ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]成績優秀で口が悪い優等生とおバカな同級生が、幼馴染みの女のコを挟んでしっちゃかめっちゃか! 楽田トリノ『あかずの恋』より、『117』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-眼鏡  受け-真面目・カタブツ  受け-成績優秀  特徴-高校生  ●ラ行-楽田トリノ  
あかずの恋 (オークラコミックス) (オークラコミックス)あかずの恋 (オークラコミックス) (オークラコミックス)
(2008/08/12)
楽田 トリノ

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 ああ、お兄さま、かもめはなんて哀しい声でなくのでせう…。
 きっとあの子たちが遠い北の国から戻ってくるころには、わたくしの命は…もう…。

 うう…。
 エセ病弱戦前少女みたいな意味不明文章で記事を書き始めたブログ主です…。
 ぐすん…。
 そう、今の僕の心はそれぐらいハートブレーキング…。
 涙なくしてブログ主は文章を書けない状態なのですよ…。
 何が哀しいって、楽田トリノ先生の最新刊『あかずの恋』です…。
 この本がピュアなブログ主の心を痛めつけるんです…。

 なぜって…。




 チクショー!

 コミックスが発売される3日前にヤフオクで買った楽田トリノ先生の同人誌がぜ~んぶこの本に再録されてるじゃねーかーーーーー!!!!!
 俺のカネ返せぇぇええええ!!!!!!

 ううっ…。

 大体、暖かい土地にしか住まないかもめが北の国に帰っていくかって話ですよ!!
 自分で書いてチャンチャラおかしいわっ!!
 うおーーん、うおおーーーん(号泣)。
 高い金出して、同人誌揃えたと思ったら商業誌に再録かよぉぉおおおおお。
 うおーん(号泣)。

 ……ハッ!
 こんなにカネカネカネカネ言ってたら、まるで僕がオカネのことしか興味のないゲス野郎だと思われてしまう…!
 ………というわけで、まあべつにそんなに気にしてないんですけどね! 再録のことは!
 いいんですよ、コミックスが一冊まるまる同人誌からの再録でも!
 自分が高値で買っちゃった同人誌からの再録だったとしても!
 いいんです!
 全然気にしてませんから、僕!
 同人誌全部あわせてヤフオクで●千円だったなんて、全然気にしてませんから!

 ハハッ、ハハッ、ハハッ…、ハハハッ……(涙)

 ようやく落ち着いてきた…。
 チクショウ…。
 これがまた再録されたマンガがとってもデキがいいってのが悔しい…。
 ううっ…。
 しょうがないので、悔しさをこらえて、ブログ主が涙にくれた楽田トリノ先生の最新刊『あかずの恋』をご紹介いたしましょう!

 …って、このブログではいつものですが、表題作についてはスルーさせていただきます(笑)。
 だって、“優等生受け”じゃないんですもん。
 表題作についてのレビューを求めて当ブログを訪れた方には大変申し訳ありませんが(笑)、今回は同時収録されている別作品『117』のほうを詳しくご紹介させていただこうと思います。

 最初に書いたとおり、この作品、ブログ主はコミックスが発売になる前にすでに読んでおりました。
 ヤフオクで楽田トリノ先生の同人誌を落札して、「わーい、わーい」と喜び勇みながら中に収められていたこのマンガを堪能していたのです。
 注目している作家さんの、同人作品を読めるなんて、BL好きとしては最高の楽しみの一つですからね!
 それがたった数日で地獄の底へ突き落とされることになるとは…(笑)。
 なんとこのマンガ『117』が丸ごとこの新刊コミックスに収録されていたというわけなのですな~。

 ストーリーは、しごく真っ当な感じの学園ものBLです。
 主人公(攻)は、中学で好きになった同級生の美少女・白岡を追いかけて、偏差値にして20は離れていた超進学高校に入学してしまったお調子者の茅野(ちの)クン。
 勢いで入学できたのはいいものの、入ってからは授業についていけず毎日苦労の連続です。
 しかも、それほど好きで追いかけていったはずの美少女・白岡とは、一度は恋人になれたものの、すぐに別れてしまい、これでは何のために苦労して進学校に入ったのかわからないという(笑)。

