ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]元遊び人教師×何から何まで処女っぽい潔癖真面目な男子眼鏡高校生! 依田沙江美『愛の深さは膝くらい』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-眼鏡  受け-真面目・カタブツ  ●ヤ行-依田沙江美  特徴-年齢差  
愛の深さは膝くらい (花音コミックス)愛の深さは膝くらい (花音コミックス)
(2008/03/29)
依田 沙江美

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 今でこそ『花音』といえば『Hertz』と並ぶイケてるBL雑誌の代名詞的存在(…と、ちーけんは勝手に思いこんでますがw)ですが、いやー、創刊当時の『花音』といえば(96年くらいでしたっけ…?)箸にも棒にもかからないつまらねー雑誌でありました。
 なので、ずーっと読んでなかったんですよ、この雑誌。
 一度染みついたブランドイメージって怖いもので、どうにも手に取る気にならなかったんですなー。
 でも、コミックスで気になるBLマンガが次々と『花音』から出るようになって、たまには買ってみるかーということで久しぶりに新刊で『花音』を買ってみたのが、ちょうど1年前ぐらいのこと。
 そしたらちょうどこのマンガが載ってたのであります。
 しかも連載で。
 依田沙江美先生のマンガはもともと大好きで、『シャレード』に旧名の「Beth」名義で描かれていたころからずーっと愛読しているブログ主は、眼鏡っ子高校生を主人公に依田先生がBLマンガを描いているというだけで、捕鯨船を前にした「シー・シェパード」のような気持ちになってしまいます…。
 なので、速攻で『花音』の毎月購入が決定し、現在に至るわけです(笑)。

 でも、雑誌では途中から読み始めたので、当時はよくストーリーがわからないまま読んでました…。
 何とか筋を追っていくと、学園もので主人公は産休の先生の代わりに臨時採用で書道を教える高校教師の石倉。
 もともとは茶髪で遊びまくっていた超遊び人の石倉ですが、大学を出て何もせずぶらぶらしていたところを、地元では有名な神社の神主を務める父親に「頼むからちゃんと働いてくれ」と拝み倒されて、しょうがなく教職にモグリこんだクチです。
 なので、やる気はゼロに近い反面、気安さと格好良さで生徒(とくに女子)には大人気。
 頼まれて、書道部の活動も顧問として見ることになってしまったのでした。

 で、書道部唯一の男子生徒である坂下昴(さかした・すばる)が本作のヒロイン(?)。
 いやBLマンガですから昴はもちろん男なんですが、本作では徹頭徹尾、主人公の石倉に対して処女っぽい虚勢を張った態度で接してます(笑)。
 だから何だか「ヒロイン」と呼びたくなってしまうんですなー。
 最近のBLマンガでは珍しく、最後までエッチなことしませんし(笑)。

 でも、BLで「処女」とか「ヒロイン」とか言うと、何だか楚々とした清らかな美少年を想像しそうですが、昴は全然そんなタイプじゃないのが、本作の妙味と言えましょうか。
 …って、書道部が舞台のマンガなんで、ついこちらも言葉遣いが漢字っぽくなってきますね(笑)。
 話を戻すと、昴が処女っぽいというのは、未知のオトナの世界に興味津々なくせに、そんな自分を人に知られることが恥ずかしく、周囲に素直になれないというあたりのことであります。
 誰もが通る道というヤツで、そういう自分を認められない時代ってみんなありましたよね。
 だから、クラスで大っぴらにエロいことを話してる奴のことを、軽蔑するようなフリをしながら、じつは興味津々で聞き耳立てていたり(笑)。
 そんな自意識過剰で甘酸っぱい高校生の典型が、坂下昴というキャラだと思っていただければわかりやすいかと思います~。

