ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]ぶらり離島逮捕の旅…道連れは捕まった犯人と、眼鏡でマジメでちょっとヌケてる優等生刑事! 『花音DX』で連載中…中村明日美子『あなたのためならどこまでも』


Category: レビュー 雑誌   Tags: 受け-眼鏡  受け-真面目・カタブツ  特徴-社会人  
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(2008/06/30)
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 忙しい忙しいと言ってブログの更新をサボっている間に、いくつか“優等生受け”BLの連載ものが始まってますね。
 …連載など長いマンガは、レビューを書くのも時間がかかるので、ついつい後回しにしちゃうんですよね。
 情けないことですが(涙)。

 早くレビュー書かなきゃと気ばかり焦っていたこの作品、中村明日美子先生のシリーズ連載『あなたのためならどこまでも』をご紹介いたしましょう!

 …って、絶対他のブログさんとかでいっぱい紹介されてるよなぁ。
 いま一番注目されてるマンガ家さんの最新作で、しかも文句なしに面白いわけですからね…。
 屋上屋を重ねるようなレビューになりそうですが、“優等生受け”スキーな視点から、頑張ってストーリーをご紹介したく思います。

ラブテク 20 天敵特集 (20) (花音コミックス)ラブテク 20 天敵特集 (20) (花音コミックス)
(2007/11/29)
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 現在は『花音DX』で連載されている本作ですが、じつは第一回は、花音系のBLアンソロジーとして書籍扱いで発行されていた『ラブテク』の最終号(vol.20)に掲載されていました。
 『ラブテク』が発展的に解消されて『花音DX』ができた経緯を考えれば、不思議ではありませんが、雑誌扱いで発売されている『花音DX』で、この『あなどこ』シリーズを初めて知った人は、シリーズの第一話を読みたいと思っても、『ラブテク』はすでに売られてませんし、ちょっと不便ですね。
 そこで今回は、その第一話を中心にご紹介しようと思います。

 『ラブテク』のvol.20は「天敵(ライバル)特集」号でした。

「ぶらり離島逮捕の旅」

 こんなアオリ文句が冒頭に書かれているとおり、最初のシーンは何にもない離島の小さな港の埠頭の上で、手錠をした2人組が立ちすくんでいるところから始まります。

「14時32分 七海洋一を確保しました。本日中に署へ連行します。はい。はい。え…? すみません、電波が悪くて…。もしもし? もしもし?」

 携帯電話を使って、“犯人逮捕”を本部へ報告しているのが、主人公(受)の刑事・高千穂巧(たかちほ・たくみ)です。
 高千穂の腕に手錠で繋がれているのが、たったいま逮捕されたばかりの容疑者・七海洋一(ななみ・よういち=攻めキャラ)です。
 お話しは、この携帯さえまともに繋がらないような離島から、東京まで七海を連行していかねばならない高千穂と、いったい何を考えているのかよくわからない容疑者・七海との“珍道中”を描くものになっています。

 で、これのどこがいったいBLなのかといえば、謎の男・七海が、眼鏡でお堅いけどちょっとヌケたところのある優等生刑事・高千穂に、さまざまな“チョッカイ”をかけるんですよ。
 それにいちいち高千穂が真っ赤になったり怒ったりして過剰反応を返すわけです。
 しかも2人はずっと手錠で繋がったままというシチュエーション。
 刑事と犯人でしかないはずの2人が、何の因果か同じ道行きをすることになり、越えてはならぬ壁を危うく越えそうになってしまう――そんなドキドキ感が本作を読む醍醐味だと言えましょう!

 今読み返すと、『ラブテク』掲載の第一回は、たった10ページのショートBLなんですね~。
 うーん、もっと長いマンガだと思いこんでました。
 それだけ中身が濃く詰まってるってことだと思いますが…。

 ストーリー紹介に戻りましょう。
 先ほどの冒頭場面で、1年がかりで追っていた犯人・七海をついに逮捕した高千穂は、週に1度しか来ない本土へのフェリーで七海を護送することにします。
 折しも今日の夜は、フェリーがこの離島に来る日なのです。
 この1年、高千穂は七海に裏をかかれ続けて来ました。
 尾行すればあっという間にまかれ、その行く先を追いかけてみれば、こんな地の果てのような離島まで来ていたというわけ。
 ついに逮捕にこぎ着けたはいいものの、そんな七海に油断は禁物と、高千穂は一瞬たりとも気を緩めません。
 童顔なのに、大人っぽく見せようとしているのか、似合わないオールバックの髪型に細い眼鏡をかけて、何というかイメージだけは『相棒』の水谷豊な感じになってる高千穂ですが(笑)、実際は優等生なくせにどこかヌケていて、フェリーを待つ間も、七海のペースに巻き込まれてばかりです。
 とゆーか、このぬぼーっとしていてちょっと無精ヒゲなんか生やしちゃってる七海という男が、どうにも食えない感じなのですな!

