ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

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[新刊レビュー]つまんないと思った俺がバカだった… 『HertZ』連載中、松本ミーコハウス『恋のまんなか』


Category: レビュー 雑誌   Tags: 受け-ガリ勉  特徴-高校生  攻め-不良  受け-真面目・カタブツ  ●マ行-松本ミーコハウス  
HertZ VOL.23 (23) (ミリオンコミックス) (ミリオンコミックス)HertZ VOL.23 (23) (ミリオンコミックス) (ミリオンコミックス)
(2007/12/01)
新田 祐克西村 しゅうこ

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 あー、俺の目は節穴でした!
 懺悔!
 隔月刊誌『HertZ』vol.23を読んで、つくづく思い知らされましたよ!
 松本ミーコハウス先生が連載形式で描かれているマンガ『恋のまんなか』が、4回目にしてものすごい盛り上がりです。
 『HertZ』vol.19から始まったこの作品、超一流進学高を落ちて公立校に通うガリ勉くんの一之瀬が、父子家庭育ちで荒んだ生活を送るタラシの不良・松原にオモチャにされるような恋に堕ちていくストーリーでして、もちろんちーけんもチェックはしておりました。
 でも、よくいるじゃないですか。
 BLマンガに限らず、なんか暗い話を描くことで、それがストーリーに深みを出すんだ的な勘違いをしてるとしか思えないマンガ家さんが。
 この作品、そして松本ミーコハウス先生も、ちーけんが嫌うそういう類のマンガ家さんだと勝手に思いこんでました。
 本当にスイマセン!
 完っ全な思い違いでしたよ…。

 というわけで、本作の全体的な雰囲気はすごく暗めです。
 主人公(攻)の松原は、父親と安アパートで二人暮らし。
 でも、父親はほとんど家に帰って来ず、大家のババアからは「このままだと、出て行ってもらうよ!」と言い渡される生活を送っています。
 荒んだ空気を漂わせつつ、学校の内外で女の子と遊び歩いている高校生という設定のキャラになってます。
 そんな松原のことを、密かに見つめていたのが主人公(受)の一之瀬です。

 幼い頃に両親が離婚し、母親に引き取られた一之瀬ですが、それ以来、母親はすっかり精神的におかしくなっています。
 息子である一之瀬のことを「勉強が大好きないい子」と病的に思いこみ、一之瀬がちょっとでも“いい子っぽくないこと”をすると、うつろな目で「司はそんなことしないわよね~」と口にして、何も見なかったことにしてしまうのです。

 一之瀬はそんな母親に言われるがままに超進学校を受験したものの失敗し、普通の公立高校に通っています。
 もちろん成績はぶっちぎりの1位です。
 学校では友達もなく、休み時間は勉強をして過ごすだけの生活を送っています。
 そんな優等生・一之瀬が、まぶしい視線を向けてしまうのが、松原なのでした。
 自由奔放に生きるように見える松原のすべてが、一之瀬には輝いて見えるのです。
 恋心を自覚した一之瀬は、いつしか熱のこもった視線で松原を見つめるようになっています。

 こう書くと、主人公の一之瀬はすごくしっかり者で四角四面のガリ勉くんっぽい感じですが、そうじゃないところが本作のキャラ設定の妙味。
 ぽやぽやしてて優しくて、母親からの抑圧の下で育てられた影響か、自分の意見を強く出すことはなく、引っ込み思案な弱々しい少年として、一之瀬は描かれています。

 松原のほうも、単なる不良としては描かれていません。
 作中、息子にロクに生活費も渡さない彼の父親が、珍しく家に帰って来たシーンが描かれていますが、久しぶりに会った父親に憎まれ口を叩く松原は、別れ際に、「あんた、次いつ帰ってくんの?」と問いかけるのです。
 でも、父親はその問いを聞こえているはずなのに黙殺します。
 また当分放っておかれるのか――それがわかった瞬間の松原の表情のせつないこと…。
 不良だけど、突っ張っているけど、その下から少年らしい不安定さ、純粋さ、危うさがところどころで露呈してくるのが、松原というキャラです。