 で、そんな昴は当然ながらカタブツで潔癖性で自分が周りから変に思われてないかばっかりを気にしてるような高校生になってるわけです。
 むははは!
 来ましたよ、待望の優等生キャラが(笑)。
 眼鏡で書道部でカタブツで。
 そんな少年が依田沙江美先生の絵で描かれるところを想像しただけでヨダレが止まらないわけですが、実際にコミックスの中で動いている昴を見たら、優等生スキーのみなさんなら心の中だけでなく実際にガッツポーズしちゃうと思いますよ(笑)。
 可愛いんだー、これが。
 華奢で細身で思春期の少年らしく髪型とかもちょこっとだけ気を遣っちゃってるけど、全体を見ればどこか野暮ったくて子供っぽさが抜けないという。

 で、じつは昴には、石倉とのある因縁がありました。
 昴の姉が、遊び人時代の石倉と付き合って捨てられていたという過去があったんです。
 といっても、別にヘビーな話ではなく、まあ学生同士のよくある恋愛の範疇なんですけどね。

 でも、思春期バリバリで、感覚的にはまさに“処女っ子”な昴にはそれが許せません。
 友達とは楽しそうに話す昴が、書道部に来て石倉が現れた途端、不機嫌そうになって目も合わせなくなるんです。
 どーすか。
 処女っぽいでしょ?(笑)
 本ブログ的には、処女っぽい男子高校生といえば、イコール優等生クンってことですからね。
 もうなんだか危なっかしくて、ドキドキしてしまうわけであります(笑)。

 ところが~。

 なんで自分にだけ昴の態度が冷たいのか、ちょっと不思議に思っていた石倉ですが、ある夜、近くの交番から電話がかかってきて呼び出されます。
 慌ててクルマで交番に着いた石倉。

「あのー…吹鳴高校の石倉ですが」

「おお! これはお疲れさまです。この2人はそちらの生徒さんで間違いないですか?」


 交番に行くと、昴とその友達が「他校生と河川敷でケンカをしていた」ということで補導されていたのでした。
 そして、昴自身が石倉を呼んでくれと警察官に頼んだというのです。
 狐につままれたような心持ちで「身元引受人」になって2人を引き取った石倉ですが、帰りのクルマの中で、その謎がようやく解けます。

「先生…俺の姉さんなんだけど坂下友梨って覚えてる?」

(キーッと急ブレーキ)「おまえ坂下友梨の弟か!!」

「あんた姉さんたちの間で有名だったもん。正月のバイトに来る巫女さんたちに次々手ェ出す神主の息子って。ちなみに姉さんもあんたに処女を捧げたクチ」

「(ぎゃー!)なんちゅう話をしてるんだ、おまえの姉は! …だから俺、坂下に嫌われてたんだ…」

「嫌ってない。軽蔑してるだけ」


 昴が昔の彼女の弟だと知り、今までの態度が納得できた石倉。
 ところが、教師である石倉に、昴は“取引”を持ちかけてくるのです。

「だから今日のことは学校に言うんじゃねーぞ。俺、先生のやばいこといっぱい知ってんだからな!」

 処女っぽーい(笑)。
 なんでしょう、この潔癖な男子高校生(笑)。
 昴は自分自身のためじゃなくて、一緒にいた友達が部活動停止になったりしないようにするため、“脅し”が利く(と勝手に昴が思っている)石倉を呼び出して、身元引受人にさせたんですね。
 ピュア~(笑)。
 さあ、脅された石倉はどうするのか!?

「あのさあ…。ちょっと多めに女と付き合ったからって、それが何? 俺は買春も不倫もしてないぜ? どうして取引のネタになんだよ」

「そ…」

「大人をバカにすんじゃないよ」

「……」

「さ 着いたぜ。降りな」


 ま、石倉も海千山千で遊び人だった男ですからね。
 このくらいの子供の相手はお手のものというわけですな!
 さあこれで話は終わりとばかりに昴をクルマから降ろそうとする石倉ですが…。

