ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

[新刊レビュー]女王様な生徒会長が下僕にされちゃって…!? 『BOYS JAM!』vol.11より、夏葉ヤシ『女王で下僕で××××で』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-生徒会長・委員長  特徴-高校生  特徴-年下攻め  特徴-SM的  ●ナ行-夏葉ヤシ  
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 『BOYS JAM!』からの“優等生受け”3発目は、夏葉ヤシ先生の短編マンガ『女王で下僕で××××で』です~。
 以前から一度、夏葉ヤシ先生のマンガはご紹介したいと思っていたんですが、なかなかその機会がなく…。
 新書館系の雑誌、『Dear+』とか『BOYS JAM!』にしか描かれてないようですね。
 じつは『Dear+』はあんまり熱心に読んでいないんで、だいぶこの先生のマンガは読みのがしてる気がしますが(超残念!)、早くコミックスにまとまらないかなぁと熱望して待ってます。
 もし、『Dear+』のあの号でこんな“優等生受け”を夏葉ヤシ先生が描いてたよ!、という情報があれば、速攻アマゾンで買って読みたいので、どなたか教えてください(笑)。

 で、今回の『BOYS JAM!』では、美人生徒会長サマ受マンガを描いてくださってます。
 美人といっても、背が高くて儚げで…というタイプの美人さんではなく、小柄で可愛くて元気があってという、BLでいうところの“姫タイプ”な生徒会長サマが主人公。
 でも、外見は“姫”な生徒会長・深海唯(ふかみ・ゆい)ですが、性格はとっても女王様。
 つーか、ちょっと変態な域に入ってるくらいです(笑)。

「こんな案件、俺のトコまで持ってくるなんて どーいうつもりだ…」
「副会長! お前の役職は只の飾りか!?」
「先月分の各部終始明細まだか!? 会計!」
「学園祭計画書、2Pと5Pに誤字! やり直しだ、書記!」
「無能! のろま! 役立たず! 腑抜け!」
「わかったら迅速に行動しろ!」

 可愛い顔をしてこのキツさ(笑)。
 でも、部下の生徒会役員たちには、決して不評ではありません。

「毎度のことながら…キビシーよな、深海会長」
「でもさー、なんつーか、こう」
「いーよな、女王様みたいで」
「うん。いい(赤面)」
「けっこー会長に怒鳴られたい奴って多いらしーし…」
「踏まれたいって奴もいたな…」


 そして深海自身、そんな自分の女王様キャラに酔いしれているのでした。

(快感!!)
(人を責めたてなじり倒す!)


 そしてつい本音が口からこぼれる深海。

「気持ちいい…!」

 ところが!

 うっとりした顔で、ゾクゾクしながら漏らしたその一言を、1学年下の下級生、朱知嘉永(あけち・かえい)に聞きとがめられてしまったのです。
 部下を罵倒しまくった挙げ句、一人でうっとりしながら「気持ちいい…!」なんて呟いているところを見られた深海は、「ノックもなしに失礼な奴だな…! なんの用だ」と気丈に対応しますが…。
 そんな深海の女王様ぶりをものともしない朱知は、余裕の態度で言い返すのでした。

「へー。知らなかったな、生徒会長がヘンタイだったなんて」

「な…なにを…」

「おっ立ってますよ、ここ」


 そういうと、ズボンの中でテントを張っていた深海の股間を指でトンと突っつく朱知。
 その途端、パンパンに勃起していた深海のペニスは、ズボンの中で弾けてしまい、「じわあ…」と恥ずかしいシミをズボンに作ってしまったのでした。

「貴様ァァ…」

 射精してしまった真っ赤な顔で羞恥と怒りに震える生徒会長・深海ですが、朱知にはまったく効きません。
 もともと飄々とした感じで「生徒会長」の権威などどうでもいいかのように朱知は振る舞っており、さらに深海の恥ずかしい“秘密”まで握ってしまったのですから。

「…黙っててあげてもいーよ? …そのかわり深海センパイ。今から下僕ね」

「…!」

「オッケー?」


 さあ、以上が本作の基本ストーリー。
 学園に君臨していた女王サマ生徒会長が、表向きはその権威を維持しながら、裏ではたった一人の後輩に“下僕”として扱われ、それを必死で隠すという(笑)。
 あくまで明るいコメディタッチなので、まったくシリアスな雰囲気はないマンガですが、そのぶん女王様な自分が大好きなハズなのに朱知の下僕にされて不服いっぱいの深海の心情や、いい召使いができたぐらいの気軽さで、みんなの憧れの生徒会長を宿題やりや昼飯の買い出し、買い物の荷物持ちにこき使う朱知の明るさ(?)が強調されて、とてもリズミカルで読みやすい展開になってます。

 ところが、ここから物語は意外な方向へ。

 深海は自分が下僕にされたことがイヤでイヤでたまらず、しかももともと自分が女王様キャラだっただけに、たまに優しさを見せたりする自分への朱知の態度に、「俺はお前の下僕なんだから、もっと下僕らしく扱え!」と内心不満いっぱいになっていくのです。
 このへんの倒立した深海の心情が本作の面白いところ。
 下僕にされた自分がイヤなのに、“ご主人様”朱知のぬるい命令にも不満を感じてしまうという(笑)。

(あいつ…朱知嘉永を思う存分責めて責めて責めて責め倒せたら)
(どんなにか気持ちいいだろう!)
(もう我慢できない!)

