ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]「20歳で童貞なんてふつうでショ?」な家庭教師が年下生徒と… 吉野ルカ『こんな恋も悪くない』より、『花はまだつぼみの季節』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-真面目・カタブツ  特徴-年下攻め  ●ヤ行-吉野ルカ  
こんな恋も悪くない (ダイヤモンドコミックス)こんな恋も悪くない (ダイヤモンドコミックス)
(2008/04/17)
吉野 ルカ

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 もうルンルン♪
 ルンルンすぎて花の子ルンルン♪(古)
 GWですなー!
 昨日まで馬車馬のごとく資本家どもにこき使われていたブログ主ですが、晴れて自由の身!
 
 なのに…。
 なーのーにー。
 4月下旬のBL新刊は“優等生受け”的には超不作で、レビューを書きたい新刊があんまりないんですなー!
 なんという巡り合わせの悪さ…。
 なので、GW中は“珠玉の一冊”中心に更新していこうと思うブログ主でありますが、まずは新刊の中から、もっともちーけんの心が引きよせられた一作をご紹介いたしましょう~。
 吉野ルカ先生の最新刊『こんな恋も悪くない』より、『花はまだつぼみの季節』です!

 じつはこのコミックス、合計8本の短編マンガが収められていて、そのほぼ全編に“優等生受け”の心が流れてます。
 吉野ルカ先生がそう意識されているかどうかはまったく別問題として、もうどのページを開けても優等生の匂いがふわっと漂ってくるのです~(笑)。
 仕事や勉強に一生懸命頑張っているけれど、自分に自信がなく、「僕なんか…えへへへ」と一歩引いてしまうような主人公がこの本には満載!
 吉野ルカ先生の別の本のレビューにも書きましたが、ちーけんは本っっっ当にこの作家さんが好きなのですよ。
 正直、バリバリの人気作家さんではないと思いますし、コミックスの後書きで先生ご自身が「地味作家」なんて自称されているくらいですが(!)、ちーけんには不当な評価としか思えませ~ん!

 BL作家には、恋愛の心理的な部分を丁寧に書き込む作家さんと、それ以外の部分、例えばサラリーマンものだったら、主人公が手がける巨大ビジネスの息詰まる攻防とか、アラブの王様ものだったら、クーデターが起きて主人公が王宮を追われつつ再起するまでとか、山あり谷ありで波瀾万丈な活劇の部分を書き込む作家さんとの2タイプに分かれると思いますが、吉野ルカ先生は前者の代表例。
 しかもかなりの実力の持ち主です。
 ある意味少女マンガテイストな、主人公が恋にぐちぐち悩んで最後に幸せになっちゃうようなマンガが好きな方は、ぜひ読んでみていただきたいものです…!

 というわけで、収録作の中でどれをご紹介してもよかったんですが、吉野ルカ先生といえばサラリーマンものの印象が強いなか、今回は珍しく(?)描かれている学生ものを取り上げてみようと思った次第です(コミックスの残り7本はすべてリーマンものです)。
 ちなみに、吉野ルカ先生の学園ものというと、たしかまだコミックス未収録だと思うんですが、花音系のアンソロジーに掲載されたとんでもなく素晴らしい高校生ものがあります。
 “優等生受け”じゃないのでなかなかご紹介する機会がないんですが…。

 えー、毎度前置きが長くて申し訳ないんですが、それではストーリー紹介に入りましょう!

 主人公(攻)・信也は無気力な高校3年生。
 裕福な家庭に育ち、とくに不満があるわけでもありませんが、「いい大学に行け」という両親に従うでもなく、反発するでもなく、堂々とした体格と整った外見を持て余すかのように、やる気のない毎日を送っています。
 そこに突然現れたのが、信也が進学しろと言われている大学の現役学生だという家庭教師、五月緑(さつき・みどり)でした。

