアア!!!!!!
 
 …と、なぜかババア口調からジョジョ口調へと劇的な変換を遂げた本ブログですが、そのついでに長いレビューばっか書いてないで、記事をもっと短くするように固く誓おうと思います!
 なんかもうあんな無駄に長い記事書いても、世間さまの需要からものすごく遠いところにあるようが気がしてきた!

「あ、あんな長い記事なんて誰も読んでないんだからね!」

 夢に出てきたツンデレ優等生がそう言ってました。
 なので、ブログ主は一も二もなくそれに従うわけでございますぅ~。

 ええ、すいません、疲れてるんです…。

 というわけで、もうご紹介したい本が山積みなんですよ!
 筑豊ー!
 いや、それは炭鉱だ。
 ちくしょー!!

 わけのわからないテンションのまま、伊郷ルウ先生の最新刊『白衣の隷属』をご紹介しようと思います(笑)。

 本作はけっこうオッサン受けです。
 といっても年齢だけですけど。
 主人公(受)の端仲朔哉(はたなか・さくや)は、おん年とって38歳。
 三笠大学理学部生物分子化学科で分子生理学を担当する俊英の若手教授です。
 植物の遺伝子組み換えが研究テーマの朔哉は、最年少で教授に昇進したばかりの、大学きってのエリートです。
 こんな描写がされてますよ。

 精力的に論文を発表してきた朔哉は、植物遺伝子の世界ではすでに名の通った存在だ。
 とはいえ、昨年、三十七歳という若さで教授になったばかりで、まだまだ十分な貫禄は備わっていない。
 貫禄はないものの、綺麗な顔立ちでシルバーフレームのメガネをかけている朔哉は、見るからにインテリといった感じで、学内で白衣を着ているときなどはかなり近寄りがたい雰囲気を漂わせている。

 「見るからにインテリ」(笑)。
 BLの世界では意外にこの描写は少ないんですよね。
 なぜかあんまりBL作家のみなさんは、「インテリ」という言葉を使われません。
 ほとんど見たことがない!
 日本でインテリっていうと、あんまり良い意味で使われないことが多いからですかね?
 頭のいいことを鼻にかけた、鼻持ちならない野郎…みたいな意味合いが、だいたい「インテリ」という言葉には入ってますよね(笑)。
 で、「見るからに」だそうですよ。
 きっとツンツンしてる学者さまなんだろうなぁという想像が、この一行から羽ばたいていきます(笑)。

 ところがねー。
 まあ、土曜ワイド劇場なんか、そーゆー人たちばっかり出てきますが、インテリだったり権力者だったりエライ人だったりに限って、人には言えない秘密があるわけですよ。
 朔哉の“秘密”はなんでしょう。
 それは自分の研究室に所属しているゼミ生の藤堂奎悟(とうどう・けいご)のことを密かに好きなことでした。
 年の差16歳!
 一流大学のエリート教授サマと、一介の学生ですからね、不釣り合いなことこの上なし。
 もちろん、朔哉はこの思いを口にすることなど、絶対にするつもりはなかったのでした。

 相手の奎悟はどういう学生なんでしょう。
 ゼミの飲み会の席での、奎悟の描写はこんな感じです。

「サクちゃん、もう一杯いけるよね? それと同じでいいかな?」

 まるで友人に訊ねるような気安い口調で酒を勧めてきた奎悟は、どうするといいたげに首を傾げて朔哉を見つめた。
 奎悟は百八十センチを優に超える逞しい身体を、シンプルな長袖の白いシャツと洗いざらしのジーンズで包んでいる。
 軽くシャギーの入った前髪と襟足は少し長めだが、顔立ちが端整で精悍なため爽やかさが感じられた。
 成績優秀で常に学科のトップにいるだけでなく、おおらかで人当たりがよく、さりげない格好もさまになる彼は、女子学生から熱い視線を浴びている。
 準教授のときに初めて奎悟を教えた朔哉は、派手に遊んでいそうな外見とは裏腹に、勉強熱心で優秀な彼にずっと注目してきた。
 それは、もちろん教える側の立場から見てのことだが、彼が自分の研究室で卒業研究を始めてからは、少しずつ特別な思いを抱くようになっていた。

 本当は、学生と酒を飲んで騒ぐのなんか大嫌いなのが、「見るからにインテリ」な朔哉の性格なのですが、奎悟の卒業まであと少し、少しでも奎悟といられるのなら…と、なかなか涙ぐましい気持ちで、今日もこのゼミの飲み会に朔哉は参加しているのでした。
 いじらしいインテリ…。
 可愛いですね~(笑)。
 本作の前半部分を楽しむには、じつはこの朔哉の“インテリゆえのいじらしさ”というところをしっかり把握する必要があります。
 それはどういう“いじらしさ”かといえば…。