 物語は、定期試験の順位が張り出された廊下で、自分に向けられる一之瀬の視線に松原が気付くシーンから始まります。

「あ、一位の人」

 そう言って一之瀬を指さす松原。
 女の子とじゃれながら順位を眺めていた松原を見て、「いいなぁ、あの子…俺も松原くんにさわりたいなあ」と心の中で呟いていた一之瀬は、不意を突かれて真っ赤になって逃げ出します。
 別に心の中をのぞき見られたわけでもないのに。
 その後ろ姿を見て、呟く松原。

「俺 あーゆーのいじめたくなんだよねー」

 ここから2人の物語が始まっていったのです!

 ちーけんはですね、初回のこのあたりを読んで、「おお、素晴らしい優等生受け!」ともちろんドキドキしながら読み進めていったのですが、さっきも書いたとおり作品から“とにかく暗けりゃいいんだろ”的なニオイを間違えて嗅いでしまい、「このまま2人が不幸になって話が終わって、それで“感動する作品”とか言われるのを目指してるのかな、このマンガは。うぜー!」などと勝手に思いこんでいたわけです。
 すいませんすいませんずびばぜん…。
 今回掲載された最新の第4回を読んで、そんな認識が誤っていたことを痛感しましたが、今あらためて最初から読み返してみれば、そんな暗さもすべてが見事な伏線になっていたことを思い知らされました!
 単に暗いだけのストーリーなどと思っていたちーけんは、じつは松本ミーコハウス先生の手のひらの上で踊らされていた哀れな子羊に過ぎなかったんです…。

 さて、自分への一之瀬の気持ちを見抜いてしまった松原は、「あーゆーのいじめてみたい」の言葉どおり、早速行動に出ます。
 真っ赤になって教室で座っていた一之瀬を見つけると、声をかけたのです。

「ねえ 具合わるそーだね。勉強がんばりすぎちゃった? 保健室行く? 行くよな? な?」

 そう言うと強引に手を引いて教室から一之瀬を連れ出します。
 と、廊下で立ち止まり薄ら笑いを浮かべながら、一之瀬を問い詰める松原。

「一之瀬 お前 ホモだろ。俺 わかんだ そーゆーの。しかもお前さ 俺が好きだろ」

「………」
(真っ赤になって震える一之瀬)

「なあ なんか言えよ。おい」

「………」

「言え」

「………」

「言えよ」


 パニックになった頭の中で、独りごちる一之瀬。

(言ったら きっとバラされて 俺はホモって うしろゆびさされて 一生…)
(そんなの生きていけない 死ぬ)
(…そうか 死ねばいいんだ)
(生きられないなら 死ねばいい)

「…す 好きです…」


 ついに言葉で松原への気持ちを認めてしまった一之瀬。
 ものすごい決意で言っただろう一之瀬のそんな言葉に、松原は馬鹿にしたような笑顔でこう答えるのでした。

「きめえ。でもいーや やろーぜ。俺 なんでもいーから 超ヤリてーの。お前も男ならわかんだろー?」

 どうですか!
 ちーけんが“ただ暗けりゃいいって思ってんだろ、このマンガ家!”と考えてしまった理由を少しはわかっていただけるんじゃないでしょーか(笑)。
 なんだか、とにかくドロドロで救いがない不良×優等生なマンガになりそうで、それ以上読むのが嫌になっちゃったんですよ!

 ストーリーの続き。
 その日、2人は松原の家で初めてのセックスをします。
「初めて? お前 マジメくんだもんなー」などと徹底的に一之瀬のことを蔑みながら抱く松原。
 初めての挿入を痛がる一之瀬に、「声…隣にきかれても お前の声なんか女みてーだし 口おさえんな さめる。泣けよ」と言い放ち、松原は自分の好きなように一之瀬のカラダを扱います。
 しかし、ゴミのように扱われても、一之瀬は「嬉しい」と言って、松原のことを受け入れるのでした。