「昴?」

「…俺、見たことある。道場の裏で、あんたが男と一緒にいるところ」


 なんと!
 遊び人だった石倉は、女の子だけじゃなくて、ちょこっと男とも遊んじゃってたんですな!
 で、その場面をよりにもよって昴に見られていたというわけです。

「あの時はなんなのかわかんなかったけど…」

(ガキが鬼の首とったよーな顔しやがって)

「だから…」


 女と遊びまくっていた話だけでは脅迫できないと知った昴が次に出して来たのが“ホモネタ”というわけなのでした。
 もちろん、石倉には大したダメージのある話ではありませんが…。
 さあ、これで石倉の堪忍袋の緒が切れるか! というこの場面。
 昴の口から思いもよらない言葉が飛び出てきて、石倉は怒る気を削がれてしまいます。

「だから…き…き…きき…」

「き?」

「キスしてもいいよ」

「は?」

「あんたホモなんだろ…」

(ここは笑うところ?)

「だからしていいよ」


 何度も言いますが…。
 なんという処女!!(笑)
 これで眼鏡な男子高校生なんだから、もう困っちゃいますよ!
 もちろんこの場面、昴はクルマの助手席に座ったまま、顔を赤らめて下を向き、「キスしてもいいよ」なんて石倉に告げているのです。
 そのキスの代わりに、今日の出来事を黙ってろと。
 そそりまっせー、この場面の依田先生の絵(笑)。
 言われた石倉は、文字通り「目が点」になった顔でこんなことを考えてます。

(こいつ本気か? ふざけてるのか? 俺に気があるのか?)
(身体を差し出すとかならともかく)
(キスひとつが何かの代償になるような有り難いもんなわけ?)
(15歳? 16歳? この年頃の価値観ってどんなだったっけ俺)
(ガチガチになっちゃって…)


 で、元来お調子者というか好き者な石倉は、ちょっとからかってやろうとばかりに、昴の顔にそっと手を添えると顔を近づけていくのでした。

 その瞬間!

(カシャッ)

 なんと昴が携帯のカメラで自分たちのキスの瞬間を撮影していたのです!

「撮れた」

「撮れ…?」

「高校生なめんな、エロジジイ」

「坂下? あーっ、このやろ!」

「もうパソコンに送ったもん。消したって遅いから!」

「アホ! こんなことしなくたって誰にも言わないっつーの! 消せ!」

「信用できるか!」

 そう言ってクルマからパッと飛び降りた昴は、こんな捨て台詞を残していくのでした。

「ざまーみろ、バーカ。だから俺の言うこと聞けよ!」

「昴、落ち着け! 俺にどうしてほしいんだ?」

「とりあえず女子とデレデレすんな! エロくなるなバーカ!」

「……意味わかんねえよ…」


 というところで第一話が終了になるのですが、さあ、いかがでありましたでしょうか。
 ところどころに噴出してる、昴の「ホントは石倉が気になって気になってしかたない」ビーム(笑)。
 最後のセリフ、「とりあえず女子とデレデレすんな!」とか、処女が一生懸命に虚勢を張って甘えてるみたいな感じで、もう最高ですよね!
 本当は自分にデレデレしてほしいのに、処女なのでとても素直にそんなことは言い出せず、しょうがなく「(他の)女子とデレデレすんな!」という(笑)。
 もう全編甘酸っぱい感じなのでありますが、この後のストーリーも、コミックスまるまる一冊、この甘酸っぱさが続くのです。
 本当は、石倉に興味津々というか好きなのに、処女っぽい潔癖さで、自分からは決して前に踏み出さない昴と、そんな昴の子供っぽさをわかって、でも可愛くてたまらずチョッカイをかけてしまう石倉。
 この2人がゆっくりゆっくり近づいていくお話しなんですなー。
 ところどころに、処女が気まぐれでエロい挑発をしちゃったりする場面が挟まっていて(笑)――たとえば昴が間違えて買っちゃったコンドームを石倉のところに持ってきたり――、それがアクセントになっているわけです。
 前述のとおり、本作はH場面こそありませあんが、物語が後半に進むに従って、もちろんキワドイ場面が増えてきますからね!
 そこで、キスされて思わず口を拭っちゃう昴とか、石倉とホテルに泊まることになり、そーゆーことをやることになると思ったら、びっくりしてポロポロ涙をこぼしちゃう昴とか、石倉の仕事仲間を今の彼女だと誤解してガラスにぶつけようと石を拾って握りしめちゃう昴とか、とにかく処女っぽい行動の数々をとる昴が見られます(笑)。
 その潔癖な真面目っ子ぶりがもう可愛くて…。