 女子に絶大な人気があり相手にも困らないであろう彼が、自分のことなど眼中にないとわかっていても、視線を向けられ言葉を交わすだけで年甲斐もなく胸が熱くなる。
 彼に対する己の思いが明確になったのはほんの少し前のことで、それからの朔哉はずっと思い悩む日々が続いていた。
 いくら本気で好きになってしまったとはいえ、相手はそもそも男で年の差が十六もある教え子だ。この大きな差は一生、縮まることがなく、仮に彼と付き合えたとしても、年齢差を思い知らされるだけだろう。
 これからの奎悟は年を重ねるとともに経験を積み、ますます魅力的な男になっていく。いっぽう、間もなく四十路を迎える自分は…そう考えるだけで朔哉は憂鬱になり、とても告白する気になどなれなかった。

 暗い!
 でもこの暗さがいい!(笑)。
 朔哉は上のような諦めを胸に抱きながら、こんな風に毎日を過ごしているわけで、それは当人にとっては絶望的に暗い毎日でありましょう!
 ならば、“お付き合い”は夢のまた夢としても、せっかく自分の研究室に相手がいるわけですから、少しぐらい“触れあい”を楽しんでもよさそうなものですが…。
 朔哉は、こんなカタイことを言って、思いっきり自制してますよ。

 十六歳も若い男に恋すること自体が罪で、これは叶わぬ恋だとわかっているからこそ、これまでと動揺に教授と学生の関係を維持し、こうした飲み会の席でもそれを貫いてきた。

 むふふ。
 密かに16歳も年下の優秀な学生のことを好きになってしまったエリート大学教授サマは、インテリだけに、いかなる劣情にも身を任せず、きっちりと一線を引いて奎悟にも一切甘い顔を見せたりしないのですよ。
 ストイック~。
 なんたるエリート優等生でありましょう(笑)。
 
 ところが!!!

 ゼミの飲み会で重大なハプニングが起きてしまうんです。
 サワー2杯しか飲んでいない朔哉が、なぜか泥酔し、倒れてしまったのです。

 じつは…。

 それは、学生たちの仕業だったのでした。
 ふだん、真面目で厳しい朔哉が酔っぱらうサマを見てみようと、学生たちが飲み物に密かに薬物を入れていたのです!
 うわー。
 はい、ここで一般学生が朔哉のことをどう見ているか、文中の描写をご紹介しましょう。

 学内で最年少の教授であり、見た目もすこぶるよい朔哉に、他学科の女子学生たちは憧れの視線を向けている。
 しかし、直に接している生物分子化学科の学生たちは、陰で「研究にしか興味のない堅物でつまらない男」と言っている。

 内面では、奎悟のことをあんなに好きで熱いハートを持っているのにねー(笑)。
 先ほど書いたとおり、朔哉はそんな自分をつねに自制して、外面は厳しい大学教授という顔しか誰にも見せてないわけです。
 そんな朔哉を酔わせてみたい…と学生たちが悪戯で思いついたのも、まあしょうがないことではありますね。

 でも。

 翌日、意識を取り戻した朔哉は学生たちがやったことを聞いて激怒します。
 まあ、堅物クンですから当然なんですが(笑)。
 そして、奎悟もその悪巧みの一味だったと勘違いして、怒鳴りつけてしまったのでした。

 ところが。

 …って、さっきから逆接の接続詞ばっかりでスイマセン(笑)。
 じつは奎悟は、他の学生たちの悪巧みのことは知らされていなかったのでした。
 そう知って、頭ごなしに奎悟を怒鳴ったことを後悔する朔哉。
 というのは、飲み会で意識を失った朔哉を介抱して、最後まで面倒を見てくれたのが、他ならぬ奎悟だったからです。
 親切を仇で返すようなことをしてしまい、朔哉は落ち込みます。

 さあ、人間、落ち込んだときはロクな考えが浮かびませんよね(笑)。
 この時、“もう奎悟に嫌われたに違いない…”と自暴自棄になった朔哉は、とんでもない「一大決心」をしてしまうのです。
 同性向けの“出張ホスト”を呼ぶことにしたのです。

