ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]“平凡受け”と呼びたい一作…ネクラな優等生がやってしまった“暴挙”とは? 『LYNXアンソロジー雅』vol.4・野獣特集より、斑目ヒロ『そして僕は恋を語る』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-地味・ダサい  受け-平凡っ子  特徴-高校生  ●マ行-斑目ヒロ  
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(2008/01/24)
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 “優等生受け”を熱烈推奨する本ブログで、これまで取り上げた回数が一番多い作家さんは鹿島田しき先生(7回登場)です。
 で、第2位が斑目ヒロ先生の4回なんですね~。
 斑目ヒロ先生は回数が多いだけでなく、“優等生受け”以上に貴重なネクラ受けや&キモオタ受けをバシバシ描いてくださるので、本ブログにとっては本当に貴重な存在です。

 で、今月も斑目ヒロ先生が素晴らしいマンガを描いてくださいましたよ!
 『LYNXアンソロジー雅』vol.4・野獣特集に収められている短編『そして僕は恋を語る』です!
 今回は、優等生受けテイストの“平凡受け”BL。

 てか、“平凡受け”って言葉は存在するんでしょうか(笑)。
 “普通受け”?
 “ノーマル受け”?
 言葉としてしっくりくるし、“平凡受け”がいい気がするので、以後本ブログではこの言葉を使わせていただくといたしましょう~。

 で、“平凡受け”という分類が可能なだけあって、『そして僕は恋を語る』の主人公(受)・佐藤は、普通のマンガの主人公なら何か備えていそうな、このキャラだけの特徴というのがまったく出てきません(笑)。
 てか、名前がすでに「佐藤」ですからね。
 唯一、佐藤の日常風景としてマンガの中で描かれてるのが、机に座って一人静かに本を読んでいる場面。
 回りではクラスメイトが明るく会話をしているのに、佐藤だけは我関せずとばかりに黙々と読書を続けています。
 クラスの中でも目立たず騒がずひっそりと卒業していく――。
 実際、自分の過去を考えてもそういうクラスメイトって1人はいたような気がしますが、佐藤はまさにそんな“平凡優等生”キャラとして設定されているんですね。

 作中、佐藤は自分のことをこんな風に紹介してます。

(――あまり人を気に留めたこともない)
(怒ったり 泣いたり 笑ったり そういうこともあんまりないなぁ…)
(まぁ… なんの起伏もないけれど 淡々とそれなりに過ぎてゆく毎日に)
(不満を感じたこともない)
(それなのに――)


 それなのに?
 そうなのです。
 平々凡々と穏やかな毎日を過ごすだけで満足だったはずの佐藤は、自分でもわからない衝動に駆られて、1週間前、ある“暴挙”に出てしまったのでした。 
 いったい何をしてしまったというのでしょうか――。

 先ほども紹介した、佐藤が一人黙々と読書をしている場面。
 回りのクラスメイトたちが話題にしていたのは、じつは1人の同級生のことでした。
 名前は江島悠里(えじま・ゆうり)。
 芸能人なみの顔と身体を持ち、もちろん彼女なんかとっかえひっかえで、好きなように遊び歩いているのが江島です。
 その動向は、女の子たちには関心の的。
 昼休みともなれば、噂話に花が咲くわけです。

「ユーリを独り占めしたい? ムリムリ」

「顔と体とSEXだけはサイコーなんだけどお」

「彼女は大変だよね――。今カノだっていつまでもつか」

「でもわかってても憎めないんだよね」

 そのすぐ横で、佐藤は本を読んでいるふりをしながら、じつは彼女たちの会話にじっと耳を傾けていたのでした。
 再び佐藤のモノローグを聞いてみましょう。

(――いつだったんだろう)
(やたら目に付く男がいる…そう思ったのは)
(嫌でも耳に入ってくる噂に 耳を傾けるようになったのは)
(いつしか無意識に…)
(ほんと無意識に…)
(感覚のすべてが「こいつ」に向いてた――)


 友だちすら少ない平凡優等生・佐藤は、誰にも関心のない人生を送ってきていたはずが、いつの間にか江島悠里に心を捕らわれていたのでした。
 ここまでご紹介してきませんでしたが、平凡優等生・佐藤のビジュアルは、結構身長も高く(175センチくらい?)、制服の白いワイシャツとかが似合いそうな感じの普通の高校生。
 そして、日常生活での佐藤の顔は、驚くほど無表情に描かれてます。
 そんな能面の下に、自分とはあまりに異質な同級生・江島への激しい恋慕の情を佐藤はいつしか育ててしまっていたんですね~。
 学校一モテる派手男に心を寄せる平凡優等生。
 この間に流れているのは、深くて暗い河があるどころの騒ぎじゃありません。
 例えればロミオとジュリエットとでも言いましょうか、とても結ばれる可能性のある2人ではないわけです。
 同性同士ですしね(笑)。

 ところが、きっと絶望していたであろう佐藤の耳に、クラスメイトたちの噂話の続きが入ってきたことから、事態は急展開していきます。

「ババアでもブスでも手ぇ出すもんね」
「あたし、こないだ男とキスしてるの見ちゃったよ~」

 おお、何という天からの啓示(笑)。
 佐藤は心の中で一人呟きます。

(誰でもいいなら)
(男とでもできるなら)
(僕でも大丈夫かな…?)
(そう…思ってしまった)

 うわー、なんという“優等生受け”“平凡受け”のツボを突いたセリフでしょうね!

(僕でも大丈夫かな…?)

