ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]ウブで真面目で可愛い優等生が、イケメン同級生と… 広川和穂『明日、雨は降らない』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-眼鏡  攻め-クラスの人気者  特徴-大学生  ●ハ行-広川和穂  
明日、雨は降らない (キャラコミックス) (キャラコミックス)明日、雨は降らない (キャラコミックス) (キャラコミックス)
(2008/01/25)
広川 和穂

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 今をさかのぼること10ウン年前…。
 ふらりと入った古本屋の隅っこの段ボールに、珍しく「女性向け同人誌」の古本が売られてました。
 普段から客の少ないその古本屋は、ちーけんのお気に入りの店のひとつでしたが、その日も店はガラガラ。
 人目を気にせずBL同人誌を漁れるとあって、ちーけんはウキウキしながら段ボール箱の中身を一冊一冊確かめ、気に入った何冊かを購入したのでした。

 帰宅して戦利品を読み始めてビックリ。
 絵がうまくて、話が面白くて、エッチ場面がうまくて、しかも当時のオリジナルBL同人誌にしては珍しく100ページ以上のボリュームがあってという、言うことナシな一冊があったのです。
 「有名な作家さんなのかな~」――そう思いながら、胸をキュンキュンさせられてその本『SWEET DIVINE THING』を読み終えたちーけんでしたが、その後、商業誌でその作家さんの作品を見ることはありませんでした。
 折に触れては読み返し、「この作家さんの他のマンガを読みたいなぁ」と思いつつ、他の記事でも書いたように、とてもコミケで腐女子のみなさまに混じってオリジナルBL同人誌を漁る勇気のなかったちーけんは、その一冊だけを大事に読み返していたのですが、3年ほど前だったでしょうか。
 キャラコミックスの新刊を見たら、見覚えのある絵が!

「こ、これはもしや、あの作家さんでは!」

 そう思って慌ててコミックスを購入し、家で大事にとってあった同人誌を突きあわせてみたら、大当たり。
 それが広川和穂先生のマンガとの出会い、そして再会でありました~。

 え~、以上からわかるように、広川和穂先生のマンガは、ちーけんの頭の中では「俺だけが10年以上前からその良さに気付いていた!!」という勝手な変換がされてまして、なんつーかとても親近感を(勝手に)持っている作家さんだったりします(笑)。
 でも、みんなこーゆー作家さんっていますよね!?
 自分だけが気付いていた! と勝手に思いこんでる作家さんって。

 ちーけんが10年前に古本屋でたまたま見つけて買った広川和穂先生の同人誌は、美容師やモデル、オシャレな洋服屋の店員なんてキャラが主人公の、とっても華やかなBLでした。
 広川和穂先生の絵が、またそーゆーオサレなBLに合ってる華やかな絵柄なんですよね。
 だもんで、広川和穂先生といえば、そーゆーオサレなキャラしか描かれないものと思いこんでいたのですが、なんと今月(08年1月)出たキャラコミックスの新刊『明日、雨は降らない』は、眼鏡で大人しくて勉強ができる優等生くんが主人公!

 なんでしょう、この甘酸っぱい思いは…。
 まるで、10年越しで好きだった人から、「私もあなたのことを好きです」とラブレターの返事をもらったような…(笑)。
 思い入れのある作家さんが、自分の好きな傾向のマンガを描いてくださると、普通の100倍嬉しいのはなんででしょうね。

 で、表紙の2人が主人公カップル、右側の眼鏡くんが受けキャラの優等生・香坂遥仁(こうさか・はるひと)です。
 どうでっか~、可愛いでしょ~? ゲヘゲヘ(笑)
 野暮ったい眼鏡が、見た感じ“優等生な感じ”を醸しだしてくれていますが、そこは広川和穂先生のマンガですから、完全に地味なだけの優等生くんではありません。
 現在、大学2年生で授業は真面目に出席する遥仁ですが、夜は新宿2丁目のダイニングバーでウェイターのバイトをしています。
 なぜ新宿2丁目かといえば、遥仁は子供のころから同性しか好きになれない自分の性癖を自覚していたからでした。
 大物オカマ(?)のオーナーが経営するダイニングバーは、ゲイオンリーではなく一般客もOKなとってもオシャレな店。
 ギャルソン風の衣装に身を包み、これもオシャレで格好いいマネージャーの石倉や先輩ウェイターたちと一緒に、遥仁は楽しく働いています。

 でも、店でも遥仁の優等生クンぶりというか、ウブっぽいところというか、初々しいところは目立ってます。
 お客用のタバコを買いに、近くのコンビニに買い物に行かされる遥仁は、「はいっ」と返事をすると張り切って店を出て行きますが、とても夜の街で働く男に見えないそのウブっぽさに、マネージャー・石倉は遥仁の後ろ姿にこう声をかけます。

「帰り道で食われるなよ~」

 で、それでも心配だったのか、他のバイトに「やっぱりおまえついて行って来い」と命じ、SPよろしく後を追わせる石倉。
 遥仁がどんな大学生か、想像していただけたでしょうか(笑)。

