ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]「名前を呼んで…?」 偶然にも同じモチーフが登場していた2作品を同時レビュー! 『Hertz』vol.28より、鈴木ツタ『ワイルドとストロベリー』 明誠助『明るい男のコ計画』より、『くるくるまわる』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-平凡っ子  受け-成績優秀  受け-真面目・カタブツ  特徴-中学生  特徴-高校生  受け-女装  ●サ行-鈴木ツタ  ●ア行-明誠助  
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 偶然ですが、最近出たまったく関係のない2つの作品で同じモチーフが使われていて、ブログ主には非常に印象的に映りました。
 片や、鈴木ツタ先生が描かれた“平凡受け”BL、片や明誠助先生の描かれた“優等生受け”な男性向けショタと、まったく違う畑の作品なのですが、そんな共通点を中心にご紹介していきたいと思います~。

 じつはこの2つのマンガでは、どちらも主人公が名前を呼ばれることがすんごく重要な意味を持ってるんです。
 ストーリーを順にご紹介していきましょう!

 まずは鈴木ツタ先生が隔月刊誌『Hertz』vol.28で描かれた“平凡受け”BL『ワイルドとストロベリー』から。

 本ブログでも何度もご紹介させていただいた鈴木ツタ先生ですが、何と言うんでしょう、ちょっとネクラな“平凡受け”を描かせたら日本一ですよね!
 可愛くもないしブサイクでもないし、とくに目立つところがなく、成績も性格も平々凡々。
 そんな自分を、本人はちょっとだけコンプレックスに思ってる――。
 そんな“平凡っ子”が受けキャラになってるBLを描かせたら、現状ダントツで第一位に来るのが鈴木ツタ先生だと思うわけです。
 昨年本ブログでもご紹介した『みにくいアヒルと王子様』なんて、“平凡受け”の歴史に残る決定的な名作ですよね…。
 そんな鈴木ツタ先生が、またもや胸をキュンキュンさせてくれる“平凡受け”BLを世に出してくださいました~。


 主人公(受)の渡瀬祐介(わたらせ・ゆうすけ)は、隣のクラスの同級生・武庫川稔(むこがわ・みのる)に恋をしている高校生。

(俺はずっと隣のクラスのこの人が好きで)
(この人は見た目の判断どおりとてもがさつで)
(周囲をいつもピリピリハラハラさせていて)
(ちょっと怖いけどなんていうか)
(そこがかっこいい人で)
(すごーくすごーくモテる人)


 ある日、思いが通じるなんて思ったわけではなく、でも絶対に武庫川の視界にも入っていない自分という人間のことをせめて存在だけでも知っておいてほしくて、祐介は放課後の教室にいた武庫川に、思わず自分の気持ちを告白してしまいます。
 武庫川から返ってきたのは、思いがけない答えでした。

「いいよ」

 予想外のことに、びっくりする祐介。

「……え?」

「だからいいよっつったの。何、やなの?」

「! あっえっそんなわけないじゃ…」

「じゃ、決まり。今日からお前と付き合うよ」


 祐介は思わず心の中で呟きます。

(うそみたい…)

 祐介はもっさりした黒髪のごく普通の高校生。
 見た目もべつに可愛くありません。
 といって、先ほどから“平凡受け”“平凡受け”とブログ主は勝手に連呼していますが、じつは作品の中で祐介についてはっきりとそーゆー説明がされているわけではありません。
 でも、ここまでの会話を読むと、自然と祐介がそーゆー平凡っ子であることが読者にわかるようになってるんですね~。
 (うそみたい…)という祐介の素直な感想が、よくそのことを表していますが、説明的なセリフや場面が一切なく、2人の告白シーンだけでそんな祐介の性格まで一気に読者に納得させてしまう鈴木ツタ先生のマンガ家としての力量の高さは恐るべきものがありますですよ。

