ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]生徒会副会長×会長――嫌いあう2人がいつしか… 鈴木あみ『礼拝堂の淫らな遊び』


Category: レビュー 小説単行本   Tags: 受け-生徒会長・委員長  特徴-高校生  ●サ行-鈴木あみ  
礼拝堂の淫らな遊び (プリズム文庫 sa- 1)礼拝堂の淫らな遊び (プリズム文庫 sa- 1)
(2008/03/22)
鈴木あみ

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 最近は昔のBL作品が復刻され、新装版として出版されることがとても多く、ちょっとしたブームのようになってますが、じつは鈴木あみ先生の作品が一番多く復刊されてるんじゃないでしょーか?
 べつにちゃんと数えたわけじゃないんですが、毎月1冊ぐらいのペースで、鈴木あみ先生の昔の作品が復活しているような気がします。

 でも、昔ある程度売れた実績のあるBL本を「出し直せば一定の売り上げが見込めるから」という安易な理由でどしどし新装版にしている現状は、確実にBL業界の足腰を弱めますよね!
 だって、この数ヶ月のコミックスやノベルズのラインナップを見ればわかりますけど、新装版以外でも新刊として発売されるのは、実績のあるビッグネームばかり…。
 「あ、こんな作家さんの本がが出たんだ!」と驚かされることがほとんどありません。
 大洋図書の『Hertz』レーベルぐらいでしょー、新人作家さんの本でもバシバシ出してくれるのは。
 過去の売れた本の再刊なんて縮小再生産を繰り返していると、ファンはあっという間にBL本から離れていくような気がします。
 うわーん、心配だよー。

 ――などと思いっきり、最近の“新装版ブーム”を批判しておきながら、やっぱり鈴木あみ先生の本が復刊するとブログ主は嬉しかったりします。
 掛け値なく質の高い作品が多いから…。

 “優等生受け”じゃないけれど、『東京あまとりあ』(上・下)、『プリンセス・メイク・ビリーブ』(新装版で出てます)などは、本当にもう、ちーけんの心の記念碑的作品ですよ!
 …両方とも女装少年受けだけど(笑)。

 でも、鈴木あみ先生の作品は、『この○○がすごい!』的なBL本ガイドで評価の高いタイプではありません。
 どちらかというと、BL本批評サイトなどでは「他愛もない話」とか「ストーリーが都合よすぎ」とか言われてしまう、例えば水島忍先生や森本あき先生などと同じタイプの作家さんです。
 でも、いま名前を出した他の先生方と同じく、読者の胸をキュンキュンさせることについては、もう圧倒的な力を持っておられます。
 これはもはや職人芸。
 作曲家でいえば、すぎやまこういち、小林亜星、服部克久、いずみたく…。
 レコード会社やCM撮影のための依頼に次から次へと応えて名曲を量産していくタイプ。
 最近の“新装版ブーム”で次々と著書が復刊されるのも当然の結果といえましょう!

 そんな鈴木あみ先生の最新刊『礼拝堂の淫らな遊び』が出たので、早速ご紹介いたします~。
 これは復刻などではなく、完全な新作ですので念のため。
 ハッキリした“優等生受け”を書かれることが少ない作家さんなので、本が出る前に公式サイトであらすじを見て嬉しいやら驚くやらでした。

 BL黎明期である『キャプテン翼』パロの昔から、腐女子といえば、お互いのために自分の命を投げ出してもいい! という少年同士の関係性に“萌え”を感じてきたものですよね。
 キャプ翼の若島津健×日向小次郎しかり、サムライトルーパーしかり…。
 最近でいえば、おお振りのアベミハだって、コードギアスのスザルルだって、みんなそう。
 中でも特に“萌え”を感じるのが、もともとは嫌いあっている2人が、強制的に助け合わないとならない関係に置かれ、いやいや協力していくうちに、いつしかお互いが無二の存在になってしまう――なんて関係性じゃないでしょーか。
 少なくとも、ちーけんはそうです(笑)。
 ほら、“優等生受け”ってもともとそういう要素がありますから。
 学校で一番悪い不良の勉強の面倒をみてあげないといけなくなった優等生とか。
 ううむ、萌えるわ~(笑)。

