ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]“優等生受け”の歴史的傑作が文庫で復刻! 女王様な美人高校生がぽろぽろと涙を流しながらいじめられてます(笑) 遠野春日『たぶん好き、きっと好き』


Category: レビュー 小説単行本   Tags: 受け-美人の優等生  特徴-高校生  ●タ行-遠野春日  
たぶん好き、きっと好き (DARIA BUNKO)たぶん好き、きっと好き (DARIA BUNKO)
(2008/07/11)
遠野 春日

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 以前ちょこっと書きましたように、今週木曜早朝から富士山に登りに行くブログ主です。

 昨日も登山用品店に行ったりして準備に余念がないのですが、“優等生受け”界で富士山のような存在といえば、もちろん遠野春日先生ですな! ←強引な展開(笑)
 この1年ほど、次から次へと以前の作品が復刻版として発売されている遠野春日先生ですが、今回とっておきの一作が文庫版として復刻されました。
 もともとは01年のリーフノベルズから出ていた傑作『たぶん好き、きっと好き』です!

 以前の別の作品のレビューにも書きましたが、このころの遠野春日先生の作品は、今とは違って学園ものが非常に多く、奇跡のような名作を連発されていました。
 どれもこれもが“優等生受け”の歴史に残るものばかりです。
 本作も、このブログの“珠玉の一冊”コーナーで早くご紹介したくて、重要箇所には付箋をはりまくって記事執筆に備えていたのですが、その前に今回復刻版が出てしまいました~。
 先を越されて(?)、非常に残念ですが、ちょうどいいタイミングということで“新刊レビュー”としてここに内容をご紹介させていただこうと思います!

 遠野春日先生というと、もちろん“優等生受け”界の富士山なわけですが、じつはもう一つの大きな特徴がありますよね。
 3Pが非常にお好きという(笑)。
 いや、この表現は下品だな…。
 言い換えましょう、三角関係が非常にお好きでいらっしゃいますよね、遠野春日先生は(笑)。
 ご存じのとおり、BLの世界においては、三角関係なストーリーはあまりメジャーではありません。
 もちろん恋のライバルが出てくるぐらいの意味合いでの“三角関係”ならば非常にたくさんの本が出ているわけですが、実際に3Pまでやっちゃうという意味合いでいくと、そーゆー作品はあまり見かけません。
 そんな中で、作品の中に際だって三角関係、それも3Pありの三角関係が出てくるのが、この遠野春日先生というわけです。


 じつはブログ主はこの三角関係ってのが嫌いでしてねぇ…(ため息)。
 つーか、“恋のライバル”レベルですら出てきてほしくないほうです。
 攻めキャラと受けキャラ、主人公2人だけでぐちぐちぐちぐちと好きだの嫌いだのをやりあってるネクラなストーリーが大好きなんです、私(笑)。
 その意味で、遠野春日先生の作品は、本当にモノによっては受け付けないんですが(あまりにも三角関係が激しすぎて)、本作は結局最後は思いっきり3Pエッチまで至ってしまっているものの、まだまだブログ主の許容範囲で収まっている三角関係ものでありました。
 で、その三角関係がストーリーの重要な根本部分をなしているんですけどね。

 ではまずは登場人物の紹介を兼ねて、三角関係の詳細をご説明いたしましょう。

 主人公(攻)は、高校生の葛西敦史(かさい・あつし)。
 本文中、「上背があって見栄えのする男」、「寡黙で落ち着き払った雰囲気」な男という描写がされてます。
 まあ、高校生離れした落ち着きのある、でもちょっと自分を押さえられない激情をも備えた、堂々としたタイプの男ということですな!
 典型的な遠野春日先生描く攻めキャラというところです。

 敦史の母親は、最近再婚したばかりです。
 結婚相手の義父には、一人息子がいました。
 高校に入学したばかりの可愛い少年、潤です。
 敦史と潤は義兄弟ということになるわけですが、潤はとても素直で、新しくできた義兄である敦史にもすぐに懐いてくれました。
 今では、困ったことがあるとすぐに敦史に相談を持ちかけてくるくらい、本当の兄弟以上に仲良くなっています。