 でも、せっかく気持ちを受け入れてもらった祐介ですが、武庫川の態度はすんごく謎です。
 なんだかちょっと意地悪そうな顔で、武庫川は祐介にこんなことを聞いたりしてきます。

「なあ」

「! はいっ」

「うれしい?」

「え…そ…そりゃ…すごく……」

「…あっそ」


 何だかからかわれているような祐介ですが、いやー、何の取り柄もない平凡っ子が急な運命の変転にあたふたしちゃってるこのあたりの場面は、この設定だけで何ともブログ主の食欲をそそってくれます(笑)。
 期待と不安に揺れる祐介の様子が可愛すぎて。

 こうして“付き合う”ことになった2人ですが、先ほどの祐介の独り言(?)にもあったように、武庫川はもともと女のコにとってもモテるヤツなんです。
 そんな武庫川が、祐介にいきなりこんなことを言ってきます。

「あと、男同士ってどうやってセックスすんの?」

「え…な…」

「オレ、週3はしたいし」

「!?」

「よし、試すか」

 そう言うと武庫川は祐介を連れて、人気のない校内のパソコン室へ向かいます。
 そして祐介をパソコンの前に座らせると、ネットで“男同士のやり方”を調べさせ、いきなり実践に及ぶのです(笑)。

「何て書いてある?」

「…っ ち…直腸の…腹側内壁の…し…4、5センチ…」

「了解」

「あ、うう…」

 えー、上のセリフだけでどんな場面か分かっていただけましたでしょうか(笑)。
 祐介は、自分で調べさせられた“男同士のやり方”を読み上げさせられ、それをそのまま武庫川に実行されちゃってるんですよ!
 詳しく言いますれば、前立腺のありかを、後孔に武庫川の指を入れられて、直接探られてるんです(笑)。
 その間も、祐介はズボンを脱がされた下半身を武庫川に晒したまま。
 きっちり学ランを着こんだ上半身はパソコンを操作させられてるんですな!
 自分がやられちゃうためのエロい知識をパソコンで検索させられ、それをそのまま実行されちゃうネクラっ子って、相当萌えるシチュエーションじゃないでしょーか!

「ほ、ほんとに入れるの…?」

「何? だめか?」

「だめっていうか、怖いよ…痛いかもしれないし」


 抵抗する祐介ですが、女好きで「週3やりたい」なんてのたまう武庫川は聞いちゃいません(笑)。
 どんどん指で後ろをほぐすと、自分のブツを祐介の後孔にあてがい、入れようとします。

「だってオレ、祐介に入れてみたい」

「えっ、ちょ、いつのまにっ よぁ わああっ ああああっ!」(ずにゅうううう)

「んおっ、アナルも結構っ…」(ゆさっ、ゆさっと腰を動かす)

「は、はあっ…、お、おっきくなってるよっ…!?」

「痛い?」

「い…痛…くは…思ってたよりは…あっ あ」

「よかった」

 ああー、セリフだけでも何このエロさ…。
 ごくごくフツーで平凡なもっさり黒髪高校生の祐介が、好きな男にうまいこと言ってこんな風に犯されちゃって、「あんあん」喘いでるこの場面。
 初めで怖いし嫌なのに、好きな男に迫られてけなげにも受け入れちゃう祐介の可愛さよ…。

 本記事の冒頭でちょっと名前を出しましたが、本作とよく似た、ネクラな平凡っ子が王子様と呼ばれる超カッコイイ同級生にカラダを好きなようにされちゃうというストーリーの傑作BLに、同じ鈴木ツタ先生が描かれた『みにくいアヒルと王子様』という作品があります。
 昨年この作品を読んだブログ主は、正味の話、当分これ以上の“平凡受け”は出てこないだろうなぁと思ってました。
 ごくごく普通の、顔も別に可愛くない大学生の主人公(受)が、“王子様”にメロメロにされちゃって、しかも“王子様”から「カワイイ」「カワイイ」を連発されて“こんな俺でもお姫さまになっていいの?”とばかりにすんごく可愛くなっちゃうというのが、その作品『みにくいアヒルと王子様』の、ブログ主的超ざっくりなあらすじなわけですが(笑)、それからもわかるように、“平凡受け”BLの醍醐味というのは、何の特別なところもない主人公が、その純粋さ、普通の人ゆえの優しさ、けなげさを攻めキャラに愛され、メロメロにさせられちゃうというところにあると、ブログ主は思っているわけですよ。