「ネー、腹へんないスか? メシ食いましょーよ。シャバのメシさいごなんだし」

 手錠で手を繋ぎ合ったまま港の近くの定食屋に入った2人を見て、地元の人たちは「きっとホモよ…」なんて後ろ指を指してます(笑)。

「ば、罰ゲームなんです!」

 そう言って慌てて弁解する高千穂ですが、地元の人たちには理解されず(笑)。
 ため息をつくと、まずそうにご飯をかき込みます。

「やなら外しゃいーのに」

「丸々一年お前にはりついてたんだぞ。ここで逃がしてたまるか」

「うふふ。愛されてるなァ 俺。ヨーシ、お返しだ、はい、あーーん」

「いらん!(怒)」

 完全に七海のペースで進んでるわけですよ(笑)。
 また、こんな場面もあります。

「高千穂さん、おしっこしたい」

「我慢しろ」

「エーー!」

「俺も我慢してるんだ、我慢しろ」

「エ、じゃー2人でいっしょにしましょーよ」

「我慢しろと言ったんだ!」

「いーじゃないスか、べつにそんな。意識するほうがヘンだって。コドモんとき、よくやったじゃないスか。しっこのとばし合いみたいなの」

「俺はやってないよ、そんなこと!(怒)」

 でも結局岸壁に並んで連れションする2人(笑)。

(…じょろー)

「こっち見たら殺す。射殺する」

「ハイハイ」


 融通がきかない真面目っ子・高千穂と、それをいいようにあしらう七海。
 ホントに“珍道中”なんですな、これが(笑)。

 で、夕方になりいよいよやってくるフェリーを待つため、2人は手錠でつながったまま港の待合室に向かいます。
 ベンチに座って船を待つ2人。
 ここで、ラブい事件が起こるわけですな!
 七海がいきなり高千穂にキスするんですよ!

「なん…お前、なにす…」

「いいじゃないスか。もうしばらく会えなくなるんだから」

「だ…誰か来る」

「じゃあトイレ入りましょう」

「そういう問題じゃ…」

 連行されるという目的のために、嫌でも一緒にいないといけない2人。
 その旅が終われば、2人は強制的に離ればなれになるわけです。
 でも、今は手錠で繋がれていて、しかもその前の1年あまり、2人は追って追われる関係だったわけで、もう他人とは言えないほど2人はお互いを深く知ってしまってるんですね。
 「東京に戻ったら、もうしばらく会えなくなる」――そう言われた高千穂は、刑事としては絶対にやってはいけないことなのに、エッチなことをするために一緒にトイレに入ることを承諾してしまうのでした。
 うーん、なんたるボーイズラブ!

「あんま声出すと、聞こえちゃうよ」

「………お…まえ、こんなことして…あっ」

「ホラ、しー、しずかに」


 このへんで高千穂はすでにスーツを半分脱がされていろんなところをヌルヌルにされちゃってます。

「こ、公務執行妨害と、わ、わいせつ罪で訴え…訴えてやる! あっ」

「俺がムショに入っても接見とか来てくださいね」

「い、行く行く、行くから、そ…やめ…」(もう泣きそう)

「イクイクってやらしいなァ」

「あっ…は…」


 で、エロも盛り上がって、さあどんなエンディングが…! というところで最終ページ、乳繰り合いに夢中になった2人を横目に、「ポン ポン ポン」という蒸気の音を漏らしながら、フェリーがゆっくりと港を離れていくシーンが描かれます(笑)。

