ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

スポンサーサイト


Category: スポンサー広告   Tags: ---
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[新刊レビュー]年末になってこの大収穫! すごい“優等生受け”マンガが出てきた! 『ライバルカタログ』より、北別府ニカ『とろける十代』


Category: レビュー コミックス   Tags: 受け-ガリ勉  受け-真面目・カタブツ  ●カ行-北別府ニカ  
ライバルカタログ (MARBLE COMICS カタログシリーズ VOL. 11)ライバルカタログ (MARBLE COMICS カタログシリーズ VOL. 11)
(2007/12)
不明

商品詳細を見る


 うおーん、うおおーん。
 すごい”優等生受け”マンガが登場したよー。
 神様、ありがとう~(涙)。

 相変わらず何を大げさなとお思いでしょうが、今日買ったばかりの『ライバルカタログ』(東京漫画社)に載っていたマンガを、もう5回も読み返してしまいましたよ!
 北別府ニカ先生の『とろける十代』です!

 07年もいよいよ押し迫ってきたわけですが、そんな年末ギリギリのこの季節に、ちーけん心の“優等生受け”マンガランキングにグググッと割り込みノミネートされたこのマンガ!
 いやもう完璧。
 欠点といえば、エロ場面が少ないことだけ!(笑)

 じつはこのマンガ、最初に冒頭部分を読み始めたときは、「うげげっ」と思いました。
 超バカ高に通う高校3年生の主人公・坂上光治(さかがみ・こうじ)が、好きになっちゃった女の子を手に入れるために、超優等生なその兄貴に接近する――ってのが、このマンガの基本的なストーリーなんですが、受けキャラの優等生・時田桂(ときた・けい)が態度も堂々としてるし、カッコイイし、身長もデカイしで、てっきりこっちが攻めキャラだと思っちゃったんです。
 主人公の光治がこれまたおバカ丸出しの子で、何となく雰囲気が受けっぽい感じもあり、てっきり優等生×おバカ高校生なマンガだと勘違いしながら、「なんで優等生攻めのマンガなんか、この俺サマが読まなきゃいけねーんだよー」とぶうぶう言いながら読み進めていったんですが(本ブログは優等生受け推奨ブログです)、ページをめくるうちに、「お?」「これはまさか…?」という“手応え”がでてきたのでした(笑)。

「俺の真の理想のタイプは『賢くて気高くて美しい人』なのだよ!」

 周囲の友達に、常々そんなことを言っていた主人公・光治は、ある日、通学電車の中でその言葉にピッタリの清楚な女子高生を見かけます。
 その美少女・時田桜とお付き合いさせてもらうべく、彼女の兄・桂に接近する光治ですが、出会いからして「気安く声かけんな、バカ高校」と冷たく言い放たれてあえなく撃沈。
 この場面でも、光治を一蹴する桂が、いかにも頭のいい優等生らしい高慢ちきな顔で上の台詞を言うんです――すごく攻めっぽい顔で。
 有名病院の跡取り息子で、県内一の名門校の首席で、性格のお堅さでも周囲に名を馳せているというのが、桂のキャラ設定ですが(ちなみに年齢は光治より一学年下)、絵的にけっこうガッシリして体格もいいんですな、桂は。
 光治のほうが線の細いタイプに見えます。
 朝の電車の中で桂を捕まえては、まずは友達になろうと必死に話しかける光治ですが、それへの対応もまた攻めっぽいというか、すごくキツイんです。

「バカが移る。そばに寄るな」
「俺に取り入って 妹に近づこうとしたって無駄だぞ」


 言い方もすんごく尊大。
 なので、ちーけんはこのあたりまで読んだときには、すっかり桂が攻めキャラで光治が受けキャラだと思っていたわけですよ。

 ところが!