 で、本作『ワイルドとストロベリー』ですが…。
 このパソコン室で、そんな“平凡受け”BLとしてのクライマックスシーンがやってきます。
 か、神シーンですよ!

 すっかり祐介の反応を気に入って、物凄い力で腰を振り続ける武庫川に、祐介はいつしか顔を真っ赤にして喘ぎます。

「あ あっ あっ ふっ んんっ」

「な、ユースケ」(ずぷ ずぷ)

「あウ きもちい あうっ!」


 もう前後不覚なほどに感じさせられる祐介ですが、そんな祐介を犯しながら、武庫川はゆっくりと祐介の名前を呼び始めるんです…!
 嗚呼っ!

「…ゆうすけ」

「あっ」

「ゆすけ」

「ううっ」

「ゆう」

「あんっ」

「…きめた、『ゆう』が言いやすい」

「あっ」

「ゆう」

「み、みのるくっ…」

「ゆう かわいいな」

「あう、オレ、ンンッ」

「ゆうと付き合うの、たのしみ…」

 そしてそのまま祐介に口づけする武庫川。
 祐介も武庫川にすがりつくように抱きついて…。

 あうー。
 わかりますか、このシーンの超絶的なエロさが…!
 解説しましょう!
 じつは、H場面に突入する前に、2人の間にこんな場面があります。
 自分のことを「武庫川くん…」と呼ぶ祐介に対して、武庫川が下の名前で呼べと迫るんです。

「稔」

「えっ」

「オレ、付き合うヤツは下の名前で呼ぶの。で、対等なんだからお前も呼べ」

「み、みの、る…くん?」

「……ま、いっか」(ため息)


 これ、何と言うことなく読み過ごしちゃう“BL的によくあるシーン”のようですが、本作では決定的に重要な場面だとブログ主は思ってます!
 そう、先ほどのH場面への伏線になってるんです。

 まず押さえておかないといけないのが、平凡っ子とか、優等生とかいう存在は、大体がネクラなので(笑)、今の場面の祐介のように、気軽に友達のことを下の名前で呼べなかったりするということです。
 真面目というかなんというか。
 そんな頑ななところも、優等生クンや平凡っ子の魅力だったりするわけですが、これは“逆もまた真なり”でして、彼らは自分がそんな風に親しげに下の名前で呼ばれることにも慣れてないんですな!
 それがですよ!

 先ほどの神シーンで、自分の後孔に武庫川のモノを受け入れさせられた祐介は、そんなわやくちゃな場面で、いきなり武庫川=大好きな人から、「ゆうすけ」「ゆすけ」「ゆう」なんていう風にどれがいいかな~的に名前を呼ばれ、挙げ句に「…きめた、『ゆう』が言いやすい」「ゆう、かわいいな」なんて囁かれちゃって、一気に心を陥落させられちゃってるんです!

 いや、もちろんその前から武庫川のことは好きだったわけですが、これでもっと好きにさせられちゃったというか、どこか最初のHということでカラダが武庫川を受け入れない感じがあったのに、このセリフですべてを受け入れてしまうくらいに祐介の気持ちがふにゃふにゃにさせられちゃったというか。
 いずれにせよ、「初めて名前を呼ばれたことでぐずぐずにさせられちゃう」平凡っ子な祐介のウブさというかけなげさ、可愛さがとってもよく表現されている神シーンだとブログ主は思うわけです。

