ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[新刊レビュー]31歳で課長に抜擢されたエリートが、デキる部下にメロメロに愛されて…吉野ルカ『プラウド ウェディング』&『愛すること 愛されること』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-眼鏡  受け-成績優秀  特徴-社会人  特徴-年下攻め  ●ヤ行-吉野ルカ  
プラウドウエディング (オークラコミックス) (オークラコミックス)プラウドウエディング (オークラコミックス) (オークラコミックス)
(2008/01/12)
吉野 ルカ

商品詳細を見る


 もっと有名になってほしいような、でもこのままでいてほしいような…。
 みなさん、自分だけが好きなそんな作家さんがいるものだと思いますが、ちーけんでそれに当てはまるのが吉野ルカ先生です~。
 最初に好きになったのは、03年発行の花音MAX23『学園天国/ハレンチ』特集号に載っていた学園もの『春のくちづけ』を読んだとき。
 全然、“優等生受け”マンガじゃなかったんですが、他の作家さんにはない奇妙な味わいと明るいエロ、そして何より「にぱっ」と笑う受けキャラの笑顔の可愛さに一発でヤラれ、その後ずーっと追いかけてきました。
 そうしたら、基本“優等生受け”の作家さんだということがわかり――というかブログ主が勝手にそう思いこんでるだけかもしれませんが(笑)、ますます好きに。
 いつかここでもご紹介したいと思っていたら、今月、新しいコミックスが発売になったので早速取り上げてみた次第です。

 アクアコミックス『プラウド ウェディング』が、その一冊。
 表紙の2人が主人公カップルで、年下攻めのサラリーマンもの、早くに出世した眼鏡なエリート課長受けになってます。


 じつはこのマンガ、別のマンガの続編です。
 同じアクアコミックスから05年秋に出ている『愛すること 愛されること』に収められている『その手で その腕で』というマンガがシリーズ第一作。
 わかりにくいので、整理しておきましょう。

コミックス『愛すること 愛されること』所収
 (1)『その手で その腕で』
 (2)『愛すること 愛されること』
 (3)『プレゼントするとき されるとき』

コミックス『プラウド ウェディング』所収
 (4)『君の想い』
 (5)『ラブフェイズ』
 (6)『プライド』
 (7)『プラウド ウェディング』

 この7本のマンガが、全部同じカップル(年下後輩×眼鏡課長)のシリーズになってます。
 最近はなかなか同じカップルでこんなに作品が続くこともBL界ではありませんからね。
 すごく読み応えのあるシリーズになってます。

 ストーリーもじっくりご紹介したいところですが、あまりに長くなってしまうので、シリーズの概略をまずはご紹介しようと思います。

 一番最初の短編『その手で その腕で』は、主人公2人がくっつくまでのお話し。
 31歳にして課長に抜擢されている優等生サラリーマン・日比野の下に、かつて新人時代に面倒をみてやった後輩・東高士(あずまたかし)が配属されてきたところからストーリーは始まります。
 「できる男」として鳴り物入りで配属されてきて、すぐに新しい部署でもみんなにとけ込んでしまった東を見て、日比野は物思いにふけります。

(男から見ても 東は魅力的な男だ)
(男らしく堂々とした体格。型にハマらず、誰に対してももの怖じせず)
(それでいて そのやさしい笑顔でみんなに好かれる)


 かつて面倒を見ていた後輩とはいえ、切れ者のエリート課長が物思いにふけってしまう理由とはなんでしょう?
 じつは東の面倒を見ていた数年前、日比野は東にこんな告白をされていたのでした。

「きれいだなァ、先輩…。俺の恋人になりませんか?」

 先輩社員相手でも一歩も引かず、熱血な仕事ぶりを見せていた新人時代の東は、その時すでに日比野の目から見て魅力的に輝いていました。
 そんな凄い後輩に「恋人になってほしい」と言われ、当時の日比野は怒りを覚えたのです。

(くやしかった。まるで『お前は女みたいだ』と言われているようで)
(大人げもなく、笑って流すことができなかった)

 自分も若くして課長に抜擢されたエリートだけに、“女あつかい”が我慢できなかった日比野は、その時、東をにらみつけてその場を立ち去り、彼とはそれっきりになっていたのでした。

 そして思いもかけず、同じ部署で勤務することになった日比野と東。
 31歳のエリート課長とその部下という新たな関係を築かねばならなくなった2人は、以前のことは口に出さないまま仕事に励みます。
 ところが。
 ある夜、彼らは2人きりで仕事帰りに居酒屋に寄ることになったのです。