 この自信のなさ!
 それまでの人生では、他人を気に留めることもなく、たぶん心の中では孤高を気取っていたところも絶対あったはずの平凡優等生くんが、初めて恋を自覚したときに湧き上がった「僕でも大丈夫かな…?」というこの気持ちのけなげなことよ!
 可愛すぎでしょー!
 こーゆー“平凡受け”って、なかなかBLでありそうでないんですよね…。
 こういう設定を考え出して、しかも佐藤みたいなキャラを創りだして、「僕でも大丈夫かな…?」なんて心の中の暗いモノローグを語らせてしまう時点で、斑目ヒロ先生の大勝利は確定してます。
 いや、何に勝つんだって、もちろん我々読者に対しての完全勝利です(笑)。
 ホントこの作家さんは神ですよ、神。
 しかも…。
 この後、もっと素晴らしい展開が我々を待ち受けてしまってるんです。

 江島悠里は男でもイケるらしい――そんな“情報”を聞いた佐藤は、なんと江島を体育館倉庫に呼び出し、手錠で逃げられないようにしたうえで、自分を抱いてくれるよう脅迫しようとしたのです!
 これが佐藤がやってしまった“暴挙”の正体。

 ここでまた佐藤の心の中の独白に耳を傾けてみましょう。

(江島が手を出す沢山の人間の)
(ほんの端っこでいいから入れてもらえたらいい)
(でももしかしたら相手にしてもらえないかもしれない)
(そう思ったから手錠を用意した)

 ところが!
 とても江島は佐藤の手に負える相手じゃありませんでした(笑)。
 江島を手錠で監禁して言うことを聞かせようとした佐藤は、逆に江島に手錠を取られ、体育館倉庫の隅に追い詰められてしまうのです。
 監禁しようとまでしていた最初の勢いはどこへやら、倉庫の隅で身を縮めている佐藤。

「サートウ♪ なあんだよう~。こんなもんまで用意して俺とSEXしよーとしてたくせに」

「……」

「その態度はつれなくね?」


 そうなのです。
 手錠を奪い取って自由になった江島は、当然そのまま佐藤を置いて立ち去るかと思いきや、そこはさすがに名うての遊び人。
 逆に佐藤の望み通りにしてやろうとばかりに、江島は佐藤に手を出してきたのでした。
 こうなると逆に及び腰になるのが、佐藤の平凡受けらしいところ(笑)。
 でも、手早く裸にすると、江島は佐藤のいろんなところを舐めたりいじったりし始めるのでした。

「ふ… うっ… はっ…」

「…なんか佐藤、卒倒しそうだな。んなガチガチになるなよ。ったく、しょうがねえなぁ」


 そう言うと、佐藤の指を手に取り、濃厚に舌で愛撫を始める江島。
 さあ、こっから神場面来ますよ!
 総員、衝撃待避姿勢!

「…感じた?」

「…あ…」

「佐藤さー、初めてみたいだけど…どうしてほしい? 優しくか、激しくか」

「…や、優しくしてほしい…」

 ドカーンンンンン!!!!!!!
 ゴォォオォオォォオオ…………(轟音の余韻)。
 うわ、可愛えぇぇええええええええええ!!!!!
 何この生き物!
 「僕でも大丈夫かな…」とか言ってた平凡優等生が、いざ抱かれることになったら「優しくしてほしい…」!
 エロス!
 言葉のエロス!
 たまんねーぜーーーーー!!!!!!

 興奮のあまり我を忘れそうになりましたが、いやいやホントに興奮するのはこの後のシーンですよ(笑)。
 素直になった佐藤を優しくいじめまくる江島。
 こっから先は、ぜひご自分で本を買って読んでみてくださいませ。
 てか、こんなに素晴らしいマンガ、ちゃんとお金出して読まないなんて罪だよ!
 立ち読みするヤツは死ね!!!
 もうですね、エッチの最中も、初めてセックスに混乱して涙を流す佐藤が、可愛すぎるのですよ!
 江島エロいし(笑)。
 いやー、コミックリンクスで現在シリーズ連載が続いている同じ斑目ヒロ先生の“優等生受け”マンガ『かわいい悪魔』も次が気になって気になってしょうがありませんが、この江島×佐藤のマンガも、この後が気になって気になって、ブログ主はもう覚●剤にだって手を出してしまいそうな勢いですよ!(意味不明)
 これ、続き描いてくださらないかなぁ。
 コミックス収録の時でいいから、続編熱望!

 それにしても、ネクラで平凡な優等生がとても可愛くなってしまう本作は、じつはここで明かしてないこの後の展開も含めて、絶対に読んで損しない傑作です。
 斑目ヒロ先生のことを知ったのは、たった1年前くらいのことでしたが、今ではもうちーけんにとって斑目ヒロ先生なしのBLなんて考えられません!
 斑目ヒロ先生の担当編集者に言いたいのは、無理に斑目ヒロ先生に売れ筋路線のBLなんか描かせたりしたら承知しねえからな! ということです(笑)。
 このままの路線、優等生とかオタクとかネクラとか平凡くんとか、そんなのが“受け”なマンガをもっともっと描かせてあげてください!

 あ、最後になりましたが、今回の『LYNXアンソロジー雅』vol.4、斑目ヒロ先生以外のマンガも相当に面白かったです。
 ちーけんの好きなマンガ家さんばっかりだったし。
 いやー、ちょっとリンクス系の雑誌は軽く見ていたところがありましたが、最近の充実ぶりは凄いですね。
 これからはじっくりチェックさせてもらうとしますかね…。
 フフフフ…。
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