 以前からセックスが可能な出張ホストの存在は知っていたが、恋人がいない身で一夜限りの相手が欲しくても、さすがに金を払ってまで欲求を満たす気にはなれないでいた。
 ましてや、奎悟を好きだと自覚してからは、彼以外の男を考えられなくなっていた。実らない恋とわかっていても、彼のことを考えて入れば幸せだったのだ。
 それが、酒に薬を混ぜられたせいとはいえ、彼の前で醜態を晒し、さらには罪がないはずの彼に対して一方的に怒鳴りつけたことで、師弟関係すらギクシャクしそうになり、上手くいかない何もかもに嫌気がさした。
 どれほど強い思いを抱いたところで、しょせん奎悟は告白もできない相手で、己の欲望など一生、満たされることはない。
 性的欲求は人並みに持っていながら恋愛もまともにできない臆病者には、金さえ払えば楽しませてくれる出張ホストがお似合いなのだ。
 思い悩んだあげくやけっぱちの考えを起こした朔哉は、勢いでネットで検索した店に予約を入れてしまったのだ。

 本作は、間違いなく“優等生受け”だと思いますが、読んでいるときに、BL小説としての面白さとは関係なく(十分面白いです)、“優等生受け”としてはちょっと物足りないところを、ブログ主は感じていたのですが、今までその正体がわかりませんでした。
 でも、いま上の文章を写していてハッと気づきました。
 朔哉が、性的なことに嫌悪感を持っているくらいのウブな優等生クンだったら、もっとよかったのに~とずっとブログ主は思っていたんですな!(笑)
 その点、インテリでエリートな朔哉サマは、じつはしっかりした一人の大人でもあります。
 だからこそ、奎悟に対しても自制してますし。
 性的なことにも、変に怯えたり腰が引けたりしてないんですね!
 うーん、好みだけでいえば、この点だけが本作で不満なところだなぁ。

 とはいえ、基本的には勉強一筋の人生しか送ってこなかった朔哉は、高級ホテルの一室を取って出張ホストを予約したはいいものの、どんな人間が来るのかと心臓が飛び出しそうなほどに緊張しています。

 ソファに座っている朔哉は、部屋に入ってから幾度となく確認してきた腕時計をジッと見つめ、それからドアへと視線を移した。
 ホストは初対面の客にどう接してくるのだろうか?
 どんな会話をすればいいのだろうか?
 会ってすぐにベッドに入るのだろうか?
 約束の時間が近づくにつれて、そんな不安がどんどん高まってくる。
 そればかりでなく、初めて会う男とのセックスが、いまさらながらに怖くなり始めていた。
 ホストは客商売で慣れたものだろうが、自分は見知らぬ男と身体を重ねたりできるものだろうかと思ってしまうのだ。
 ヤケになって出張ホストを依頼し、贅沢な部屋で若い男を相手に楽しもうと考えたにもかかわらず、今は馬鹿げたことをしているように思えてならなかった。
 金で男を買うことが急に怖くなった朔哉が、キャンセルの連絡を入れるため胸ポケットから携帯電話を取り出そうとしたそのとき、ドアを軽くノックする音が聞こえた。

 わかるよ、朔哉!!!!
 ブログ主も生まれて初めて風俗に行ったときはそりゃあもう緊張し(以下略)。
 まあ、そのときのブログ主はただ緊張していただけで何の背徳感もありませんでしたが(最低)、朔哉は単に怖いというだけでなく、「こんなことをして人として許されないのでは…」という倫理観にもとづく躊躇なところが、何ともインテリっぽくて可愛いですよね!
 そこに遂に来てしまったホストのノック音。

 いまさら居留守を使うわけにもいかないと諦めの境地で大きく息を吐き出し、それから立ち上がった。
 ドアまで行った朔哉は相手を確認することなく開けたが、ためらいから視線を足元に落としていた。
 自分が依頼をしたにもかかわらず、セックスをするためにやってきた男の顔をまともに見る勇気が出ない。
 下を向いたままドアノブを握って退き、無言で部屋の中へと促したが、男は足を進める気配がない。
 不安になった朔哉が恐る恐る視線を上げると、廊下に立つ男が驚愕の面持ちでこちらを見つめていた。

「藤…堂…君」

 ガーン!(笑)
 そんな偶然ありえないとか無粋なことを言ってはいけません。
 うむー、これぞBLです!!!
 どうです、この瞬間の朔哉の気持ちを考えたときに読者の胸を襲うドキドキ感!!
 今まで必死に一線を引いてきた奎悟が目の前にいて、しかも金で男を買うような人間だと知られてしまった…と物凄い絶望感に襲われているわけです!!!
 いやー、萌えるわー(笑)。