「しかし凄いですね、日比野さん。その年で課長だもんな。尊敬しちゃうなァ、俺」

 東は仕事のできる男ですが、そういうところを微塵も偉ぶらず、素直に人を褒めたりするところが人間的な魅力になってます。
 だが、柔和な笑顔で“日比野さんのことを尊敬している”と話す部下に、日比野はかつて“女あつかい”された意趣返しをするように、冷たい言葉を返すのでした。

「俺、お前みたいな男、大嫌いなんだよ。俺が頭下げてる上司にかみつくわ、納得いかない仕事は平気でサボるわ。いつも自信満々で堂々としてて、大嫌い…」

 そんな日比野の態度を気にもせず、東は真剣な眼差しを向けます。
 酒席ということもあってか、いつの間にか微妙なタメ口になっている東。

「『大嫌い…』って酒飲むといつも言うね。俺にはいつも『大好き』に聞こえるけど」

「…お前、またそういう冗談…」

「課長……恋人、いるんですか?」


 そして、そう言いながら、東はググッと日比野の手を握ります。
 真剣な瞳で日比野のことを見つめ、デキる男・東、“男”モード、全開むんむんです(笑)。

「…日比野さん、やっぱ俺の…恋人になってくださいよ」

 そのまま“2度目の告白”を遂げた東でしたが、その途端、「すまん酔った。帰る」と言って、日比野は居酒屋を飛び出していってしまいます。
 またもや“女あつかい”されたことが許せなかったのか――。
 東が追っていくと、酒が回ったのか、日比野は路上にへたり込んでいました。

「本気なんですよ!」

「ふざけるな」

「もうずっと…大好きなんです…」


 そう言うと、東は日比野を抱きしめて口づけするのでした――。

 えー、ここまでストーリーを頑張ってまとめてみましたが、吉野ルカ先生の描く10分の1も、日比野と東の切ない雰囲気をご紹介できてません!!(涙)
 小説でいえば“行間”ということになるのでしょうが、吉野ルカ先生のマンガは、そんなコマとコマの間からにじみ出る言外の切なさというか、オーラというか、雰囲気がとても濃厚で、単純にストーリーをご紹介しても、マンガ自体をご紹介したことに全くならないのです~。
 あうーー。
 悔しい~。
 でも、絶対みなさんにこのマンガを読む気になってほしいので、全力を尽くして紹介を続けます。

 キスされた日比野は、瞬間的に東にカラダを預け、口づけに没頭してしまいます。
 このコマ、頬を染めてうっとりと東にキスされる日比野が描かれていて、とても切ないシーンです。
 でも、日比野は口づけに没頭し続けることができませんでした。
 それは“あること”に気付いてしまったからです。

(『女のようだ』とバカにされた気がした?)
(…ちがう…)
(くやしいのは、お前のその大きな手を)
(易々と俺を押さえつける強い腕を)
(甘い声を)
(俺の身体が求めだすからだ)
(…女のように…)
(くやしくて)
(息が…できない)


 はうー。
 切ないシーンですー。
 “女あつかい”され怒っていたはずが、じつは自分こそが部下にそうされることを望んでいたことに気付くエリート優等生。
 そんな自分を受け入れられず、でも心は東を求めて苦しくて、張り裂けそうになるわけです。
 ぬがー!
 胸がズキュンズキュンするー!

 翌日。

 昨晩はキスに応えてくれたのに、自分のほうを見ようとしない日比野に焦れた東は、夜、2人きりになった時を狙って日比野に迫ります。

「こっちを向けよ!」

「……」

「なんでいつもはっきり言ってくれないんだ、男なんか愛せないって! なのに俺が誘うと
ついて来るんだ。大嫌いだと言いながら! 俺の気を引くように目線を外して…」

「……」

「日比野さん! どうして夕べ…俺のキスに応えたんだ!」


 真情あふれる東の言葉に、日比野はついに内心の葛藤を素直に吐露しはじめます。

「…くやしいんだ。俺はお前を見ていると…、お前にさわられると女のような気持ちになる」

「!」

「男なのに…。夕べお前に本気だと…キスをされて、…もっと…女のようにされたいと…。くやしいのに…もっと…」


 すごいシーンですねぇ…。
 BL数多しといえど、受けキャラが「女のようにされたい…」と告白するものは少ないですよね。
 腐女子のみなさんには、こういうセリフはどうなんでしょう?
 ブログ主(腐男子)の目からは、受けキャラにここまで口にさせるストーリー展開は「圧倒的」の一言です。
 日比野は決してツンツンしたプライドだけの優等生ではなく、部下にも慕われる優しい上司として描かれていますが、若くして課長に抜擢させられたエリートであることは間違いありません。
 そんな優等生な受けキャラが男に恋してしまった自分を受け入れさせられ、自分は女なんだと告白させられるインパクトの強さは、そこまで言わせられる日比野の心情を考えると、とてもドキドキさせられますね!
 日比野が優等生として描かれているだけに、そんな日比野が部下の男に抱かれたがっている自分の心の葛藤を受け入れるこの場面は、とても可哀想で、でも真に迫っていて、胸をキュンキュンさせるものがあります。