「あは。もっと泣けよ。俺 よわい奴 いじめんの好き。お前 俺と何がしたいと思ったの?」

「わかんな…」

「わかんなくて あんな目でみるかよ」

「わかんない…ただ好き…。松原くんが俺にさわってるっていうだけで…俺…」

「力抜いてろ」

「あ… あ… あ…」


 ここまでご紹介したところでわかるとおり、優等生・一之瀬くんは聖母のごとく徹底して松原を優しく受け入れる受けキャラとして描かれています。
 対して、受け入れられている松原のほうは、ある意味、“罪人”として描かれているわけです。
 乱暴で自分勝手で、聖母のごとき優しさを持つ一之瀬のことを自分の好きに扱って恥じるところのない唾棄すべき男として。
 だからこそ、そんな松原を受け入れる一之瀬というキャラがぐいぐい立ってくるわけですが、ストーリーはこの後、さらに暗さの度を深め、ともに自分の親に絶望した2人が、ある“行動”に出る様子が描かれます。
 今回掲載の第4回は、その真っ最中の2人の様子が描かれているわけですが、これがまあ、優等生好きにはたまらない展開になっているんですなぁ!
 聖母のごとく、どうしようもない男・松原を受け入れる優等生・一之瀬。
 こういう不良×優等生カップルの醍醐味のひとつは、優等生のことを馬鹿にして徹底的にいじめ抜いたり、カラダを自由にしちゃったりする不良クンの凍えた心を、一途に彼のことを愛してあげる優等生クンの温かい心が溶かしちゃうというところにあると、ちーけんは勝手に定義しているのですが、かな~りそんな展開になってきているのです。
 しかもそれがマンガとしてかな~り高いレベルで!
 はっきり言って、その全貌をすべてご紹介してしまいたいところですが、この一作はぜひみなさんにご自分で読んでいただきたい!
 なので、ほんの一部だけ抜粋してご紹介します。
 今回はエッチシーンもじつは超充実してまして、最初のころのような痛いだけのものじゃなくなっているところが最高なのですが(笑)、その一場面です。
 昼間に海で会って遊んだ女の子たちと別れ、2人きりになった一之瀬と松原。
 ベッドで激しく責め立てられて、息も絶え絶えになった一之瀬が、松原にポツリとこう言うのです。

「…松原君」

「んー?」

「…やきもちやいたの?」

「……」

「…忘れた。だったら何なの」

「………。うれしい」


 はああああああああ!
 何この萌えシーン!
 どうしようもないクズで、優等生・一之瀬のことを虐めまくっていた松原が、いつのまにこんなことに!
 『HertZ』vol.23の391ページの左上のコマ、これ絶対見てください!
 そしてこのシーンのあと、もう胸がキュンキュンする台詞が松原から出るんです。
 あうー。
 もう、初回からのあのストーリーもこの場面も、すべてはこのシーンを導くための伏線だったのですなぁ!
 最高ですよ!
 胸がキュンキュンしすぎて死にそう…。
 あー、もう次回どうなっちゃうのー。
 2ヶ月も待てないよー。
 このシーン見た後で、もう一回最初から読み返すと、ところどころで松原が“サイン”を出していたことに気付くわけですよ!
 ああ~、もしかして松原って一之瀬のことかなり好きなの? 好きなの? 好きなの?
 胸がかーきーむーしーらーれーるーーー!!

 何となく雰囲気としては、次回で最終回になりそうなところで、今回のお話しは終わってます。
 そうすると都合5回の連載ということになりますが、ちょうどコミックスにするのにはいいページ数になりそうですね…。
 出たら絶対買いますよ!
 買わいでか!
 それにしても、毎号『HertZ』に載っている優等生マンガのレビューを書くたびに言ってますが、この雑誌はいま一番面白いですね。
 ぴちぴちしてます。
 毎号600ページ以上ある厚さで、寝っ転がりながらだと読むのも大変ですが、この機会に優等生受けBLが好きな方は、ぜひ何号か買われてみてはいかがでしょうか。
 ヤフオクでもバックナンバーが安く出たりしてますしね。
 こりゃコミックスになるまで待ってられない超名作ですよ!

 ……って、最終回で超アンハッピーエンドの暗黒オチが待っていたりしたら、全部火ぃ点けて燃やしちゃいますけどね!(笑)
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