 母親の再婚にともなって、高校も新しいところに通うことになった敦史は、潤と同じ高校に転校することになります。
 で、ここに絡んでくるのが、敦史が転入したクラスで同級生になった超美人な女王様・藤崎理央なのでした。
 この理央が本作の受けキャラです。
 敦史は、初めて理央を見た瞬間、こんな感想を抱きます。

 敦史は幸か不幸か、同じクラスの生徒の中に、ハッと息を呑んでしまうほどの美貌をした男の姿を見つけたとき、誰に教えられなくても、こいつが藤崎理央だ、とわかった。
 理央はそれほどずば抜けて印象的だったのだ。

 単に綺麗な男と言うだけならば、敦史もこれほど驚きはしなかった。
 ちょっとその気になって街中を探し歩けば、いくらでも綺麗な顔の男は見つかるだろう。
 だがどれほどの美形でも、理央の存在感の前には霞んでしまうのではないだろうか。
 理央はそれくらい特別な雰囲気を持っている。
 まず、ただ座っているだけなのに、全身から醸しだされるオーラが違う。
 強烈で、人の目を惹きつけずにはおかない。

 ごく普通に教室の席についているだけなのにこれほど目立つのだから、理央が笑ったり話しかけたりしてきたら、なるほど下級生など「卒倒してしまう」かもしれない。
 これは確かにとんでもない男だな、と敦史は胸中で苦々しく思った。
 油断していると食われてしまいそうだ。

 だからつい理央が視界にはいると構えてしまい、目つきが陰険になる。
 もともと無愛想な顔つきをしている自覚があるから、さぞや怖い顔になっていることだろう。
 自分でも嫌な男だと思うのだが仕方がない。
 理央に優しくしてやるのはごめんだった。

 理央を王子さまみたいに崇拝して心酔しているクラスメートたちから、そのうち呼び出しを掛けられそうな感じだ。
 彼らは理央に対する敦史の不遜な態度に怒っている。
 新入りが怖いものしらずに、とでも思っているのだろう。
 べつに呼び出されて殴られても構わないが、態度を改めるつもりはない。

 敦史は、どんなに魅力的な男だとしても、理央を認めてやる気にはなれなかった。
 特別扱いに慣れきった傲慢な王子さまになど、用はない。
 嫌っていることを理央自身にも承知させておきたい。
 たまには冷たい仕打ちを受ける方が、この先きっと理央の役に立つだろう。
 今までバカみたいに理央を持ち上げてきた連中にも非はあるのだ。

 それにしても理央は、優雅で取り澄ました表情ひとつ崩さない。
 しっかりと睨み付けてやっても、上品な笑みで訝しそうに応じられては、ますますむかつくというものだ。

 いやー、このへんは遠野春日先生の文章の魅力が全開してますな!
 主人公・敦史が持つ受けキャラ・理央への屈折した感情を、手を替え品を替え多彩な表現で文章をつないでいき、ぐちぐちぐちぐち(←褒め言葉)と描いてくれてます。
 このクドいほどの長い心理描写は、遠野春日先生の特徴であり長所だとブログ主はいつも思うわけです。

 さて、敦史が理央に対して「綺麗な男だ」と圧倒されつつも、どうしても好きになれないのは、可愛い弟・潤から、理央についてある相談を受けていたからです。
 入学早々、綺麗な上級生として出会った理央に強烈な憧れを持った潤は、必死の思いで告白し、理央と付き合えることになったのです。
 天にも昇る心地で毎日を過ごしていた潤ですが、結局は何度か身体を交えると、素直なだけの潤に飽きてしまった理央にあっさりと捨てられてしまったのでした。

 ある夜、涙ながらに潤から理央に捨てられたことを相談された敦史は、この高校への転校初日から理央に突っかかり、先ほどご紹介したような対立関係に陥ってしまったというわけなのです。