 そんなある日、またもやタバコを買いに行かされた遥仁は、女連れで路上を歩く同級生の姿を目にします。
 大学に入った当初から、遥仁が片思いしている相手・小野寺脩平(おのでら・しゅうへい)でした。
 明るく社交的でイケメン、彼女になる女の子が途切れたことがないという脩平と、眼鏡の優等生で真面目に授業に出るタイプの遥仁とでは、同じ学科というくらいの付き合いの友人。
 大学でふだん女の子と楽しそうに付き合う脩平を見て、遥仁は自分の恋が決して成就するはずのないことをわかっていましたし、脩平に告白する勇気なんかもちろんありません。

「せめて普通の友だちみたいになれたらいいな――」
「俺のこと好きになってくれなくても、俺が小野寺のこと好きでいられれば、それでいいから」

 大学で脩平の姿を見るにつけ、遥仁はそう思うだけで満足していたのでした。

 ところが。

 勉強に励んでいたことが、遥仁に幸運をもたらします。
 顔見知り程度の付き合いしかなかった脩平が突然、遥仁に声をかけてきたのです。

「お 香坂! ちょうどよかった」

「あ え なななに? 小野寺」

「昨日のイタリア語、悪いけどノート、コピらせて?」

「え あ ちょ ちょっと待って すぐ」

「香坂の字は丁寧だし、整理されてて見やすいもんな。サンキュ。速攻コピってくるから」


 真っ赤になって慌てまくり、何とかノートを探し出して渡した遥仁に、脩平は脩平はにっこり笑ってお礼のコーヒーを渡してくれたのでした。

 それを機に、少しだけ友だちづきあいが深まった遥仁と脩平。
 教授に頼まれた資料整理の仕事をいっしょにやった夜、他の同級生もいっしょに2人は「お疲れさま」の打ち上げに行くことになります。

 昼間、資料整理をいっしょにしている時から、脩平といっしょにいることが嬉しくて舞い上がっていた遥仁は、顔は真っ赤で行動は落ち着かず、本の山は崩すわで失敗続き。
 居酒屋でも隣に座った脩平が気になってしまう遥仁は、いつになく早いピッチでサワーを飲みまくります。

 さっきから書いているとおり、このへん、遥仁が優等生キャラとはいえ、お話しはとてもオシャレな感じで進んでますよ。
 遥仁も、眼鏡こそ野暮ったいですが、外見はちょっと今風で可愛いし、脩平に至っては、これぞ広川和穂先生の描くいい男の代表! といった感じのイケメンくん。
 なので、優等生受けストーリーであることは間違いありませんが、進学校を舞台にした重~いシリアス“優等生受け”のような暗さは微塵もありません(笑)。
 なんというか、画面が華やかというか、ファッショナブルなんです。
 これが広川和穂先生のマンガの特徴なんですけれど。

 で、案の定というか、読者の期待通りに酔いつぶれてしまった遥仁は、面倒見のいい脩平に背負われて、なんと脩平のアパートに連れ帰られてしまったのでした。
 もちろん、脩平にはその気ゼロですよ。
 単に同級生が酔っぱらったから介抱してあげただけのことです。
 ところが夜中、目を覚ました遥仁にとっては驚天動地のことでした――脩平の部屋で、脩平のベッドで、脩平といっしょに寝ているなんて!

 こんな幸運は二度とない――。
 隣で眠る脩平を見て、遥仁はある決心をします。
 寝ている脩平にキス。

「もし目が覚めても…酔っぱらって寝ぼけて間違ったって言えば…」

 そう言って遥仁が本当に脩平に口づけた瞬間!
 やっぱりというか、BLのお約束というか(笑)、脩平はパッチリ目を覚ましてしまったのでした。

(どうしよう どうしよう ばれた ばれちゃった)

「ご、ご、ごめ…」

(もうだめ もうだめだ 俺がゲイだって ばれちゃった)


 ところが、そんな風にパニくる遥仁に、それを上回るサプライズが待ち受けていたのでした。

「いま、キスした?」

 なんと脩平がそう言うとパニくって泣いている遥仁を押し倒し、キスをしてきたのです!