「…そ、そのフェリー乗りますっ!!」

「わ ちょっと 高千穂さ…、もーいいじゃないスか、次で」

「次は一週間後だろ!(怒)」


 これでチャンチャン(笑)という終わり方なんですが、これが第一話だったんですなー。
 言うまでもなく本ブログ的には、優等生でルックスは水谷豊チックなのにちょっと間抜けな刑事・高千穂が、謎の男・七海にほだされて「あんあん」言わされちゃってるクライマックスシーンが、最大の読みどころだったわけですが、たった10ページのマンガが、なぜかくも濃密な記憶を読者に残してくれるのか。

 本作が、“優等生受け”としてとっても優れているのは、その基本に忠実だからだとブログ主は思うわけですよ。

 真面目で堅物な高千穂は、1年間追い続けてやっと捕まえた男・七海にキスされてほだされちゃって最後はメロメロにさせられてるわけですが、ここまで七海はずーっと高千穂に気のあるようなことを言いつつ、実際には優等生だけどちょっとヌケてる高千穂のことをいいようにあしらってる風に描かれてます。
 そんな“悪い男”の甘い言葉にほだされちゃって、うっかり身を任せちゃう高千穂は、これぞ“優等生受け”BLにおける受けキャラの一典型なんですなー!
 で、この場合のストーリーのキモは、優等生を虜にしちゃう“悪い男”が本当に優等生クンのことを好きなのかどうかが最後までわからない…! というところにあるわけです。
 本作でも、第一話では最後まで七海は調子のいい男のままで、真剣な本心というのを見せることなく終わっているわけです。
 だからもう、われわれ“優等生スキー”はヤキモキしてしまうわけですよ!
「七海は本当に高千穂のことを好きなの!? 単に自分が逃げるために利用しようと思ってるだけなの!?」と(笑)。
 「あんあん」喘いじゃう高千穂が、真面目な優等生のお色気満載な可愛いキャラなだけに尚更なのですよ。

 そして本作は、『花音DX』に場所を移して掲載されたその後の3作でも、例外なくこのヤキモキ感を読者に味合わせてくれます。
 ストーリーは、本当に毎回同じなんです(笑)。
 舞台が離島からだんだんと東京に近づいていくだけで、毎回、何かトラブルが起きて2人は足止めを食っちゃって、そこで七海が高千穂に「これで最後なんだから…」とか囁いてエロいことをしちゃうんだけど、本庁から電話が入ったり、猿に襲われたり(笑)、なんだかんだで邪魔が入って、結局2人は最後までは至らない、という。
 なんじゃそれ、ワンパターンな話だな、などと見当違いなことを思うなかれ!
 その中で毎回、微妙に2人の距離が縮まっていくところが読みどころなわけですよ。
 たまに、七海が真剣な顔で高千穂に迫ったりして、読者は「あっ! やっぱり七海は高千穂のこと本気で好きなんだ!」と安心したり、はたまた何か裏のあるような態度で七海が高千穂に接しているのを見ては、「ああっ! やっぱり七海は高千穂のことを利用しようとしてるだけなんだ!」と悲しんだり、もうとにかく毎回ヤキモキさせられっぱなしです。
 この手腕の鮮やかさ!
 中村明日美子先生は本当に天才だなぁと感服してしまうわけですよ。

 で、最新号の『花音DX』vol.5では、ストーリーが急展開しています。
 超胸キュン!
 でも次号のvol.6では一回お休み。
 次回登場は『花音DX』のvol.7だそうです。

 ブログ主が初めて『デスノート』を読んだときに、人を殺しまくっちゃう月を見て、「うわー、作者はこの主人公をどうするつもりなんだろ…」と思いましたが、本作『あなどこ』シリーズでも、気になるのは、悪事を働いて逮捕されるまでになってしまった七海というキャラを、どうやってハッピーエンドに持って行くかというところですね~(笑)。
 どんなにいい男でも高千穂がメロメロになっていても、やっぱり犯罪者は犯罪者という部分もあるわけで(笑)、無条件で高千穂とくっつくことがあるのかしらんと思ってしまいます。
 ブログ主の予想としては、まあよくありがちですが、じつは勘違いで犯罪やってなかった、ちゃんちゃん♪というオチを予想してますが、さてそのあたりはどうなっていくのでしょうか。
 でも、犯罪者なのに心が傾いていくのを抑えられない…! というところに、本作の“優等生受け”としての面白さがあるのもまた然りなんですが。
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