 今回の鈴木あみ先生の新作『礼拝堂の淫らな遊び』は、じつはそんな一作なのです。
 主人公2人が“嫌でも一緒にいないといけない関係”に自らの意に反して置かれてしまい、いつしか恋に落ちてしまうという…。
 違うのは、学校のカリスマ×ちょっと無理してる優等生というところかな?
 ストーリーの舞台は、貴族的な雰囲気のある高校、誠信学園。
 主人公(受)の仁木清春(にき・きよはる)は、卒業生に女装して花束を渡す“誠信クイーン”にも選ばれた、繊細な美貌を持つ優等生です。
 清春が高1のころから一方的にライバル視してきたのが、同学年の深芳野慶一(みよしの・けいいち)でした。
 深芳野は成績でもなんでも、順位なんかどうでもいいという顔をしつつ、つねに成績はトップクラス。
 怜悧な美貌のおかげで周囲から勝手に「賢そうに見える」と言われるわりに、じつは懸命に勉強して必死で上位の成績を保っているだけの“優等生”清春は、深芳野に一度も勝ったことがありません。

 物語は、この2人が誠信学園の次期「生徒会副会長」の座を選挙で争う場面から始まります。

 なぜ「生徒会長」ではなく副会長をめぐっての争いなのでしょう?
 じつは誠信学園では、伝統的に全校生徒の投票で選ばれるのは生徒会副会長の座だけなのです。
 そして、学園のトップに立つ生徒会長については、選挙で選ばれた副会長が「自分が絶対の忠誠を誓える人物」を選ぶことになっていました。

「212票対192票で、本年度誠信学園生徒会副会長は、深芳野慶一君に決定いたしました…!」

(負けた…!)

 生徒たちの拍手や歓声の渦巻く中、司会に迎えられ、深芳野が演壇に立つ。

「投票してくれたみなさん、どうもありがとう。ご期待に添えるよう、精一杯頑張ります」

 マイクに向かってそう演説し、清春のほうを振り向いた。

「そして今日まで一緒に戦ってきた、仁木清春君にも盛大な拍手を!」

(えっ)

 深芳野が手を広げて清春を待ち受ける。
 正直、嫌みだと思う。その証拠にちらりと向けられた目は、眼鏡の向こうで一瞬意地悪くすがめられた気がする。

(くそう…頭に黒板消しでもぶつけてやろうか)

 ライバル視してきた深芳野に選挙で敗れ、一敗地にまみれた清春。
 ところが深芳野は、それに追い打ちをかけるように、「仁木清春君にも盛大な拍手を!」などと白々しいことを言い、全校生徒からやんやの喝采を受けるのでした。
 屈辱に震える清春。
 その心中を想像すると、“優等生受け”スキーとしてはたまらないものがありますなー!(笑)
 しかも清春は、この場面で、その美貌を一片たりとも崩すことなく、席から立ち上がるとにこやかに応対するのです。
 うわー、この“無理してる感”が優等生らしくてゾクゾクしちゃいますよ(笑)。

「おめでとう」

 そして白皙の美貌にさわやかな笑みをつくってみせる。

「おまえならきっとすばらしい生徒会をつくってくれると信じているよ」

「ありがとう。君の健闘もすばらしかった」

 深芳野もまたそうさわやかそうに微笑い返してくる。高校生のくせに、改まった席では相手を「君」と呼ぶ。そんな気障なセリフさえさまになっているのが、清春にはますます腹立たしかった。

 いいですね、清春が深芳野を嫌っている様子がよく描かれていて(笑)。
 堂々とした体躯に高校生離れして落ち着いた態度。
 “優等生”の地位を必死で守っている清春と違い、深芳野は本当の“天才少年”として作中描かれてます。
 そんな深芳野が、自分のことをいつもバカにしている気がして、清春は我慢がならないわけですね。