「……俺のこと、好きなの?」

 そう尋ねる脩平に、もちろん遥仁はこう答えます。

「……好き」

 ところが、ここからさらにさらに遥仁の予想を上回る事態が進行していきます。

「――んじゃ してもいい?」

「…な、なに? なに なにを?」

「セックス」

「ま 待って待って待って」

「いや?」

「ちが、俺、男、男なのに」

「大丈夫。俺どっちもいけるから」

「え …あ うそ…」

「だっておまえ」

「あ…」

「すげえ可愛いもん…」


 むははは。
 慌てまくる遥仁クン、可愛すぎ(笑)。
 そして、実際にこの場面を読んでないみなさんにはわからないと思いますが、流れるような手順で遥仁を押し倒し、耳に口を近づけて「セックス」とか囁く脩平は、悪い男とまではいいませんが、モテる男、場数を踏みまくっている男としての色気に溢れています。
 まだ大学生のくせにねー(笑)。

「…もしかして、ここ 使ったことないの?」

「…ん 他の人…さわられるの、初めて…」

「…やべえ おまえマジ可愛い。挿れたい。挿れていい?」

「……しゅうへ…」

「え?」

「脩平って、呼んでもいい? だから脩平のしたいようにしていいよ」


 えー、こっから先のエッチシーン本番については、とっても遥仁が可愛すぎるので、ぜひみなさまご自分で本を購入してご覧くださいませ(笑)。

 さて、現時点でこの2人に愛はあるんでしょうか。

 もちろん遥仁→脩平はバリバリ愛がありますけどね。
 脩平は何を考えて遥仁を抱いてるんでしょう。
 今回のコミックスは一冊まるまるこの2人のお話しになってますので、その部分が中心となってストーリーが組み立てられていきます。
 もう「脩平 脩平」とすがりつく遥仁が可愛すぎて可愛すぎてアレなんですが、そう思えば思うほど、どう考えても遥仁のことを好きで抱いたとは思えない脩平が、読者は憎らしくなってくるんです(笑)。
 いや正直、ストーリーが進むにつれ、読者は絶対に「脩平死ね!」と思うはず。
 でも、読者がそう思えば思うほど、マンガの中では遥仁が「脩平大好き」を募らせていくんですなー。
 え、なんでそんな男がいいの!? と読者は思うこと必至ですが、遥仁が一途に脩平のことを好きな様子を読み進めていくと、どうにもこうにも遥仁がウブで可愛くて、読者はいつしか2人の恋を応援したくなってます。
 うーむ、広川マジック(笑)。
 ライバルも登場したりして、登場キャラたちの揺れ動く心理描写がたまらなく読者の胸をキュンキュンさせてくれ、絶対に飽きさせません。
 レビューでここまで内容を紹介したらもう読まなくていいや、なんてアホなことを思ってる人がいるかもしれませんが、絶対大丈夫です。

 さて、10ウン年前に、初めて広川和穂先生のマンガを読んだときにも思ったのですが、この作家さんは、濡れ場でエッチに夢中になる男を描かせたら天下一品だと思います。
 今でも鮮明に思い出すコマがあるのですが、可愛い受けキャラくんが、攻めキャラの上にまたがって、騎乗位で登りつめさせられるシーンが、そのマンガの中にありました。
 いやもうそのシーンの受けキャラの表情のエロかったこと!
 なんか感じ過ぎちゃって唇をかみしめちゃって、顔を真っ赤にして快感を極めさせられる受けキャラを描いた広川和穂先生の筆致は、そりゃあもう凄いものでした。
 とっくに21世紀に突入した今から見ても、その場面はとてもエロくて素晴らしいです。
 で、今回の最新コミックスでも、やっぱりそんな広川和穂先生の特徴は生きていました。
 脩平も遥仁も、エッチに夢中、快感に夢中というシーンが、今回ご紹介した場面含めて何カ所も出てきますが、「うわ~、こいつらめちゃくちゃセックスに没頭してるじゃん!」と思わず突っこみたくなるくらい、そんなシーンでの2人は、もうエッチに夢中です(笑)。
 で、ウブで真面目で普通の子な遥仁がエッチに夢中になっちゃってるところは、これがまたギャップがあって、ちょっと“淫乱優等生”っぽい感じで、すんごく本ブログ的にはオススメポイントなんですなー。
 いやもう実際たまらんですよ!
 そうそう、これも10ウン年前のマンガと変わってないところですが、受けキャラがちょっと内股の騎乗位で攻めにまたがって前屈みになるポーズというか構図がありまして、これもまたとても印象的な絵だったのですが、今回のコミックスでも、そんな“広川ポーズ”(と勝手に命名)が157ページの4コマ目に登場してます。
 遥仁が可愛すぎるシーンです。

 えー、夢中になってとりとめもなくご紹介してしまいましたが、広川和穂先生はホントにいいマンガを描かれる作家さんです。
 いくつも10ウン年前と変わらないところを指摘してきましたが、じつは確実にストーリーの深みというか、織りなす綾の美しさというか、そんなあたりは10ウン年前のマンガから、格段に進歩されていると思います。
 そんなに量を描かれる方ではないようなので、これまで商業誌ではコミックスも2冊しか出ておらず、読んだことがないという方が多いと思いますが、ぜひこれを機に一度読まれてみてくださいませ。
 あー、それにしても遥仁可愛いなぁぁああ(笑)。
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Comments

よし!広川和穂だな 
買うぞー今日Amazonに注文したろーその熱い思い受けとったなり~
 
 
コメント、ありがとうございます!
ぜひ読まれたら感想聞かせてください~!
気に入ってくださるといいなぁ。
 

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