 ちょっとネクラな平凡っ子生活を送ってきたに違いない祐介には、きっと自分がそんな風に親しげに下の名前で呼ばれることなんて、これまでの人生でほとんどなかったんですよ(決めつけ)。
 そこまで親しくなった友達もきっといなかったんです。
 それが!
 好きになった人と超スピードでエッチすることになって、まさにその瞬間に「ゆう」なんて勝手な呼び方を決められちゃって、しかも愛しそうにその名前で呼ばれちゃうという!
 もう心もカラダもふにゃふにゃにさせられちゃうのは、しょうがないとしか言いようがありますまい!
 本記事の最初に、「主人公が名前を呼ばれることが重要な意味を持っている」と書いた意味、おわかりいただけますでしょうか。

 で、もう一つの今回ご紹介する作品であります明誠助先生の男性向けショタマンガ『くるくるまわる』を続けてご紹介いたしましょう。
 この作品は、先月末に発売された単行本『明るい男のコ計画』に収められてる短編ショタマンガです。
 …しかもブログ主が大好きな女装ものでして(笑)。

 主人公(攻)の健太は、高校受験のために塾に通う中学3年生です。
 夜も遅くなった塾からの帰り道、健太は女子制服を着て夜の街を歩いていた元同級生の神原文人(かみはら・ふみと)の姿を見つけ驚きます。
 健太と文人は小学校の同級生でしたが、中学受験で私立の進学校へ入った文人とは、その後は疎遠になっていたのでした。
 難関の私立校で優等生として過ごしているはずの文人が、よりにもよって女子の制服を着て夜の道を歩いているのを見て、健太は驚きます。
 しかも文人はその姿で街のチンピラたちとトラブルになっていました。
 慌てた健太は、近くのホテルに文人を連れて逃げ込みます。

「い、いやーしかししばらく会わないウチに見違えたなー! 小学校卒業式以来だっけ?」(汗)

 女装している文人にどーゆー態度をとればいいかわからない健太は、とりあえず顔をひきつらせて笑いながらそんなデリカシーのない挨拶を文人にかましますが(笑)、文人は元同級生にこんな姿を見られて動揺したのか、下を向いて何も喋りません。

「えーと、それは、趣味、だよ、な?」

(ビクッ)

「あーもう、そんな怯えなくてもいいって。似合ってると思うし、家とか学校とかにチクるつもりもないし」


 ところがその瞬間、文人がバッと顔を上げます。
 「チクる」という言葉を聞いて、動揺したようです。
 まあ、当然の反応だとは思いますが、そんな文人の様子を見て、健太は少し腹が立ってきたのでした。
 昔の友達のオレを信用しないで、今の自分の学校のことばかり心配するのかよ、と――。

(そういや文人の学校って、校則厳しくて有名なトコだよな)

 怒った健太は、脅迫者の顔になって、文人をベッドの上に押し倒してしまいます。

「バレると不味いんじゃないの? お前の学校、そういうの厳しそうだし」

「健…太…」

「こういうカッコしてるってことは、女として扱われたいんだろ? オレ、前からオマエこういうの似合うだろうなって思ってたんだよ…」

 そのまま健太は文人の服を脱がすと、女装した同級生の秘密を暴くべく、その上にのし掛かっていくのでした――。

 ここまで書きませんでしたが、文人はとっても可愛い女装少年です(笑)。
 腰までありそうな長い黒髪をポニーテールにして、ブレザータイプの女子制服をきっちり着こなしてます。
 女装しても優等生ってヤツですな!
 いやー、すいません、ブログ主的には相当そそられる物件であります~!