 …って、いま気付きましたが、これはべつに三角関係じゃないですね(笑)。
 敦史と潤は、最後の最後まで仲のいい兄弟のままなんです(笑)。
 あくまでもメインカプは敦史×理央。
 で、理央は他の登場人物に対しては、じつは攻めキャラだったりしてまして、その相手の1人が潤だったというわけですな。
 ちょっとわかりにくい人間関係ですが、ご理解いただけましたでしょうか(笑)。

 で、ストーリーは、潤のカタキを討ってやろうと、あからさまに理央に冷たく当たる敦史と、クラスに君臨する女王様として、そんなものは相手していられないという態度を取りつつ、じつは結構傷ついちゃってる理央との攻防が核となって進んでいきます。
 理央は、自分が捨てた潤と、新しく自分のクラスに転入してきた同級生・敦史が、じつは義兄弟だということは全く知りません。
 だから、なぜ敦史が自分に冷たく当たるのか、他の同級生がちやほやしてくれる自分にわざと辛く当たるのかがまったく理解できないわけです。
 しかも理央は、転入してきた敦史を見るなり、じつは強く心惹かれるものを感じていたのでした。

 葛西敦史。
 理央は一昨日、ゴールデンウィークが明けるとともに転校してきたばかりの新しいクラスメートの名前を、苦々しくもちゃんとフルネームで覚えている。
 敦史がどうしてあんな陰険な目つきで自分を見るのか、理央にはさっぱりわからない。
 二日前にたまたま同じクラスになっただけの転校生に、なぜこうもあからさまに嫌われなければならないのか、どう考えても納得のいく理由を見つけられないのだ。

 敦史とは絶対に初対面のはずだった。
 幼稚園のアルバムからひっくり返して調べても、彼の名前はなかった。
 第一、本人にも確かめたのだ。
 初日の初顔合わせのときから相手の敵意を感じたから、不審に思って本人に「前にどこかで会った?」と尋ねてみたが、無愛想に「あんたなんて俺は知らない」などと突っぱねられただけだった。そのくせ睨み付けるのは一向にやめない。

 こんな失礼で理不尽な扱いを受けたことはない。
 本当ならもっと怒って抗議してもいいことだと思うのだが、なんとなく藪蛇になったときのことが心配で、考えられる限りのことを一生懸命考えている。
 外面がいいのもこういう場合辛いものだ。
 しかし、まったく他人の恨みを買うようなことはしたことがないと、そう胸を張って言えないのだから仕方がない。
 どこかで何か彼を怒らせるようなことをし、単にそれを今思い出せないでいるだけかもしれないのだ。
 敦史も簡単には理由を話してくれそうになかった。
 理央を悩ませて、いい気味だと嘲笑っていたいのだろう。
 第一印象では、魅力のあるいい男だなと感じただけに、理央は肩すかしを食わされた気分である。

 (略)

 憎まれているとしか思えないあの冷たい視線は、完璧に理央に対してだけだった。
 一度などは、クラスメートの面前で平然と無視されて、恥を掻かされたりもした。

 (略)

 いつもなら理央も、自分に悪感情を持っているような男のことは相手にしないで、無視してしまうはずだった。
 それがどうしても敦史に対してはできない。
 理央は敦史を一目見た瞬間から、説明のできない惹かれ方をしたのだ。
 こんな気持ちになったのは敦史に対してが初めてだった。

 だが、理央がめったになり感情を湧き起こした当の相手は、なぜか理央を嫌っている。
 理央は、百人から王子さまのように恭しく扱われ慕われるよりも、たった一人、敦史の関心を買いたかった。
 敦史に自分を好きになってほしいのだ。
 望んだように簡単にいかないのは世の常かもしれないが、理央は今度ほどそれを噛みしめたことはない。
 今までが甘やかされ、なんでも思い通りになり過ぎていただけに、こういうしっぺ返しは手痛かった。
 敦史の冷たい視線が、まだ理央の背中に突き刺さっているような気がする。
 理央は少し歩調を速め、逃れるように教室に入った。
 