 そんなムラムラが溜まりまくった深海は、ある日ついに朱知に“反撃”してしまうのです。

「いーかげん、うんざりだ!」
「そもそも貴様のような取るに足らない一般生徒の!」
「虫けらの! ゴミの言うことなんか、誰が信じるものか!」
「塵芥の分際で、よくこの俺様を脅すなんて大それたことを考えついたものだ!」
「この卑劣な●●●●め!」


 下僕にされていた不満を爆発させ、思う存分、朱知を罵倒しきった深海は、目を潤ませ、頬も紅潮し、かつて生徒会の部下たちを罵倒していたときのようなゾクゾクした快感に包まれます。
 ところが。

 そんな興奮しきった深海を見て、朱知が呟くのでした。

「…やっぱり…すげー色っぽい…」

「は?」

「こんな場所で 人を道具みたいに扱って 一人で気持ちよくなってる…ホント…イヤラシイ…」


 ここで異変が起こります。
 朱知に「イヤラシイ」と蔑むように言われた美人会長・深海は、その途端、カクンと膝の力が抜けて、生徒会室の床に座り込んでしまうのです。

(なんだこれ…?)

 そんな自分に戸惑う深海に、朱知は追い打ちをかけてきます。

「インラン」

 そんな言葉にまたもや「ビクン…」と身体を震わせてしまう深海。

「…もしかして…責めるだけじゃなくて、責められても感じるんだ?」

(俺が…そんな…!?)

「そーゆーの『ヘンタイ』ってゆーんだよ、知ってる?」

「あっ」

「こんなにチクビをかたくして『カチカチ』におっ立てて」

(朱知がしゃべるたびにどんどん力が抜けていく…体が熱くなる…)

「おもしろいくらい反応しちゃって…まるで『肉人形』だな」

「あああ!」(ビクッ)

 いやー、いま写していてキーボードの上で指が躍ってしまいましたよ(笑)。
 『肉人形』とか言われて体を震わせて感じちゃう美人会長が可哀想で!
 ……すいません、嘘です(笑)。
 しかもこの後、言葉攻めはまだまだ続きます。
 肉体的な愛撫も交えて(笑)。
 あまりBL雑誌では見ないような“お下品”な言葉まで飛び出して、深海会長は徹底的にいじめられてしまうわけですよ。
 対して、朱知のほうは最初からずっと飄々とした感じで、深海会長を楽しいからイジメてるみたいなキャラなのですが、ここに至って、ついにその本心というか素顔を出します。
 うーん、この朱知というキャラは、性格をうまく説明するのが難しいなぁ。
 とらえどころがない感じなんですよ~。
 決して傲慢なイジメキャラとかではないです。
 友だちの多そうな、ふだんはほんわかした普通の高校生っぽい少年ですが、深海の秘密を見ちゃったことで、なんか面白そうだからノリで深海を下僕にしてる、みたいな感じ?
 でも、ホントは違うキャラだということが、最後の最後でわかるわけですけどね!

 そういえば、同人誌などでは夏葉ヤシ先生はどんな活動をされているのかしらんと思い、ヤフーで検索してみたら、ポケモンとかやられていたんですね。
 ブログを拝見したら、「最近はTL(ティーンズラブ)のお仕事が多い。この調子でBLとかショタも増えてくれれば…」というようなことを書かれてました。

 MOTTAINAI!!

 なんでこの才能をTLマンガなんかに浪費させないといかんのじゃー!
 新書館以外の編集者も、早く夏葉ヤシ先生にBLをもっともっと描かせてください。

 作風といい、発表場所が限られていることといい、いまだに麗人でたまにしか拝見できないマンガ家・森臣貴依先生(ファンの方いたらコメントください…。同好の士求む! てか、竹書房はさっさとコミックスを出せ!)と、夏葉ヤシ先生はイメージが重なります。
 どちらのマンガ家さんも、なんでもっと活躍の場所を与えられないのか、絶対にもっと評価されていい作家さんなのになぁと思うわけですよ。
 最近、一定の売り上げが見込めるためか、恥も外聞もなく他社で昔に出たBL本を文庫化したり新装版にしたりして発行するBL出版社が増えてますが、そんなことしてるヒマがあったら、もっとやるべきことをやってくれー!

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