 光治はバカな子なので、桂の態度なんか気にせずどんどん話しかけて距離を縮めていくんですね。

「時田く~ん! 今日Tシャツおニューなの。どう?」

(無視する桂)

「本当にお堅いなぁ。いっつもこの調子じゃ、せっかくキレイな顔してんのに、お兄ちゃんまだ童貞でしょ?」

「そんなのッ… おまえに関係ないだろ!」


 無神経にこの年頃の男の子が一番気にしてること(童貞)とか言われて、ここで初めて桂が初々しく顔を赤らめて怒るシーンが出てきます。
 ここらで「おお!」と思ったわけですよ。
 これはもしかして、優等生なお兄ちゃん・桂のほうが受けキャラですか!! って(笑)。

 ストーリー自体も、このあたりから急展開。
 光治はいつしか妹じゃなくて桂を追いかけることが楽しくなってる自分に気付くわけです。
 じつはそれは桂も同じ。
 妹思いで知られる桂でしたが、だからこそ妹・桜は兄の変化に気付いてました。
 いつも自分のことを第一に考えていてくれたはずの兄が、光治と知り合ってからは物思いにふけることが多くなっていたのです。
 そう、光治も桂もいつしかお互いのことを特別に思うようになっちゃっていたんですね!
 う~ん、このあたりはBL定番の展開といえばそれまでですが、妹・桜の目を通してその変化が語られることで、話しが単調にならず、読者にすんなりと“大転回”を納得させてくれるのは、さすが北別府ニカ先生といったところです。

 さてこうなるとさすがバカっ子、持ち前の行動力を発揮して、光治は桂の通う学校の制服を手に入れ、それを着て桂の学校に忍び込んで行っちゃうのでした。
 お堅い性格で、学校では友達もいず、いつも一人で昼食を取っているという桂。
 その居場所を桜に聞いた光治は、ガラガラっと音をさせてドアを開けます。
 突然の光治の出現に驚く桂。

「おまえ、何してんだ!?」

「ゴメーン☆ びっくりしちゃった? よくこんな静かなところに一人でいられるね――さびしくね?」

「別に」

「ねぇ 時田くん いじめられてんの? いや、そうゆう事される感じでもないか。頭、顔、家柄よし! の憧れの的だろうしな~」

「…どうかな。近づいてくる奴はいないし、嫌われてるかもな」


 寂しそうにそう呟く桂。
 本作を貫く裏テーマとして、“優等生は孤独だ”というのがあります。
 いや、別にそんな重い話じゃないんですが、光治も最初は桂のことを単にお高くとまった嫌な奴、優等生の典型だくらいに思ってるわけですが、付き合いが深まるにつれ、だんだんと“優等生ってのは、それはそれでみんなから祭り上げられて孤独なんだな”というのを理解していくというストーリーになってるんです。
 光治がそういう理解を深めることが、2人の恋愛が進む上でも重要なファクターになってるわけですよ。
 複線的なストーリーですよね。
 深い、というか、とても読んでいて面白いわけですよ。
 ちゃんと桂の優等生たるところを受け入れて光治が桂のことを好きになったというのがわかりますし、“優等生受け”BLとしての完成度という点から見ても、本作はずば抜けていいんですなー。
 そしてこの場面、みんなに憧れの的だとか言われつつ、誰にも近づいてきてもらえない優等生の寂しさを、桂がちらりと見せるシーンになってます。
 そこに土足でズカズカと上がり込んできたのが、光治というわけですよ。
 孤高の優等生・桂から見たら、どんなにかその姿はまぶしかっただろうと思うのですが、そーゆーことを妄想してると、もうちーけんの胸はきゅんきゅんして張り裂けそうですよ!
 さあ、山場です!

「俺バカだからよくわかんなかったけど 孤高の人って自分からなってんのかと思ったら 周りの人間がそうさせてたんだね。さびしくない? つらくない?」

 そう言うと、桂の手をぎゅっと握る光治。

「…お前、誰でもいいのか?」

「好みはあるよ。頭が良くって、キレイな孤高の人。そういう子の心にあがりこんで 色んな顔を見るのがたまんない。でも、こんなさびしそうな顔みると思わなかった。こんな顔見ちゃったら、女の子より大事にしたくなっちゃうよ――」


 そしてそのまま桂にキスする光治。
 なんつー殺し文句ですか!
 優等生が必死で隠す“恥ずかしい顔”を見てみたいと。
 そんな顔を見せる桂のことを守ってやりたいと。
 寂しがりな優等生がこんなこと言われたら、もうイチコロですよ!
 もちろんこの2人もめでたしめでたし――とはなりません(笑)。
 今まで妹に言い寄っていたのに、いきなり自分のことを好きと言われて混乱する桂は、光治を思いっきり殴り飛ばして逃げてしまうのです。
 でもこの場面、それまでは格好良くて妹を守ろうとして頑張っていた優等生・桂が、光治の言葉の魔法にかかってしまうように可愛くなってキスされてしまうという、本ブログ的にはどうにもこうにもたまんねーぞ、オイ! 的な場面となってます。
 なんか、あんな自信満々な優等生クンだった桂が、顔を真っ赤にしてこんな可愛くなっちゃうの!? という。

