ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]連載完結! 優等生の生徒会副会長が“過去”をネタに脅されちゃって! 花音08年2月号より、桜賀めい『嫌いじゃないけど』


Category: レビュー 雑誌   Tags: 受け-眼鏡  受け-生徒会長・委員長  ●サ行-桜賀めい  特徴-年下攻め  
花音 2008年 02月号 [雑誌]花音 2008年 02月号 [雑誌]
(2008/01/15)
不明

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 ちーけんが音楽好きなのは、このブログでも何度か書いてきましたが、歌うのはもっぱら普通の邦楽、聞くのはほとんどクラシックという偏った構成になってます。
 もともとブラスバンド部が長かったのでクラシック好きになったような気がするんですが、もう一つずっと自分で楽器を吹いてた影響か、わざわざCDを買って聴かなくても、有線やテレビで流れてるのを何度か聴くだけで、カラオケで歌うのには十分なくらいメロディとか覚えられるので、邦楽はほとんどCD買いません(笑)。

 年末の会社の忘年会の後のカラオケでも、テレビアニメ『らき☆すた』の主題歌を歌いましたが(オタク…)、CDどころかアニメの放送すら見たことがありませんでした。
 ポルノグラフィティ、中島みゆき、コブクロ、EXILE…。
 およそ邦楽なら何でも歌いますが(カラオケ8時間ぐらいなら楽ちん)、どの歌もほとんどちゃんとCD買って聴いたことがありません(笑)。
 音楽業界のみなさん、すいません!
 そのぶんBL買ってるから、プラマイゼロだよ!(鳥居みゆき風←いま一番好きな芸人w)

 で、何が言いたいかと言いますと、クラシックのCDを聴いてると、まあこの世界はいろいろツウの方が多い世界なもので、例えばベートーベンの交響曲ひとつとっても、「これが名盤!」「いや、こっちが究極」「これを聴かないでベートーベンは語れない!」とか、いろいろオススメCDの押し合いへし合いがあるわけですよ。
 『名盤百科』みたいな本もたくさんあるし、カラヤン指揮のベルリン・フィルの○年の録音が…とか、そういう本にはいろいろ書いてあるわけです。

 で、そういう“名盤批評”の際の定番の文句に、「この指揮者の演奏は、構成力が際だって高く…」というのがあるんですなー。
 他にも、『のだめカンタービレ』のヒットでおなじみになった言葉「カンタービレ」(歌うように)を引用して、「本演奏はどこのフレーズをとっても美しいカンタービレに溢れ…」なんて褒め言葉もあります。
 オペラの国、イタリア出身の指揮者の演奏によく使われる褒め言葉です。

 さて、「構成力が際だって高く…」なんて言われる指揮者の代表が、ドイツ・オーストリア系を代表する大指揮者、カール・ベームという人の演奏なんですが、じつはクラシック好きだけど、全然そういうのを聞き分ける耳に恵まれずに生まれてしまったちーけんは、CDの解説文で「この演奏は構成力が高く…」とか「美しいカンタービレに溢れ」と言われても、よく違いがわからないことが多々あります(悲)。

 そりゃもちろん、同じ曲を別の指揮者の演奏で聴いて「あ、全然違う演奏だ」とか、その違いくらいはわかりますよ!
 でも、「構成力が…」とか「歌心にあふれ…」とか言われても、なんかよくわからんのですよ。
 それがどういう演奏のことを言ってるのか。

 たまに、疑ってます。
 音楽評論家って言われてる人たちって、ホントにそーゆーのわかって言ってるのかしらんって(笑)。

 でも、そんなダメ耳ちーけんでも、有無を言わさず感動してしまう名演奏というのは、必ずありまして、そーゆーのを聴いてしまうと、また次もそんな凄い演奏を聴きたいと思って、CDを買ってしまい、その繰り返しでクラシック好きになってしまったわけですよ。
 で、先ほど名前をあげたベームというオジサン(もう故人)が指揮するCDは、そんなちーけんでも聴き始めたらぐいぐい心を引き寄せられて離れなくなってしまう素晴らしさだったんです。

 じつは、ちーけんはこれまで、あの有名な作曲家・シューベルトの交響曲を聴いて、誰の演奏で聴いても「いい曲だな」と思ったことがなかったんです。
 未完成交響曲とかって曲名、聞いたことないですか?
 これもシューベルトの作った交響曲です。
 でも、これまで何度聞いても、いいと思ったことがなかったんですね。
 それが…。
 先日中古CDショップで買った、ベーム指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏するシューベルト交響曲全集を聞いてぶったまげました。
 う、美しい…。
 てか、ドキドキする…。
 胸にフレーズが突き刺さる…!