 こうして本作は、清春と深芳野というライバル2人の関係を中心に据えお話しが進められていくわけなのですが、そこは鈴木あみ先生、それだけではなく、ちょっとしたミステリー要素を味付けされています。
 貴族的なお坊ちゃん学校と世間で思われている誠信学園ですが、じつは最近、破廉恥なスキャンダルの存在が噂されるようになっていました。
 校内で一部の生徒が“売春組織”を作り、利益を上げているのではないかというのです。
 美貌の清春が“売春組織”の手先と思われる生徒に襲われそうになったり、2人は否応なくこの“謎解き”に巻き込まれていきます。
 その中で、じつは清春が先祖代々の“特殊な力”の持ち主であることが明らかになったりして、ストーリーにはミステリーだけでなくファンタジー風味まで加わり、2人が協力して“売春組織”の正体を突き止めるクライマックスに向けて盛り上がっていくわけです。
 本作は、公式サイトのあらすじや本の裏表紙のあらすじを読むと、普通の学園ものに見えますが、じつはこのようなミステリー要素や、“特殊な力”つまり超能力まで登場するファンタジーものにもなっています。
 そーゆーのが苦手な人は読むのをやめたほうがいいかもしれませんが、最初に書いたとおり、鈴木あみ先生といえば名うての胸キュン名人。
 本作でも、あくまでミステリーやファンタジーの要素は、本筋である2人の恋物語を盛り上げるためだけに使われており、ラブストーリーと関係ない謎解きがえんえん続くようなつまらないことには一切なりません。

 で、本筋である2人のラブストーリーに話を戻しましょう!

 見事、生徒会副会長に選ばれた深芳野が誰を「生徒会長」に選ぶのか、校内の興味はその一点に注がれました。
 そして――。
 BL小説ですから当然ですが(笑)、深芳野は選挙で自分に負けた清春を、自分の「生徒会長」に指名したのです。
 またバカにされていると思いこみ反発する清春ですが、指名された生徒に拒否権はありません。

 こうして校内の礼拝堂で“忠誠の儀式”に臨むことになった2人を、鈴木あみ先生の筆は美しく描き出します。

「仁木清春。汝は副会長たる深芳野慶一に選ばれた、彼と学園の主として、全校生徒の期待に応え、生徒会長たる責務を果たすべく務めることを誓うか」

「――誓います」

「深芳野慶一。汝は副会長として、自ら選んだ唯一の主たる会長、仁木清春に仕え、これを守り、固く愛と忠誠を誓うか」

(愛…)

 友愛とか、敬愛という意味の言葉だということはわかっていても、清春は何故だかどきどきと深芳野の答えを待ってしまう。

「誓います」

 深芳野はあっさりと誓いを口にした。

「では、誓いの口づけを」

 唇にされるのではないということも、勿論わかっていた。それでも清春の鼓動は、痛いくらい高まる。
 深芳野は清春の手を取った。
 騎士がするように清春の手の甲に唇を押し当てた。

(……っ)

 清春は思わず小さく声を挙げてしまいそうになる。
 その直後、ホール全体から拍手が湧き起こった。

 むふふ。
 先ほど書いた、“嫌でも一緒にいないといけない関係”の完成です!
 しかも清春と深芳野の場合がさらに強烈なオーラを発するのは、選挙で負けた清春が生徒会長で、常に成績でも上位に立ってきた深芳野が副会長という“逆転現象”が起こっていることでしょう。
 明らかにお飾り。
 名ばかりの生徒会長に祭り上げられてしまった清春の心中は、もう屈辱でいっぱいなはずですよ。
 でも、何をやってもかなわない深芳野が、自分の前にひざまずいて忠誠を誓い、手の甲にキスまでしてくる――。
 どうですか、この2人の関係性!
 嫌いなはずの相手にキスされ、思わず胸を波立たせる清春。
 最高でしょう、この場面!(笑)
 “嫌でも一緒にいない関係”のみならず、本当は劣っている側が上に立ち、しかも本人は“優等生”を気取っているからその悔しさをおくびにも出さない…。
 本作が立脚する素晴らしいラブ盛り上げ設定の魔力をご理解いただけましたでしょうか!

 こうして新たな生徒会の業務を会長-副会長として始めた2人ですが、いざ実際に活動を初めてみると、今度は新たな怒りのタネが清春の心の中に湧いてきます。
 深芳野が校内でも選りすぐりの美少年ばかりを生徒会役員に指名して周囲に侍らせ、雑用はすべて会長である清春に押しつけてくるのです。
 清春はそれを“ハレム”と名付け、腹立たしく眺めていますが、反抗できません。
 じつは、先ほど書いた“特殊な力”=超能力を清春が持っていることを、ひょんなことから深芳野に知られてしまい、「言うことを聞かないとバラすぞ」と脅されているのでした。
 このあたりのミステリーやファンタジー要素が絡むストーリー部分は、書くと長くなってしまうので、あえて詳しく触れませんが、こうして2人のラブが進展していく中で、大きな役割を持っています~。

 ところが!