 そして場面は飛びます。
 諦めない光治は、夜の道ばたで帰宅途中の桂を捕まえるのです。
 ああ、ここはもう神シーン…。
 妹・桜から「ボーッとしていたお兄ちゃんが、学校の階段から落ちた」と聞いた光治が、心配して声をかけるのですが――。

「ケガしたって 大丈夫?」

「大丈夫じゃない! お前のバカが移ったんだ!」

「え?」

「公式が頭に入ってこないし、計算も間違える。階段も踏み外すし、脳みそも体中もドロドロになって俺はバカになったんだ! お前のせいだ――」

「お兄ちゃん、そりゃ…。バカじゃなくて、色ボケって言うんだよ。たぶん俺にしかなおせないよ」


 そう言うと、泣きそうになってる桂を抱きしめてやる光治。
 優等生が、自分の恋心にパニックになっちゃって、「お前のせいだ!」と泣きながら迫るこのシーン、もう素晴らしすぎて言葉がありません…。

「うそだ! こんなことされたら、もっと脳ミソとけてバカになる」

「そうだね。俺のせいで体中ドロドロになっちゃうなんて エッチな事いう位だもんね」

「!」

「お兄ちゃん、舌だして。重ねて。こぼさないで」

 そう言ってキスというか口づけをする光治に、桂はつたないながらも必死で応えます。
 うひょー、可愛すぎ!!

「――んっ 体中 ドロドロになってく…どうにかしてくれ」

 最後、桂はそう言って光治に抱きついちゃうんです。
 あー、これで今日6回目の読み直しだけど、何度読んでもたまらねーぞ! おい!

 さーて、この後はお待ちかねのエッチシーンになるわけですが、ここはぜひご自分の目で確かめてみてください(笑)。
 ちなみにこのエッチ場面も、桂は光治にいろいろされちゃいながら、次々と優等生っぽい台詞を繰り出してくれますので、優等生スキーなみなさまには、どうにもこうにもたまらないシーンとなってます(笑)。
 ちょっと意地を張りながら、可愛く感じる桂は、奥さん、最高ですよ!
 これ見ないと、年は越せませんよぉぉおおおお。

 これまでもけっこう眼鏡受けのBLマンガは描いてくださっていた北別府ニカ先生ですが、“優等生受け”という観点からは、どうもいまひとつ外れた感じのストーリーが多かったように思います。
 それが今回、ついに素晴らしい成果を生み出されたわけですよ。
 今までの北別府ニカ先生のマンガは、少し大味というか単調に思うようなところもあったのですが、今回はご本人も楽しんで描かれたのか(そう信じたい!)、本筋以外のところのギャグっぽい遊びの絵柄とか台詞とか、また主人公たち以外のキャラがしっかり立ってるところとか、すんごくディテールが充実してるように思います。
 それはとりもなおさず、このマンガを読み終わったときに、「ああ、こういう世界に俺も住んでみたい」と思わせてくれる構成力の高さにつながってるわけです。
 こう思わせることができたら、マンガとしてはしめたものですが、今回の『とろける十代』は見事にその域に達してるものと思います。

 それにしても、この桂という優等生キャラの可愛いことよ。
 頑張り屋さんで、ふだんは尊大で冷たくて、頼れるお兄さんキャラなのに、何の因果か好きになっちゃったおバカさんの前では、本人もなんでかわからないけど可愛くなっちゃうという。
 これですよ、これ。
 自信満々の優等生くんが、自分でもわからない恋の力によって、無理矢理変化させられてしまう。
 これこそが優等生受けBLの醍醐味です。
 続編描いてくれないかなぁ。
 ダメだろうなぁ。
 いずれにしても、とにかく自分の目で読んでみてください。
 もうこの冬、とにかく絶対オススメの一品ですよ!
関連記事


Comments

Leave a Comment



10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

09

11


 
FC2カウンタ
 
プロフィール

ちーけん

Author:ちーけん
FC2ブログへようこそ!

 
最新つぶやき5件

Twitter < > Reload

 
最近のコメント
データ取得中...
 
 
 
 
Lc.ツリーカテゴリー
 
Lc.ツリータグリスト
 


Archive   RSS   Login

債務整理太陽光発電
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。