 はぁぁ~。
 ここでも“遠野節”が全開ですな!
 とにかくこの心理描写の驚くべき入念さ、長さこそが遠野春日小説の華であると重ねてブログ主は主張します。
 もうこの“ぐちぐち感”がたまらないわけですよ!(笑)
 平気で5~6ページくらい、こーゆー心理描写が続いたりしますからね。

 で、今の部分で明らかになったのは、じつは理央は、自分に冷たくしてくる敦史に惹かれてしまっているという事実。
 でも、もちろん女王様ですから、そんなことはおくびにも出さず、「お前なんか相手にしない」という態度で敦史にしっぺ返しを食らわすんですな!
 そんな理央の態度に、敦史は敦史でこんな感想を抱きます。

 この一ヶ月というもの、一方的に理央に冷たくしてちょっとサディスティックな喜びさえ感じていたのが、今でははっきりとした冷戦状態に取って代わっている。
 理央はクラスメート全員に、いや、学校中のすべての人間にあの魅力的で綺麗な笑顔で接しても、敦史にだけはツンとして取り付く島もないような態度で応じるようになった。
 今まで敦史が理央にしてきたのと同じことを、今度は理央がしているわけだ。

 こいつ、意外と骨がある。

 敦史は不本意ながらもそれだけは認めるしかなかった。

 (略)

 綺麗な顔をして、風が吹いたら倒れるのではないかと心配になるほど細身なのに、理央の芯はしっかりと男っぽい。
 理央を頭から否定して嫌うことはできなかった。
 もちろん潤にしたことを許す気にはなれなかったが、あれから潤はすっかり元気を取り戻しているようだし、相変わらず理央に心酔してはいても、もう一度縒りを戻すのは諦めてしまったようだ。
 敦史の気持ちが落ち着いたのにはそんな理由もある。
 要は理央がいたいけな下級生を弄んで傷つけるようなことさえしないなら、敦史も理央と普通に付き合えるのだ。

 むしろ付き合いたい。

 確かに理央は人を惹きつけてやまない男だと思う。
 できればこんなつまらない意地の張り合いはやめたいのだが、理央は結構強情っぱりなようだった。
 おまけに敦史に対しては今までのことがあるからか、当分目も合わせてくれそうにない。
 高飛車で高慢な一面を敦史にだけ剥き出しにして見せてくれている。
 これは案外光栄なことなのかもしれなかったが、無視されて気分のいい人間はいない。
 もっとも最初に仕掛けたのは敦史のほうなのだから、完全に自業自得ではあった。

 おお、なんと2人とも結局は相手のこと好きなんじゃーん!
 というわけで、もちろんストーリー上もこのまま2人は気持ちを確かめ合って…なんてことには絶対なりません!(笑)
 そんな甘い小説を遠野春日先生が書かれるはずがなーい!
 ここから事態は急展開していくのですよ!

 なんとまあ、ここで理央は、敦史と潤の関係を知らないまま、ある理由から、一度は捨てた潤を縒りを戻そうと画策するのですよ。

 さあ、この事実を知った敦史の怒るまいことか!!!
 一度は「骨のあるヤツ」とまで評価して見直した理央が、しょせんそんな男だったのかと怒った敦史は、放課後、理央を強引に連れ出し、自宅まで連れ帰ってしまいます。
 玄関の表札を見て、ここに至って初めて敦史と潤が兄弟だと知った理央は、あわせてなぜ自分が敦史に憎まれていたか、そして今日こうして乱暴にも自宅まで“連行”されてきてしまったのか、ついに理解したのでした。
 さあ、ここからはとっても甘くて苦しいお仕置きが、女王様な理央の身に降りかかります~(笑)。

「ああんっ、あ、あ…いや、いや」

「痛いのは嫌、これも嫌か。わがままな男だな」

「あっ、あ」

 巧みに指を動かして理央を追いつめていく敦史の視線は、あくまで冷たく理央の顔に据えられたままである。
 理央は次第に硬くなっていく下半身に狼狽しながらも、一度感じ始めた快感をどうすることもできなくて、やめろと制止する代わりに悦びの喘ぎだけを発するようになる。
 敦史をほくそ笑ませるだけだとわかっていても止められない。