 これがクラシックの不思議なところなんですなー。
 指揮者次第で、オーケストラ次第で、同じ曲がまったく違く聞こえるこの不思議。
 で、もうひとつ眼から鱗が落ちたのが、「構成力が際だっている…」という言葉の意味が、おぼろげながらわかったような気になったことでした。
 ベームの演奏するシューベルトを聴いていると、いろんなところで心の奥にグサッと突き刺さる美しい音が聞こえてくるのですが、「あ、この音を美しく聞かせるために、さっきの場所ではああいう風に演奏したのか!」と直感的にわかる場所が何カ所かあったんですよー。
 なんか、クラシック好きとしてステージがあがった気分(笑)。

 で、今月号の花音で完結した桜賀めい先生の短期集中連載『嫌いじゃないけど』を読んで、心に浮かんだのが、このベームの演奏だったというわけでした――って、以上、前置き長くてすいません…。
 やっと本題…。
 いや、書き始めたら止まらなくなっちゃって…。
 とほー。
 
 3回連載が終了したわけですが、お約束とはいえ、主人公カップルがめでたくくっつき、ラブラブのHシーンがてんこ盛りになっていたのが今月号でした。
 主人公(受)は、元不良で、今は更生しただけでなく、猫をかぶって生徒会副会長としてワルどもをビシビシ取り締まる毎日にやり甲斐を見いだしている幸村修二(ゆきむら・しゅうじ)です。
 で、そのお隣に住んでいる幼なじみで、一年年下の不良高校生・東雲隆一(しののめ・りゅういち)が攻めキャラくん。

 幸村は小さなころから女の子のように可愛く、塾講師に手籠めにされそうになるわ、道を歩いてれば変なオジサンに声をかけられるわで、気がついたらグレまくって不良になっていたクチ。
 隆一は、そんな幸村のグレてたころに密かに撮影していた喫煙写真をネタに、幸村に「一日5分だけ身体を自由にさせろ…」と脅迫しているという関係です。

 といっても、隆一は根暗な脅迫野郎などではなく、まあこれもBLのお約束ですが、すごくカッコイイわけですよ(笑)。
 男らしいし。
 一日5分、幸村の身体を自由にしちゃう時にも、キスしたり乳首いじったり、隆一はまあいろんなことをやってくるわけですが、そんなときに見せる男らしい顔に、幸村はドキッとしちゃってる、まあそんな関係です。

 いや、それだけじゃないな。
 幸村が一番困惑していることは、これまでどんなどんな男に迫られても悪寒しか感じなかったのに、隆一に身体を自由にされても、まったくイヤじゃないという事実でした。
 とはいえ、もちろん毎回、キスやらボディタッチやらに、幸村は猛烈に抵抗してるんですけど。
 これもまあBLの定番っちゃ定番ですね(笑)。

 とまれ、今は優等生に化けていて、過去のワル時代をバラされたくない幸村を脅して、幼なじみにして一歳年下の不良・隆一が、一日5分だけ身体を自由にしているというのが、このマンガの基本的な設定というわけです。

 この2人の関係がよくわかるシーンがこちらです。
 2人の学校のトイレでタバコの吸い殻が見つかり、生徒会メンバーは「隆一が吸ったに違いない」と決めつけ、事情聴取をしようとします。
 それを幸村は、「あいつが吸うはずがない。僕に『やめる』と約束したから」と言って、隆一を疑うことを止めさせるのです。
 そのことを立ち聞きしていた隆一が、「一日5分」の権利を行使するため幸村をひっぱりこんだ学校のトイレの個室で、幸村に問いただすのです。

「さっきのアレ、ひょっとして俺のことホントは疑ってた?」

「そんなこと思ってない。…だって、お前、俺に『やめる』って言っただろ。…違うのか?」


 幼なじみだからお前が嘘なんかつかないのはよくわかってる――そんな信頼感を幸村は隆一に持ってるわけですね~。
 そして、自分に身体を自由にさせるときには猛烈に抵抗してくる幸村が見せたそんな“信頼”に、隆一はもうたまらなくなったように、ここで幸村に口づけをするのです。
 そりゃ、心の底でそんな信頼を自分に持ってることを見せつけられたら、「お前、俺のことホントは好きなんだろ!」ってなもんで、熱烈接吻したくもなりますなー(笑)。

 そのままキスに夢中になる2人。
 でも、こうして身体だけ自由にしてくる隆一に、幸村は幸村で何を考えているかわからないものを感じて、ハッと気付くと自分から身体を離してしまいます。

 ここまでが前2回までのお話し。
 じつはそのラストシーンで、隆一が幸村に「お前が何考えてるかわからない! もう過去をバラしてもいい…。二度と近寄るな!」と言われて姿を消してしまったところで、話が中断してました。
 ええ、2人はどうなっちゃうの! というところで、今回の最終回に突入したわけですよ。

 で、この2人がどうやってくっついたかは、もう自分で花音を買うなり、そのうち出るコミックスを見るなりして、ごらんください(笑)。
 そこまでバラしちゃったら、読む楽しみなくなっちゃいますからね!