 緑は、吉野ルカ先生の描く典型的な受けキャラと言いますか、ちょっとだけぽやぽやしてて善良そうで笑顔が可愛い青年です。
 登場シーンでも、信也にあんまり歓迎されていない雰囲気を察知した緑は、ちょっと赤面しつつ“汗マーク”なんか飛ばしちゃって、焦っている感じに描かれてますが、あまりに善良すぎて「本当に悪い子供なんかいない! この信也くんだって、真っ正面からぶつかれば絶対に心を開いてくれるはず!」みたいにきっと思いこんでるんだろうなぁ…というのがありありとわかるふうに描かれていて、なんというかもう可愛くて魅力いっぱいの受けキャラになってます(照れ)。←俺が照れてどーする

 読者にさえそう思わせる緑の魅力が、もちろん信也に伝わらないわけがありません(笑)。

(へえ、かわいいじゃん…)

 心の中でそう呟いて、信也は緑を2階の自室に通しますが、とりあえずは牽制するように緑に言います。

「…ねぇ先生、オヤはあんなこと言ってたけど、受かりゃしねぇって。先生の大学にはさ。だいたい俺、おベンキョなんてしたことな……って先生!? 何やってんだ!?」

 にぱっと明るくて善良そうで、そのぶん天然で人の話なんかあんまり聞いてなさそうな緑は(笑)、信也の言葉をスルーして、勝手に部屋の中を探索してたのです。

「あ…いやエロ本でも見つけて軽く男同士の会話で緊張を解きほぐそうかと…思った…の…だけど…」

 緑の言葉が尻すぼみになっているのは、信也のベッドの下から見つかったのが、普通のエロ本ではなく“ゲイ雑誌”だったからです(笑)。
 いやー、たぶんちーけんのつたない紹介を読んでいるだけではまったく伝わらないと思いますが、ここからの何ページかが、もうですね、とてつもなく“優等生受け”的には萌える場面になってるんですよ。

 まず、年下の高校生と親睦を深めるのに「エロ本でも見つけて男同士の会話で緊張を解きほぐ」せると思いこんでる、この頭でっかちなウブさ(笑)。
 本作の信也はいかんせん無気力高校生ですから、緑に隠していた“ゲイ雑誌”を見つかっても堂々と対応してるんですが、普通の高校生はそんなセンシティブな話題を親しくない年上の人間に振られたら、完全に引きますからねぇ。
 なのに、「真っ正面から話せばみんな友達になれる!」みたいな善良さを全面に押し出して、いきなり生徒の部屋を家探ししてエロ本を見つけようとする緑の世慣れなさ…。
 萌えるわー(笑)。

 で、この次の場面。
 緑は見つけてしまった“ゲイ雑誌”を思わず開いて読んでしまいます。
 まったく自分には未知の世界を垣間見て、「むはー」とか驚きながら顔を赤らめて夢中になって読んじゃうんですね。
 このシーンが可愛いんですわ~。
 伝わらないかなぁ!
 頼まれて家庭教師に来た“いい子ちゃん”な大学生が、こんなことしちゃうんです!
 なんというか、清らかな天使が下界に降りて初めて目にした性的なものから「見てはいけない」と目をそらしつつ、ちょこっと横目で見ちゃうような…。
 で、そんな天使ちゃんが周りに誰もいないのを確認して、ちょっとエロ本を読んでみちゃったりするわけですが、それまでは周囲を警戒していたのに、つい夢中になって無防備さをさらけだしちゃったりするという。
 それがまさにこのシーン!
 エロ~。
 いや、べつにこの場面、全然エロいシーンではないんですが、ちーけん的にはエロス!
 もちろん(?)、信也もちょっとクラリと来てしまいます。
 ベッドの下に“ゲイ雑誌”を隠していたくらいですから、もちろん信也は男もイケるクチなのです。