 ある日、“売春組織”探しの手詰まりやら、深芳野の“ハレム”が目に余ることやらで、ついに2人は感情的にぶつかってしまうのです。
 嵐ですよ、嵐!
 愛の嵐が到来してしまったのです!(意味不明)
 2人きりの生徒会室の中で、感情的に深芳野を攻撃する清春と、最初はそれを受け流していた深芳野ですが、ついに深芳野が“男の激情”とでもいうものを見せてしまう場面です。
 ここまで、2人はライバル関係、特に清春が深芳野のことを嫌っているとご紹介してきましたが、深芳野は常に余裕の態度で清春に接しています。
 そんな仮面が取り払われ、素顔の深芳野が“登場”するのがこの場面というわけですよ。

 清春は思わず逃げだそうとした。
 けれど一瞬早く、深芳野がその手を掴む。そして意地悪く笑った。

「おまえもハレムに入れてやろうか?」

「えっ…?」

「いつも物欲しそうに俺のことを見ていただろ」

「っ……」

 かっと頬が熱くなるのを感じながら、清春は反射的に首を振った。

「妬いてたんじゃやいのか?」

「そんなことっ…」

 言いかけた唇を塞がれた。

(嘘、これ…)

 キスされているのだという驚愕で身動きもできなくなる。
 それにつけ込むように、わずかに開いたままの唇に舌が忍び込んできた。

「ぅんっ…」

 擦れあわされる濡れた感触に、ぞくりと背筋が震えた。

 うわー。
 キーボードを叩いていて、思わず指が躍ってしまいましたよ(笑)。
 自分より常に優れている圧倒的な存在感を持つ男に反発しつつ、じつはどうしようもなく惹かれていた優等生が、その本人から「おまえもハレムに入れてやろうか?」なんて言われて、内心を見抜かれてしまったのがこの場面ですね!
 萌えるわ~(笑)。
 しかも清春は、好きだと気付いちゃった相手に、嬲られるようにキスされちゃうわけです。
 可哀想~。
 し、しかもですよ!
 この後、キスだけじゃなく、身体まで貪られてしまうんですよ。
 自分のことを好きかどうかもわからない相手から…!
 ひ、ひどい!
 でもその場面、紹介しちゃうけど!(悪)
 前半、あれほど嫌っていた男・深芳野に身体を自由にされちゃう優等生・清春があまりにウブくて可愛すぎる、“優等生受け”な名場面をさわりだけご紹介しますので、あとはぜひご自分で本を買って確かめてみてくださいませ。

「ぅっ、く…っ…」

「もう、達きそうになってるんじゃないか?」

 清春はぶんぶんと首を振った。けれどそれは下着の中で、痛いくらいに張り詰めている。

(たったこれだけのことで)

 深芳野は更に、わざとのように制服の上からそこをきつく擦ってくる。もうごまかしようもなく、腰が抜けるくらいたまらなく気持ちがよかった。

「やぅっ…っあぁぁっ…、っ」

 このままだと深芳野の手の中で達してしまう。それにはどうしても抵抗があって、清春は必死で耐えた。

「あぁっ、ぁっ、…も…手、離せ…っ」

「遠慮なく達けばいい」

 清春はまた首を振る。

「どうして? 思い切りイキたくてたまらないくせに」

「う……っ」

 嬲るような言葉に泣きたくなった。

「制服が汚れるのが嫌なのか」

 なのにそんなことを言われると、ますますぞくぞくしてきて。

(あ…もう)