「んんん、んっ…う、ふっ…あ」

「俺の指が濡れてきた」

 くちゅりと、わざと理央に聞かせるように敦史が音をたてさせる。

「いやらしいやつめ。なにが俺に抱かれるのが嫌だ。あんたは実際誰でもいいんだ」

「んっ、ああ、あっ」

「こうやってこれを扱いてもらえたら、なんだっていいんだろうが」

 理央は我慢できなくなって腰を揺り動かし、顎にかけられたままの敦史の手を両手で払いのけた。
 もう頂点が近い。
 敦史に見られながら達くのは堪らなくて、両手で顔を覆った。

「ああう…うう、…あ、い、いい」

 達く、もう達ってしまう、と切羽詰まってきて、熱くなった下半身に意識を集中させた。

 じつは本作の後書き(旧リーフノベルズ版のほう)で、遠野春日先生ご自身が、「艶っぽいシーンには力を入れた」という意味のことを書かれてます。
 本作はそのお言葉どおり、濡れ場のイヤらしさ、盛り上がりについては、まったくケチのつけようのない素晴らしいものになってます。
 この2人の最初のエッチ場面も、ここからえんえん10ページぐらい続きます(笑)。
 最初は無理やり、最後には女王様な理央が泣きながら感じてしまうまで。
 冷酷な敦史に、もんのすごく恥ずかしいことをさせられたりして、屈辱でに震えて、でも身体は感じてしまって泣いてしまうんですなー!
 エロス!
 とんでもなくエロス!
 ここではどういう感じの濡れ場か見ていただきたくて、少しだけ引用させていただきましたが、後はご自身で本を買って楽しまれるといいと思います(笑)。

 というわけで、怒り狂った敦史にお仕置きされてしまった理央姫ですが(笑)、この時に勝手に撮影されたデジカメの画像を脅迫材料に、なんと敦史はこの後、理央姫の身体を好きなときに好きなようにしちゃうんです。
 で、そのたびに女王様なツンツン姿はどこへやら、ぽろぽろと涙を流しながら感じちゃう理央姫。
 うぎゃー!
 もうこのあたりはどのページめくっても、胸がキュンキュンさせられて心臓発作起こしそうです!
 また合間合間に、階段から落ちそうになった理央を、冷酷なはずの敦史が身を挺してかばっちゃったりする、いやもう定番といえば定番なんですが、とってもキュンキュンしちゃうシーンが挿入されてたりして、もう読者の側の興奮はMAXを突き抜けとんでもないことに!
 何万言を費やしてもうまく伝わらないと思いますが、ブログ主は本当に本作後半のこの胸キュンな感じが好きで好きで好きで好きで、もうたまりません!!!

 で、ですよ…。

 ここからさらにブログ主の心の中では“そして伝説へ…”的な歴史的名シーンとして心の奥に刻み込まれている、敦史と理央のラブ確認場面へと物語は雪崩れ込んでいくのですよ…!
 ああ、この場面を紹介したい!
 でも紹介したら、絶対、みなさんが読むときの楽しみが半減しちゃう!!!!

 というわけで、迷ったあげく、この歴史的名シーンは、ここではご紹介しません!
 ほんのさわりだけ言うと…。
 理央姫の取り巻きの同級生たちに、なんと理央が敦史に身体を許していることが知られてしまうのですよ。
 で、それに怒り狂った取り巻きたちは、自分たちの“堕ちた女王様”を懲らしめるべく、理央をある場所に呼び出して…。

 もうこの場面の理央姫と敦史は最高です!!!!!!!!!!
 ブログ主はもう15年近く“優等生受け”BLを読み続けてますが、その中でもBEST5に入る素晴らしい場面!
 これを読まずして“優等生受け”を語るなかれ!
 ぜひみなさんも読んでみてください~。
 そして感動を語り合おうではありませんかー(笑)。