 で、パニックに陥った朔哉は、ここでとんでもないことをしてしまうのですよ。

 奎悟が部屋に入ってくる前に追い返したい朔哉は足早に歩み寄ると、財布に入れてある1万円札を鷲掴みに取り出し彼の手に押しつけた。

「今回のことはなかったことにして帰ってくれないか」

「十…五万?」

 渡された札をざっと数えた奎悟はいつになく険しい表情で、朔哉は焦りと動揺を大きくした。
 いわば口止め料のつもりなのだが、それくらいのことは言わずとも奎悟には察せられたようだった。

「なるほど、口外するなってことなんだ?」

 奎悟は不愉快そうに言うと、片手で朔哉の方をつかみ力任せに押す。
 怒りを感じるその態度に怯えた朔哉は、肩を掴む手と彼の顔を交互に見つつ押されるまま後退した。
 支えをなくしたドアがパタンと小さな音を立てて閉まり、部屋の中で奎悟と二人きりになってしまう。

「大学教授が金で男を買ったなんてことがバレたら大変だもんな。サクちゃんが口止めしようとする気持ちはわかるよ。ねえ、サクちゃん、教授が男を買うのはマズイよねぇ?」

「いったい僕にどうしろと言うんだ?」

「そうだな…」

「もったいぶってないで早く言ったらどうだ」

 朔哉が苛立ちの声をあげると、何を思ったのか奎悟は小さく肩を揺らして笑った。

「そんなに焦ることないだろう。まずはベッドで楽しんで、どうするかはそのあとだ」

「なっ…」

「セックスしたくて俺を呼んだのに、高い金まで払ってなにもしないんじゃ可哀想だから、とりあえずたっぷり楽しませてやるよ」

 哀れ朔哉、一巻の終わりぃいい!(涙)
 というわけで、訳の分からぬままに朔哉はベッドに押し倒され、思い人である奎悟に泣かされてしまいます……性的な意味で(笑)。
 ここからのエッチシーン、もちろん描写も激しいんですが、本ブログとしては、単純な激しさよりも、いかに“優等生受け”かのほうが重要です。
 作中、こんな台詞がぽろぽろと登場しますよ!

「それにしても大学では堅物で通ってるサクちゃんが、こんな高級ホテルで出張ホストと遊ぶ趣味があるとは知らなかったよ」

「違う…」

「ん?」

「出張ホストを読んだのは今回が初めてだよ」

「初めてなのに俺を選んじゃったんだ? サクちゃんもついてないな」

 はたまたこんな台詞。

「まさか男とエッチするのも初めてってことはないよね?」

 脱がした上着を簡単にたたんで脇のベッドに置いた奎悟は、次にスラックスのベルトに手をかけ、ためらうことなくホックを外した。
 奎悟の動きに気を取られていた朔哉は、彼の問いかけに答える余裕もなく手元に見入っている。すると、彼はファスナーを下ろしながら答えを急かしてきた。

「どっち? 初めてならそれなりのやり方っていうのがあるんだから、ちゃんと答えてくれないと困るよ」

「経験はあるけど、もう何年もしてない…」

「へぇ…じゃ、お初と一緒だな。うんと優しくしてあげるよ」

 そして、あくまで「やっぱりこんなことはよくない」と言いつのる朔哉に、奎悟が言う台詞。

「サクちゃんが教授で、俺が教え子だってことを気にしてるなら、そんな考えは捨てたほうがいい。ここにいるのは客と金で買われたホストなんだから」

「そんな色っぽい顔して、白衣を着てるときとはまるで別人だな」

 そして…。
 本書ではこの後も何度もエッチ場面が出てきますが、この最初のエッチシーンでは、伊郷ルウ先生の手ですんごい山場が用意されてました…!
 しかも“優等生受け”的な目で見ても、相当に美味しい場面!
 さあ、どうぞ!