 このシリーズ第一話は、最後、日比野をそのまま抱いてしまった東が、年上上司を抱きしめながら、こう話しかけるシーンで終わっています。
 男に抱かれる自分をようやく受け入れたものの、まだ混乱して涙を流している日比野に優しく語りかけるのです。

「大丈夫…ゆっくりでいいんだ」
「どんなあなたでも、俺は…全部を愛せます」
「あなたはゆっくり受け入れてくれればいい」
「それまで俺が何度でも…抱いてあげます」


 心にしみいりますなー。
 しっとりした良いシーンです…。
 こうして、日比野がようやく東の愛を受け入れたところで、第一話終了です。

 この第一話を含め、全般的に、コミックス『愛すること 愛されること』所収の分については、どれも「男を好きになってしまった自分」を受け入れられない東の苦悩が描かれていて、ちょっとシリアス気味になってます。

 ところが~。

 今月出た新刊『プラウド ウェディング』に収められているマンガについては、ぐっと明るく甘甘な2人が描かれていて、前半が重苦しい感じもあっただけに、愛し合う2人が可愛くて、読むととても幸せな気持ちになれるのです~。

 えー、“優等生受け”という視点から解説すると以下のようなことになります。

 最初のコミックス収録の3話くらいが、「男に抱かれる自分を受け入れられない優等生の苦悩」を描いているとすれば、今回のコミックスに収められたお話しについては、「ふだんは優等生としてピシッとしている受けキャラが、部下でしかも年下恋人である東と2人きりになると、とっても可愛くなっちゃうところ」を描いているということです(笑)。

 どっちのテイストの“優等生受け”もイイですなぁ~。
 今回のコミックス分については、2人にチョッカイを出してくる新キャラや、他の部下なんかも重要な役回りで登場したりしてきて、非常に話も膨らんできてます。
 あれだけ苦しんだ日比野が、今回はそれを乗り越え、素直に年下の東に甘えちゃったりして、いやもう読者からすると、「よかったよ~。幸せになってくれて安心したよ~」ってなもんで(笑)、ホントに読むとこちらが幸せな気分になれるのです。

 ここまで書いた文章を読み返してみても、まったく吉野ルカ先生のマンガの魅力を伝えられていないのが残念ですが、本当にこのシリーズは読むと胸はキュンキュンさせられるし、ちょっと幸せな気分にもなれるオススメ作です。

 吉野ルカ先生の特徴のある絵のひとつに、上目遣いの受けキャラを真っ正面から描くコマというのがあるのですが、だいたいどのマンガでも、このアングルで受けキャラが「にぱっ」と笑う場面というのが出てきます(笑)。
 ちーけんは密かに“吉野アングル”と名付けているほど、特徴あるコマなのですが(笑)、この「にぱっ」と笑う受けキャラというのは、本当に吉野ルカ先生のマンガの魅力というか、抗いがたい引力を備えた絵でありまして、日比野-東のシリーズでも、もちろん登場してきます。
 優等生でエリート課長な日比野が、その瞬間だけちょっと無防備で幼い感じに描かれたりしていて、これがまた可愛いんですなー。
 言葉で書いても全然魅力が伝わらないと思いますが(悲)、ぜひご自分で見てみてくださいませ。
 「あ、あのブログで言ってたのは、このコマのことか」と分かっていただけると思います(笑)。

 あー、やっぱり俺は吉野ルカ先生のマンガが大好きなんだなぁとこの記事を読んで実感しました。
 もっと人気が出ていい作家さんだと思うんだけどなぁ。


愛すること愛されること (オークラコミックス)愛すること愛されること (オークラコミックス)
(2005/10/12)
吉野 ルカ

商品詳細を見る
関連記事


Comments

Leave a Comment



08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

07

09


 
FC2カウンタ
 
プロフィール

ちーけん

Author:ちーけん
FC2ブログへようこそ!

 
最新つぶやき5件

Twitter < > Reload

 
最近のコメント
データ取得中...
 
 
 
 
Lc.ツリーカテゴリー
 
Lc.ツリータグリスト
 


Archive   RSS   Login

債務整理太陽光発電
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。