 …で、敦史と理央と潤の三角関係じゃねーや、3Pはどうなったんだよって話ですが、もちろんお話の最後のほうできっちり登場します。
 敦史が、理央を懲らしめる一手段として、弟の潤を使うのですよ(笑)。
 で、この場面で、ノリに乗っちゃった潤と敦史は、とんでもないお仕置きを理央姫にしちゃうんですなー。
 これもまた必見。
 現実にブログ主がこんなことやられたら、たぶん本気で死ぬと思います(笑)。
 それぐらい酷いお仕置きですから~(笑)。

 はふー。
 以上だいたいのストーリーをわかっていただけましたでしょうか。
 とにかく読んでいただきたい!
 今回発売された新しい文庫版のほうでは、ほんのちょびっとですが、この2人の後日談となる番外編が新たな書き下ろしで収録されています。
 もちろんここでも理央姫はツンツン全開。
 でも最後には可愛くなっちゃってます…。

 で。

 本作が“優等生受け”の歴史的名作であることは、今回しつこく主張してきたとおりなのでありますが、さすがそれだけの力作だけあって、本作ではじつはもう一つの萌えどころがブログ主にはあったのでありました。
 どこかといえば…。
 じつは、クラスの女王様である理央姫にはライバルがいるんですよ。
 それが、理央姫を目の敵にしているクラスメイトの堀田です。
 理央姫と同じく、勉強ができて顔も綺麗でという堀田クンですが、もちろん理央の敵ではありません。
 だからこそ、逆に堀田はみんなにちやほやされる理央を目の敵にしてるんですが、普通のレベルから見れば、堀田だって凄い美少年で、頭もいい優等生なわけですよ。
 で、この堀田が、理央と対立しているというところに目を付けて、主人公・敦史に接近してくる場面があるんです。

「ねぇ」

 堀田が甘ったるい声で、ねだるように言う。

「葛西さん、恋人いる?」

「いないけど」

 敦史は堀田の執拗さに苛つきながら、短く返事をした。

「じゃあ、そろそろ溜まってない?」

「はぁ?」

 何を言い出すんだ、と敦史は呆れてしまう。
 堀田の手がさりげなく伸びてきて、机に載せていた敦史の右手の上に被さってくる。
 敦史は爬虫類に触ったときのような悪寒を感じ、反射的に手を引っ込めていた。

「僕とでよかったら気持ちいいことしない? もちろん誰にも内緒で」

「せっかくだけど」

 敦史は背中を後ろに反らせて堀田から遠ざかった。

「適当に自家発電してるから、切羽詰まってないんだ」

「そう」

 プライドの塊みたいな堀田は敦史が拒絶すると、意外とあっさり諦めた。

「まぁいいや。そのうち気が変わったら、今の話、まだ有効だと思って僕に声を掛けてくれていいですから。でも…」

 堀田は憎々しげな視線をすぐ斜め前の空席に向ける。
 そこは理央の席だ。
 もうすぐ休憩から戻ってくるだろう。

「お願いだからあいつにだけは惑わされないでくださいね。そんなことになったら、僕、がっかりしますよ」

 で、じつはこの場面、単なる脇役クンと敦史の絡みのシーンだけにもかかわらず、あさとえいり先生の美しいイラストが付けられているんです。
 ここに描かれた「プライドの塊」みたいな美少年・堀田の、なんとも高慢そうで優等生そうな顔の、ブログ主の心をそそるまいことか!!!!
 7年前にリーフノベルズ版で読んだときから、この堀田にはブログ主の“優等生スキー”な心が疼いてしょうがなかったんですが、誰か同じ気持ちになった人はいませんか!(笑)
 あー、この堀田が泣かされるところがみたい!
 ライバルを追い落とすために自分の身体を使ったはいいけど、エロいことさせられて思わず泣いちゃうところがみたい!
 ハァハァしてしまいますよ、ブログ主は(笑)。
 ぜひ本書を読まれた方で、ブログ主に共感してくださる方は、お便りお待ちしています!

 それにしても何度も書いてますが…。
 遠野春日先生、たまには新作で学園ものを書いてくださらないかなぁ…。

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