 ちーけんが今回言いたいのは、この2人が気持ちを確かめ合ったあとに初めてやったラブラブHの場面のことですよ!
 この期に及んで、幸村はまだ「男なんか…と…」とか言って、抵抗したりしてるんですが(笑)、隆一は余裕でそんな幸村を脱がし、年下のくせに思いっきり幸村を翻弄しちゃいます。

「ホントはあちこちじっくりナメ回したいとこだけど、余裕ねぇから、また今度な…」

「…!」(赤面)

「平気だろ? 俺相手なら――」

「ちっ…調子に乗っ…」

「ただアンタに欲情してる…ってだけの奴らとは、ちっと…意味が違うからな――」

 過去に変な男どもに襲われたせいで、男なんかまっぴらと思い続けてきた幸村に、「俺なら大丈夫だろ?」と迫る隆一。
 そして、ここで幸村を押さえつけた隆一は、上に覆いかぶさってグッと挿入するわけですが、その瞬間、びっくりして目を見開き、「あ…あ…あ…」と言って隆一が自分の中に入ってくるのを耐える幸村の顔が、ここで超ドアップになってるのです(笑)。
 眼鏡したまま顔真っ赤!
 そのまま隆一は「ゆさっ」と音を立てて、幸村の身体を揺さぶり始めるわけですが(エロ!)、このシーンですよ!

 ちーけん、このシーンを読んだときに、連載第一回、そして前回のすべてのシーンが、この“隆一に愛されて呆然としちゃう幸村”のシーンへの伏線になっていたんだな! と感じてしまいました~。
 隆一にツンツンだった幸村、脅されて身体を自由にされつつ抵抗していた幸村、「二度と近寄るな!」と自分で言ったのに後悔しちゃう幸村、ふだんは優等生になりきってそんな生活を楽しんでいる幸村…。
 すべてのシーンが、このエロシーンにつながっていたんだなぁと瞬間的に悟ってしまったのです(笑)。
 眼鏡したままで呆然としちゃって、でも隆一に揺さぶられて気持ちよくなっちゃって、最後には自分からキスに応えちゃうというこの優等生・幸村クンの可愛いシーン、絵的にも密度が濃いし、桜賀めい先生はきっとこのシーンが最初から頭にあってストーリーを作られたんじゃないかなぁと勝手に妄想してしまうほど、ドラマの頂点に君臨する名場面になってます、このHシーン。

 なんでしょう、このシーンから読み取れることはいろいろあるんですが、例えば不良だったはずの幸村が意外にウブくて隆一のテクにメロメロにされちゃってるなぁとか、ふだんは鬼の副会長として威張ってるのに、このシーンでは挿入を怖がっちゃってちょっと震えてるなぁとか(笑)、そーゆーいろいろが、すべてこれまでのストーリーのどこかに伏線としてつながっているような、そんな既視感を覚えるんですな!
 どうです、このベームばりの構成力!(笑)
 寸分の狂いもなくカッチリしてますよ。
 しかも、桜賀めい先生のストーリーは、どこをとってもクラシックでいえばカンタービレなんですね~。
 どのページをめくっても、セリフやキャラの表情で読者を飽きさせません。
 そこに親しみやすい定番のエピソードを散りばめつつ、全体の構成はこの最終回のHシーンに向かってがっちり形作られているという素晴らしさ!
 わざわざあんな長い前置きを書いて、今回の記事を執筆した意味をわかっていただけましたでしょうか(笑)。

 じつは、ちーけん的には、桜賀めい先生はホントはあまり“優等生受け”ってこだわってないんだろうなぁと思うんですが、それでこのレベルの“優等生受け”を描いてくださるのだから、恐ろしいかぎり。
 このマンガ、コミックスでも出ている『ワルイコトシタイ』シリーズの一つで、今後もこのシリーズ自体は花音で連載が続いていきそうな感じです。
 きっと隆一×幸村の2人にもまた会えそうな気がしますが、ちょこちょこ登場させてほしいなぁ。

 それにしても今月号の花音は面白かった。
 まったく優等生受けじゃなかったけど、高井戸あけみ先生の心の底から素晴らしいと思う短編、わたなべあじあ先生の胸キュンマンガ、花音初登場の天野塊先生の素晴らしい女装BL…。
 本っ当に読み応えありました。
 あ、依田沙江美先生の“優等生受け”マンガ、『愛の深さは膝くらい』も佳境に入ってきてますね。
 これも完結したらレビュー書こうと思ってます。
 創刊したばかりの95年頃とかは、どうしようもない雑誌だと思いましたが、今やBL界のトップブランドですなー、花音は。
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