 夢中で雑誌を読み続ける緑の横に座ると、頭を撫でてあげながら(緑のほうが年上なのに!)、誘っちゃいます。

「先生どう? 試してみる?」

「え!? いやいやいやいやいや、好きとかなんとか大切なことすっとばして試すも何も!」

「とりあえずは気持ちよけりゃいいじゃん。愛がなきゃやっちゃダメとか言う?」

「…だめでしょ?」

「あははは。先生まじめなんだぁ」

「普通だよ~」

 ここの会話もいいでしょー(笑)。
 エロいこと誘われて、でも「そういうのは好き同士じゃないとダメ!」と断るという。
 で、この場面で大切なのは、誘われてる緑が全然危機感とかなくて、相変わらずにぱっと明るくて、「え、そんなのダメなの当然じゃん」ぐらいの、もう心の底から染みついている常識さというか真面目さで信也の誘いを断っちゃうところです(笑)。
 はぁぁああ~、優等生~~(笑)。
 「年上なのに可愛い」と緑のことを思ってしまった信也も、そんな緑には手が出せないのですな!

 さて、すっかり緑の性格にペースを乱された信也は、週2回の勉強日がだんだん楽しみになり、勉強にも力を入れ始めます。
 緑もそんな信也が可愛くて、熱心に家庭教師に励むのです。
 だんだん親密になる2人…。
 ぐふ。
 ぐふふ。
 ぐふふふ…。
 いやー、こう書いてても萌える展開ですなぁ(笑)。

「信也君、順位上がったって? さっき下でお母さんに……あっ、ごめん! き、着替え中とは!」

「いいよ別に男なんだし。何そのオタクっぽいリアクション(笑)」

 で、いよいよ出てくるわけですよ。
 緑が年下で生徒でもある信也を男として認識しちゃうシーンが!
 今の場面、会話だけ見るとわかりませんが、一瞬、緑は信也のたくましいカラダに目を奪われてしまってます。
 ボーッとしちゃって(笑)。
 優等生がなんかドキドキしちゃってるわけですよっ!
 そんな緑に、勉強が始まると信也がこんなことを聞いてきます。

「…そういえば先生、ずっと聞くまでもないと思ってたけど、恋人は?」

「いないよ? …なんだよ、聞くまでもないって(怒)」

「…じゃ何、まだ童貞? その年でぇ?」

「うん? まだハタチだよ? …なんかねぇ、好きになればなるほど、フラれるかもと思ってこわくて告白できなくてさ」

「そっかぁ。なんか…先生、かわいいな」

 信也から「かわいいな」と言われて、ちょっと赤くなってる緑。
 信也のほうも、そんな緑を優しそうな目で見つめてます。
 そして…。
 いよいよ夏休みの受験勉強の勝負時を迎え、連日勉強に励む緑と信也。
 信也の両親が軽井沢の別荘に行ってしまって2人きりの家の中で、ついにコトが起きてしまうわけです。

 で!

 本ブログ読者のみなさんもここからの目くるめく官能シーンの紹介を楽しみにされていると思うのですが!

 なんとここからはセリフがほとんどなくて、ご紹介のしようがないのですぅ~(笑)。
 なんとか情景を描写しますれば、こんな感じ。

 一緒に勉強していて、緑の汗の匂いにクラリとしてしまった信也が、突然、緑の首筋にキスをするところから、一連のシーンは始まります。
 その瞬間、真っ赤になってキスされた場所を押さえる緑を抱きしめてベッドに雪崩れ込む信也。
 さっき自分で告白していたとおり、性的な経験がない緑は、嵐に巻き込まれたかのように呆然としつつ、信也にカラダをまさぐられて「あっ――」と感じてしまうのです。
 ここでほとんどセリフがないまま描かれる一連のシーンが、いやもう美しくてエロいのですよ~。
 ほんとみんなに見せてあげたいくらい…。

 さて、これで2人は結ばれてめでたしめでたし…と思いましたか?