 限界が目の前にあるのがわかる。
 清春は半ば観念して、頷いた。制服のことも気になってはいたことだった。もう既に内側には、ぬるぬると下着のぬめる感触さえあって。

「どうして欲しいか言ってごらん」

 響きだけはやわらかな深芳野の声に、清春は小さくしゃくりあげる。

「ぬ…脱ぎたい…っ下…っ」

 口に出した途端に、かあっと全身が熱くなった。

「脱いだら仁木の恥ずかしいところ、全部見えるけど…それでも?」

「…っっ…」

 清春の目から涙が溢れた。

「…自分で脱げるか」

 優しく問いかけられ、清春は首を左右に振った。深芳野の手が制服のズボンにかかる。前を開け、ジッパーを下ろしていく。

「腰、上げて」

「ん…」

 今さらどうしようもなく、清春は自ら腰を浮かせた。そうしながらも、自分の身に起こっていることがまだ信じられないくらいだった。

 はい、ここまで!(笑)
 でも、すごくよく“優等生受け”な感じが伝わる箇所だったと思います~。
 頑張って深芳野に張り合おうと勉強も生活も励んできた優等生が、結局は圧倒的な力の差で敗北し、あまつさえ身体まで自由にされて、「どうして欲しいか言ってごらん」なんて屈辱的なことを囁かれちゃう。
 素晴らしいでしょう!
 で、まだ気持ちが通じてないこの場面ですでに可愛くなっちゃってる清春ですが、物語が一件落着したあとのラブラブなH場面では、すっかり素直に深芳野に心も体も預けちゃって、めっちゃくちゃに可愛くなってます(笑)。
 ほら、“優等生受け”に限らず、BLのツン受けなお話しで、カップルとして出来上がったあとでも、受の子が「お前なんかキライだー!」とか言って、攻めにツンツンしてるのって多いじゃないですか。
 まあ、このへんは完全に好みの問題ですが、ブログ主は、くっついた後は甘々な2人の場面を読みたいのですよ(笑)。
 本作では、そのあたりの欲望は完全に満たしてもらえるので大満足でした。

 じつは本作、2人がくっつくまでを描いた本編に引き続き、書き下ろしの続編が一緒に収められています。
 そちらはくっついた後の2人が嫉妬したり痴話ゲンカしたりエッチしまくったりと、完全にラブ中心のお話しになってます。
 しかも、全編を通じて、佐々成美先生の挿絵がこれまた美しい…。
 “忠誠の儀式”の清冽な美しさも特筆ものですし、続編でのH場面は、じつはかなりSMチックだったりして(精神的に)、「自分で開け」とか「出すなよ。絨毯が汚れるからな」なんてセリフも山盛りなんですが(笑)、そこで四つんばいになって自ら深芳野に身体を差し出す清春のクールビューティな姿が描かれていて、いやもうほんとにこれは特筆ものの一枚。
 “優等生受け”が好きな人なら、これでご飯が5杯いけちゃうほどですよ(笑)。

 というわけで、以上、“嫌でも一緒にいないといけない関係”を軸にした“優等生受け”に仕上がっている本作の魅力を理解していただけたでしょうか。
 金持ちの家に嫁ぐはずの妹が蒸発、美しい兄が代わりに嫁入りすることになって…なんて感じのBLも、この“嫌でも一緒にいないとならない関係”BLの代表的なものですが、最初は嫌いあう2人が、そんな関係に無理矢理させられたことで相手の良さに気付き、ついには恋に落ちちゃうっていうのは、とてつもなく僕らの心を萌えさせてくれますね(笑)。
 で、これがまたですね、いざ受けキャラが相手のことを好きだと気付いた瞬間に、それまで不本意でたまらなかった“嫌でも一緒にいないといけない関係”が解消されてしまって、今度は逆に一緒にいることができなくなってしまうとか、そんなの死ぬほど萌えますよね!
 鈴木あみ先生の作品には、本作だけでなく、じつはこのような関係性に基づいたものが多いようにブログ主は感じています。
 BLが好きな人で、これまで鈴木あみ先生の作品を読んだことがないなんて人がいるとも思えないのですが、今や同名の歌手の人気凋落で、日本の”鈴木あみ”界の頂点に立たれた鈴木あみ先生の評価が、BL業界でももっともっと”偉人”レベルに高まってほしいと、ブログ主は切に願っています…。

 じつは昔の作品にも、多くはありませんが”優等生受け”に分類されるものが、鈴木あみ先生の作品にはありますから、本ブログにて折を見てご紹介していきたいと思います!


 待て次回!
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