 そんな茅野に、ある日事件が起こります。

 今日も今日とて、古文の授業中、『徒然草』を音読させられた茅野は、もともとは勉強大嫌いなお調子者ですから、身体が拒絶反応を起こし、みっともないことにみんなの目の前で思いっきりゲロを吐いてしまったのでした(笑)。
 教室中が阿鼻叫喚の地獄絵図になり、慌てて保健室に隔離されてしまった茅野でしたが、気がつけば横には親友のクラスメイト・朝田(あさだ)の姿がありました。
 茅野が意識を取り戻したのに気付くと、朝田はわざとらしくカルテに記入を始めます。

「1-E 茅野庸治 病名…知恵熱、と」

「…勝手に書くな(怒)。なんでいるんだよ、お前が」


 朝田はいかにも優等生然とした眼鏡の高校生。
 それもそのはず、朝田は茅野と違って学年トップの秀才です。
 でもこの2人、じつは同じ中学校出身で当時から仲が良く、こうして高校生になった今も親友付き合いを続けている仲なのでした。
 こんな厭味っぽいやりとりも、親しいからこその憎まれ口というわけです。

「失礼しまーす。チノ、いるの?」

 そしてそこへ顔を出したのが、茅野の元カノである美少女・白岡でした。
 教室でゲロ吐いて倒れたという茅野のことを心配して(?)、わざわざ保健室に見舞いに来たのです。
 そう、茅野と白岡はすでに別れてはいますが、元カレ元カノとして、今でも普通に友達として付き合っているのでした。

「あ、朝っちも来てたんだ。チノ、大丈夫なの? 脳ミソが口から出ちゃったってホント?」

 元カノからヒドイこと言われてる茅野ですが、まあ、茅野はこういうことを言われちゃうお調子者キャラだと思ってください(笑)。
 で、元カノからの容赦ない口撃に、朝田が追い打ちをかけます。

「出るほど詰まってるわけないだろう。こいつに」

「やだ。じゃあなに吐いたの? アンコ? そばがら?」

 完全にバカ扱いされてる茅野ですが(笑)、さて白岡と朝田は上のような気安いやりとりでもわかるように、じつは幼いころからの幼馴染みです。

 ちょっと整理しますと、

・茅野(攻)-朝田(受) → 親友
・朝田   -白岡    → 幼馴染み
・白岡   -茅野    → 元恋人同士

 こういう三角形の人間関係になっているのがおわかりでしょーか。
 そして本作は、この3人がお互いにいろ~んな“誤解”を重ね合い、人間関係がしっちゃかめっちゃかにこんがらがっていってしまうというところに、その妙味があります。

 まず第一の誤解。
 すでに別れてしまってる茅野と白岡ですが、朝田は「じつは茅野は白岡のことをまだ好きなんじゃないか」と誤解してます。
 実際には、2人はもうお互いに何の気持ちも持っておらず、本当に仲のいい単なる男女の友達として付き合っているだけなんですけれどね!

 続いて第二の誤解。
 で、茅野は茅野で、じつは朝田が、白岡のことを好きなんじゃないかと思いこんでます。
 親友の自分が先に白岡と付き合ってしまったものだから、朝田はその気持ちを押し隠しているんじゃないかと思いこんでいるんですね。

 まとめますと、茅野と朝田は、お互いに「アイツは白岡のことを好きなんじゃないか」と誤解し合っているわけですな。

 ところが!