 コミックスの帯には、「ツンデレ小悪魔」と昴のことが書かれているんですが、こうしてストーリーをあらためて振り返ってみると、もちろんツンデレはツンデレだとは思いますが、やっぱり昴の処女っぽさというか、子供っぽい潔癖さがあってこそのツンデレだなぁという気がしますですね。
 裏表紙のあらすじ紹介にも「教師×小悪魔高校生のツンデレラブストーリー」と書かれていますが、本ブログ的に読み解けば、やっぱり「ツンデレ受」というよりは、潔癖で処女っ子な“優等生受け”というほうがしっくりいくように思います。

 本作は、たしか今日(08年4月14日)発売の『花音』から続編の連載が始まるんでしたよね?
 いよいよそこではエロっちぃ場面も登場するのではと、めちゃくちゃ楽しみにしているブログ主ですが、もともと依田沙江美先生のマンガはあんまりそーゆー場面が出てきませんからね!
 期待しつつあまり期待しすぎないようにしつつ楽しみにお待ちしてみようと思います。
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Comments

 
私もこのお話好きなのー!
そしてちーけんさんは絶対に読んでると思ってた!
まあ例によって私は石倉の方が好きなんだけども(笑)

この昴って子は、最近巷に溢れる受けっ子とはちょっと一線を画していますよねえ(*´Д`)
ここまでオボコな様子だと、普通ならあっという間に年上攻め様に喰われてしまうのがオチなのに、なかなかに生意気で小狡くてしぶとい。
でもある意味すごい素直ですよね。
好きだけど知られたくなくて、でも相手に気にかけてほしくて近づいて、でも行くとこまで行く勇気もなく、でも触れたくて。
こういうぐちゃぐちゃなもんじゃないですか、思春期ってね(笑)
なんかそういうとこリアルだなって思って、すごい気に入ってるんです。
最近はエロなしでは満足できないカラダになっているというのに(オイ)、こんな純情なお話にはまるなんてー!

私も早く花音読まなきゃ☆
 
 
いやいや、僕も石倉は好きですよ!(笑)
男の目から見てもこいつはなんか格好良くて惹かれるところを感じます。
いい友達になれそうな…(笑)
いやもちろんどっちか選べって言われたら、昴のほうが好きなんですけど!

乱菊さんの言うとおり、このマンガでの昴は、思春期の男の子としてあんまりにリアルに描かれてるんで、ずっと読んでるとBLマンガ読んでるというより、なんかNHKの「中学生日記」とか見てる気分になる瞬間がふとあります。
エロがないし(笑)。
私も乱菊さん以上に(?)エロなしでは満足できないカラダになってしまっているのでありますがw、でもこのマンガは昴がおぼこくて可愛すぎて満足できてしまいますなぁああ。

本文でも書きましたが、依田沙江美先生は、ほとんどエロらしいエロを描かれないので、さーてこのあとどうなるか☆

あ、それからひとつ間違いが~。
続編は花音の来月号からでした~!
先ほど買ってきた花音を読んだら、全然載ってないので、来月号の予告を見たらでっかく出てました…。
とほー。
もしそれ目当てで花音を買われたりしていたらスイマセン…。
たぶん、もともと乱菊さんの「お買い物リスト」には、花音ならば入っていたとは思うのですがw;
 

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