 残念!(波田陽区風に)

 我に返った緑は信也を押し戻し、そのまま部屋を走り出てしまうのです。
 そのまま家庭教師を辞めてしまう緑。
 さあ、2人はどうなってしまうの! というところで恒例となっておりますが、後はご自分でコミックスを購入してください(笑)。

 さて、ブログ主がどれだけ吉野ルカ先生のマンガを好きかは伝わったと思いますが(笑)、本コミックスの残りの7作も、ホントのホントにオススメです。
 表題作の『こんな恋も悪くない』は、会社でバリバリ働く眼鏡なエリートサラリーマンが主人公(受)。
 ふだんはツンツンしてますが、優等生な彼が、恋人であるフリーのデザイナーの前でだけ見せる優しい面やちょっとドジッ子なところ、そんなところにもう萌え萌え萌え萌えできちゃう一作です。

 『君は知らない』は、課長が好きで仕事を頑張ってる先輩社員が主人公の受けキャラ。
 このマンガも本当に萌えます。
 後輩にその秘密を知られ、「カラダだけ慰め合いましょうよ」とばかりに週末にはホテルで落ち合う関係を結ぶ主人公ですが…というお話し。
 この受けキャラが、もう壮絶に可愛いのですよ。
 あーうー。

 『ためらい』の主人公は、会社でもトップの業績を誇るクールビューティな営業マンが主人公(受)。
 攻めキャラの後輩社員は男らしいタイプのキャラですが、じつはこの先輩のことが好きなのです。
 問題なのは、どうも先輩のほうも自分の思いに気付いてるっぽくて、しかも誘っても拒まないんじゃ…という雰囲気を漂わせていること!
 一緒の出張に来たこの日、意を決して後輩クンはクールビューティを誘ってみるのです。
 で、ですよ!
 なんと仕事もバリバリ、女性にもモテるこの先輩社員は、ベッドの中で泣きそうな顔でこう告白するのです。

「俺…男が初めてどころか…誰ともまだ…この年で…」

 ぐはぁぁああああっ!
 いやじつは、今回のレビュー、よほどこっちのマンガを紹介しようかと思ったくらい、ちーけん、このマンガにはやられました!
 美人で仕事もできるバリバリエリートが、後輩に抱かれてこんな告白を…!!
 ぐはっ!
 ぐはっ!!!
 ぐはぁぁああっtっつ!!(吐血)

 あと2本、交番のおまわりさん×ストーカーに悩む大学生なマンガと、攻めとあんまりデートしたりセックスしたりしたら自分は飽きられて捨てられるんじゃないか…と悩む受けキャラが可愛いマンガも載ってます。

 最初にも書きましたが、仕事や勉強に一生懸命頑張っているけれど、自分に自信がなく、「僕なんか…えへへへ」と一歩引いてしまうような主人公がこの本には満載されてるのですよ!
 なんという正統派“優等生受け”!
 吉野ルカ先生のマンガは、まだまだコミックスに入ってないのがたくさんあるはず。
 世のBL編集者は、昔の名作BLの新装版ばっかり作ってるヒマがあったら、こっちを先にやってほしいものですな!
 プンプン!(さとう珠緒風に)
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Comments

はじめまして。 
乱菊さんのところから飛んでまいりました。
月読と申します。
はじめてのところでついコメントを入れさせて頂いておりますのは、「吉野ルカ」のレビューに惹かれたからなのであります。
ワタシも「吉野ルカ」はものそく好きでして♪
けれど、彼女ご自分でも仰るとおり、派手なBL業界にあっては大変ジミな作風で、バンバンコミックスが出ると言うわけでもないので非常に残念です。
今度のコミックスも良作揃いでしたね。
「花はまだつぼみの季節」での「緑」のなんとも爽やかなエロさというのは、仰るとおり彼が自分自身が性的な対象になるとは微塵も思わない無防備にあるのでしょうね。ステキにきゅーんとしちゃう作品ですよね♪

 
 
月読さん、はじめまして!
乱菊さんのところからとは、これまた遠路はるばるありがとうございます(笑)。
…なんていう挨拶もほどほどに……おお、同志!(><)

いいですよね、吉野ルカ先生!
地味ですよね、残念ですけれど。
吉野ルカ先生のマンガの中で、絶対に大事件とか起きそうにないですもんね(笑)。
あれがいいんだけどなぁ~。

「自分自身が性的な対象になるとは思わない無防備さ」とは、これまた的確な寸評ですねー!
私は“優等生受け”BLが大好きなのですが、いただいたこの言葉、すごく“優等生受け”の一本質をも捉えているような…。

また機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください(^^)
 

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