 で、ベッドの上でその制服を脱がされ、健太にカラダを自由にされちゃう文人。
 男性向けショタマンガだけあって、とっても展開はスピーディです(笑)。
 清楚な白いブラウスを脱がすと、なんと文人は可愛いブラまで着けてます。

「うわ、本格的~……あ、でも中身はないか」

 そう言うと、その下にあった乳首を嫌らしくツンツンする健太。
 中学生のくせに、エロイな、こいつ(笑)。

「将来はここも大きくするつもりなわけ?」

「あっ…わ、わかんな…っ」

「やっぱ下もちゃんと女物なんだ。上とおそろい?」

「ッ!」

「嫌とか言ってる割には、反応いいよな? ホントは興味ありまくりなんじゃないの?」

「ふああっ」


 この辺りの場面、文人は顔を真っ赤にして感じまくってます。
 女子制服は脱がされちゃいましたが、髪型は女のコのままなので、なんつーか、とっても複雑なエロスが漂ってます(笑)。
 で、いよいよ…。

「ふだんからこっちも使ってオナニーしてたりする?」

「だ…だって…」

「そうだよな、女のコだったら普通入れられるほうだもんな。それじゃそろそろ…」

「あ、待っ…」

「無理無理、オレも限界」

「や、あ゛、ア……!」(ぬぶっ)

「うわ、文人の中…熱…ッ」

「はあっ…」


 あー、こうしてセリフを写していても、ふだん本ブログで扱っている女性向けBLとは表現のキツさが違うなぁと実感するわけですが、すいません、ブログ主は大変ウキウキしてるのですが、女性の方にはこーゆー男性向けショタってどうなんでしょう。
 でも気にせず進みます(笑)。
 Hシーンもたけなわのこの場面で、本記事の最初に書きました“共通点”が登場してくるわけです。

「あ、今のカッコで文人はおかしいよな…」

 急にそんなことを思いついて、文人の中に入ったままの態勢で、健太は文人にこんなことを聞きます。

「いつもなんて呼んでんの?」

「ま…まだ決めてな…っ」

「なんだ、女装で歩くの自体、初めてだったんだ…? じゃあ、今日は『文ちゃん』でいっか?」

(かぁっと赤面する文人)

「それじゃ、動くよ、文ちゃん」

「ひっ! やっ、やっ、ひぁっ」

「ホント、声とか女のコみたいだ…」

「あぅっ、あっ、あっ、あッ」(ずぷっ ずぷっ ずぽっ ずぷっ)

「かわいいよ」

「ほ…ホント…?」

「あ、ああ…文ちゃん、文ちゃんっ、出す…出すからな…ッ!」

「だ、だめっ! あ、ああ、だめェ!! ああぁあ…っ!!」


 はい! もうお分かりいただけたでしょう。
 こちらのマンガにおきましても、優等生な受けキャラが、下の名前を呼ばれちゃうことで思わずくんにゃりしてしまい、本当は脅迫者であるはずの健太に心を許してしまうんですね!
 とくにこちらのマンガにおきましては、「文ちゃん」と言われた瞬間、絵の上でも文人が顔をボッと火が出るような勢いで赤くしてまして、すんごく印象的です。
 女装して女のコになりたい気持ちを胸に秘めている文人にとっては、本名である「文人」ではなく、女のコとして呼ばれた「文ちゃん」こそが、自分にとっての“本当の名前”になっているんでしょう。
 だからこそ、そんな自分を見つけ、そして“本当の名前”で呼んでくれた健太が、その瞬間、単なる脅迫者から、本当の自分を見つけてくれた恩人とでもいうべきものに変化してしまうわけです。
 ブログ主的には、学校ではきっとすんごく真面目な優等生で通っているであろう文人が、元同級生である健太に醜態をさらし、屈辱に震えながらも心を許してしまっているこのストーリーは、すんごく激しいエロ描写とあいまって、大変満足させていただきました(笑)。

 で、駆け足ながら、2つの作品を続けてご紹介したわけですが、最初に書きましたとおり、どちらの作品にも偶然とはいえ、大変よく似たモチーフが使われています。
 受けキャラが、“本当の名前”を呼ばれることで、それまでの態度を一変させ、攻めキャラに心もカラダも完全に明け渡してしまうという。