 奎悟は尻のおあいだにたっぷりの唾液を垂らし、指先で固くすぼまった蕾を撫で回し、さらには指先を何度か出し入れしたあと、ツツッと指を奥に進めてきた。

「はあぁああ…」

 蕾を擦っていく感覚に思わず甘い声をもらしてしまった朔哉は、この状況ですら感じてしまう自分を恥じて唇を噛みしめた。

「サクちゃん、何年もしてないなんて嘘ついたね?」

 背後から聞こえた奎悟の不機嫌そうな超えに、朔哉は枕に顔を預けたまま、そうじゃないと首を左右に振った。
 彼は思いのほかすんなりと入り込んだ指と、感じ入った声をあげたことから嘘だと思ったのだろうが、長いあいだ男とセックスをしていないのは事実なのだ。

「嘘じゃないなら、どうして…」

 なにか思い当たることがあったのか、奎悟は途中で言葉を切ると含み笑いをもらした。

「大学では堅物で通ってるけど、実は夜な夜なひとりエッチをする淫乱なんだろう? ここに指とかいやらしいオモチャを突っこんで気持ちよくなってるんじゃないの?」

 誰よりも知られたくなかった帝に秘密を暴かれた朔哉は、恥ずかしさの極みに陥り、声を失った。

 どひゃー!!!!!!
 これも新しい優等生受けの形!!!
 夜な夜な恥ずかしいオモチャとか使っちゃう受けキャラ優等生って、あんまり記憶にない!
 ここまでの朔哉がストイックに描かれてただけに、読者としてもこりゃビックリです。
 ま、性的なものに全然拒否反応を見せてなかった朔哉だけにありっちゃーありなんですけど。
 でも、さすがに真っ赤になっちゃう朔哉はとっても可愛いです(笑)。
 先ほども書きましたが、前半、ストイックなまでに奎悟に厳しい態度をとる朔哉の描写がここへ来てすんごく生きてます。
 落差が激しくて。
 で、このあとも朔哉は奎悟からいっぱい意地悪を言われて責められちゃうんですね。
 もう最後のほうは、朔哉は半分意識を飛ばして、「入れて…早く突いて…」とか言わされてますよ!!
 えろー(笑)。

 以後、本書では教授の研究室でやられちゃう朔哉とか、恥ずかしいエリート大学教授さまが快感に溺れちゃう場面がいっぱいいっぱい出てきます(笑)。
 最初のエッチ場面をかなり詳しくご紹介してしまいましたが、それはなぜかといえば、そのあとのエッチ場面ももっともっと充実してるので、これから本書を買う読者にも、全然支障にならないと思ったからです。

 さて、本作はラストは結構意外な感じで終わってます(ラブ的な意味ではなく)。
 ある決断を迫られた朔哉が、大きな決心をしたところで物語は終わるのですが、ちょっと珍しくて「へー」と思いました。
 BLだと大体こういう場面では、こういう終わり方にならないことのほうが多いので。
 でも、このへんの決断ぶりを見ても、先ほどちょっと書きましたが、朔哉という受けキャラは、とっても一人の大人として独立していて、もちろん優等生なエリートではあるんですが、うじうじしてたりネクラなところは少ないんですね。
 ホントに大人。
 それが本作の、ブログ主としては残念なところでもあり、でも普通の“優等生受け”とは違った味を付けてくれる良いところだったりするんだなぁとブログ主は感じ入りました。
 今度はぜひ伊郷ルウ先生に、ネクラで眼鏡でキモオタな受けキャラのBLを描いてみていただきたいものです!

…って、結局長いレビューになっちまったな…。
すいません、誰か短い記事書く方法あったら教えてください…(切実)。

関連記事


Comments

キモオタではないですが・・・ 
教授のひとりH、エロかったですよねぇ。
珍しい受けだと思いつつ楽しんでしまいました。
ところで、伊郷さんの優等生受けなら、「淫らに落ちる夜」、「嫉妬に溺れる夜」、「欲望に濡れる夜」の3部作も良いですよ。
結構ハードなSMだけど・・・
 
 
ピーチさん、ブログを訪れていただいてありがとうございます~(^^)

早速、オススメの3冊をamazonで購入してみました。
今週中には届くかな?
あらすじを見るかぎりだと、あんまり愛がなさそうな感じですがw、読むのを楽しみにしてます~!
 
順番を 
レスをありがとうございます。
さっそくチャレンジなさるのですね、コメントを参考にしていただけて嬉しいです。
でも、完全な三部作なので、順番通りに読まないと面白くないですから、読む順番を間違えないでくださいね。
私、この方の書くSMが大好物なんです! ちーけんさんも楽しんでいただけると良いのですが・・・
 

Leave a Comment



10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

09

11


 
FC2カウンタ
 
プロフィール

ちーけん

Author:ちーけん
FC2ブログへようこそ!

 
最新つぶやき5件

Twitter < > Reload

 
最近のコメント
データ取得中...
 
 
 
 
Lc.ツリーカテゴリー
 
Lc.ツリータグリスト
 


Archive   RSS   Login

債務整理太陽光発電
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。