 ある日、茅野は驚くべきニュースを聞きます。
 朝田が、他のクラスの女のコと付き合い始めたというのです。
 アイツは白岡のことが好きなんじゃなかったのか?
 まさか元カレの俺に遠慮して、他の女のコと付き合い始めたんじゃ――。
 そう思った茅野は、朝田のクラスへ駆けつけ、なぜ白岡に気持ちを打ち明けないのかと詰問します。

「なんで言わないんだよ! 周りがどうでも好きなら好きって言っちまえばいいじゃねーかよ!」

「…吹っ切りたいんだよ。周りにも気を遣わせて迷惑だろ」

「あのなあ! 変に気ィつかってんのは、そっちだろうが! 俺と白岡はもうなんでもないって何度も言ってるのに、いつまでも気にして自分の気持ちを隠して…」


 この場面、茅野は「俺になんか遠慮しないで白岡と付き合え」と朝田に言ってるわけですね。
 で、朝田は朝田で、「そういう風に気を遣われることがイヤだ」と言ってるわけです。

 このあたり、エラく話がこんがらがってるわけですが、茅野に一方的に罵倒された朝田は、ここに至って反撃に転じます。
 ずっと済ました優等生顔だった朝田なのですが、ここで感情もあらわに茅野に詰め寄るのです。

「だったら…。だったら、お前はどうして今この学校にいるんだよ…」
「なんでここまで白岡を追いかけて来たんだよ!」
「馬鹿が偏差値20も上げて無理してこんなとこ入って、挙げ句に熱出して吐いて…」
「普通じゃないだろうが!」

 うーむ。
 この場面、絵をお見せしないで朝田の迫力をお伝えすることは困難なのですが、優等生の朝田がまるで叫ぶようにして上の台詞を茅野にぶつけてます。
 茅野に向かって、何のかんの言っても、お前は白岡のことが好きなんだろ! と言ってるわけです。

 さて!

 ここに至って、みなさま、話が変な方向にズレていってるのにお気づきになられましたでしょうか(笑)。
 この場面、茅野も朝田も、「お前は結局のところ白岡のことを好きなんだろ!」とお互いに叫び合ってるわけです。
 でも、これっていわゆる反語表現の一種でありまして、じつは2人とも、本当は別のことを叫び合ってるわけですね!

 「本当は俺のほうがお前のことを好きなのに!」という(笑)。

 そうなんです。
 じつはこの2人、お互いのことが好きなんですね。
 でも、お互いに相手は白岡のことを好きだと思いこんでいるという。

 そして実際、この直後の場面で、業を煮やした茅野はそれを行動で現してしまうんですね。
 いきなり朝田のことを抱きしめると、激しいキスを与え、ほとばしるような告白をするのです。

 この学校に進学してきたのは、本当は白岡を追いかけてきたからじゃない、お前のことが好きだから一緒の学校に入ったんだ、と。

 じつはこの場面まで、茅野が朝田のことを好きだなんてことは、読者にもまったくわからないようになってるんですよ。
 茅野と朝田が誤解し合っていたように、読者も本当にこの2人は白岡のことを好きなんじゃないかと思わされて、ここの場面まで引っ張ってこられてるんです。
 それが、じつは茅野は朝田のことを好きで、本当は朝田を追いかけてこの進学校に入ったということが、このキスで突然明らかにされるんですな~。
 うーん、びっくり。

 で、そんな読者の疑問に答えるように、すぐにここで回想シーンが入り、中学時代の茅野が、なぜ優等生で口が悪くて生意気な朝田のことを好きになったのかが、しっかりと明かされます。

 じつは中学時代、茅野は「白岡のことを好きになっちゃった♪」と、親友の朝田に打ち明けたことがあったんですね。
 そのとき、こちらはこちらですでに茅野のことを好きになっていた優等生・朝田は、ショックを受けてポロリと涙をこぼしてしまったのです。
 茅野は、いつもは頭が良くて口が悪くて、でも綺麗な顔をした優等生の朝田が涙を流すその顔にビックリしてしまい、一気に恋に落ちてしまったというわけだったのでした。
 ――白岡のことなんか忘れちゃうくらいに。