 ちょっと話は変わりますが、みなさんは宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』をご覧になられたでしょうか。
 日本映画史上に残る大ヒットとなったアニメですから、観た方は多いと思いますが、ブログ主は公開当時に映画館で観て、クライマックスシーンでマジ涙を流してしまいました(笑)。
 それは、千尋と並ぶもう一人の主人公・ハクが、ある事情で忘れさせられていた自分の“本当の名前”を取り戻す、ラスト近くの場面です。
 このシーン、何より印象的なのは、“本当の名前”を取り戻した瞬間、ハクが白い大きな竜神という自分の“本当の姿”をも取り戻し、そのまま千尋を背中に乗せて力強く大空に駆け上っていくところでしょう。

 で、今回ご紹介した2作品を読んで、ブログ主は『千と千尋』のこのハクのシーンを思い出してしまいましたですよ(笑)。

 ネクラな平凡っ子、女装している優等生クンにとって、自分の“本当の名前”なんてものは、これまで周りの誰もが気づいてくれない、誰も呼んでくれないものだったわけですよね。
 今回ご紹介した2作品の受けキャラ、祐介も文人も、攻めキャラから“本当の名前”を呼ばれたことで、“本当の自分の姿”がさらけ出され、攻めキャラに完全に心を許してしまうわけですが、平凡っ子・祐介には、これまで自分のことを下の名前で呼んでくれるような親しい友達はいなかったわけですし、女装している優等生クンな文人にとっても、自分が本当はそう呼ばれたいと思っている“本当の名前”である『文ちゃん』なんて呼び方で自分のことを呼んでくれる人間はこれまで誰もいなかったわけです。
 そこに突然登場し、本当の自分を見つけ出してくれた人。
 今回の攻めキャラ2人は、そーゆー大きな意味を持たされたキャラなんです(笑)。

 で、このモチーフは、とっても“優等生受け”や“平凡受け”と相性がいいんです。
 おわかりですよね。
 地味だけど、ガリ勉だけど、ネクラだけど、本当は自分のことを好きと言ってくれるたったひとりの人と出会いたい――、それが“優等生受け”“平凡受け”の神髄なわけですから(笑)。
 これ、ネクラな優等生じゃなくて、小悪魔っぽい超美少年な受けキャラの下の名前を攻めキャラが呼んだりしてみても、どうってことのない場面でしょ~!(笑)
 友達もいない、ネクラな優等生の、いつも誰にも呼んでもらったことのない“本当の名前”を呼んであげるからこそ、今回のような嵐のドラマが生まれるわけです。
 うん、そういえば『千と千尋』のハクも、いかにも優等生な少年でした(笑)。
 今回、偶然にも2作品に同時に登場したこの“本当の名前を呼ばれちゃう”というモチーフは、“優等生受け”を引き立てるうえで、大変有力なものでありまして、それがこんな近接した次期に続けて登場したことで、喜び勇んでこんなレビューを書いちゃったブログ主の喜び、みなさまにはおわかりいただけますでしょうか!
 できれば、このモチーフを使った“優等生受け”なお話しをもっと読んでみたく、ここにその意識の広がりを期待して、わざわざ自分でレビューを書いてみたというわけです(笑)。
 だって、“本当の自分”をさらけ出されて、攻めキャラにメロメロになっちゃった優等生や平凡っ子の姿って、言葉にならないくらい魅惑的で、ブログ主の心を誘惑するんですよ!

 あ、末筆になりますが、今回ご紹介した明誠助先生の初コミックス『明るい男のコ計画』は、とってもオススメな男性向けショタコミックスです。
 男性向けとはいいつつも、すんごくラブもあふれてるので、女性の方でもエロいのがお好きという方ならば、結構抵抗なく読んでいただけるのではないかと思ってます。
 載ってる作品のほとんどが女装少年ものなので、女装モノは生理的に受け付けない…という方には向きませんが(笑)。

 それから、鈴木ツタ先生のマンガが載ってた『Hertz』vol.28については、他にもたくさん“優等生受け”なマンガが載ってました。
 早めにご紹介するつもりですが、じ、時間が…!
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