 というわけで、本作は非常にこんがらがったお話しで、ちゃんとストーリーをご説明できたか甚だ心許ないのですが、概略理解していただけましたでしょうか。

 超はしょって言えば、じつは中学時代からお互いに好きあっていた茅野と朝田なのに、互いにあいつは白岡のことを好きなんだと誤解し合っていて、それが今回誤解が解けてめでたしめでたしというお話しです(笑)。

 そして、回想シーンでポロリと涙をこぼしちゃう朝田や、いきなり茅野にキスされて真っ赤になっちゃう朝田や、ここまででも本作には優等生スキーの心を燃え立たせる場面が山盛りではあるのですが、じつはこの後、もっともっと山のように優等生の朝田くんが茅野の前で可愛くなっちゃうシーンが飛び出してきます。
 じつは、それがあるからこそ、2人が気持ちを確かめ合う(?)ここまでのシーンは全部ネタバレさせちゃってもいいと思って、えんえんストーリーをご説明してきた次第です。

 そうなのです…。

 われわれ優等生スキーにとっては、この後が本番です。
 見事、お互いの誤解を解き、じつはお互いのことを好きあっていることを確かめ合った2人は、もちろんすぐに愛の確認作業に入っていくわけですよ(笑)。
 これが…。
 これがものすごくエロイ!!!!!!

 口が悪くて偉そうな優等生である朝田くんが、2人きりで茅野の家でお勉強なんかしていると、お互いにムラムラッと来ちゃってそのまま身体を寄せ合うとキツく抱きしめ合っちゃったりするわけですが、その瞬間、茅野に身体を預ける朝田の可愛いことっ!
 そう、まさに「身体を預ける」という表現がピッタリなのです。
 優等生の朝田くんが、茅野にすっかり甘えちゃってるという。
 で、なんとそんな幸せなラブラブ場面が10ページ以上続くんですな、この後!

 奥さん~、これを見逃す手はありませんぜ~。
 これを読まずして優等生スキーとは言えませんぜ~。

 楽田トリノ先生のファーストコミックスについては、今年の5月に発売されたとき、当ブログでも詳しくご紹介した次第でしたが(記事はこちら)、正直なところ、あの時点ではこの作家さんがこんなに人気が出てくるとは思っていませんでした。
 あれからたった3ヶ月。
 なんだかBL界ですごく存在感を増してきてますよね、この先生。
 同人誌からまるまる再録しただけでコミックスを今回出してしまうのも(しつこい)、ある意味、編集サイドがそれだけ楽田トリノ先生のことを買っているからなんでしょうね。
 で、なんていうか、今回のコミックス『あかずの恋』には、そういう勢いのある作家さんのある一時期にしか見られない輝きというか、ピチピチした新しい何かがとってもたくさん詰まっているようにブログ主は思います。
 今回ご紹介した『117』はもちろんのこと、表題作である『あかずの恋』も、こちらはまったく“優等生受け”ではないにせよ、単純にBLマンガとしてよくできていて、読むととってもドキドキさせてくれます。
 絶対に今、08年夏という今の季節に押さえておくべき作家さんだと、ブログ主は思いますですよ。
 まだ読んだことがないという方がいたら、ぜひコミックスを買ってみることをオススメしますです。

 最後にひとつだけ…。

 先生、次のコミックスは新作で…。
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Comments

 
良かった買わなくて。
同人誌の再録だったのね。
情報ありがとうございます。
他にも助かったひとがたくさんいるのでは。
ちーさまえらい!
 
 
いやー、そうなんです、一冊まるまる再録なんです。
ちょびっとは書き下ろしマンガも入ってはいるんですけど。
しかもどうせ再録するなら、俺の持ってない同人誌を再録してくれればいいのに、持ってない本は再録してくれないし…w(ワガママ
でも、楽田トリノ先生のマンガは、私本当に大好きですw
 

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